2025埼玉県のおすすめ梅まつり4選<br/>絶景に感動!親子の見どころを紹介
更新日2025年01月27日/公開日2025年01月27日

2025埼玉県のおすすめ梅まつり4選
絶景に感動!親子の見どころを紹介

体験する
自然とふれあう
埼玉県入間郡越生町、埼玉県さいたま市、ほか

今回は、埼玉県で開催される「梅まつり&梅イベント」をご紹介します。

県内には“関東三大梅林”のひとつ「越生梅林」をはじめ、魅力あふれる梅の名所がいくつもあり、例年2月から3月にかけて「梅まつり」が開催されています。

美しい梅のお花見だけでなく、子供向けの遊びや伝統文化体験、コンサートなど楽しみが盛りだくさん! ぜひ親子でおでかけしてみてください。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

【関東】梅の名所・梅園・梅林はこちら!

梅の花の起源や歴史を知りたい!

1本の木に紅白の花や2色が混ざった絞りの花を咲かせる「思いのまま」(画像提供:kiyusito31 / PIXTA)
1本の木に紅白の花や2色が混ざった絞りの花を咲かせる「思いのまま」(画像提供:kiyusito31 / PIXTA)

梅の起源は、もともと日本に自生していたという説のほか、大和時代に中国(呉)の高層がもたらした、奈良時代に遣唐使が薬木として中国から持ち帰ったなどの説があります。

「万葉集」にも多数登場

寒い冬に咲く姿から「忍耐」「不屈の精神」という花言葉もつけられています(画像提供:keite.tokyo / PIXTApixta)
寒い冬に咲く姿から「忍耐」「不屈の精神」という花言葉もつけられています(画像提供:keite.tokyo / PIXTApixta)

7~8世紀の和歌を集めた「万葉集」では、桜よりも梅をテーマにした歌のほうが多く詠まれており、当時の人気のほどが伺えます。

「梅は百花の魁(さきがけ)」という言葉があるように、梅は幾多の花々よりも早く、まだ寒い時期に咲く花です。そのため「万葉集」にも、雪と一緒に詠まれた歌がいくつも残されています。

ちなみに「梅は百花の魁」という言葉には、「優れた人は、誰よりも先に世に出るもの」というニュアンスがあります。梅の花も豊かな才能やリーダーシップを感じさせる「先駆け」の花といえるでしょう。

江戸時代に愛された「梅の花見」

江戸・亀戸にあった「梅屋敷」での花見の様子。「東都名所 亀戸梅屋舗ノ図」 歌川広重/出典:国会図書館デジタルコレクション
江戸・亀戸にあった「梅屋敷」での花見の様子。「東都名所 亀戸梅屋舗ノ図」 歌川広重/出典:国会図書館デジタルコレクション

花見というと桜を想像しますが、江戸の人々は梅、桜、菊とさまざまな花見を楽しんでいました。江戸の花見は「梅に始まり菊に終わる」といわれ、一年初めの花見として愛されたのが梅の花です。

今も続く「梅まつり」は、昔の風流人たちが好んだ梅の花見を体感できる絶好の機会。さっそく親子でおでかけしてみましょう!

【越生町】梅まつり/越生梅林(2025年2月15日~3月16日)

祭り会期中には梅の下をミニSLが走ります(画像提供:momo / PIXTA)
祭り会期中には梅の下をミニSLが走ります(画像提供:momo / PIXTA)

越生町(おごせまち)は合計約2万5,000本の梅が栽培されている“梅のまち”。

なかでも、越辺川の清流沿いに広がる「越生梅林」は、茨城県水戸市の「水戸偕楽園」、神奈川県小田原市の「曽我(そが)梅林」とともに“関東三大梅林”のひとつに数えられる名所です。

満開の時期には感動的な景色が広がります(画像提供:denkei / PIXTA)
満開の時期には感動的な景色が広がります(画像提供:denkei / PIXTA)

2025年2月15日(土)~3月16日(日)には、毎年恒例の「梅まつり」が盛大に開催されます。

約2ヘクタールの広大な敷地に、樹齢約400年の古木や「白加賀」など約1,000本の梅の木があり、圧巻の景色と甘い香りに包まれます。

土日祝日には、お囃子や和太鼓演奏、獅子舞などが催されるほか、ミニSLも運行され、親子で楽しい一日を過ごせますよ。

2月22日(土)、3月1日(土)には梅の花のライトアップが行われます。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:越生梅林(埼玉県入間郡越生町堂山118)
開催期間:2025年2月15日(土)~3月16日(日)※ライトアップ2月22日(土)、3月1日(土)
梅の見頃:例年2月中旬から3月中旬
アクセス:電車:東武鉄道、JR八高線「越生駅」からバスで約10分、「梅林入口」バス停で下車
駐車場:あり

