2024千代田区の人気観光地18選
秋に日帰り~1泊で定番&穴場巡り
江戸時代から日本の中心地として発展した千代田区は、現在も政治・経済の中枢を担うまち。
大手町などのビジネス街だけでなく、秋葉原の電気街から江戸情緒が残る神田エリアまで、多彩な観光地があります。
そこで今回は、東京都千代田区のおすすめ観光名所&穴場をご紹介!
東京近郊からの日帰り観光はもちろん、遠方から泊りがけで訪れるのもおすすめ。秋の週末や連休に、親子で小旅行へでかけてみませんか?
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
皇居外苑・二重橋【千代田】
皇居を代表する人気フォトスポット!
東京を代表する観光名所のひとつ「皇居外苑」は、お濠や城門といった歴史的遺構が数多く点在するスポット。
皇居前広場から正門を経て宮殿へ至るお濠には、「正門石橋」と「正門鉄橋」という2つの橋が架かり、「二重橋」と呼ばれています。
二重橋は一般的に2つの橋の総称として用いられていますが、厳密には奥の正門鉄橋のこと。かつては「下乗橋」といわれ、橋桁を支えるため、中途に台があって二重構造となっていたことからこの名がつきました。
現在の橋は1964年(昭和39年)に架け替えられたもので、新年の一般参賀や外国賓客の皇居訪問といった宮中の公式行事に利用されます。
2つの橋越しに「伏見櫓」を望む独特の景観は、皇居の中でも特に人気の高いフォトスポット。年末年始には「巽櫓」や「大手門」などとともに、ライトアップも行われるので、足を運んでみて下さい。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区千代田1−7
アクセス:電車:東京メトロ有楽町線「桜田門駅」から徒歩で約4分 ②東京メトロ千代田線「二重橋前駅」から徒歩で14分 ③JR各線、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」から徒歩で約20分
皇居東御苑【千代田】
江戸城の名残をのこす、緑にあふれた広大な敷地
千代田区にある皇居東御苑では、旧江戸城の本丸、二の丸、三の丸の一部を一般に公開しています。
江戸城の名残りが残る数々の史跡にふれ、江戸時代の歴史を感じられるだけでなく、都心部では珍しい自然豊かな場所として、散策や休憩場所としても人気。
皇居東御苑の敷地面積は約21ヘクタール。東京ドームの約4.5倍の広さがあり、見どころが数多くあります。
「大手門」「百人番所」は必見!
なかでも、大名たちが登城する際に通ったという旧江戸城の正門、「大手門」は必見。
1606年(慶長11年)に築城の名人・藤堂高虎によって設計され、のちに高麗門と渡櫓門の2門からなる現在の姿になりました。
また、大手門から大手三の門を抜けたところの左手にある、「百人番所」も見どころのひとつ。江戸城本丸御殿最大の検問所で、長さは50mを超えます。
鉄砲百人組と呼ばれた根来組、伊賀組、甲賀組、廿五騎組の4組が昼夜を問わず警護に当たり、同心が常時100人詰めていたところから百人番所と呼ばれるようになったそうです。
冬になったら訪れたい梅の名所「梅林坂」
また、冬から春にかけての梅見シーズンには、東御苑の梅の名所、「梅林坂」がおすすめ。見頃は例年1月中旬〜3月上旬ですが、12月から咲き始める早咲きの梅もあります。
太田道灌が菅原道真を祀り、梅樹数百株を植えたことから「梅林坂」と名付けられたのだとか。
本丸と二の丸を結ぶこの坂には、現在50本ほど紅白の梅が植えられています。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区千代田1−1 宮内庁
公開時間:9:00~17:00(4月15日~8月末日は18:00まで、10月は16:30まで、11月1日~2月は16:00まで。最終入園は閉園30分前)
休園日:月・金曜(天皇誕生日以外の、国民の祝日等の休日は公開。月曜が休日で公開する場合は翌火曜休園)、年末年始(12月28日~1月3日)行事の実施、その他やむを得ない理由のため支障のある日
料金:無料
