【東京再発見】文京区の名所16選
冬におすすめの穴場や天然温泉も
都内に住む親子も意外と知らない、“東京の魅力あふれる名所”をご紹介! 今回は、文京区のおすすめ観光名所&穴場をピックアップします。
東京大学をはじめ多くの大学が集まる文教地区として知られる文京区。“江戸の二大庭園”に数えられる「六義園」「小石川後楽園」や、「湯島天満宮」「白山神社」といった神社など、たくさんの名所があります。
冬休みの日帰り観光や、初詣帰りのまち歩きもおすすめです。記事を参考に冬のおでかけを楽しんでくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
【大塚】大本山 護国寺
江戸時代に徳川綱吉の母の願いで創建された寺院
文京区にある重要文化財として有名な「大本山 護国寺」。東京メトロ有楽町線「護国寺駅」から徒歩すぐの場所にある真言宗の寺院です。
創建は1681年(天和元年)。江戸5代将軍・徳川綱吉の母である桂昌院の懇願によって建てられた祈願寺として知られています。
境内には重要文化財や大隈重信の墓所も
境内には、重要文化財に指定されている本堂や月光堂などがあります。毎月18日には如意輪観世音菩薩がご開帳されるので、訪ねてみてはいかがでしょうか。
また、本堂の裏には、大隈重信や山田顕義といった著名人が眠る墓所もあります。
■スポット概要
所在地:東京都文京区大塚5丁目40−1
アクセス:車:首都高速5号線護国寺出口すぐ
電車:①東京メトロ有楽町線「護国寺駅」から徒歩で3分 ②東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」から徒歩で約15分
【音羽】鳩山会館
内閣総理大臣を務めた、鳩山家の舞台裏を覗く
「鳩山会館」は内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の邸宅だった場所。文京区音羽にあることから「音羽御殿」(おとわごてん)と呼ばれることもあり、現在は記念館として一般公開されています。
鳩山家がこの地に住まいを構えたのは、1891年(明治24年)のこと。立派な洋館が竣工したのは1924年(大正13年)で、大規模な修復工事を経て1995年(平成7年)に現在の姿となりました。
敷地面積は約2,000坪。鉄筋コンクリート構造のイギリス風洋館を讃えるかのように、庭園にはバラをはじめとした四季折々の花々が咲き誇ります。
記念館の中では、鳩山一郎に関する資料や解説パネルなども展示。大正から昭和にかけての日本政治の舞台裏を知ることができますよ。
■スポット概要
所在地:東京都文京区音羽1-7−1
アクセス:電車:①東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ有楽町線「護国寺駅」から徒歩で約7分
【春日】文京シビックセンター展望台
東京スカイツリーや富士山が見える無料展望台
「文京区役所」や「文京シビックホール」、「文京区観光案内所」などが入った複合施設「文京シビックセンター」。
東京23区の区役所のなかで、庁舎単体としてはもっとも高い建物で、 高速シースルーエレベーターが10基あるのが特徴です。
夕日や夜景が美しく見える工夫も
25階の東・西・北側は、展望ラウンジとして無料で公開。東側には東京スカイツリー、西側には新宿副都心と富士山、北側には筑波山等を望む大パノラマが広がります。
窓ガラスが斜めになっていて、室内の光が窓に写り込まないように工夫されており、夕焼けや夜景がきれいに見えることでも人気の展望台です。
■スポット概要
所在地:東京都文京区春日1-16−21 25階
アクセス:電車:①東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約1分 ②都営地下鉄三田線、大江戸線「春日駅」から徒歩で約1分
駐車場:あり
【後楽】小石川後楽園
江戸時代を代表する大名庭園
東京ドームに隣接して広がる「小石川後楽園」。池を中心とした回遊式築山泉水庭園で、特別史跡および特別名勝として国の文化財に指定されています。
江戸時代初期、水戸徳川家の祖である頼房が江戸の上屋敷の庭として造ったもので、水戸黄門として知られる2代目藩主・光圀の代に完成しました。