【越谷市】梅まつり/越谷梅林公園(例年3月上旬/2025年は確認中)

梅を眺めながらのんびりお散歩♪
梅を眺めながらのんびりお散歩♪

宮内庁が管理する「埼玉鴨場(かもば)」に隣接する「越谷梅林公園」。約2万8,000平方メートルの広大な敷地を誇る梅の名所です。

例年3月上旬には「梅まつり」を開催(2025年の詳細は確認中)。地元団体による催しが開かれ、模擬店が並び、大いに賑わいます。

約40種・300本の梅の木が花を咲かせます
約40種・300本の梅の木が花を咲かせます

散策しながら「白加賀」、「梅郷」、「紅梅」など約40種・300本の梅のお花見が楽しめ、暖かな日は芝生広場でピクニックするのもおすすめです。

場所は東武伊勢崎線「北越谷駅」から歩いて20分ほど。

市内には「越谷いちごタウン」や「しらこばと水上公園」といった親子向けスポットも充実しています。梅のお花見とあわせて観光してみてくださいね。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:越谷梅林(埼玉県越谷市大林203-1)
開催期間:2025年3月1日(土)・2日(日)
梅の見頃:例年2月下旬〜3月上旬
アクセス:電車:東武伊勢崎線「北越谷駅」西口から徒歩で約20分
駐車場:あり

【さいたま市】梅まつり/大宮第二公園(2025年2月15日~3月9日)

「大宮第二公園」の梅林(画像提供:静かなラッパ吹き / PIXTA()
「大宮第二公園」の梅林(画像提供:静かなラッパ吹き / PIXTA()

埼玉県さいたま市の「大宮第二公園」では、園内の梅林が見頃となる例年2月中旬~3月上旬に、「梅まつり」が行われています。

「紅梅」、「紅冬至」、「白加賀」、「曙枝垂」(あけぼのしだれ)など約40品種・500本の梅が咲き誇り、会期中の土・日曜を中心に梅まつりコンサートや、梅林ガイドツアー、全国大陶器市などが催されます。

「梅林ガイドツアー」を詳しくチェック!

池のほとりに咲く枝垂れ梅(画像提供:T&As / PIXTA)
池のほとりに咲く枝垂れ梅(画像提供:T&As / PIXTA)

同園は、瓢箪(ひょうたん)池や遊歩道、日本庭園、小さな子供向けの遊具もある憩いの場。暖かい日には芝生広場でピクニックするのもいいですね。

■イベント概要&開花情報
開催スポット:大宮第二公園(埼玉県さいたま市大宮区寿能町2-405)
開催期間:2025年2月15日(土)~3月9日(日)
梅の見頃:例年2月中旬~3月上旬
アクセス:電車:東武野田線「大宮公園駅」から徒歩で約20分、またはJR「大宮駅」東口から「宮下・岩槻駅」行きのバスに乗車、「芝川」バス停で下車
駐車場:あり

【長瀞町】長瀞宝登山梅まつり/長瀞宝登山梅百花園(2025年2月22日~3月16日)

宝登山の山肌が白~ピンク~紅色のグラデーションに染まります
宝登山の山肌が白~ピンク~紅色のグラデーションに染まります

長瀞町の宝登山山頂に広がる「長瀞宝登山梅百花園」では、例年2月中旬から3月下旬にかけて、早咲きの「冬至」や、「月の三銘花」、「珍花」など約170種・470本の梅が咲き誇ります。

2025年2月22日(土)~3月16日(日)の期間、「冬の花物語2025」のひとつとして「長瀞宝登山梅まつり」を開催。晴れた日におでかけして、秩父連山、秩父盆地の絶景とともに梅を楽しむのがおすすめです。

「長瀞山 不動寺」の枝垂れ梅(画像提供:長瀞町観光協会)
「長瀞山 不動寺」の枝垂れ梅(画像提供:長瀞町観光協会)

また、宝登山ロープウェイ「山麓駅」のそばにある「長瀞山 不動寺」にも、約150本のさまざまな枝垂れ梅が植えられているので、ぜひチェックしてください♪

■イベント概要&開花情報
開催スポット:長瀞宝登山梅百花園(埼玉県秩父郡長瀞町長瀞)
開催期間:2025年2月22日(土)~3月16日(日)
梅の見頃:例年2月中旬~3月下旬
アクセス:電車:宝登山ロープウエイ「山頂駅」すぐ
駐車場:あり(ロープウェイ山麓駅)

公式サイト

2月~3月の寒暖差のある時期に行われる「梅まつり」。体温調節しやすい服装でおでかけして、楽しい一日を過ごしてくださいね。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。