アクセス:電車:①東京メトロ各線、都営三田線「大手町駅」から徒歩で約5分。東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ千代田線「二重橋前駅」から徒歩で約10分
神田明神(神田神社)【外神田】
勝負事にご利益がある江戸総鎮守
江戸の総鎮守であり、仕事運や商売にご利益がある「神田明神」。正式名称を「神田神社」といい、一年を通じてたくさんの参拝客で賑わっています。
その歴史は古く、730年(天平2年)に創建されたのが始まりとされています。
1600年(慶長5年)に関ヶ原の戦いへ向かう徳川家康が、戦勝祈願を行ったことでも有名。その後、天下統一を果たしたことから、勝負ごとにご利益があると言われています。
「神田祭」「納涼祭り」など年中行事もたくさん
年中行事も盛んで、毎年5月頃には江戸三大祭のひとつである「神田祭」(本祭と陰祭を交互に開催)、1月1日には「歳旦祭」、お彼岸には「将門塚例祭」など、40以上もの行事が開催されます。
また、神田明神は穴場の花見スポット。春には艶やかな朱色の門とソメイヨシノが美しい共演を見せてくれますよ。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区外神田2-16-2
参拝時間:終日可能、神札授与9:00〜18:00、昇殿参拝受付9:00~15:45
定休日:なし
料金:拝観無料、昇殿参拝(初穂料)10,000円~
アクセス:車:首都高都心環状線・神田橋ICから約6分
電車:①JR各線「御茶ノ水駅」から徒歩で約5分② JR各線「秋葉原駅」から徒歩で約7分 ③東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」から徒歩で約5分 ④東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」から徒歩で約5分、ほか
駐車場:あり
年中行事:1月中旬:だいこく祭、4月:崇敬会春まつり、5月中旬:神田祭(本祭と陰祭を交互に開催)、6月下旬:夏越大祓式、7月初旬:七夕祭、8月上旬:納涼祭り、9月彼岸中:将門塚例祭、12月30日:師走大祓式
秋葉原電気街【外神田】
アニメ・ゲーム文化の聖地、サブカルチャーの発信地
アニメ、漫画、ゲームグッズの専門店が集まる「秋葉原電気街」。アニメ・ゲーム文化の聖地として世界的にも有名で、国内外からの観光客で賑わいをみせています。
今でこそ人気の観光地ですが、歴史をたどると、秋葉原周辺は戦後の「闇市」として発展した地域。高度経済成長の波を受けて、電気機器や部品、ソフトウェアなどを扱うお店が増え、電気街と呼ばれるようになりました。
その後、音楽ブームやゲームブームの影響を受け、現在のサブカルチャー色が強いまち並みへと変化。都市開発も行われ、ビジネスビルも数多く建つようになります。
秋葉原電気街には、それぞれの特徴が色濃く現れたお店がずらり。例えば、レトロゲーム専門店や同人誌を取り揃える専門店、メイド喫茶やダンスパーティーを楽しめる場所もあります。日本が誇る「サブカルチャー」を、親子で体験してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区外神田1-13
アクセス:車:首都高都心環状線・神田橋ICから約7分
電車:JR各線「秋葉原駅」から徒歩すぐ、東京メトロ銀座線「末広町駅」から徒歩で約5分
東京大神宮【富士見】
縁結びに効果あり!神前結婚式発祥の地
「飯田橋駅」から歩いて5分ほどの「東京大神宮」は、東京における伊勢神宮の遥拝殿として1880年(明治13年)に創建され、“東京のお伊勢さま”として人々に親しまれています。
同社は、日比谷に位置していたことから「日比谷大神宮」と称されていましたが、関東大震災後の1928年(昭和3年)に現在の場所に移ってからは「飯田橋大神宮」と呼ばれ、第2次世界大戦後、社名を「東京大神宮」と改めました。
神前結婚式の発祥の地として知られ、今でも伝統に則った正統な神前結婚式を挙げることができます。
東京大神宮が神前結婚式を創始した背景には、1900年(明治33年)5月10日、宮中三殿に於いて行われた当時の皇太子殿下(のちの大正天皇)のご結婚の儀があります。
