2025東京の「河津桜」スポット15選
おすすめ名所と穴場＆見頃も紹介

早咲きの桜として愛される河津桜。静岡県の河津町（かわづちょう）が有名ですが、じつは東京都にも見応えのある名所が多数あります。

そこで今回は、都内で河津桜が見られるおすすめスポットをピックアップ。

100本近い河津桜が見られる名所から、スカイツリーとの共演が楽しめる穴場まで、親子の日帰り旅にぴったりの情報をお届けします。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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「河津桜」とは？

静岡県河津町にある河津桜の原木（画像提供：Kei1962 / PIXTA）

河津桜は、1955年2月に静岡県河津町に住む飯田勝美氏が、河津川沿いで発見した苗を持ち帰り植樹したことがきっかけで広まった桜です。

伊豆諸島に分布するオオシマザクラ（大島桜）と、沖縄県や九州で見られる寒緋桜の自然交雑によって誕生したものと推定され、原木がある河津町にちなんで「河津桜」と名付けられました。

ソメイヨシノなどに比べて花が大きく、赤みが強いので、木の本数が少なくても見応え抜群！

現在は関東地方にも広まり、場所によっては「頼朝桜」、「山の手さくら」、「白子桜」などの名で親しまれています。

それでは、さっそく東京都内の河津桜スポットをご紹介します！

【江戸川区】なぎさ公園（総合レクリエーション公園）

「なぎさ公園」の河津桜

「総合レクリエーション公園」は、東京メトロ東西線「西葛西駅」付近から連なる複数の公園の総称です。もっとも東にある「なぎさ公園」には86本の河津桜が植えられており、例年2月下旬に見頃を迎えます。

「なぎさ公園」内の「なぎさポニーランド」では小学生以下が無料でポニーに乗れるほか、ポニーやヤギとのふれあいも楽しめます。

【江戸川区】旧中川沿い

電車やスカイツリーと一緒に撮影できます（画像提供：Gengorou / PIXTA）

江東区の「亀戸中央公園」と川を挟んだ対岸にある、旧中川沿いのエリアには36本の河津桜が植えられていて、花見の名所になっています。

例年は1月下旬から2月上旬に咲き始め、開花のピークは2月下旬。

河津桜と東京スカイツリー、総武線を同時に眺めることができ、誰もが写真におさめたくなるロケーションです。

【北区】西ヶ原みんなの公園

「西ヶ原みんなの公園」の河津桜（画像提供：toshi007 / PIXTA）

北区の住宅街にある区立公園「西ヶ原みんなの公園」は、地元住民のアイデアで14本の河津桜が植えられた、お花見の穴場スポット。

例年の見頃は、2月下旬から3月上旬にかけて。園内の遊歩道に沿って河津桜が植えられており、広々とした芝生広場から美しい景色が見られます。

園内には遊歩道やスカイツリーが見える丘、生き物が育つビオトープもあり、のんびりお散歩するのも楽しいスポット。比較的小型の遊具がそろっているので、小さな子供とのお花見にもいいですね♪

【江東区】大横川沿い（木場公園 東側）

川沿いの遊歩道に美しい花が咲き誇ります

「木場公園」は豊かな緑が広がる大型公園。大きな芝生広場や遊具のある「冒険広場」では複合遊具もあり、一日楽しく過ごせるスポットです。

公園の東側に立ち並ぶ桜並木が見どころ。公園は仙台堀川で南北に分かれていて、南地区を流れる大横川沿いの遊歩道・豊木橋～沢海橋（東陽5丁目付近）の区間で、約90本の河津桜が見られます。

見頃は例年2月上旬から3月上旬にかけて。豊木橋～茂森橋の区間（東陽6丁目付近）には寒緋桜などの早咲き桜も植えられており、長い期間お花見を楽しめる人気スポットです。

【品川区】林試の森公園

「林試の森公園」の河津桜

1989年（平成元年）に林業試験場の跡地に誕生した「林試の森公園」。広大な敷地に、散策路やデイキャンプ場、子供が楽しめるじゃぶじゃぶ池や遊具がそろい、春にはたくさんの人が訪れるお花見スポットです。

