越谷でいちご狩り食べ放題を体験!
親子で遊べる周辺スポットも紹介
埼玉県越谷市は「水郷こしがや」と呼ばれるほど多くの水源に恵まれ、古くから農業が盛んなまち。現在ではフルーツ栽培を行う農家も多く、いちご狩りやぶどう狩りなどの観光農園が10カ所以上も点在しています。特に例年1月から5月にかけては、甘くてみずみずしい大粒のいちごを目当てに、多くのファミリーが市内を訪れます。
東京都内から車で約1時間、電車やバスでもアクセスできる農園も多く、普段の休日を利用して気軽に行けるのも大きな魅力。
そこで今回は、関東最大級のいちご園「越谷いちごタウン」に親子で潜入! 「越谷産のいちごはすごくおいしい!」との評判を確かめるべく、45分間食べ放題のいちご狩りを体験してきました。その様子をレポートするとともに、あわせて立ち寄りたい市内のおすすめスポットもご紹介します!(いこーよとりっぷライター・齋藤久美子)
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「越谷いちごタウン」でいちご狩りを体験!
今回やってきたのは関東最大級の観光農園「越谷いちごタウン」。広々とした駐車場を完備しており、東武伊勢崎線「越谷駅」からバスで約15分、またはJR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」からバスで約8分と、電車でもアクセスしやすい場所にあります(バスの本数が少ないので、事前に確認しておくと安心!)。
料金は時期により異なり、2024年は4月7日(日)まで小学生以上2,500円、3歳~未就学児1,300円。4月9日(火)から閉園日の5月31日(金)までは小学生以上2,000円、3歳~未就学児1,100円です。
子供が自分でいちごを摘み取れるから楽しい!
園内にある8棟のビニールハウスでは、約10種類ものいちごを栽培。予約した当日も、多くのファミリーが訪れていました。
ハウス内に入ってみると、真っ赤に熟した大粒のいちごがたくさん! 2段の高設栽培になっているので、下段にあるいちごなら、小さな子供も自分で摘みとれます。
おいしいいちごの見分け方は?
どれを摘み取ろうかと迷っていると、取材に同行して下さったスタッフの方がおいしいいちごの見分け方を教えてくれました。
「品種によって形や大きさはさまざま。小粒でも完熟していれば濃厚な味わいが楽しめます。注目してほしいのは、サイズよりも色やツヤ。ヘタの方まで赤く鮮やかで、ピンと張りがあるものが完熟している証です」(スタッフ・和田さん)
教わった通りに真っ赤ないちごを1つ摘み取って食べてみると、「あま~い!」と目を輝かせる息子。摘みたての完熟いちごは、甘さもみずみずしさも段違いです。しかも息子が“いちごを甘い”といったのはこれが初めて!
いちごの酸っぱさが苦手で家ではあまり食べなかったのですが、このあともパクパクと積極的に食べていたので驚きました。自分で摘み取れるのも楽しかったようです♪
県のオリジナル品種「あまりん」「かおりん」も食べ放題
ハウスによって摘み取れるいちごの品種が異なるので、複数のハウスをはしごするのがおすすめ。人気はやっぱり埼玉県オリジナルの新品種「あまりん」と「かおりん」です。この日は食べ放題が始まって数十分後には、完熟いちごがほとんどなくなってしまうほどでした。
ハウスの外では、いちご園の看板娘・やぎのベリーちゃんがお出迎え。えさやりも楽しめました。
45分間の食べ放題はあっという間に終了。帰りにおみやげのいちごパックを購入し、息子も大満足のいちご狩りとなりました♪
■越谷いちごタウン
所在地:埼玉県越谷市増森1-41
期間:2024年1月3日(水)~5月31日(金)
営業時間:10:00~15:00(最終受付14:30)
定休日:【1月・2月】月曜日・金曜日 【3月~5月】月曜日
※いちごの生育状況より臨時休園あり
※月曜日が祝日の場合は営業し火曜日が休園
「リユース展望台」は東京スカイツリー、富士山、筑波山を一望できる穴場!【越谷いちごタウンより徒歩約10分】
「越谷いちごタウン」のすぐそばに無料の展望台があると聞き、せっかくなのでこちらにも立ち寄ってみました。
「リユース展望台」はごみ処理施設の煙突を利用した展望台。月~金曜の9時から17時と、第3日曜の9時から16時30分(最終受付はともに30分前)に無料で公開しています。まずは2階正面玄関で受付を済ませ、エレベーターで展望台へ。
展望台に上ってみると、360度の美しい景色が広がっていました。天気がよければ、富士山や筑波山、東京方面にはビル群や東京スカイツリーも見渡せます。
