【2025】関東の菜の花畑30選！
見頃は？菜の花祭りや穴場も紹介

今回は、関東にある菜の花の名所を定番から穴場までまとめてご紹介します。

関東エリアでは、早咲きの菜の花が例年1月に開花し、2月～4月には多くのスポットで見頃を迎えます。

富士山を背景にした菜の花畑や、桜・梅・ネモフィラとの共演が楽しめる場所など、魅力あふれる名所ばかり。都内から日帰りできる場所やドライブ派におすすめのスポットも多数ピックアップしたので、早春のおでかけに役立ててくださいね♪

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

【関西】おすすめ菜の花畑はこちら！

【東京都江戸川区】葛西臨海公園

大観覧車近くの菜の花はおすすめフォトスポット

「展望レストハウス」前に広がる菜の花畑（画像提供：barman / PIXTA）

東京都江戸川区にある「葛西臨海公園」。海に面した広々とした園内には、「展望レストハウス」や「葛西臨海水族園」を併設し、緩やかな勾配の芝生が広がっています。

また、手ぶらで楽しめるバーベキュー場も設置。17分間の壮大な空中散歩を堪能できる大観覧車も見どころのひとつです。

大観覧車と菜の花（画像提供：SUYA / PIXTA）

園内には、季節ごとにさまざまなお花が咲き誇ります。春には桜のほか、例年3月下旬に見頃を迎える菜の花も美しいですよ。

菜の花畑は観覧車と一緒に写真を撮る人も多いフォトスポットです。ぜひ親子で、いろいろな角度から撮影を楽しんでみてください！

【東京都世田谷区】蘆花恒春園（芦花公園）

文豪・徳富蘆花が暮らした地に菜の花が咲き誇る

世田谷区立芦花小学校、千歳台小学校の生徒が種まきをしています（画像提供：SUYA / PIXTA）

「蘆花恒春園」（ろかこうしゅんえん／通称・芦花公園）は京王線「芦花公園駅」または「八幡山駅」から歩いて15分ほどの場所にあります。明治～大正期の文豪・徳富蘆花（健次郎）と愛子夫人が半生を過ごした、住まいと庭などを生かして造られました。

約2,000平方メートルの「花の丘」は7つの花壇で構成されるエリア。地元の小学生が秋に菜の花の種をまき、例年2月にレモンイエローの花を咲かせます。

「花の丘」の花壇と桜（画像提供：SUYA / PIXTA）

「花の丘」には長野県伊那市高遠町から贈られた「高遠小彼岸桜」が15本ほど植えられており、その年の気候によっては3月下旬～4月上旬に菜の花とのコラボが見られることも。

ほかにも、徳冨蘆花夫妻の旧宅や墓地、「世田谷文学館」など見どころ満載。フィールドアスレチック広場や草地、児童遊園もあり、親子の笑い声があふれる公園です。

イベント情報：花の丘フェスタ「菜の花まつり」（2025年3月2日）

毎年、3月には花の丘フェスタ「菜の花まつり」が開催されています。さまざまな模擬店が出店するほか、2025年は家庭であまっている食料品を寄付して支援につなげる「フードドライブ」も実施される予定です。

【東京都中央区】浜離宮恩賜庭園

桜や梅とのコラボレーションも！

都会の真ん中にある花畑（画像提供：Yoshitaka / PIXTA）

「浜離宮恩賜庭園」は、江戸時代に江戸城の出城としての機能を果たしていた、徳川将軍家の庭園でした。都内にある江戸時代の庭園では唯一、海水を引いた池（潮入の池）が現存しており、潮の干満によって池の趣が変わるのが特徴です。

同庭園は東京でも有名な菜の花の名所。正面から入ってすぐ左手の「三百年の松」の奥に広がる花畑には、約3,000平方メートルの敷地におよそ30万本の菜の花が咲き誇ります。