中国と日本の景勝地を模したスポットが点在
光圀は作庭の際に明の儒学者である朱舜水(しゅしゅんすい)の意見をとり入れました。そのため、オカメザサでおおわれた築山「小廬山」(しょうろざん)など、中国の名所の景観が随所に再現されています。
また、「白糸の滝」や「大堰(おおい)川」といった日本各地の景勝地を模した見どころもあり、庭園巡りながら、湖や山、川、田園といった変化に富んだ景色を楽しめます。
春は桜や梅、初夏は花菖蒲、秋は紅葉など、四季折々の植物に彩られる小石川後楽園。都心にありながら、ゆったりした時間を過ごせる貴重なスポットです。
■スポット概要
所在地:東京都文京区後楽1-6−6
アクセス:電車:①JR中央線、都営地下鉄三田線「水道橋駅」から徒歩で約7分 ②「飯田橋駅」から徒歩で約7分 ③東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約7分
駐車場:なし
【後楽】東京ドームシティ
「東京ドームシティ」は、「東京ドーム」をはじめ「東京ドームシティアトラクションズ」、「スパ ラクーア」、「東京ドームホテル」、屋内型キッズ施設「ASOBono!」、「宇宙ミュージアムTeNQ」などの多彩な施設で構成される都市型エンターテインメントシティです。
東京ドーム:野球やコンサートビッグイベントが目白押しのスタジアム
「東京ドーム」は1988年に開業した日本初の全天候型多目的スタジアムです。野球はもちろん、有名アーティストのコンサートや展示会など、年間を通してビッグイベントが数多く開催されています。
読売ジャイアンツの本拠地でもあり、巨人公式戦ともなると多くの野球ファンで賑わいます。
野球観戦のおともに楽しみたいのがオリジナルグルメ! たっぷりのレタスを東京ドームの芝に見立てたホットドッグ、東京ドームの屋根をイメージしたメロンパンを使ったサンド、ジャイアンツ選手がプロデュースしたお弁当など、気になるメニューが目白押しです。
読売ジャイアンツをはじめ、プロ野球全12球団のグッズなどを購入できるショップもあるので、野球好きな親子はぜひ足を運んでみて下さい。
スパ ラクーア:都内で露天風呂&天然温泉を満喫♪
スパ ラクーアの温泉は、東京ドームシティの地下約1,700mから湧き出る天然温泉で、肩こりや冷え症、美容を目的とした人々に人気。
東京の真ん中にいることを忘れてしまう風情ある露天風呂で、リラックスできますよ。ラクーアにはレストランやカフェ、ファッションや雑貨のお店などもあり、一日中家族でのんびり過ごせます。
スポドリ:ボルダリングデビューや野球好きな子供に最適!
子供や初心者が気軽にボルダリングに挑戦できる屋内型スポーツ施設。傾斜角85度から135度まで8段階のウォールが配置されており、上達に応じてステップアップできるのが特徴です。
バッティングコーナーや、元プロ選手から学べる野球塾もあり、野球好きな子供にもおすすめです。
東京ドームシティアトラクションズ:「ウォーターシンフォニー」がおすすめ
東京ドームシティアトラクションズでおすすめのアトラクションは、1日6回異なるプログラムが無料で楽しめる水と光の噴水ショー「ウォーターシンフォニー」。
季節ごとの演出や、イベントに合わせたプログラムなどがあり、何度見ても飽きません。昼間のさわやかなショーも、夜のロマンチックなショーも、どちらも見ごたえがあります。
2024年12月1日(日)~12月25日(水)の期間は、クリスマス仕様の噴水ショーを開催中です。
■スポット概要
所在地:>東京都文京区後楽1
アクセス:電車:①JR中央・総武線「水道橋駅」西口からすぐ ②都営地下鉄三田線「水道橋駅」A2出口からすぐ ③東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口からすぐ ④都営地下鉄大江戸線「春日駅」6番出口からすぐ
駐車場:あり(有料)※店舗の利用による時間割引、施設の利用による割引販売あり
【水道】印刷博物館
小学生以下は無料!印刷の歴史を学べるミュージアム
「印刷博物館」は凸版印刷株式会社の創立100周年記念事業の一環として、2000年に開館したミュージアムです。「かんじる」「みつける」「わかる」「つくる」といった体験を通して、印刷について学べる展示が充実しています。