例年7月下旬~8月中旬の期間は、田んぼを巨大なキャンバスに見立てて稲穂で絵を描く「田んぼアート」も楽しめるそうですよ。
■リユース展望台
所在地:埼玉県越谷市増林3-2-1
営業時間:平日9:00~17:00(16:30受付終了)/第3日曜9:00~16:30(16:00受付終了)
定休日:土・日曜
その他:月~金曜は2階正面玄関、第3日曜は展望台の入口で受付
日本最大級の複合施設「イオンレイクタウン」&周辺スポットへ【越谷いちごタウンより車で約10分】
越谷市を訪れたら「イオンレイクタウン」にも足を運びたいところ。ショッピングやグルメはもちろん、キッズ向けの施設も充実しています。また、レイクタウンの周辺にも楽しい施設がいろいろ! まずは、レイクタウン内にあるおすすめスポットを2つご紹介します。
親子でにゃんことたわむれる♡ 猫カフェ「MOCHA」
動物好きの親子には、「mori」エリアの1階にある猫カフェ「MOCHA」(モカ)が大人気。子供NGの猫カフェも多い中、ここは3歳以上なら保護者同伴で一緒に入店できます。
陽光が差し込む明るい店内では、約25匹の猫たちが気ままに暮らしていて、抱っこしたり、写真を撮ったり、自由に触れ合えます。猫の気を引きたい時は、猫じゃらしなどのおもちゃや猫のおやつ(有料、数量限定)を上手に使ってみると振り向いてくれるかもしれません♪
みんなで1列に並んでもぐもぐ食事をする「ごはんタイム」も必見。10時30分と19時30分の1日2回行われています。
料金は10分220円で、ドリンクバー代385円が別途必要。予約不要です。
■猫カフェ MOCHA イオンレイクタウン店
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン3-1-1 イオンレイクタウンmori 1F
営業時間:10:00~20:00(最終入店19:30)
定休日:なし
新感覚のバラエティスポーツでリフレッシュ!「VS PARK」
体を思いっきり動かすなら、「mori」エリア3階にある「VS PARK」(ブイエスパーク)へ。2021年に関東に初進出した新感覚のバラエティスポーツ施設です。
回転する障害物をジャンプで避ける「ジャンプ×ジャンプ」、VRを装着して激流を下る「冒険川下りVR ラピッドリバー」など、挑戦できるアクティビティは全部で24種類。テレビ番組でもよく見かけるゲームばかりで、子供はもちろん大人も大興奮です!
アクティビティのなかでも人気No.1を誇るのが、猛獣と短距離走を競う「ニゲキル」。大画面に映るチーターやバイソンから全速力で逃げるのですが、これがなかなかの迫力。「昔はもっと走れたのに…」という大人の声が聞こえてきそうですね。
料金(120分)は、平日大人2,900円、学生2,400円、小学生1,900円。土・日・祝日は大人3,000円、学生2,500円、小学生2,000円です。
■VS PARK イオンレイクタウンmori店
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン3-1-1 イオンレイクタウンmori3F
営業時間: 10:00~21:00(最終受付 19:00)
定休日:なし
ほかにもレイクタウン内には「あそびパークPLUS」や「モーリーファンタジー/スキッズガーデン」など、キッズ向けの屋内遊び場がいっぱい! 「スキッズガーデン」は、子供を一時的に預けることができるので、パパママだけでショッピングを楽しむことも可能です。
続いてJR越谷レイクタウン駅周辺の施設を2つご紹介します。
「大相模調節池」でディンギー&サイクリングを満喫!
「イオンレイクタウン」の目の前に広がる大きな湖。ここは「大相模調節池」といって水害対策として作られたものですが、普段は憩いの場として親しまれており、気候の穏やかな日に親子で休憩するにはぴったりの場所です。
天気のいい日は、無料のレンタサイクルを利用して池の周辺をサイクリングするのも気持ちがいいですよ! 池のほとりにある「水辺のまちづくり館」で貸し出しをしています。
例年4月~11月の暖かい季節には、日曜限定でヨットやカヌー、カヤックに乗れる「レイクタウンボートパーク」を開催 。小型のヨット(ディンギー)は安定性が高く、子供も比較的安心です。空きがあれば当日も利用できますが、予約をするのが確実です。料金はディンギー1艇1時間2,000円です。
■大相模調節池 レイクタウンボートパーク
開催地:大相模調節池(埼玉県越谷市レイクタウン2丁目)
営業時間:4月~11月 10:00~16:00(日曜のみ)
定休日:平日(大相模調節池と周辺は常時開園)
「FlyStation」でインドアスカイダイビングを体験!