これを記念して一般の人々に向けた神前結婚式を創始。家庭で婚礼を行うのが通例だった当時、神前で厳粛かつ神聖な儀式を行うことは画期的な出来事として人々の関心を集めました。
「縁結び鈴蘭守」や「キティ交通安全守」などお守りの種類が豊富
縁結びのご利益で知られる東京大神宮はお守りの種類がとても多く、なんと約50種類もあります。
縁結びのお守りが多く、特に人気なのが「幸福が訪れる」という花言葉を持つ鈴蘭(すずらん)の純白の花をかたどった「縁結び鈴蘭守」。
ほかにも、鈴蘭の花をビーズで表現した「鈴蘭ビーズ守り」や根付など、鈴蘭をテーマにしたものが複数あります。
子供には「学業成就守」や「健(すこやか)守」、ミキハウスのキャラクターやキティちゃんのお守りも人気。
飯田橋駅から徒歩で約5分とアクセスも抜群。運が良ければ白無垢姿の花嫁さんからも幸せのおすそ分けパワーがもらえるかもしれませんよ。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区富士見2-4−1
アクセス:電車:「飯田橋駅」から徒歩で約5分
駐車場:なし
ニコライ堂【神田駿河台】
重要文化財にも指定された「東京復活大聖堂」
御茶ノ水のシンボルともいわれる「ニコライ堂」。正式名称を「東京復活大聖堂」と呼び、1891年(明治24年)、イエス・キリストの復活を記憶する大聖堂として竣工しました。
建築面積は約800平方メートル。青みがかった緑色の屋根部分が特徴で、日本最大級の本格的なビザンティン様式教会としても有名。歴史的・建築物的な価値から、1962年(昭和37年)には国の重要文化財にも指定されました。
拝観献金を収めれば見学も可能。聖堂内には光が差し込む美しいステンドグラスなどがあり、神聖な気持ちを味わえますよ。
「携帯電話の電源はOFF」「写真撮影やラフすぎる服装はNG」など、いくつかのルールがあるので注意しましょう。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台4-4-1-3
拝観時間:4月~9月13:00~16:00/10月~3月13:00~15:30
休館日:荒天・冠婚葬祭による聖堂拝観中止あり
料金:拝観献金大人:300円中学生:100円小学生以下:無料
アクセス:電車:①JR各線「御茶ノ水駅」から徒歩で約2分 ②東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」から徒歩で約2分 ③東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」から徒歩で約6分 ④都営地下鉄新宿線「小川町駅」から徒歩で約7分
駐車場:なし
聖橋【神田駿河台】
2つの聖堂に由来する、神田川を結ぶ橋
JR総武線、中央線の「御茶ノ水駅」から「ニコライ堂」へ向かう道の途中、神田川に架かるアーチ型の橋は「聖橋」(ひじりばし)と呼ばれています。
1927年(昭和2年)、関東大震災の復興橋梁として竣工した橋で、千代田区と文京区にまたがる形で架かっています。歴史的価値の高さから、2018年(平成30年)には土木学会選奨“土木遺産”にも認定されました。
聖橋という名は、東京府東京市(現在の東京都)による一般公募で付けられたもの。神田川を挟んだ両岸に建つ2つの聖堂「湯島聖堂」と「ニコライ堂」があることから名付けられました。
美しいアーチラインを求めて、少し離れた場所から鑑賞するのがおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台4丁目
アクセス:電車:JR各線「御茶ノ水駅」からすぐ
駐車場:なし
神保町古書店街(神田古書店街)【神田神保町】
約130店もの書店が軒を連ねる本屋街
千代田区神田にある神保町は、世界最大級の「本のまち」として有名。“どんな本でも手に入る”とまでいわれており、大型書店や古本屋など約130店もの本屋さんが軒を連ねています。
明治初期、周辺に創立された「明治法律学校」(現在の明治大学)や「日本法律学校」(現在の日本大学)の学生向けに、続々と書店ができたのが古書店街の始まり。
本棚やワゴンを路面に出している古本屋さんが多く、近年はカフェを併設した子供の本専門店「Book House Cafe」(ブックハウスカフェ)も親子に人気です。