例年2月中旬から4月上旬まで開花し、2月下旬から3月上旬は梅、3月下旬から4月上旬は桜とのコラボレーションも楽しめます。

【東京都千代田区】千鳥ヶ淵公園

桜の下に美しく広がる菜の花

都内屈指の桜の名所にも菜の花が（画像提供：あいちゃん / PIXTA）

「千鳥ヶ淵公園」は皇居の北側、「北の丸公園」の内掘沿いに広がる桜の名所。皇居西側の千鳥ヶ淵に沿って全長約700ｍの遊歩道「千鳥ヶ淵緑道」が通り、千鳥ケ淵戦没者墓苑入口から靖国通り沿いの「麹町消防署九段出張所」まで伸びています。

同公園の一番の見どころは桜と菜の花のコラボレーション。開花時期が重なる例年3月下旬から4月上旬にかけて、代官町通りに入った辺りで楽しめます。

黄色と桜色の美しいコントラストは見逃せませんよ！

【東京都昭島市・立川市】国営昭和記念公園

「みんなの原っぱ」に広がる菜の花畑

カラフルな景色に心躍ります♪（画像提供：ペイレスイメージズ 2 / PIXTA）

東京ドーム39個分の敷地面積を持つ「国営昭和記念公園」では、春から初夏にかけて、桜や菜の花、チューリップ、ネモフィラなど季節の花々が次々と開花し、園内を美しく彩ります。

「みんなの原っぱ」内の花畑に咲く菜の花は、例年3月下旬から4月上旬にかけてが見頃。菜の花畑の背景に「桜の園」があり、桜と菜の花の共演が見事です。

【東京都八王子市】小宮公園

多摩エリアの豊かな自然と菜の花畑を一度に満喫

菜の花畑に隣接する遊具広場で遊べます（画像提供：M_haku / PIXTA）

「小宮公園」は標高約150mの丘陵地にある都立公園。多摩エリアの豊かな自然を満喫できるスポットです。

正面入口左手の「遊具広場」には大型の複合遊具やターザンロープ、すべり台などがあり、約800平方メートルの花畑が隣接。例年2月～4月には一面の菜の花畑が広がります。

多摩エリアの自然を身近に感じられる雑木林（画像提供：haku / PIXTA）

開放感いっぱいの草地広場や芝生広場でのんびり過ごすのもおすすめ。2月～3月には「ひよどり山」（草地広場）で大きなコブシが開花し、3月～4月には園内各所でさまざまな桜が咲き誇ります。

また、クヌギやコナラにおおわれた雑木林も人気です。歩きやすい木道が整備されているので、ぜひ森林浴も楽しんでくださいね。

【千葉県いすみ市・大多喜町】いすみ鉄道

“菜の花列車”の愛称を持つローカル鉄道

「新田野駅」周辺

「いすみ鉄道」は千葉県房総半島のいすみ市と大多喜町を結ぶローカル線。「大原駅」から「上総中野駅」まで14駅あり、景色を楽しみながら房総半島を横断できる鉄道です。

とくに、春の線路沿いに咲き広がる菜の花が有名。例年3月上旬から4月上旬には、鉄道全線26.8kmのうち約15kmが黄色いじゅうたんを敷いたような線路になります。レトロでかわいい車体とも相性抜群です！

菜の花✕桜の絶景コラボに注目

「総元（ふさもと）駅」付近

さらに、桜の開花時期には菜の花とのコラボレーションも見どころ。ピンクと黄色のコントラストを楽しめるおすすめの場所は「総元駅」の周辺です。上には桜、下には菜の花が咲き誇る絶景を車窓から堪能しましょう！