グーテンベルクが印刷した「42行聖書」や、杉田玄白が翻訳した「解体新書」など歴史的に重要な史料から、ギネスブックに掲載されている世界最小の0.75ミリの印刷本まで、バラエティに富んだ資料が収蔵されています。
体験を通じて学べるイベント&VRシアターも
また、曜日によっては活版印刷体験をするイベントや工房見学ツアーも実施。土日祝日にはVRシアターで臨場感あふれる映像が上映され、展示室とは違った角度から印刷について学べます。
館内にはレストランやカフェも併設されているので、見学のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都文京区水道1-3−3
アクセス:電車:①東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約8分 ②東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約10分 ③「飯田橋駅」から徒歩で約13分
駐車場:あり
備考:一部のコンテンツは事前予約が必要
【関口】東京カテドラル聖マリア大聖堂
足を踏み入れた瞬間、全身が感動に包まれる大聖堂
荘厳な美しさに、誰もが心打たれる「東京カテドラル聖マリア大聖堂」。東京教区の大司教が儀式を行い、教え指導する協会として知られています。
鉄筋コンクリート造りの現代的な建築構造が特徴。曲線を帯びた8面の壁が、天井中心に向かってそびえ立ち、双曲放物線によって大きな十字架を形づくっています。
設計を手掛けたのは、“世界のタンゲ”とも称される建築家の丹下健三氏。1964年に東京カテドラル聖マリア大聖堂の竣工を行い、国際連合大学やフジテレビ本社ビルなどの近代建築でも知られています。
大聖堂のなかに入ると、規模の大きさにきっと驚くはず。オフィスビル10階分に相当する約40mの天井から光が差し込む、幻想的な空間です。
また、日本最大のパイプオルガンも必見。毎日ミサも行われています。
■スポット概要
所在地:東京都文京区関口3-16−15
アクセス:電車:①有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約12分②有楽町線「護国寺駅」から徒歩で約13分③東西線「早稲田駅」から徒歩で約17分
バス:都バス目白駅〜椿山荘前停留所下車、徒歩で約1分
【関口】ホテル椿山荘東京 庭園
「東京雲海」が広がる日本庭園は必見
文京区関口にあり、2万坪の日本庭園で知られる「ホテル椿山荘(ちんざんそう)東京」。庭園は、無料で一般公開されています。
神田川に面したこの地は、南北朝時代から椿が自生する景勝地でした。江戸時代は久留里藩黒田氏の下屋敷で、隣接する「関口芭蕉庵」には松尾芭蕉が住んでいました。
1878年(明治11年)には山縣有朋(やまがたありとも)が購入し、自分の屋敷として「椿山荘」と命名しました。
庭園内には小川が流れており、大きな池や滝、緑に映える赤い橋、頂上に建つ三重塔など見どころがたくさん。三重塔は室町時代末期のものと推定されていて、国の登録有形文化財に登録されています。
寒椿や梅、桜やホタルなど四季の移ろいを感じながら散策
1月~3月は約100種2,300本の椿が咲き誇り、期間限定のインスタレーション・アートの演出も楽しめます。
また春には桜やつつじが咲き誇り、初夏にはホタルが飛び交います。秋の紅葉、冬の椿や梅も素晴らしく、季節によって違う顔を見せてくれます。
近くには美術館の「永青文庫」「講談社 野間記念館」や、建築家・丹下健三の代表作「東京カテドラル聖マリア大聖堂」などがあるので、あわせて散策してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都文京区関口2-10-8
アクセス:電車:①東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約10分 ②都電荒川線「早稲田駅」から徒歩で約14分
バス:①JR山手線「目白駅」から都バスに乗車(約10分)、「ホテル椿山荘東京前」バス停で下車すぐ ②JR山手線「池袋駅」西口7番停留所からシャトルバス ※土日祝日のみ
