2024-2025除夜の鐘つきを体験
奈良県のおすすめ寺院4選
大晦日の夜に寺院の梵鐘(ぼんしょう)をつく「除夜の鐘つき」。1年の間に心に溜まった誘惑や悩みをはらい、すっきりと晴れやかな気持ちで新年を迎えるための仏教行事です。
2024年も12月31日(火)に、全国各地のお寺で執り行われます。
そこで今回は、親子で参加したい奈良県の「除夜の鐘つき」を厳選! 各寺院の2024年の開催内容を紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
「除夜の鐘」とは?
「除夜の鐘つき」とは、大晦日から新年になる深夜0時をはさんで108回鐘をつく仏教行事のこと。
“108”は、仏教で煩悩(ぼんのう/身心を悩まし煩わせる心の働き)の数とされています。除夜の鐘をつくことで、煩悩を断ち切り、気持ちよく新年を迎えられると考えられています。
【奈良県奈良市】薬師寺
越年お写経会も
朝廷の保護を受けていた南都七大寺のひとつ「薬師寺」。病気平癒・健康祈願のご利益がある仏様を本尊とし、心身の健康を祈願する参拝者が全国から訪れています。
「白鳳伽藍」と「玄奘三蔵院伽藍」の2つに区分されている薬師寺の敷地。白鳳伽藍で一際目を引くのが、朱色が美しく映える「金堂」。国宝「薬師三尊像」が本尊として安置されています。
12月31日の23時から特設法話会場にて整理券を配布。23時30分頃から整理券を持っている人のみ除夜の鐘に参加できます。お写経道場では、大晦日の20時から、元旦2時まで「越年お写経会」が行われています。この機会に参加してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:奈良県奈良市西ノ京町457
アクセス:電車:近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩すぐ
【奈良県奈良市】東大寺
「日本三大名鐘」のひとつ
日本最大の木造建築とも称される、東大寺大仏殿をもつ奈良「東大寺」。東大寺大仏殿の大きさに圧倒されてしまいますが、創建当初は現在の1.5倍もあったと考えられています。
大仏殿内には、奈良を象徴する御本尊「東大寺盧舎那仏像」、大仏の両脇に鎮座する「虚空蔵菩薩坐像」、「如意輪観音坐像」などがあります。
東大寺にある「東大寺鐘楼」。別名、奈良太郎とも呼ばれており、京都の知恩院、方広寺の鐘とともに「日本三大名鐘」のひとつです。「東大寺鐘楼」の鐘の高さは4m、重量は26トン。鐘が大きいので、先着順に8名1組になって綱をひきます。108回つくため、約800人ほどの人が参加できます。
整理券は12月31日の22時30分頃から配布開始。大きな鐘を鳴らして、新しい年の幕開けを迎えてみませんか?
■スポット概要
所在地:奈良県奈良市雑司町406-1
アクセス:電車:近鉄奈良線「近鉄奈良駅」から徒歩約20分
【奈良県奈良市】唐招提寺
拝観無料で先着順
759年創建の「唐招提寺」。苦難の末に渡来した唐の高僧・鑑真和上によって建てられました。南大門をくぐった正面にそびえるのが国宝「金堂」。平城京にあった建物を移築したもので、現存する唯一の遺構です。
「盧舎那仏坐像」を本尊とし、右側には「薬師如来立像」、左側には「千手観音立像」があり、いずれも国宝に指定されています。
毎年「唐招提寺」では、大晦日の23時40分から鐘楼にて除夜の鐘が行われます。整理券は23時頃から南大門で108枚の番号札が先着順に配布。拝観は無料なので、煩悩を清めるために参加してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:奈良県奈良市五条町13-46
アクセス:電車:近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩約10分
【奈良県桜井市】安倍文殊院
先着順で全員鐘つき可能
「安倍文殊院(あべもんじゅいん)」は奈良県桜井市にあるお寺です。
お寺の御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」の格言で有名な文殊菩薩で、こちらは日本最大の快慶作の国宝です。桜やコスモスの名所としても知られています。
「安倍文殊院」では12月31日の23時45分から先着順で、全員除夜の鐘をつけますよ。事前予約なども不要です。元旦0時からは随時入試合格・厄除初祈祷や厄除け秘法七まいりも実施されるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
■スポット概要
所在地:奈良県桜井市阿部645
アクセス:電車:近鉄・JR「桜井駅」から徒歩約20分
奈良県で除夜の鐘をつけるお寺をまとめてご紹介しました。厳かな鐘の音とともに新年を迎える「除夜の鐘つき」は、子供に伝えたい伝統行事のひとつ。ぜひ親子で体験してみてくださいね。
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年12月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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