【千葉】桜と菜の花の絶景スポットはこちら！

【千葉県市原市・大多喜町】小湊鐵道

「石神菜の花畑」や「飯給駅」付近など見どころ多数！

菜の花畑を走る小湊鐵道（画像提供：sssh / PIXTA）

いすみ鉄道と「上総中野駅」でつながるローカル鉄道「小湊鐵道」（こみなとてつどう）では、例年4月上旬になると、無数の菜の花が沿線を彩ります。

一番の絶景ポイントは、「養老渓谷駅」と「上総大久保駅」の間にある「石神の花畑」。広大な菜の花畑をレトロな列車が走る、のどかな風景が人気です。

また「飯給駅」付近では、桜と菜の花が咲き競う春の絶景が見られます。

地元住民が愛情をこめて育てるハートフルな菜の花畑

「飯給駅」付近（画像提供：Ryozo / PIXTA）

一時期、小湊鐵道沿いの菜の花畑は連作障害などで花があまり咲かなくなり、壊滅的な状況になった過去があります。

現在は、地元の有志が集う「石神なの花会」がクラウドファンディングで資金を集めて畑の土づくりからメンテナンスを施すなど、美しい菜の花畑を守る活動を続けています。

タイミングが良ければ、電車に乗って訪れた観光客に、地元の皆さんが菜の花畑から手を振って歓迎してくれることも。そんなあたたかい光景も、ぜひ目に焼き付けたいハートフルな菜の花畑です。

【千葉県鴨川市】菜な畑ロード

一万坪の広大な菜の花畑

毎年1月に現れる人気スポット

関東でも温暖な千葉県鴨川市では、例年1月上旬から3月上旬にかけて期間限定スポット「菜な畑（ななばたけ）ロード」が開園。約一万坪の菜の花畑で、ひと足早い春の訪れを満喫できる人気観光地です。

広い土地一面が黄色に染まる光景は圧巻のひとこと。その美しさに魅了され、毎年訪れるリピーターもたくさんいます。

葉の花摘み＆絶景を走るミニトレインも人気

菜の花摘みも体験できます（画像提供：Graphs / PIXTA）※イメージ画像

花摘み体験（10本200円）も好評。朝採り食用菜の花、野菜、果物の販売も行っていますよ。

さらに2025年1月11日（土）および2月の日曜限定で、菜の花畑の中を走行するミニトレイン「ドクターイエロー」のアトラクションも実施（200円、雨天運休）。走行する車内からのんびり菜の花を観賞するのもおすすめです。

鴨川市には大人気テーマパーク「鴨川シーワールド」や、日蓮宗ゆかりのお寺「誕生寺」など、観光スポットも多数点在しています。周辺観光も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか？

【千葉県袖ケ浦市】東京ドイツ村

合計約550万本が咲き誇る菜の花の名所

真冬に春を感じられる貴重なスポット

袖ケ浦市の「東京ドイツ村」。敷地面積約27万坪、東京ドームの約19倍という広大な敷地にさまざまな施設が設置されている複合型テーマパークです。

園内では約20種類のお花が次々と園内を彩ります。菜の花は「パークガーデン」に約300万本、「パークエリア遊歩道」に約250万本植えられており、例年12月下旬から2月中旬までの長い期間楽しめます。

菜の花の開花時期にはイルミネーションも！

過去のイルミネーション

冬から春にかけての菜の花シーズンにあわせ、イルミネーションほか多彩なイベントも開催。同じ時期に、「レイクエリア」のビオラも見頃を迎えます。

ぜひ、たくさんの施設や景色を満喫してくださいね。

【千葉県館山市・南房総市】房総フラワーライン

菜の花に沿ってドライブしよう！

四季折々の花が咲くドライブロード（画像提供：今井　空 / PIXTA）

「房総フラワーライン」は千葉県館山市から南房総市までの海岸沿いを走る、約40kmの道路です。

伊戸から相浜までの約6kmは、日本の特色ある優れた道路を選定する“日本の道100選”にも選定。早春には菜の花、春にはノースポール、夏にはマリーゴールドなどが沿道に咲き誇ります。

菜の花は例年1月頃から開花スタート。海沿いの開放的な景色と両側に続く菜の花畑の中をドライブできます。

お正月の房総フラワーラインから見た富士山（画像提供：fukiko / PIXTA）

空気が澄んだ日は富士山も見えますよ。

周辺には「館山城」や「沖の島」など観光スポットも点在。

ドライブだけでも充分楽しめますが、せっかくなら近隣の観光スポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか？