駐車場:あり
【千駄木・根津・台東区谷中】谷根千エリア
昔ながらの風情が残るまちで食べ歩き&ショッピング
文京区と台東区にまたがる「谷根千」(やねせん/谷中・根津・千駄木とその周辺)は、親子のおでかけにおすすめのエリアです。
森鴎外や夏目漱石が住んだ“文豪のまち”としても知られ、つつじの名所「根津神社」をはじめとした神社仏閣も多く、参拝後の散策も人気。飴細工作り工房や、指人形劇場などの文化体験スポットや、かわいい古本屋さん、雑貨店など見どころが尽きません。
行列ができるパン・たいやき・かき氷屋のほか、くつろげる古民家カフェも豊富。活気あふれる「谷中銀座商店街」(谷中ぎんざ)での食べ歩きも楽しみのひとつです。
■スポット概要
所在地:東京都文京区千駄木・根津、台東区谷中
アクセス:東京メトロ「千駄木駅」「根津駅」、JR各線「日暮里駅」
駐車場:周辺に有料駐車場あり
【白山】小石川植物園
日本最古の植物園
「小石川植物園」は日本でもっとも古く、世界有数の歴史を持つ植物園です。
正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。東京大学の教育実習施設で、植物学の研究や教育を目的に設立されました。
約500種の植物が植えられた「植物分類標本園」や、約120種の薬用植物を栽培する「薬園保存園」などのエリアがあり、見どころ満載! 散策しながらいろいろな植物について学べます。
万有引力を発見するきっかけとなった「ニュートンのリンゴ」など、歴史的な発見にゆかりのある記念樹を見ることもできますよ。
春は桜、秋はモミジの名所としても有名な小石川植物園。徳川家の御殿の遺構である日本庭園もあり、四季折々の植物を眺めながらのんびり過ごせるスポットです。
■スポット概要
所在地:東京都文京区白山3-7-1号
アクセス:電車:①②都営地下鉄三田線「白山駅」から徒歩で約10分 ②東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし
【本郷】文京ふるさと歴史館
文教が培われた歴史の風景を描く
文京区の歴史や文化にふれるなら「文京ふるさと歴史館」へ。1991年(平成3年)に開館して以来、慣れ親しんだ文京区の足元に根付く物語を伝え続けています。
常設展示では、旧石器時代~近代までの文京区にまつわる資料を展示しています。古代出土遺物や江戸の暮らしぶりを描いた模型なども展示されており、興味深く知識を身につけられます。
また、文京区の名前の由来でもある「文教」の風土にも注目。江戸時代に開設された聖堂や東京大学をはじめとした学校、文人・作家など、文京区で培われた文化についても描かれています。
■スポット概要
所在地:東京都文京区本郷4-9−29
アクセス:電車:東京メトロ丸ノ内線「本郷3丁目駅」から徒歩で約5分 ②都営地下鉄三田線、大江戸線「春日駅」から徒歩で約5分
【本郷】東京大学
歴史を感じながら散策を楽しめる!
日本の国立大学の最高峰として名高い「東京大学」。文京区にある本郷キャンパスは、東京大学のメインキャンパスです。
どことなく近寄りがたいイメージですが、じつは誰でも気軽に構内を見学できるスポット。
「安田講堂」をはじめとする「ウチダゴシック」と称されるゴシック様式で造られた建造物や、重要文化財の「赤門」など名建築が立ち並び、アカデミックな雰囲気を感じながら散策できます。
また、加賀藩・前田家のゆかりの「育徳園」という大名庭園の遺構も見どころ。都心とは思えないほど自然豊かな庭園には、夏目漱石の小説の舞台ともなった「三四郎池」が広がります。
正門から安田講堂へと続く銀杏並木も有名で、秋には見事な黄葉で彩られます。
実際に足を運んでみることで、「大学ってどんな場所かな?」という子供の興味関心を高めるきっかけになるかもしれませんね。
■スポット概要
所在地:東京都文京区本郷7-3−1
アクセス:電車:①東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ南北線「東大前駅」から徒歩で約10分
【本駒込】六義園
つつじの名所、幻想的な枝垂桜&紅葉のライトアップも!
