
2025東京の早咲き桜スポット20選
河津桜のトンネル&おかめ桜並木も
春を待ち切れない親子のために、今回は、東京都内で「早咲き桜」を見られる名所&穴場情報をまとめてお届けします。
ソメイヨシノよりも早く2月から3月にかけて見頃を迎える早咲き桜は、品種ごとに色、形などが異なり、どれも魅力にあふれています。
静岡に原木がある河津桜や、沖縄を代表する寒緋桜、イギリス生まれのおかめ桜など、早咲き桜の個性や特徴もあわせてご紹介しますので、早春のおでかけの参考にしてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
東京で見られる「早咲き桜」にはどんな品種があるの?
東京都内では、大きな公園や植物園のほか、川沿いや道路沿いにも、さまざまな早咲き桜が植えられています。なかでも代表的な品種をご紹介します。
カワヅザクラ(河津桜)

河津桜は、1955年2月に静岡県河津町に住む飯田勝美氏が、河津川沿いで発見した苗を持ち帰り植樹したことから広まった桜です。
伊豆諸島に分布するオオシマザクラ(大島桜)と、沖縄県や九州で見られるカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交雑によって誕生したものと推定され、原木がある河津町にちなんで「河津桜」と命名されました。
ソメイヨシノなどに比べて赤みが強く、花も大きいので、木の本数が少なくても見応え抜群。
現在は関東にも広まり、地域によって「山の手さくら」、「頼朝桜」、「白子桜」、「初春桜」などの別名で親しまれています。
■東京の見頃:2月下旬~3月中旬
カンヒザクラ(寒緋桜)

寒緋桜は沖縄県や九州で多く見られる桜で、別名を緋寒桜といいます。また、「元日桜」や「薩摩緋桜」も寒緋桜の別称です。
名前に含まれる「緋」とは緋色や緋紅色(いずれも赤系の色)を指すと考えられています。寒い時期に濃いピンク色の花を咲かせることから「寒緋桜」と名付けられたそう。
一般的な寒緋桜はベルのような形をしていますが、沖縄で栽培されている寒緋桜は平咲きの「琉球寒緋桜」が多く、都内でも両タイプの寒緋桜が見られます。
■東京の見頃:例年3月上旬~中旬
オカメ(おかめ桜)

イギリスの桜研究科・イングラム氏により、カンヒザクラとマメザクラ(豆桜)を交配して作られた園芸品種。正式名称(和名)は「オカメ」。日本の美しい女性をイメージして名付けられたといわれています。
花は小さめで、淡い紅色のひと重咲きです。花が下向きにつくのも特徴です。樹形がコンパクトで成長しすぎないため、細い道の街路樹や個人宅の庭に植える桜としても注目を浴びています。
ちなみに京都府京都市の「千本釈迦堂」にある「阿亀桜(おかめざくら)」とは異なる品種です。
■東京の見頃:例年3月上旬~中旬
オオカンザクラ(大寒桜)

大寒桜はカンザクラ(寒桜)の園芸品種で、寒緋桜と大島桜(あるいはヤマザクラ)の雑種と推定されています。
花は直径2.5cm~3.5cmの中輪でひと重、薄紅色をしています。やや下向きに花を咲かせ、完全に開かないのも特徴です。
埼玉県川口市安行の田中一郎氏邸にあった桜が広まったという説も。この桜由来の寒桜を「安行桜」「安行寒桜」と呼ぶ地域もあります。
■東京の見頃:3月中旬~3月下旬
ヨウコウ(陽光)

第2次世界大戦中に学校教員だった高岡正明氏が、戦死した生徒たちの冥福を祈るため各地に桜を贈ることを思い立ち、環境の変化に強い桜を作ろうと試行錯誤を重ねて生み出した桜。
寒さに強いソメイヨシノから生まれたアマギヨシノ(天城吉野)と、暑さに強い寒緋桜を親に持ち、病害虫に強い品種とされています。
花はひと重で大輪、鮮やかなピンク色をした華やかな桜です。
■東京の見頃:例年3月中旬~下旬
それでは、ここから、東京都内で「早咲き桜」を観賞できるスポットを紹介していきます。
東京の「河津桜」おすすめスポット