【千葉県成田市】甚兵衛公園

“日本の名松100選”の地に広がる菜の花畑

一面を黄色く染める広大な菜の花畑

印旛手賀自然公園内にある「甚兵衛公園」は、季節の花々が美しい公園。春には菜の花、秋にはコスモスが咲き誇ります。

例年3月下旬から4月初旬には約56万本の菜の花が満開になり、黄色のじゅうたんがどこまでも続くような圧巻の景色が広がります。

「甚兵衛公園」に咲く菜の花

周辺を松の木に囲まれた景観も特徴で、“日本の名松100選”に選ばれています。花畑から眺める松林の景観も魅力的ですよ。

園内にはサイクリングコースや木製のアスレチック遊具もあります。

【千葉県成田市】成田ゆめ牧場

体験豊富な観光牧場の菜の花畑

広大な菜の花畑

「成田ゆめ牧場」は、東京ドームの約7倍の広さを誇る観光牧場。ヤギやヒツジとのふれあい、乳搾りやバター作り、味覚狩りなど、多彩な体験が楽しめるスポットです。

牧場内の手作り料理と収穫物のエリアに菜の花＆向日葵畑があり、例年3月下旬から4月上旬にかけて菜の花が見頃に。菜の花摘みも開催されています（生育状況による）。

トロッコ列車に乗ってお花見もOK！

花畑の周りを走るトロッコ列車（1人500円・30分）に乗ってお花見するのもおすすめ。風を感じながら、美しい菜の花を堪能できます。

ほかにも、アスレチックや芝すべり、釣り堀など親子で遊べる施設が充実しており、のどかで楽しい一日を過ごせます。

【千葉県富津市】マザー牧場

花の大斜面に菜の花が咲き誇る！

約350万本の菜の花は圧巻

約250ヘクタールという広大な敷地を誇る「マザー牧場」は、房総半島を代表する観光スポットのひとつです。

牧場をはじめ観光農園や遊園地、四季折々の花が咲く花畑などの見どころがあるほか、バンジージャンプなどのアクティビティも体験できます。

例年3月以降に気温が上がると、「花の大斜面・西」の菜の花が一気に咲き始めます。約350万本の菜の花が場内全域に咲き誇り、一面が菜の花畑に！　絶景と香りで春の訪れを実感できる、まさに春の風物詩です。

満ち溢れた花の香りに誘われてやってくる、ミツバチたちの姿も見られます。珍しい種類のミツバチがいることもあるので、子供と一緒に観察してみるのも楽しいですよ！

【千葉県南房総市】道の駅とみうら 枇杷倶楽部

道の駅に巨大菜の花畑が出現！

「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」の菜の花畑（画像提供：SO8000 / PIXTA）

「全国道の駅グランプリ」では最優秀賞を受賞したことがある「道の駅とみうら 枇杷（びわ）倶楽部」。

南房総はびわの日本二大産地のひとつであり、びわを使ったオリジナル商品や、グルメを楽しめます。いちごやびわ、ぶどうなど、季節の果物狩りも人気。

休憩スペースのアトリウムや気軽に利用できる足湯もあるので、観光の途中にちょっと休憩するのにも便利です。

春になると、同施設の前には南房総エリア最大級の菜の花畑が出現！　東京ドームがまるごと入るほど広い菜の花畑なので、迫力満点です。食用菜の花摘みもできますよ。

花に囲まれたオープンテラス付きのカフェも

花畑の近くには桜の木もあるので、開花時期にあわせておでかけすれば桜と菜の花の両方を楽しめます。

オープンテラスがあるカフェレストランもおすすめ。外のお花畑を見ながら、人気のびわソフト、びわカレーといった南房総ならではのメニューを味わえます。カフェテラスはペット同伴もOKです。