イオンレイクタウンと反対側の南口には、屋内でスカイダイビングが楽しめる日本初の施設「FlyStation」(フライステーション)があります。
インドアスカイダイビングに欠かせないのが、ウインドトンネルという装置。
下から吹き上がってくる最大時速360kmの風にうまく体をのせると、まるで空を飛んでいるみたいにふわっと浮くんです!
初めて体験する人も、インストラクターがしっかりサポートしてくれるから安心。上空の航空機から落下する屋外のスカイダイビングは、ある程度体が大きくないとできませんが、こちらは4歳から体験できますよ。
料金は1フライトにつき平日は大人5,800円、子供 (4~15歳)5,500円。休日は大人6,300円、子供6,000円です。
■FlyStation
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン6-19-3
営業時間:月~木曜11:00~18:00、金~日曜・祝日10:00~19:00
※子供は生年月日が記載された身分証明書が必要
サイクリング&遊具が満載「しらこばと水上公園」【越谷いちごタウンより車で約12分】
「しらこばと水上公園」は、埼玉県越谷市と岩槻市にまたがる広大な公園。流水プールやスライダーなどを備えた夏のプールが人気ですが、春はサイクリングやアスレチック遊具、バーベキューなどが楽しめます。
レンタル自転車があり、園内のサイクリングコースをぐるっと周回できます。補助輪付きの子供用自転車やストライダー、変形自転車など種類も多彩に用意されているので、自転車に乗り慣れていない子がいても家族みんなで楽しめます。
木々に囲まれた「コバトンの森」エリアには、大小さまざまな大型複合遊具を設置。体力がありあまっている子供を遊ばせるには、うってつけの場所です。ロープを使って急な坂を上ったり、吊橋を渡ったり。仕掛けがいっぱいの遊具に子供もきっとワクワクが止まらないはず!
■しらこばと水上公園
所在地:埼玉県越谷市小曽川985
開園時間:常時、駐車場は9:00~17:00
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月31日、1月1日)、施設点検日(9月29日)、その他点検日
オーストラリアの美しい鳥と出会える「キャンベルタウン野鳥の森」【越谷いちごタウンより車で約10分】
オーストラリアのキャンベルタウン市との姉妹都市提携10年を記念して開設された「キャンベルタウン野鳥の森」には、オーストラリアからやってきた珍しい鳥たちがたくさんいます。
動物園の展示は、一般的に柵越しに観察するものですが、ここでは園内全体が大きなケージになっていて、放し飼いにされています。園内を歩いていると日本では見慣れない鳥たちが間近に座っていたり、歩いていたりして、思わずテンションが上がります♪
園内の一角には、子供が遊べる複合遊具も設置されています。高校生以上100円、小・中学生30円、未就学児(要保護者同伴)無料と入園料もお手頃で、子供を連れてちょっと立ち寄るにはもってこいの場所ですよ。
■キャンベルタウン野鳥の森
所在地:埼玉県越谷市
開園時間:9:00~16:00(最終入園15:30)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
歴史ある宿場町を親子でまち歩き「旧日光街道」【越谷いちごタウンより車で約13分】
東京日本橋と栃木県日光市をつなぐ日光街道の3番目の宿場町として栄えた越谷市には、今も古民家や蔵が現存。おしゃれなカフェやギャラリーに生まれ変わっているんです!
古民家施設「はかり屋」で“越谷産の野菜”をショッピング
旧日光街道沿いで、明治38年(1905年)から越谷のまちを見つめ続けてきたお屋敷をリノベーションした「はかり屋」は、レストランやショップ、ギャラリーが集まる複合施設。2018年にオープンし、現在は越谷市の新たなシンボルとして多くの人が訪れています。
立ち寄ったついでに、旬の野菜を販売する「遊佐農場」で地場産の野菜をおみやげに購入するのもおすすめ。農薬や化学肥料を使わない採れたての野菜は、味わいも格別です。
■はかり屋
所在地:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8
営業時間: 店舗により異なる、遊佐農場は11:00~18:00
定休日:店舗により異なる、遊佐農場は水曜
「はかり屋」の向かいには、小さな絵本の図書館「糀屋」も!
