【2025】東海の「ひな祭り」イベント<br/>1万個のつるし雛や巨大雛壇も
更新日2025年02月21日/公開日2025年02月07日

【2025】東海の「ひな祭り」イベント
1万個のつるし雛や巨大雛壇も

見る
愛知県名古屋市、静岡県賀茂郡東伊豆町

3月3日は、女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いする「ひな祭り」。旧暦の3月3日が桃の花が咲く季節でもあることから「桃の節句」とも呼ばれています。

今回は、愛知県をはじめ東海地方で開催される「親子向けのひな祭り」イベントをご紹介。華やかな雛飾りを鑑賞できるほか、親子で参加できる催しなども多数行われます。ひな祭り豆知識なども紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

東海地区の雄「名古屋おもてなし武将隊」が名古屋のおすすめ情報を紹介

「ひな祭り」とは?

季節の節目の邪気払いのひとつとして行われていた「ひな祭り」(画像提供:kai / PIXTA)
季節の節目の邪気払いのひとつとして行われていた「ひな祭り」(画像提供:kai / PIXTA)

「ひな祭り」のルーツは、古代中国から伝わった「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」。上巳とは3月上旬の巳の日(みのひ)を意味し、昔から、季節や物事の節目には邪気が入りやすいと考えられていたため、季節の節目の邪気払いのひとつとして行われていました。

江戸幕府によって上巳の節句が五節句(重要な年中行事と制定された、5つの式日)のひとつになると、女の子の成長を祈願する行事となり、「ひな祭り」と呼ばれて親しまれるようになりました。

「ひな祭り」は、「桃の節句」とも呼ばれますが、桃は古来より神聖な果実とされ、邪気を祓う力があるといわれています。旧暦の3月3日が桃の花が咲く季節でもあることから「桃の節句」という名になりました。

ひな人形を飾る理由は?

元々は紙の人形だったひな人形(画像提供:リョーさん / PIXTA)
元々は紙の人形だったひな人形(画像提供:リョーさん / PIXTA)

そもそもひな人形誕生には2つの由来があります。ひとつは、人形が人間の代わりに厄を引き受けてくれると考えられていたことから、人形(ひとがた)に自分の穢れ(けがれ)を移して川や海に流したという「身代わり信仰」。

もうひとつは、平安時代に貴族の子供たちの間で盛んだった「雛遊び(ひなあそび/ひいなあそび)」で、紙の人形を使ったおままごとです。

これらが結びつき、人の厄を引き受ける男女一対の紙製立雛が誕生。やがて人形作りの技術が発展し、紙の人形から立派なひな人形へ、流すものから飾るものへと変化してきました。こうして、女の子が生まれるとひな人形を用意し、健やかな成長と幸せを願いお祝いする行事となりました。

「ひな祭り」の雑学!飾る時期や片付ける時期も(姉妹サイト「いこーよ」)

【愛知県名古屋市】雛のつるし飾り(2025年2月3日〜3月3日)

約1万個のつるし雛が織りなす幻想的な世界
約1万個のつるし雛が織りなす幻想的な世界

愛知県名古屋市にある「名古屋マリオットアソシアホテル」では、2025年2月3日(土)~3月3日(月)まで、「雛のつるし飾り」が展示されています。

15回目を迎える2025年は、巳年にちなみ「へび」をモチーフにした雛をはじめ、フクロウ(不苦労)や、鯛(めでタイ)、など、ひとつひとつに願いが込められたつるし飾り約1万個を段飾りとともに展示。ホテルスタッフが制作に参加した「マリオットラビット」の雛飾りもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

「雛のつるし飾り」の詳しい情報はこちら

【愛知県豊田市】2025年 第27回 中馬のおひなさんin足助(2025年2月8日〜3月9日)

展示場所やイベントが掲載されてイッル「おひなさんマップ」を見ながら、まちなかを巡ろう!
展示場所やイベントが掲載されてイッル「おひなさんマップ」を見ながら、まちなかを巡ろう!

愛知県豊田市の「足助のまちなみ一帯」では、2025年2月8日(土)〜3月9日(日)まで「中馬のおひなさんin足助」が開催されます。

中馬街道の行商人から足助の家々に残った貴重な土びなを、江戸時代から続く足助のまちなみにある約100軒の商家・民家の玄関先や店内に展示。イベント期間中は、スタンプラリーやお菓子がもらえる"がんどう"、土人形絵付け実演と体験など親子で楽しめるイベントも行われますよ。

親子で足助の春を感じながら、おひなさん巡りを楽しでみてはいかがでしょうか。

「中馬のおひなさんin足助」の詳しい情報はこちら

【愛知県瀬戸市】第24回 陶のまち 瀬戸のお雛めぐり(2月1日〜3月9日)

高さ4mの巨大ひな壇「ひなミッド」は必見!
高さ4mの巨大ひな壇「ひなミッド」は必見!