「六義園」(りくぎえん)は、徳川5代将軍・徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した日本庭園。
造園当時から「小石川後楽園」とともに“江戸の二大庭園”に数えられていました。大泉水を樹林が取り囲む庭園で、和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。
つつじの花、庭園入口近くにある枝垂桜、紅葉が有名で、この枝垂桜の最盛期と紅葉の最盛期には、日没後にライトアップが行われます。
また、土日祝日の11時と14時には約1時間の庭園ガイドも実施。
もともとは「六義園」と同じ敷地内にあった、“日本一美しい本棚”で知られる「東洋文庫ミュージアム」と、あわせて訪れるのもおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都文京区本駒込6-16-3
営業時間①営業時間9:00〜17:00(入園は16:30まで)※イベント開催期間、ゴールデンウイークなど時間延長が行われる場合あり②定休日年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
利用料金・一般 300円・65歳以上 150円・小学生以下及び都内在住・在学の中学生 無料※無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
アクセス:電車:①JR・東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩で約7分②都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩で約10分
駐車場:なし
【本駒込】東洋文庫ミュージアム
”日本一美しい本棚”に出会えるミュージアム
※2024年12月27日(金)~2025年秋頃まで施設工事のため休館予定
1924年に三菱財閥の第3代当主・岩崎久彌(いわさきひさや)氏が設立した「東洋文庫」は、アジア全域の歴史と文化に関する東洋学の研究所。その蔵書は100万冊にもおよびます。
「東洋文庫ミュージアム」は、その貴重なコレクションを紹介する博物館です。
東洋文庫が誇る蔵書の全容を映像で学べるほか、国宝や重要文化財に指定された資料なども展示。年に数回、さまざまなテーマで企画展も開催されています。
約2万4,000冊の本が並ぶ「モリソンコレクション」
一番の見どころは、現在の価値で約70億円といわれる「モリソンコレクション」を収める書庫。約2万4,000冊の本が、足元から天井までびっしりと並ぶ様は圧巻です。
レストラン「オリエント・カフェ」も併設
また、シーボルトゆかりの植物が植えられた中庭などもあり、紫陽花(あじさい)の名所としても知られています。
館内には岩崎氏ゆかりの小岩井農場が手がけるレストランを併設。厳選された食材を使ったおいしい料理を、家族みんなで堪能してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都文京区本駒込2-28−21
アクセス:電車:①JR山手線、東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩で約8分 ②都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり
【湯島】湯島天満宮
学業成就・合格を祈願!受験生と家族に人気の神社
「湯島天神」や「湯島神社」と呼ばれて親しまれている「湯島天満宮」。
458年の創建と伝わる古社で、日本神話に登場する怪力の神様「天之手力雄命」(あめのたぢからをのみこと)と、学問の神様として知られる「菅原道真公」を祀っています。
そのため、初詣や受験シーズンには、多くの受験生と家族が合格祈願に訪れるスポットです。
学業成就・合格祈願のお守りや、就職お守り、交通安全お守り、学業成就鉛筆などの授与品も豊富です。境内に出店している「合格甘酒」も人気ですよ。
東京に春を告げる「梅まつり」は必見
江戸時代より「梅の名所」として庶民に親しまれて来た湯島天満宮には、白梅を中心に約200本もの梅の木が植えられています。
梅が見頃となる例年2月上旬~3月上旬には、「文京花の五大まつり」のひとつ「文京梅まつり」を開催。
屋外で抹茶をいただく「野点」や、湯島白梅太鼓の披露、日本各地の物産展などイベントも行われます。
■スポット概要
所在地:東京都文京区湯島3-30-1
アクセス:電車:①東京メトロ千代田線「湯島駅」3番出口から徒歩で約2分 ②東京メトロ銀座線「上野広小路駅」から徒歩で約5分 ③東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」から徒歩で約10分 ④JR各線「御徒町駅」から徒歩で約8分 ⑤都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」A4出口から徒歩で約5分
駐車場:あり(有料)
【湯島】妻恋神社
恋愛成就のパワースポット!
文京区湯島のビルの間に鎮座する「妻恋神社」。
神社の創建は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が三浦半島から房総へ移動する際に大暴風雨にあい、妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)が海に身を投じて海神の怒りを鎮めたとの伝説に由来します。
東国を平定したのち、湯島に立ち寄った日本武尊。妻を恋い慕う気持ちをくみ、2人を御祭神として祀ったことから、恋愛成就や縁結びのパワースポットとして人気を集めています。
通常は宮司が不在で社務所も閉まっていますが、お守りや御朱印などは通信販売で購入することができるので、公式サイトをチェックしてみてください。
また、2月と9月に開催される「ねこまつり at 湯島」では、猫をモチーフにした数量限定の特別な御朱印も頒布されます。
■スポット概要
所在地:東京都文京区湯島3-2−6
アクセス:電車:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」から徒歩で約8分
四季それぞれの見どころがある「六義園」「小石川後楽園」などの名園や、たくさんの施設が集まった「東京ドームシティ」など、文京区には何度でも訪れたくなる観光スポットが充実。
電車でアクセスしやすい名所ばかりなので、ぜひ気軽におでかけしてみてくださいね!
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年4月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
- ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
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