【千葉県南房総市】和田浦のお花畑

12月の開花から5月まで見頃

「和田浦のお花畑」（画像提供：公益社団法人 千葉県観光物産協会）

南房総市にある「和田浦のお花畑」に菜の花が咲き始めるのは、例年12月。温暖な気候により、どこよりも早く菜の花の見頃が訪れるだけでなく、5月頃まで咲き続けるのも特徴です。

この地は大正時代から続く花卉（かき）の一大生産地であり、田宮虎彦の小説「花」や、映画「花物語」の舞台となったことでも知られています。

一面に菜の花が咲く花畑と、南房総の温かい気候が織りなす春の雰囲気は、やさしい気持ちにさせてくれることうけあい。

花摘みができる花畑（2025年の開催は未定）もあるので、お気に入りの花を自宅に持ち帰って、美しい風景の余韻を自宅で楽しむのもおすすめです。

【神奈川県大井町】ふるさと農園四季の里「蜂花苑」

菜の花、桜、そして富士山の絶景

一面の菜の花畑

ふるさと農園四季の里「蜂花苑」（ほうかえん）は、その名の通り、社長が趣味のミツバチの飼育のために耕作放棄地を整備したことが始まりです。

30年の年月をかけ観光農園やハイキングコース、キャンプ場をつくり、現在は地域の人達に親しまれています。

蜂蜜をとるための菜の花のほか、桜、向日葵（ひまわり）、ポピーといったさまざまな花が見どころで、特に春の桜と菜の花畑の美しさには定評があります。

また、「ひょうたん池」から見える世界遺産の富士山は、“関東の富士見100景”のひとつに選定されています。富士山、菜の花、桜の共演は、親子で見ておきたい絶景です。

【神奈川県二宮町】吾妻山公園

富士山の絶景スポットとしても有名な二宮町の菜の花

富士山が見られる景観スポット（画像提供：kazukiatuko / PIXTA）

相模湾に面する神奈川県二宮町にある「吾妻山（あがつまやま）公園」。標高136.2mの山頂からは大パノラマの絶景が楽しめます。天気の良い日には富士山や大島、初島まで見ることができますよ。

同公園の菜の花は開花が早く、例年1月中旬から見頃を迎えます。斜面いっぱいに広がる約6万株の菜の花畑は、一度は見てみたい春の絶景！　

アクセスはJR東海道本線「二宮駅」北口から公園入口まで徒歩で約5分。そこから階段と山道を登り、約20分で山頂の展望台に到着します。歩きやすい服装で、ハイキング気分を楽しみましょう♪

イベント情報：吾妻山 菜の花ウォッチング（2025年は終了）

展望台をめざしてプチハイキング♪（画像提供：ビンゴ / PIXTA）

毎年、早咲きの菜の花をさらに楽しめる「吾妻山 菜の花ウォッチング」が開催されています。地場産品の販売、デジタルスタンプラリーやレシートラリーなど盛りだくさんの内容です。

【神奈川県松田町】松田山ハーブガーデン／西平畑公園

菜の花✕河津桜の絶景スポット

「ハーブ館」を背景に咲き広がる葉の花畑（画像提供：t.sakai / PIXTA）

例年2月中旬になると河津桜と菜の花が咲き誇る松田山。早めの春を満喫しようと、多くの人が訪れる観光名所です。

その松田山にある「西平畑公園」は、富士山と菜の花、桜を見渡せる絶景が人気。園内には「松田山ハーブガーデン」「ふるさと鉄道」「子どもの館」などがあり、親子で一日楽しく過ごせます。

イベント情報：まつだ桜まつり（2025年2月8日～3月16日）　

開放的な眺望も魅力（画像提供：ponoponosan / PIXTA）

菜の花と河津桜が開花する例年2月上旬から3月上旬にかけて、「松田山ハーブガーデン」で「まつだ桜まつり」が開催されています。

会期中はキッチンカーが出店するほか、期間限定で「ハーブ館」にレストランがオープン。店内から相模湾沖や足柄平野、南斜面に広がるハーブガーデンを一望でき、ハーブを使った料理やハーブティーを堪能できます。