愛知県瀬戸市の「瀬戸蔵」などでは、2025年2月1日(土)〜3月9日(日)まで「第24回 陶のまち 瀬戸のお雛めぐり」が開催されています。

イベント期間中は、瀬戸のまちなかがお雛さまでいっぱい! メイン会場の瀬戸蔵には、”せともののまち”ならではの陶磁器やガラスで創作された約800体の創作雛を飾った巨大ひな壇「ひなミッド」が登場します。

さらに、お雛ランチ・スイーツが楽しめるほか、週末にはお雛さま作り体験などのイベントも盛りだくさん。ぜひ、親子で瀬戸のまちを散策しながら、素敵なお雛さまを見におでかけてみてはいかがでしょうか。

「第24回 陶のまち 瀬戸のお雛めぐり」の詳しい情報はこちら!

【愛知県高浜市】人形小路 雛めぐり(2025年2月22日〜3月9日)

見て楽しいよしはまの「雛めぐり」散歩
見て楽しいよしはまの「雛めぐり」散歩

愛知県高浜市の「人形小路一帯」では、2025年2月22日(土)〜3月9日(日)に「人形小路 雛めぐり」が開催されます。

期間中は、飾られなくなったひな人形が市内のスポットを紹介する「福よせ雛」や、スタンプラリー、マルシェなど家族で楽しめるイベントが盛りだくさん。3月1日(土)と8(日)には、子供たちが華やかな衣装をまといまちを歩く「こども雛行列」を行われます。

また、まちなかの家々では、沿道に向かってひな人形が飾られ、人形のまちならではの趣向を凝らした演出も見られますよ。

人形小路 雛めぐり」の詳しい情報はこちら


【静岡県東伊豆町】第28回 雛のつるし飾りまつり(2025年1月20日〜3月31日)

「雛のつるし飾り」とは、ひな祭りに飾られるひな人形の雛壇の両脇につるされる、手作りの人形のこと
「雛のつるし飾り」とは、ひな祭りに飾られるひな人形の雛壇の両脇につるされる、手作りの人形のこと

静岡県東伊豆町の「稲取温泉」では、2025年1月20日(月)から3月31日(月)まで「第28回 雛のつるし飾りまつり」が開催されています。

雛のつるし飾り発祥の地である「稲取温泉」では、メイン会場の「稲取文化公園 雛の館」に6,409個のジャンボつるし飾りとジャンボ雛壇が飾られ、華やかな雰囲気を楽しめます。

「雛のつるし飾りまつり」期間中には、河津町で「河津桜まつり」も行われ、早咲きの桜を楽しめますよ。春の訪れを感じられるイベントに、ぜひ親子でおでかけしてみてださいね。

「第28回 雛のつるし飾りまつり」の詳しい情報はこちら

「河津桜まつり」の情報をチェック!

【静岡県東伊豆町】素盞嗚神社雛段飾り(2025年2月15日〜3月9日)

ひな飾りの段数日本一!
ひな飾りの段数日本一!

静岡県東伊豆町にある「素盞嗚(すさのお)神社」では、2025年2月15日(土)〜3月9日(日)まで「素盞嗚神社雛段飾り」が開催されます。

1617年創立の由緒ある神社の石段118段に、稲取の人々の想いが込められた500体もの雛人形とつるし飾りが並ぶ圧巻の光景は必見。ぜひ親子で伝統行事の素晴らしさを体感しましょう。

「素盞嗚神社雛段飾り」の詳しい情報をはこちら

【静岡県藤枝市】岡部宿大旅籠柏屋 ひなまつり(2025年2月6日〜4月6日)

日本最医大級の等身大ひな人形や志太天神を展示
日本最医大級の等身大ひな人形や志太天神を展示

静岡県藤枝市の「岡部宿大旅籠 柏屋」では、2025年2月6日(木)〜4月6日(日)の期間、「岡部宿大旅籠柏屋 ひなまつり」が行われます。

全国的にも珍しい等身大雛人形や京都御所をかたどった江戸時代の貴重な御殿飾などを展示。特定日には、ひなあられのプレゼント(小学生以下先着100人)や、ひな祭り茶会、マルシェ、ワークショップなど、家族でひなまつりを楽しめるイベントも開催されますよ。

「岡部宿大旅籠柏屋 ひなまつり」の詳しい情報はこちら

【静岡県袋井市】可睡齋ひなまつり(2025年1月1日〜3月31日)