園内の「芝生広場」では、ソメイヨシノより少し足早い例年2月中旬から3月中旬にかけて、河津桜が立派な濃いピンク色の花を咲かせ、人々を魅了します。

広場にシートを広げてゆっくり眺めるもよし、散策しながら春の訪れを感じるもよし。親子で思い思いの一日を過ごしましょう。

【渋谷区】代々木公園

「代々木公園」の河津桜（画像提供：hirorin / PIXTA）

自然豊かな憩いの場所「代々木公園」にはさまざまな種類の桜があり、桜の開花時期には多くの花見客が訪れます。

早咲きで知られる河津桜は、「中央広場」の水景施設付近に10本ほどあります。例年2月中旬から開花しはじめ、3月中旬までが見頃。

ひと足早く都内でお花見を楽しみたい親子に、おすすめのスポットです！

【新宿区】新宿御苑

都内でいち早く桜を楽しめるお花見スポット（画像提供：atrayuki / PIXTA）※イメージ画像

いわずと知れた王道のお花見スポット「新宿御苑」。東京ドーム約12個分の敷地に約1,000本の桜があり、アクセスも抜群なことから、春には例年約100万人もの人花見客でにぎわいます。


例年2月下旬～3月中旬には、早咲きの「河津桜」が見頃を迎えます。エコハウス前に2本、サービスセンター近くに1本と、本数は少ないものの、華やかで存在感があります。

同じ時期に薩摩寒桜などの桜も花開きます。河津桜のシーズンは花見客も少なく、ゆったり過ごせるので、親子でおでかけしてみては。

【墨田区】錦糸公園

絶好のフォトスポット（画像提供：Ystudio / PIXTA）

錦糸町駅から徒歩3分の駅近スポット「錦糸公園」。週末はイベントを開催していることも多く、たくさんの人でにぎわいます。

園内にはランニングコースや遊具広場、テニスコートや野球場まであるため、近隣のファミリーにも人気の公園です。

春には約160本のソメイヨシノや枝垂れ桜などが豪快に咲き誇り、お花見シーズンにはスカイツリーと桜を同時に見渡せるスポットとしても有名。しかし、桜シーズンの先陣を切って咲く河津桜は、知る人ぞ知る存在です。

1本だけですが、公園の入口に悠々とそびえ立ち、みんなを優しく出迎えてくれる河津桜。構図によってはスカイツリーと河津桜を一枚の写真におさめることもできるので、フォトスポットとしてもおすすめですよ。

【文京区】清和公園

公園から見た「文京シビックセンター」と河津桜（画像提供：YoriKei / PIXTA）

文京区本郷の閑静な住宅街にある「清和公園」。「東京ドームシティ」からもほど近い高台につくられており、広場のある上段から1段下がった場所を通る歩道に沿って、4本の河津桜が植えられています。

開花のピークは、例年2月下旬から3月上旬まで。

「清和公園」の河津桜（画像提供：YoriKei / PIXTA）

斜面に植えてあることで、上段の広場から目線の高さにある花を眺めたり、公園の下の道路から桜を見上げたりと、変化に富んだ景色が楽しめますよ。

公園から7分ほど歩いて「文京シビックセンター」に立ち寄るのもおすすめ。25階に入場無料の展望ラウンジがあり、地上約105mの高さから東京スカイツリーや富士山、筑波山まで望む大パノラマが広がります。

【港区】お台場（アクアシティお台場～お台場海浜公園）

お台場の河津桜（画像提供：Yoshitaka / PIXTA）

ゆりかもめ「台場駅」すぐの大型ショッピングセンター「アクアシティお台場」と、隣接する「お台場海浜公園」の間にある道路沿いには15本以上の河津桜が植えられた並木道があり、例年2月下旬に見頃を迎えます。

お台場の河津桜（画像提供：uchida / PIXTA）

場所によっては、「お台場海浜公園」にある自由の女神像と河津桜を一緒に写真におさめることもできますよ。

「お台場海浜公園」から「台場公園」（第三台場）につながる旧防波堤には、静岡県韮山町の小学生が植えた河津桜が。「アクアシティお台場」からは少し距離がありますが、天気のいい日なら海沿いをお散歩しながら探してみるのもいいですね♪