はかり屋から2020年に独立した向かいの「糀屋」にも、ぜひ足を運んでみてください。
店内には絵本がたくさん。日~火曜は絵本の読み聞かせをする小さな図書館カフェ「watage(わたげ)」、水曜は糀調味料のおうちごはんランチを提供する「蔵カフェkocho kocho」が営業しています。
蔵の2階ではもの作りのワークショップや音楽鑑賞、ヨガなども開催。地域の人々の新しい居場所になっています。
■糀屋
所在地:越谷市越ヶ谷本町3-29 都築駐車場内 蔵
営業時間:
【watage】日~火曜10:30~17:00
【蔵カフェkocho kocho】水曜11:00~17:00
※日によって営業時間が異なります。その他最新情報は公式FBをご確認ください
まち歩きの休憩は子連れに優しい「CAFE803 」へ
同じく旧日光街道沿いにある「CAFE803」(カフェハチマルサン)は、親子連れを歓迎してくれるコミュニティカフェです。
小さな子供を連れて行くなら、奥の小上がり席がおすすめ。子供が飽きてしまわないように絵本やおもちゃ、ボードゲームなどが用意されています。
おなかを満たすなら、店頭に並ぶ焼きたてパンのなかから好きなパン1つと、ハンバーグやチキンソテーなどのメインディッシュ、サラダ、スープなどがつく日替わりランチをどうぞ。
「自宅でも仕事場でもないサードプレイス(3番目の居心地のいい場所)を目指しています。地元のイベントやサークル、ワークショップなどの情報発信の場にもなっているので、気軽に立ち寄ってくださいね」とオーナーの井橋さん。
訪れるたびに新たなコミュニティが広がりそうな地域密着型のカフェ。なにより時間を気にせずくつろげるのが、親子連れにはありがたいですよね。
■CAFE803
所在地:埼玉県越谷市越ヶ谷3-3-16
営業時間:平日9:00〜18:00、土・日・祝日9:00〜17:00
定休日:木曜、第1第3第5月曜、年末年始など
春の花が満開!フラワースポットめぐり【越谷いちごタウンより車で10~15分】
暖かくなってくると、市内の各所で梅や桜、チューリップといった春の花々が咲き誇り、花を満喫できるイベントが開催されています。
約6万本のチューリップ畑をおさんぽ「出羽公園」
JR武蔵野線の南越谷駅と東川口駅の間にある「出羽公園」は、桜とチューリップの名所。毎年3月下旬には「出羽チューリップコミュニティフェスタ」が催され、多くの人でにぎわいます。2024年は3月31日(日)9時45分~16時に開催予定です。
地域の住民や小・中学生が育てたチューリップが園内を埋め尽くす光景は壮観! 色とりどりの可憐な花を眺めながら園内を散歩していると、春の訪れをしみじみと実感できます。
桜の季節はお花見スポットとしても親しまれています。晴れた日に桜の下にシートを敷いて、ピクニックをするのも楽しそうですね♪
園内には芝生広場や複合遊具のある児童広場など、子供が遊べるスペースも充実。JR武蔵野線沿いにあるため電車を眺めることもできますよ。
■出羽公園
所在地:埼玉県越谷市七左町4-222
定休日:常時開園
※2024年の「出羽チューリップコミュニティフェスタ」は3月31日(日)9時45分~16時に開催予定
料金:入園無料
満開の梅を見ながらピクニック♪「越谷梅林公園」
梅の花を愛でるなら、元荒川沿いにある「越谷梅林公園」へ。東武伊勢崎線・北越谷駅から徒歩約20分、宮内庁が管理する「埼玉鴨場(かもば)」に隣接しています。
ここには約28,000平方メートルの敷地内に、約40種300本もの梅の木が植えられ、春の訪れを告げるように美しい花を見せてくれます。園内には広い芝生広場もあり、温かい日は梅の花を眺めながらピクニックするのもおすすめです。
見頃を迎える3月上旬に毎年「梅まつり」を開催しています。
■越谷梅林公園
所在地:埼玉県越谷市大林203-1
定休日:常時開園
料金:入園無料
絶景の桜並木を親子でのんびり歩こう♡「元荒川桜堤」
東武伊勢崎線・北越谷駅の西口から徒歩5分ほどの元荒川沿いにある桜並木も圧巻。約350本のソメイヨシノが約2kmに渡って咲き誇り、満開の桜の下を歩くだけでも気持ちのいいお散歩スポットです。
桜のシーズンになると、土手にシートを広げてお花見を楽しむ人の姿も。水面に映える桜の姿も見ものです。
■元荒川桜堤
所在地:「北越谷第五公園」越谷市北越谷5-482から「大沢橋」越谷市大沢1-1付近
定休日:常時開園
料金:入園無料
※例年開催されていた「北越谷桜まつり」は今後開催中止
越谷市の親子向けスポットマップ
越谷市には子連れで楽しめるスポットがたくさん。いちご狩りと一緒に予定を組んで、1日遊び尽くしましょう!
記事を書いた人
齋藤久美子
おでかけ、グルメ、レシピ、育児ライター。栄養士。趣味は食べ歩き。最近の楽しみは何もない休日に子供と一緒にふらりと遊びにでかけること。
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