親子におすすめ!秋の「神保町ブックフェスティバル」
また、毎年秋には「神保町ブックフェスティバル」を開催。都内最大級のブックフェスで、神保町の本屋さんが集結します。
絵本&児童書のワゴンセールをはじめ、「神保町よしもと漫才劇場」のお笑いライブや、集英社・小学館によるイベント、地元の生徒、学生サークルのコンサートも開催されます。
■2024年イベント情報
開催期間:2024年10月26日(土)・27日(日)
開催時間:10:00~18:00
主なイベント:
・絵本・児童書ワゴンセール
・「世界史探偵コナン」シールラリー
・紙すき体験
・「神保町よしもと漫才劇場」お笑いライブ
・お茶の水小学校「マーチングバンド」
■スポット概要
所在地:東京都千代田区神田神保町
アクセス:電車:①JR総武線「水道橋駅」またはJR各線「御茶ノ水駅」から徒歩で約10分 ②東京メトロ各線「神保町駅」からすぐ
欧風カレー ボンディ【神田神保町】
フランス仕込み、本格ソースの絶品カレー
千代田区神田は“国内最大級のカレーのまち”。約400店ものカレー店があり、毎年秋に開催される「神田カレーグランプリ決定戦」も盛況です。
おすすめは、神保町の名店「欧風カレー ボンディ」。「神田カレーグランプリ」で初代グランプリに輝いたカレー屋さんです。
「欧風カレー」というとあまり聞きなれない言葉ですが、「欧風」の文字通り、背景となっているのはヨーロッパ・フランスの料理。
創業者の村田氏が絵の勉強のためにフランスへ渡り、友人の経営するレストランで働いていた時にフランス料理の基本となるソースの奥深さを知り、ブラウンソースをベースに作り上げたのがボンディのカレーソースだそう。
乳製品と何種類もの野菜・フルーツが溶け合い、不思議な甘さの中に辛さが感じられるのがボンディのカレーの特長で、一度味わったら忘れられないと評判を呼んでいます。
古本屋さんをめぐってお腹が空いたら、名店の味を求めて、お店を訪ねてみてはいかがでしょうか?
■スポット概要
所在地:東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル 2F
営業時間:平日11:00〜21:30(LO21:00)、土日祝日10:00〜22:00 (LO21:30)
アクセス:電車:都営地下鉄各線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」から徒歩で約1分
マーチエキュート神田万世橋【神田須田町】
幻の駅「万世橋駅」の歴史と記憶が残る商業施設
かつてJR中央線の「神田駅」~「御茶ノ水駅」間に「万世橋駅」があったことをご存知でしょうか?
神田川に面する万世橋界隈は、江戸時代から賑わいを見せていたエリア。1912年(明治45年)に中央線の「昌平橋駅」〜「万世橋駅」間が開通して以降、万世橋駅は東京市電(路面電車)の乗換ターミナルとして栄えました。
しかし1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で初代駅舎が焼失。残存した基礎を利用して建てた2代目駅舎が1925年(大正14年)に完成したものの、徐々に乗降客が減少し、万世橋駅は休止となりました。
その後、「万世橋駅」の遺構である赤レンガ造りの万世橋高架橋は「マーチエキュート神田万世橋」という商業施設に生まれ変わりました。
ホームや高架下のレンガの構造がそのまま残され、鉄道遺産が最大限に活用されていて、建物を見るだけでも楽しめます。
駅の面影を残す「1912階段」やショップ巡りを満喫
マーチエキュートを訪れたら、ぜひ見に行きたいのが「1912階段」。
駅が開業した1912年(明治45年)に造られた階段で、1936年(昭和11年)の「鉄道博物館」(のちの交通博物館)時代には、ホームから博物館に直接入館できる特別来館口として利用されていました。
施設内のショップやレストランもとても個性的。モダンなデザインながらも、かつての建物を活かした歴史を感じさせる空間になっています。
かつての「万世橋駅」に思いを馳せながら、ショッピングやお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか?