早咲きの桜としてもっとも人気が高い河津桜。原木がある静岡県の河津町(かわづちょう)が有名ですが、じつは東京都にも見応えのある名所が多数あります。
100本近い河津桜が並ぶ名所から、トンネル状になった場所、スカイツリーとの共演を撮影できる穴場まで、親子の日帰り旅にぴったりのスポットばかりです。
【荒川区】汐入公園(大寒桜・陽光・寒緋桜)

荒川区南千住の隅田川沿いに広がる「汐入公園」。“ツインタワー”の愛称で親しまれる巨大複合遊具や芝生広場がある、親子連れに人気の公園です。
園内には26種類の桜が植えられており、例年2月下旬に河津桜、3月中旬に早咲きの大寒桜や陽光、寒緋桜が見頃を迎えます。

京成線「京成関屋駅」から徒歩約6分、JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス「南千住駅」から徒歩12分ほどとアクセスも良好。
桜の下にレジャーシートを広げてピクニックをしたり、堤防沿いをサイクリングしたりと、さまざまな過ごし方ができる公園です。
桜の開花状況は公園の公式Xで告知されているので、おでかけ前にチェックしてみてください。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都荒川区南千住8-13-1
早咲き桜の見頃(例年):【河津桜】2月下旬~ 【大寒桜・陽光桜・寒緋桜など】3月中旬~
アクセス:京成線「京成関屋駅」から徒歩で約6分/「南千住駅」から徒歩で約12分
【江戸川区】旧中川河川敷(河津桜・大寒桜)

旧中川は、江戸川区、墨田区、江東区の3区と接する一級河川です。江戸時代に8代将軍・徳川吉宗が水害から村を守るために整備し、当時は「中川」と呼ばれていました。
明治時代に改修が行われ、荒川放水路(現・荒川)により中川は2つに分断。下流域6.7kmの区間が「旧中川」と呼ばれるようになりました。
川沿いに、3つの区がそれぞれ多彩な桜を植えており、春には水辺に咲く桜の美しい景色を楽しめます。
江戸川区では、早咲きの河津桜と大寒桜のほか、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、大島桜の5種・約280本の桜を植えており、例年2月下旬から4月上旬まで見頃が続きます。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都江戸川区平井3-4
早咲き桜の見頃(例年):【河津桜】2月下旬~【大寒桜】3月上旬~
アクセス:JR総武線「平井駅」から徒歩で約13分/東武亀戸線「亀戸水神駅」から徒歩で約12分
【江東区】木場公園東側 大横川沿い(品種不明の早咲き桜・河津桜)

「木場公園」の東側を流れる大横川沿いの遊歩道は、河津桜とそのほかの早咲き桜が見られる名所。
約90本の河津桜は、豊木橋~沢海橋(東陽5丁目付近)の区間に植えられています。見頃は例年2月上旬から3月上旬にかけて。
また、豊木橋~茂森橋の区間・東陽6丁目付近にも早咲きの桜(2025年現在、品種が特定されていません)が立ち並び、濃いピンク色の花々が春の訪れを教えてくれます。
【参考】大横川に咲く「早咲きの桜」(江戸川区・2024年1月)
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都江東区平野4-6-1
早咲き桜の見頃(例年):【豊木橋~茂森橋】2月上旬~ 【豊木橋~沢海橋】2月下旬~
アクセス:東京メトロ東西線「木場駅」から徒歩で約5分
【江東区】清澄庭園(寒緋桜)

「清澄庭園」は、敷地の一部が江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と伝えられるスポット。明治時代に岩崎弥太郎が買い取り、隅田川から水を引いた大泉水を中心に美しい庭園が完成しました。
園内の「自由広場」に桜が植えられていて、2月下旬には早咲きの寒緋桜が開花。その後、3月下旬にソメイヨシノ、4月上旬に遅咲きのサトザクラが華やかに咲き誇ります。
3種類・約10本と、桜の数は多くはありませんが、少しずつ時期をずらしながら、長期にわたり楽しめるのが魅力。明治を代表する美しい庭園を散策するとともに、風情ある桜の花見を満喫しましょう。
■スポット概要&開花情報
所在地: 東京都江東区清澄3-3-9
早咲き桜の見頃(例年):【寒緋桜】3月上旬~
アクセス:都営地下鉄大江戸線、東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩で約3分
【品川区】荏原神社(寒緋桜)

「荏原神社」は京急線「新馬場駅」から歩いて4分ほどの目黒川沿いにある神社です。
古くから“品川の龍神さま”として親しまれ、源氏、徳川氏、上杉氏など多くの武家から信仰を受けてきました。