32段、1,200体のおひなさまが並びます
32段、1,200体のおひなさまが並びます

静岡県袋井市の「秋葉総本殿可睡齋」では、2025年1月1日(水・祝)〜3月31日(月)まで「可睡齋ひなまつり」が開催されています。

国登録有形文化財の「可睡齋瑞龍閣」に、1,200体ものおひなさまが並ぶ圧巻の光景が広がり、訪れた人を魅了します。期間中は、室内ぼた庭園や精進料理、外階段の装飾など見どころ満載。子供の健やかな成長を願うひなまつりに、ぜひ家族みんなで足を運んでみてください。

「可睡齋ひなまつり」の詳しい情報はこちら


【三重県いなべ市】あげきのおひなさん(2025年2月16日〜3月3日)

阿下喜のまちなかを、のんびり散策してみませんか?
阿下喜のまちなかを、のんびり散策してみませんか?

三重県いなべ市の「阿下喜商店街」では、2025年2月16日(日)〜3月3日(月)まで「あげきのおひなさん」が行われます。

昭和の風情が残る約80軒の軒先に、華やかな段飾りや吊しびな、手作りの作品などが飾られます。家族みんなで阿下喜のまちなかを散策しながら、個性豊かな雛飾りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「あげきのおひなさん」の詳しい情報はこちら

【三重県伊勢市】第21回おひなさまめぐり in 二見(2025年2月4日〜3月9日)

今回で最後となる「おひなさまめぐりin二見」。お見逃しなく!
今回で最後となる「おひなさまめぐりin二見」。お見逃しなく!

三重県伊勢市の「夫婦岩表参道一帯~池の浦地区」では、2025年2月4日(火)〜3月9日(日)に「第21回おひなさまめぐり」が開催されます。

夫婦岩表参道を中心に、約80ケ所に5,000体ものひな人形が展示。まちなかには、菜の花やもち花が飾られ、早春の二見浦を彩ります。国指定重要文化財の「賓日館」では古いお雛様を鑑賞でき、二見生涯学習センターでは手作りのつるし雛や浜参宮のジオラマが楽しめますよ。

親子で二見のおひなさまめぐりを満喫しませんか?

「第21回おひなさまめぐり」の詳しい情報はこちら

【三重県伊勢市】おかげ横丁ひなまつり(2025年2月22日〜3月3日)

桃の節句をみんなで祝う楽しい催し
桃の節句をみんなで祝う楽しい催し

三重県伊勢市の「おかげ横丁」では、2025年2月22日(土)〜3月3日(月)まで「おかげ横町のひなまつり」が行われます。

各店舗には見立て雛が飾られ、歩きながらその様子を見つけるのも楽しみのひとつ。ひな人形を眺めながら、家族みんなで桃の節句を心踊る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

「おかげ横町のひなまつり」の詳しい情報はこちら

【三重県関町】東海道のおひなさま 亀山宿・関宿(2025年2月8日〜3月3日)

旧東海道が雛街道に変化
旧東海道が雛街道に変化

三重県関町の「旧東海道亀山宿」や「関宿一帯」では、2025年2月8日(土)から3月3日(月)まで「東海道のおひなさま 亀山宿・関宿」が行われています。

東海道沿いの約90か所に、江戸時代から現代までの「おひなさま」約3,500体が飾られる「雛街道」。観光協会で配布される展示マップを片手に、東海道のまちなみを散策しながら、貴重な古いひな人形を含む様々なおひなさまを楽しめます。

親子で歴史と文化にふれられる素敵な機会ですよ。

「東海道のおひなさま 亀山宿・関宿」の詳しい情報はこちら

【岐阜県中津川市】あぎの里のひなまつり・つるしかざり(2025年2月26日〜3月2日)

手作りつるし雛で華やかな雛祭り
手作りつるし雛で華やかな雛祭り

岐阜県中津川市の「中の島公園ふれあいの里」では2025年2月26日(水)〜3月2日(日)まで「あぎの里のひなまつり・つるしかざり」が開催されます。

地域の人から寄贈された雛人形200点を展示。ホール全体に飾られる圧巻の「つるし飾り」は必見ですよ。土日限定で琴や安岐太鼓の演奏、阿木産のそば粉を使った手打ちそば(限定100食)も販売されるので、家族みんなでぜひ参加してみてくださいね。

「あぎの里のひなまつり・つるしかざり」の詳しい情報はこちら

豪華なひな人形や、つるし飾りを見ることができるひな祭りイベント。この時期だけの非日常感を味わいに、ぜひ親子でおでかけしてみてくださいね。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。