■スポット概要
所在地:東京都千代田区神田須田町1-25−4
営業時間:【1912階段・1935階段・プラットホーム】11:00~22:00(日曜・祝日は20:30まで) 【オープンデッキ】11:00~22:30(日曜・祝日は20:30まで)※ショップ、レストランはそれぞれ異なる
休館日:不定休
アクセス:電車:①東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」、東京メトロ丸の内線「淡路町駅」、都営新宿線「小川町駅」から徒歩で約3分 ②JR各線「秋葉原駅」から徒歩で約4分 ③JR各線「神田駅」から徒歩で約6分 ④東京メトロ銀座線「神田駅」から徒歩で約2分、ほか
千鳥ヶ淵緑道【九段南・三番町】
都心とは思えない四季折々の風景に出会える
千代田区にある「千鳥ヶ淵緑道」は、全国有数の桜の名所。
ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が、全長約700mの遊歩道を行き交う人々の頭上に咲き、まるで桜のトンネルの中を歩いているような体験ができます。
満開の桜の美しさだけでなく、満開をすぎた頃にこぼれ桜で一面が桜色に染まるお濠も見どころです。
お花見の時期だけ注目されがちな千鳥ヶ淵緑道ですが、緑道には四季折々の花木や草花も植えられており、一年を通して美しい景観を楽しめます。
桜まつりや灯籠流しなど季節のイベントもおすすめ
また、春には「千代田のさくらまつり」、夏には千鳥ヶ淵でボートに乗りながらお濠に灯籠を浮かべる「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」が行われます。
当日は700個もの灯籠の光が夏の夜に浮かび上がり、とても幻想的。水面に映る光を眺めながら、暑さを忘れるひとときを過ごせますよ。
リンク)「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」をチェック! https://trip.iko-yo.net/events/2534
■スポット概要
所在地:東京都千代田区九段南2丁目 から三番町先
アクセス:電車:①東京メトロ各線、都営新宿線「九段下駅」2番出口から徒歩で約3分 ②東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口から徒歩で約5分
東京駅【丸の内】
レトロな駅舎が美しい、首都の玄関口
いわずと知れた日本有数の巨大ターミナル「東京駅」。新幹線や高速バスなどの乗り場があり、東京の玄関口として親しまれています。
東海道新幹線や東北新幹線をはじめ、たくさんの路線が乗り入れているので、乗り物好きな子供にはたまらないスポット。
周辺には大型商業施設やレストランやショップ、ホテル、美術館などが立ち並び、東京観光の一大拠点となっています。
駅構内にはショッピングモール「グランスタ東京」があり、東京みやげを買うのに最適ですよ。
赤レンガ造りの駅舎にも注目
そんな東京駅のシンボルともいえるのが、「丸の内駅舎」です。1914年に建てられたものですが、東京大空襲により被災。2007年から保存・復元工事が行われ、2012年にグランドオープンしました。
趣ある赤レンガの外観や、レリーフが飾られた南北2つのドームなどが見どころ。国の重要文化財に指定された歴史ある建物は、フォトスポットとしても人気を集めています。
毎日日没~21時までライトアップされるので、夜に訪れるのもおすすめですよ。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目