神社の入口では笑顔の恵比寿様がお出迎え。そのうしろに御神木の寒緋桜が2本植えられており、都内屈指の早咲き桜として話題を呼んでいます。
拝殿を背景に咲く紅色の桜には、蜜を求めてやってくるメジロが見られることも。
なお、御神木ですので手をふれずに参拝してくださいね、
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都品川区北品川2-30-28
早咲き桜の見頃(例年):【寒緋桜】2月上旬~中旬
アクセス:京急線「新馬場駅」北口から徒歩で約4分
【新宿区】新宿御苑(河津桜・あたみ桜・おかめ桜・椿寒桜・大寒桜・薩摩寒桜など)

東京有数のお花見スポット「新宿御苑」でも、早咲きの桜を愛でることができます。
主な早咲き桜が植えられている場所は以下の通りです。
ソメイヨシノの時期は多くの人でにぎわうため、早咲き桜の時期におでかけしてゆったり桜を観賞してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都新宿区内藤町11
早咲き桜の見頃(例年):2月中旬~3月中旬
アクセス:東京メトロ副都心線、都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」から徒歩で約5分/東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑駅」から徒歩で約5分/「新宿駅」から徒歩で約10分
【墨田区】旧中川水辺公園(河津桜、陽光)

墨田区では旧中川沿いの河川敷を「旧中川水辺公園」として整備し、早咲きから遅咲きまで9種・約260本の桜を植樹しています。
早咲き品種は河津桜、陽光など。その後ソメイヨシノ、オモイガワ(思川)、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢象)、遅咲きの大山桜、仙台枝垂れと開花リレーが続きます。
「東京スカイツリー」が見える散策道では、たくさんの水鳥にも会え、親子でお散歩するのにぴったりのスポットです。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都墨田区東墨田1丁目・3丁目、立花3丁目・5丁目・6丁目
早咲き桜の見頃(例年):2月下旬~3月中旬
アクセス:木下川水門寄り:京成押上線「八広駅」から徒歩で約20分
江東新橋寄り:東武亀戸線「東あずま駅」から徒歩で約7分
【台東区】上野恩賜公園(河津桜、寒桜、大寒桜、寒緋桜、おかめ桜、雛菊桜)

江戸時代から桜の名所として知られる「上野恩賜公園」。約50種類・800本(動物園などをあわせると1,000本以上)の桜が見られる、東京屈指のお花見スポットです。
園内にはソメイヨシノよりも先に河津桜や寒桜、大寒桜、寒緋桜、おかめ桜、雛菊(ひなぎく)桜などが開花。桜マップを見ながら園内を散策して、ひと足早く春を満喫してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都台東区上野公園5-20
早咲き桜の見頃(例年):2月中旬~3月中旬
アクセス:JR「上野駅」からすぐ
【中央区】日本橋あじさい通り(おかめ桜)

中央区日本橋の「コレド室町」東側に、日本橋が魚河岸だった時代からの蒲鉾や佃煮屋さんなどが並ぶ静かな通りがあります。
通称「日本橋あじさい通り」と呼ばれるこの通りは、おかめ桜が見られる穴場スポット。日本橋本町1丁目から4丁目までのおよそ700mの桜並木が続きます。
また、あじさい通りから少し歩いたところにある「本銀通り」にも素敵なおかめ桜並木がありますよ。
日本橋でショッピングや映画鑑賞などを楽しんだら、都心の風景を彩る濃いピンク色の桜並木にも足を伸ばしてみてくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都中央区日本橋本町~室町本関町
早咲き桜の見頃(例年):2月下旬~3月上旬
アクセス:東京メトロ銀座線「三越前駅」から徒歩で約2分
【千代田区】乾濠小公園(大寒桜)

「乾濠小公園」は、皇居の北桔橋門(きたはねばしもん)と乾門(いぬいもん)の間にある公園。
淡いピンク色の大寒桜が植えられており、3月上旬から見頃を迎えます。大寒桜は5枚の花びらの先端に細かい切れ込みがある、かわいらしい桜です。
「森の調べ像」という銅像の周りにベンチが設置されており、皇居を訪れた人たちの休憩スポットにもなっています。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都千代田区千代田1-1
早咲き桜の見頃(例年):3月上旬
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約6分
【千代田区】北の丸公園(河津桜、寒緋桜)