イベント公式サイト

【神奈川県松田町】あぐりパーク嵯峨山苑（内藤園）

菜の花・桜・梅が夢の共演

河津桜と梅、菜の花のコラボ（画像提供：ゆうた1127 / PIXTA）

神奈川県松田町の松田山にある「内藤園」は、「みかん狩り園」、「みかんの木オーナ－園」、菜花狩りができる「あぐりパーク嵯峨山苑（さがやまえん）」の3エリアからなる観光農園です。

「あぐりパ－ク嵯峨山苑」は、標高は230～285mに広がる施設。総面積は約1.2ヘクタールを誇り、天気が良い日には、富士山をはじめ、箱根連山、相模湾など素晴らしい景観を楽しめます。

贅沢な花景色を満喫（画像提供：BUNBUN / PIXTA）

同苑の魅力はなんといっても菜の花、桜、梅を同時に見られるところ。河津桜、おかめ桜、寒緋桜など6種類の桜をはじめ、垂れ紅梅や白梅などさまざまな花を一度に楽しめます。

イベント情報：菜花まつり（2025年2月8日〜3月23日）

菜花の摘み取りイメージ（画像提供：Graphs / PIXTA）

例年2月中旬〜3月中旬の期間には「菜花まつり」を開催。

イベントの一環として食用菜花（つぼみ）の摘み取りも行われます。体験の際は、入口で専用の袋（1袋500円／500g程度）を購入しましょう。

摘み取った菜花は、さっと茹でて、醤油やゴマ油などとあえたり、油炒めや塩漬けにすると美味しく食べられますよ。

イベント公式サイト

【神奈川県横須賀市】長井海の手公園 ソレイユの丘

12月から咲き始める超早咲きの菜の花畑

富士山を望む広々とした菜の花畑（画像提供：Ran / PIXTA）

神奈川県横須賀市にある「長井海の手公園 ソレイユの丘」は入園無料の複合型エンターテインメントパーク。都心から車で約70分の距離にありながら、相模湾・伊豆大島・富士山などの絶景と大きな空が広がる美しい公園です。

入口ゲート横の花畑には12月下旬～3月中旬にかけて菜の花が咲き誇ります。真冬から咲き始め、長い期間楽しめるのが特徴です。

晴れた日には菜の花畑の向こうに富士山が見えることも。

菜の花の中を走るトレインバス（画像提供：Ran / PIXTA）

園内にはスリル満点の大型アスレチック＆ジップラインをはじめ、昆虫や魚、爬虫類とふれあえる「いきものさわっちゃ王国」など、親子向けの体験が目白押し。

菜の花の観賞とさまざまな体験を組み合わせて、楽しい一日を過ごしましょう！

【神奈川県横須賀市】くりはま花の国

4月には菜の花の近くにネモフィラが咲き誇る

「くりはま花の国」に咲く菜の花（画像提供： フランキー / PIXTA）

「くりはま花の国」の「天空の花畑」では、例年11月末から4月末までの長い期間、菜の花が咲き誇ります。

冬には皇帝ダリア、ツバキ、アイスチューリップ、春にはネモフィラやヤグルマギクが見頃を迎え、花盛りの園内。同時にいろいろな花を楽しめるのがうれしいですね♪

秋の園内を走るフラワートレイン（画像提供： sada / PIXTA）

巨大なゴジラのすべり台や、海をモチーフにしたアスレチックがある「冒険ランド」のほか、レストランやバーベキュー場もあり、家族みんなで一日存分に遊べるスポットです。

高低差のある広い公園なので、園内はフラワートレインでの移動がおすすめですよ。

【神奈川県横浜市】追分市民の森

神奈川県内の穴場スポットならココ！

カラフルな景色が広がる「追分市民の森」

「追分（おいわけ）市民の森」は、神奈川県横浜市を流れる帷子川（かたびらがわ）の源流域にある森林です。花畑には菜の花、向日葵、コスモスをはじめ、レンゲ、花菖蒲（はなしょうぶ）、マリ－ゴ－ルドなどが咲き誇ります。