アクセス:電車:JR各線「東京駅」から徒歩で約2分
三菱一号館美術館【丸の内】
19世紀のアートと建築に親しめる美術館
※メンテナンスのため、2024年秋頃まで休館中
三菱が1894年(明治27年)に建設した丸の内エリア初の西洋建築を復元し、2010年に開館した「三菱一号館美術館」。
赤レンガの風格ある建物は、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されたものです。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、オディロン・ルドン、フェリックス・ヴァロットンといった、建物と同時代の19世紀末西洋美術を中心に収蔵しています。
19世紀後半から20世紀前半の近代美術をテーマとした企画展を年3回開催。無料エリアには、三菱一号館の復元の経緯などを紹介する資料室やオリジナルグッズを購入できるミュージアムショップも併設しています。
また、かつて銀行営業室として利用されていた場所を忠実に復元した「Cafe1894」というミュージアムカフェ・バーもあり、クラシカルな雰囲気の中で食事も楽しめます。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区丸の内2-6−2
アクセス:電車:①JR各線、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」から徒歩で約5分 ②JR各線「有楽町駅」国際フォーラムから徒歩で約6分 ③東京メトロ千代田線「二重橋前駅」1番出口から徒歩で約3分、ほか
開館時間:10:00~18:00(最終入館は閉館30分前。祝休日を除く金曜、展覧会会期中の最終週平日は20:00まで)
休館日:月曜(祝休日、展覧会会期中最終週は開館)、年末、元旦、展示替え期間
料金:展示会により異なる
日比谷公園【日比谷公園】
緑と花いっぱいの都会のオアシス
1903年(明治36年)に開園した「日比谷公園」は、日本初の洋風近代式公園です。約16ヘクタールもある広大は園内は、都心とは思えないほど緑豊か。
季節ごとに花々で彩られる広い花壇などもあり、近隣のビジネスパーソンの憩いの場ともなっています。
公園最大のシンボル・直径30mの「大噴水」も見どころ。噴水は上中下段の三段構造で、28分刻みで24パターンもの変化を繰り広げます。
テラスのある洋食屋さん&歴史を感じるスポットも
また、園内には江戸時代の大名屋敷の遺構や、明治時代に造られた馬の水飲み場など、歴史が感じられるスポットも点在。
お腹がすいたら、1903年(明治36年)創業の「日比谷松本楼 グリル&ガーデンテラス」で洋食を。緑豊かなテラス席なら、子供連れでも安心です。
一年を通じて多彩なイベントが開催されているので、チェックしておでかけしてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区日比谷公園1
開園時間:常時
料金:入園無料
アクセス:電車:東京メトロ各線「日比谷駅」から徒歩で約5分
北の丸公園【北の丸公園】
自然と歴史を感じながら親子で散策
1969年(昭和44年)に昭和天皇の還暦を記念して整備された「北の丸公園」。
江戸時代に江戸城北の丸があった場所で、重要文化財の田安門や清水門といった歴史的な遺構が多く点在しています。
園内にはたくさんの木々が生い茂り、都心とは思えないほど自然が豊か。広々とした芝生広場や池、せせらぎなどもあり、ゆったりとした時間が流れています。
また森の中にはいくつもの巣箱が設置され、野鳥観察にもおすすめのスポットです。
敷地内には「日本武道館」や「科学技術館」も!