「北の丸公園」では、花木園に大きな河津桜が1本があり、例年2月中旬から3月上旬にかけて美しく咲き誇ります。
3月上旬には、濃いピンク色の寒緋桜が見頃に。花木園エリアの吉田茂像付近に3本、清水門展望広場の植え込みに2本が植えられていて、とくに清水門展望広場では黄色いマンサクやサンシュユとの対比がきれいです。
早咲き桜に続いて約330本のソメイヨシノがいっせいに咲き誇り、東京都心に本格的な春が訪れます。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都千代田区北の丸公園1-1
早咲き桜の見頃(例年)2月中旬~3月中旬
アクセス:東京メトロ半蔵門線「九段下駅」徒歩で約5分/東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約5分
【千代田区】皇居東御苑(椿寒桜)

「皇居東御苑」は旧江戸城の本丸、二の丸、三の丸の一部を整備し、一般に公開している皇居付属の庭園です。およそ21万平方メートルもの広大な敷地に多くの史跡が残り、四季折々の花が咲き誇ります。
御苑内には30品種ほどの桜が見られ、その約半数が「桜の島」エリアにあります。
なかでも、松山市の伊予豆比古命神社(通称・椿神社)に原木がある椿寒桜(つばきかんざくら)は必見! 早咲きから遅咲き品種までそろい、長い間お花見を楽しめるスポットです。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都千代田区千代田1-1
早咲き桜の見頃(例年)【椿寒桜】2月下旬~ 3月中旬
アクセス:【大手門】「大手町駅」から徒歩で約5分 【平川門・北桔橋門】東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約5分
【千代田区】代官町通り(寒緋桜)

「北の丸公園」と「皇居東御苑」の間を通る代官町通りには寒緋桜の並木があり、例年2月下旬から3月上旬にかけて濃いピンク色の花を観賞できます。
小さなベルのような形の花が下向きで咲くため、通りを歩きながら見上げると、空を背景に一面に花の景色が広がります。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都千代田区北の丸公園
早咲き桜の見頃(例年):【寒緋桜】2月下旬~ 3月上旬
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」からすぐ
【文京区】ホテル椿山荘東京(河津桜・修善寺寒桜・おかめ桜・陽光)

「ホテル椿山荘東京」の庭園では、例年2月中旬から4月中旬まで、約2カ月の間に約20種・100本の桜が咲き誇ります。
2月に早咲きの河津桜が春の訪れを告げると、3月には艶やかな修善寺寒桜と可憐なおかめ桜、大輪の陽光が次々と開花。
3月下旬にはソメイヨシノが花開き、4月中旬に八重桜が桜シーズンのフィナーレを飾ります。

桜の開花にあわせて、2025年2月7日(金)〜 4月13日(日)には期間限定の幻想的な演出「夜桜雲海」を実施。

さらに2025年3月1日(土)~ 4月30日(水)の期間限定で、ホテルショップに桜色の限定スイーツが登場します。この時期だけのスイーツをお買い物がてら、庭園の桜を堪能してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都文京区関口2-10-8
早咲き桜の見頃(例年:)2月中旬~3月下旬
アクセス:東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約10分
【港区】高輪エリア・プリンスホテルの日本庭園(河津桜、寒緋桜、小彼岸桜、大島桜)

「品川駅」からほど近い「ザ・プリンス さくらタワー東京」、「グランドプリンスホテル高輪」、「グランドプリンスホテル新高輪」に囲まれた日本庭園は、約2万平方メートルもの敷地を持つ見どころあふれるスポット。
桜は全17種類・約210本植えられており、例年2月中旬に河津桜、3月中旬に寒緋桜、小彼岸桜、大島桜が見頃を迎えるほか、約3カ月間にわたって開花リレーを続けます。

ホテル併設の庭園ですが、誰でも無料で入園できるのが魅力。100年以上の歴史を持つ旧宮家の邸宅「貴賓館」や、港区有形文化財の歴史的建造物などが点在する庭園を、親子で散策してみませんか?
「高輪 桜まつり2025」は竹あかりライトアップほかイベント充実!(2025年3月7日(金)~4月13日)