菜の花の見頃は、例年3月下旬から4月上旬まで。一面に広がる満開の菜の花畑は、とても美しいですよ。

神奈川県には菜の花の名所が複数ありますが、そのなかでもあまり知られていない穴場です。ぜひ一度足を運んでみてください！

【埼玉県幸手市】県営権現堂公園　権現堂堤の菜の花

千本桜と菜の花畑の見事な共演

春らんまんの絶景が広がります

埼玉県幸手市北部にある「県営権現堂（ごんげんどう）公園」内の権現堂桜堤は、桜の淡いピンクと黄色い菜の花のコントラストを楽しめる関東屈指の名所。

公園内を流れる中川沿いに、およそ1,000本のソメイヨシノによる約1kmの美しいトンネルが続き、その近くに広大な菜の花畑が広がっています。

イベント情報：幸手桜まつり（2025年3月26日～4月9日）

屋台も並び、にぎやかな雰囲気

「幸手桜まつり」期間中は約100店舗の露店が並ぶほか、日没からライトアップが行われ、夜桜を楽しめます。

青空を背景に菜の花✕桜の美しい風景を撮影したり、幻想的な夜桜を眺めたりして、春の一日を満喫しましょう♪

イベントを詳しくチェック！

【埼玉】桜と菜の花の絶景スポットはこちら！

【茨城県ひたちなか市】国営ひたち海浜公園

菜の花を見ながらサイクリング♪

「みはらしの里」の古民家と菜の花（画像提供：kazukiatuko / PIXTA）

茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」は、四季の彩り鮮やかな花々を堪能できる名所。一面に咲く花の景色は、SNSでも人気です。

「スイセンの丘」では早咲きの菜の花が例年3月中旬から咲き始め、春を予感させてくれます。

さらに、4月上旬から下旬までは「みはらしの里」で菜の花を楽しめます。こちらでは草丈60～80cmの高さに咲きそろった黄色い絨毯を、サイクリングをしながら眺められるのが魅力。

園内のサイクリングコースでは、レンタサイクルとマイ自転車のどちらも利用可能。広大な敷地を自由に行き来することができ、とても便利です。

ネモフィラと菜の花のコラボ（画像提供：kazukiatuko / PIXTA）

例年4月中旬には「みはらしの丘」にネモフィラが咲き渡り、青✕黄色のコラボレーションが見事ですよ。

【栃木県佐野市】渡良瀬川

サイクリングもおすすめ

まさに黄色いじゅうたん！（画像提供：裕デジタルストックフォト / PIXTA）

栃木県佐野市の渡良瀬川から秋山川までの土手沿いには、早春になると約2kmにわたって菜の花畑が広がります。

遠くから見ると、まるで黄色のじゅうたんを広げたような菜の花畑の光景は、地域に春を告げる風物詩として親しまれています。

また、渡良瀬川沿いに約5km続いているサイクリングロ－ドも有名。船津川町の菊沢川排水機場から高橋橋まで、菜の花の美しい景色を眺めながらサイクリングするのもおすすめです。

【栃県県真岡市】SL・桜・菜の花街道

SLと美しい花々のコラボレーション

菜の花畑を走るSL列車（画像提供：ひでロン / PIXTA）

栃木県の真岡鐵道（もおかてつどう）「北真岡駅」の東側は、満開の桜と菜の花の中をSL列車（SLもおか）が走る人気スポット。通称“SL・桜・菜の花街道”と呼ばれています。

ピンク色の桜と黄色の菜の花が美しく咲き誇る中を、「SLもおか」が白い煙を出しながら疾走する様子は、真岡市の春の風物詩。架線がないため、SL列車と桜と菜の花の共演をきれいに撮影できるのもうれしいポイントです。

真岡鐵道のSL列車は週末や祭日のみ運行しています。また、桜と菜の花が同時に満開となる期間は一週間もありません。そのため、SL列車と桜と菜の花のコラボは例年4月上旬の週末2日間限定の貴重な光景です。