また、園内にはコンサートなどのイベント会場として有名な「日本武道館」、楽しく科学を学べる「科学技術館」といった文化施設も併設。
同園を囲む千鳥ヶ淵や牛ヶ淵といったお濠には、たくさんの桜が植えられ春はお花見にもぴったりです。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区北の丸公園1-1
料金:入園無料
アクセス:電車:①東京メトロ各線「九段下駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり
東京国立近代美術館【北の丸公園】
明治から現代までのアートに親しめる美術館
「東京国立近代美術館」は1952年(昭和27年)に中央区京橋に開館した、日本で最初の国立美術館です。
1969年(昭和44年)に現在の北の丸公園に移転。横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む、明治から現代までの幅広いジャンルの美術の名作を収蔵しています。
2~4階の所蔵品ギャラリーでは、1万3,000点以上のコレクションから選りすぐった約200点を展示する「MOMATコレクション」を開催。20世紀以降の日本美術の流れをたどることができる国内唯一の展示として人気を集めています。
4階には「眺めのよい部屋」という休憩スペースもあり、皇居のお堀を眺めながらひと休みできますよ。
また、1階の企画展ギャラリーでは、特定のテーマに基づいた国内外の美術作品を展示する企画展を年3~4回実施しているので、おでかけ前にチェックしてみてください。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで。最終入館は閉館30分前)
定休日:月曜(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替え期間、年末年始
料金:【MOMATコレクション】一般500円、大学生250円、高校生以下無料 ※企画展は別途有料
アクセス:電車:①東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約3分 ②東京メトロ各線「九段下駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし
日枝神社【永田町】
日本三大祭の山王祭で知られる神社
政治の中心・永田町に鎮座する「日枝神社」は、江戸城の鎮守として徳川家のあつい信仰を集めた由緒ある神社です。
境内の「宝物館」には、国宝や重要文化財の刀剣といった徳川将軍家ゆかりの品々も多数収蔵されています。
御祭神の大山咋神が山の神であることにちなみ、日枝神社では狛犬ならぬ狛猿を安置。「さる」は「勝る(まさる)」や「魔が去る(まがさる)に通じることから、勝運や魔除けのご利益で親しまれています。
本殿脇にはオス・メス2体の神猿像が祀られ、メスの猿は子猿を抱きかかえていることから、縁結びや子授け、安産を願う女性も多く訪れます。
毎年6月には、日本三大祭や江戸三大祭のひとつに数えられる「山王祭」が開催されることでも有名。隔年で東京都心を300mの祭礼行列が練り歩く「神幸祭」が盛大に執り行われ、華麗な王朝絵巻が繰り広げられます。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区永田町2-10−5
アクセス:車:首都高・霞ヶ関ICから約5分
電車:①東京メトロ千代田線「赤坂駅」から徒歩で約3分 ②東京メトロ各線「溜池山王駅」から徒歩で約3分 ③東京メトロ各線「国会議事堂前駅」から徒歩で約5分 ④東京メトロ各線「赤坂見附駅」から徒歩で約8分
駐車場:あり
国会議事堂【永田町】
日本の政治の中心を無料で見学できる!
日本の政治の中枢として知られる「国会議事堂」。「白亜の殿堂」と称される美しい建物は1920年(大正9年)に着工され、17年もの年月をかけて完成しました。
ニュース映像などで見かけることも多い国会議事堂ですが、じつは予約不要(10人以上は必要)で見学が可能。
建物を正面から見て、左が衆議院、右が参議院です。見学日時や受付場所などは両院で異なるので、詳細は公式サイトをチェックしてみて下さい。
窓や天井はステンドグラス、床は大理石を使ったモザイクで装飾された「中央広間」や絢爛豪華な「御休所」(ごきゅうしょ)という天皇陛下のお部屋、各院の本会議場などが見どころ。
参議院の参観ロビーには、議員席のレプリカなども置かれていて、実際に座ってもOK。
売店ではお菓子や文具など、オリジナルのお土産も購入できます。無料で見学できる国会議事堂へ、親子で社会科見学にでかけてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都千代田区永田町1-7−1
見学日時:【衆議院】平日8:00~17:00(受付終了16:00)、土日祝日9:30、10:30、11:30、13:00、14:00、15:00 【参議院】平日9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00(最終受付は開始5分前)
アクセス:電車:①東京メトロ各線「国会議事堂前駅」から徒歩で約9分 ②東京メトロ各線「溜池山王駅」から徒歩で約13分
駐車場:なし
江戸時代から日本の中心として栄えてきた千代田区には、皇居周辺に広がる都会のオアシス、まち歩きが楽しい神田明神周辺や古書店街などエリアごとに異なる魅力が詰まっています。遊べて学べる千代田区で、充実した親子旅を満喫してくださいね!
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年3月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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