さらに2025年3月7日(金)~4月13日(日)には「高輪 桜まつり2025」が開催され、「桜の竹あかりライトアップ」を実施。ほかにも、桜と春を満喫できるイベントや食事・宿泊プランが用意されています。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都港区高輪3-13-1
早咲き桜の見頃(例年):2月中旬~3月下旬
アクセス:「品川駅」から徒歩で約3分
【小金井市・府中市】武蔵野公園(大寒桜・寒緋桜)

「武蔵野公園」ではソメイヨシノに先立ち、3月上旬に河津桜、中旬に大寒桜と寒緋桜が見頃を迎えます。
全部で16品種の桜があり、遅咲きの関山やスルガダイニオイ(駿河台匂)は4月下旬まで観賞できます。また、桜にはめずらしい黄緑色がかった白い花・ウコン(鬱金)は例年4月いっぱい咲いているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都府中市多磨町2-24-1
早咲き桜の見頃(例年)【河津桜】3月上旬~中旬 【大寒桜】3月中旬 【寒緋桜】3月中旬~下旬
アクセス:JR中央線「武蔵小金井駅」または京王線「調布」からバスに乗車、「武蔵野公園」バス停で下車すぐ
【調布市】神代植物公園(寒緋桜・大寒桜)

「神代植物公園」には65品種・約600本の桜があり、「さくら園」と築山周辺に多く植えられています。
例年2月には早咲き桜の寒緋桜、続いて大寒桜が開花。3月下旬にソメイヨシノ、そのあとに八重の紅枝垂れ桜が咲き、5月の中旬にはサトザクラが満開に。2月から5月と、桜のシーズンが非常に長く、何度もお花見を楽しめるのが大きな魅力です。
早咲き桜が咲く2月~3月には、例年「つばき・さざんか園」の椿も見頃になるので、あわせて観賞を楽しんでくださいね♪
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都調布市深大寺元町5-31-10
早咲き桜の見頃(例年):2月~3月
アクセス:京王線「つつじヶ丘駅」「調布駅」、JR中央・総武線「三鷹駅」「吉祥寺駅」からバスに乗車、「神代植物公園前」バス停下車後、徒歩で約2分
【三鷹市・武蔵野市】井の頭恩賜公園
「井の頭公園」は約400本の桜が咲く誇るお花見の名所。桜のうち約200本は井の頭池周辺にありますが、親子で早咲き桜を観るなら「井の頭自然文化園」や「西園」がおすすめです。
井の頭自然文化園(おかめ桜、小彼岸桜、枝垂れ桜)

「井の頭自然文化園」は、井の頭池にある「水生物園(分園)」と、吉祥寺通りを挟んだ場所にある「動物園(本園)」から構成される施設。
早咲き桜は本園で観ることができ、例年3月上旬におかめ桜、3月中旬に小彼岸桜や枝垂れ桜が開花。続いて3月下旬になると山桜、大島桜、ソメイヨシノが続々と咲き誇ります。

園内には「モルモットふれあいコーナー」や、放し飼いのリスを間近で見られる「リスの小径」、ミニ遊園地などがあり、春色の景色の中で一日たっぷり遊べます。
■スポット概要&開花情報
所在地: 東京都武蔵野市御殿山1-17-6
早咲き桜の見頃(例年):【おかめ桜】3月上旬~ 【小彼岸桜・枝垂れ桜】3月中旬~
アクセス:JR中央・総武線、京王井の頭線「吉祥寺駅」から徒歩で約10分
井の頭恩賜公園 西園(河津桜、大寒桜、寒緋桜)

「西園」は、広大な「井の頭恩賜公園」の南西側に位置しています。
「三鷹の森ジブリ美術館」の東側に広がる「文化交流広場」に数種類の桜が植えられており、例年2月中旬には河津桜が見頃を迎え、大寒桜、寒緋桜が咲き始めます。
ベンチを利用したり、シートを敷いたりして、のんびり早咲き桜をお花見できる穴場のスポットです。
西園には「三鷹の森ジブリ美術館」をはじめ、バードウォッチングができる「小鳥の森」、小さな子供向けの遊具がそろう「遊びの広場」があるので、思い思いのプランで楽しい一日を過ごしましょう♪
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都三鷹市下連雀1-1
早咲き桜の見頃(例年):2月中旬~3月下旬
アクセス:JR中央線「吉祥寺駅」から徒歩で約11分
まだ寒さの残る時期に咲く早咲き桜。お花見を楽しむ際は、暖かい服装でおでかけくださいね♪
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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