「SLもおか」に乗って、列車から景色を満喫するのもおすすめです。撮影時はマナーを守って撮影してくださいね！

【群馬県渋川市】黒井峯遺跡

いにしえの土地が、春は菜の花畑に

歴史を体感できる貴重な菜の花スポット（画像提供：観光ぐんま写真館 https://gunma-kanko.jp/）

群馬県渋川市の旧子持村にある「黒井峯（くろいみね）遺跡」は榛名山の2回にわたる大噴火で、軽石に埋められた古墳時代の集落遺跡。“日本のポンペイ”とも呼ばれています。

春になると、遺跡の広大な広場は菜の花畑に一変。遠くに赤城山や榛名山を望む菜の花畑をひと目見ようと、多くの人が訪れます。

古墳時代にこの地で暮らしていた人々に思いをはせながら、菜の花畑をゆっくり眺めたり、撮影したりして、思い思いに過ごすことができますよ。

なお、同遺跡には古墳時代の集落を再現したVRアプリ「黒井峯タイムトラベル」があり、スマホやタブレットをかざすと、約1,500年前にあった建物や、そこで暮らしていた人々たちを360度パノラマで見られます。

榛名山にアプリを向けると、この集落をおそった噴火の再現映像も！　菜の花を楽しみながら、アプリで古墳時代をバーチャル体験してみるのもおすすめです。

【群馬県高崎市】鼻高展望花の丘

ネモフィラと芝桜も満開に

開放感抜群の菜の花畑（画像提供：gonbe / PIXTA）

群馬県高崎市の西部に位置する「鼻高展望花の丘」は、丘の上から高崎の市街地や上毛三山を一望できる展望スポットです。

また花の名所としても知られ、例年4月には菜の花が一面に咲き誇るほか、夏のひまわり畑や秋のコスモス畑も人気があります。

菜の花畑の隣にネモフィラ畑も（画像提供：gunpasha / PIXTA）

菜の花の時期にはネモフィラや芝桜も開花し、まるでカラフルなじゅうたんのよう。

花の手入れは「NPO法人鼻高町をきれいにする会」と「鼻高町地域づくり活動協議会」が行っています。地域住民が愛情たっぷりに育てている花畑です。

イベント情報：菜の花祭り（例年4月中旬～5月上旬）

例年、菜の花迷路も登場（画像提供：tenjou / PIXTA）

例年は4月中旬からゴールデンウィークまで「菜の花祭り」が開催されます。会期中は、農産物の直売や花の迷路など、さまざまな催しが企画されます。

イベント公式サイト

【群馬県前橋市】みやぎ千本桜の森公園　赤城南面千本桜

桜に負けない、菜の花の美しさも見どころ

春色の絶景が広がります（画像提供：観光ぐんま写真館 https://gunma-kanko.jp/）

「みやぎ千本桜の森公園」は、“日本のさくら名所100選”に選ばれた「赤城南面千本桜」で有名な、群馬県を代表する桜の名所。赤城山の南麓を走る市道の両側、約1.3kmにわたって、樹齢60年を超えるソメイヨシノが約1000本植えられています。

満開時には「桜のトンネル」となり、県内外から多くのお花見客が訪れる人気スポットです。

満開の桜の下で、見事なコントラストを見せてくれる菜の花も話題です。

イベント情報：赤城南面千本桜まつり（2025年4月5日～20日）

「赤城南面千本桜まつり」の様子（画像提供：観光ぐんま写真館 https://gunma-kanko.jp/）

毎年4月には「赤城南面千本桜まつり」を開催。地元のグルメや特産品などのふれあい物産市や、ステージパフォーマンスなど、多彩なイベントが行われます。

また夜間のライトアップにきらめく桜と菜の花も、幻想的でとても美しい光景です。

イベント公式サイト

春を体感できる菜の花スポットは親子におすすめのおでかけ先。記念撮影や摘み取りを満喫して、素敵な思い出をたくさん作ってください♪

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事（2022年3月掲載）の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。