【目黒区】西郷山公園

「西郷山公園」の河津桜（画像提供：kebari / PIXTA）

東急東横線「代官山駅」から徒歩10分ほどの「西郷山公園」は、毎年3月下旬〜4月上旬にソメイヨシノが開花する人気のお花見スポット。

河津桜は芝生広場の中央に1本植えられていて、ソメイヨシノにより先に、濃いピンク色の立派な花を咲かせます。

1本でも見応えのある河津桜です（画像提供：Shuji Ono / PIXTA）

1本ながらその存在感は抜群！　代官山をまち歩きする際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

【稲城市】大塚牧場

満開の河津桜（まちゃー / PIXTA）※イメージ画像

「大塚牧場」は、稲城市で唯一の畜産牧場。敷地の裏手に植えられているたくさんの河津桜は、例年2月〜3月に見頃を迎えます。敷地外にある脇の坂道を登っていくと、よく見えますよ。

「大塚牧場」にひとこと声をかけてから河津桜を観賞しましょう。

【立川市・昭島市】国営昭和記念公園

愛らしい河津桜（画像提供：Shuji Ono / PIXTA）※イメージ画像

立川市と昭島市にまたがり、東京ドーム約40個分の敷地を誇る「国営昭和記念公園」。

園内にはさまざまな種類の桜が約1,500本あり、その先駆けとして、例年2月上旬から早咲きの河津桜が咲き始めます。

河津桜は園内の残堀川沿い（むらさき橋近くや花木園売店近く）、「こもれびの池」付近に多く植えられており、2月下旬から3月上旬にかけて開花のピークを迎えます。

同じ時期に梅の花なども見頃を迎えるので、いろいろな花を観賞したい親子におすすめです。

【八王子市】小田野中央公園

「小田野中央公園」の河津桜（画像提供：haku / PIXTA）

八王子市の北浅川沿いにある「小田野中央公園」は、市民と市が協力してつくり上げた公園です。「みんなでつくりみんなで育てる！」を合言葉に、現在も住民ボランティアが草木の手入れや花壇づくりを行い、地域のイベントを運営しています。

川沿いの遊歩道には、約500mの距離に40本ほどの河津桜が植えられており、例年2月下旬から3月中旬にかけて美しい花を咲かせます。ソメイヨシノや八重桜も観賞できるお花見の穴場スポットです。

公園内には小さな子供向けの小型滑り台、スプリング遊具のほか、ターザンロープや鉄棒、幅広の滑り台などがあり、子供たちは思いっきり遊べて大満足♪

イベント情報：さくらまつり（2025年3月16日）

例年、見頃となる3月中旬には「さくらまつり」が開催されています。

地元商店会による「子供縁日」や、高校生ボランディアによる焼き鳥の出店、ステージプログラムなど、内容盛りだくさん。地域のパワーを体感できるイベントです。

【武蔵野市】井の頭恩賜公園

井の頭池ではボートでソメイヨシノとヤマザクラをお花見できます（画像提供：momo / PIXTA）

1917年（大正6年）に日本初の郊外公園として開園した「井の頭恩賜公園」。園内は4つのエリアに分かれていて、「井の頭池」ではボート遊び、「井の頭自然文化園」では動物とのふれあいと、多彩な楽しみにあふれた公園です。

河津桜が咲くのは「三鷹の森ジブリ美術館」の東側エリア

「三鷹の森ジブリ美術館」とあわせて楽しむ際は事前予約をお忘れなく！（c）Museo d’Arte Ghibli

河津桜は西園にある「三鷹の森ジブリ美術館」の東側、「文化交流広場」に4本植えられており、見頃は例年2月下旬から3月上旬にかけて。

ほかにもソメイヨシノや寒緋桜（かんひざくら）など、約20種類・400本もの桜があるので、長い期間お花見を楽しめます。なかでも井の頭池の周囲には200本もの桜が咲き、見頃となる3月下旬から4月上旬の光景は圧巻です。

いち早く春の訪れを感じられる東京都の河津桜スポットをご紹介しました。親子でたくさんの場所におでかけしてみてください。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事（2021年3月掲載）の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。