2025湯島天神の周辺スポット10選<br/>合格祈願と神田・上野・谷中散策
更新日2024年12月10日/公開日2024年12月10日

2025湯島天神の周辺スポット10選
合格祈願と神田・上野・谷中散策

体験する
歴史・文化を感じる
東京都文京区、東京都台東区、ほか

東京都文京区の「湯島天満宮」(湯島天神)から徒歩圏内&公共交通機関で20分以内の周辺スポットをご紹介します。

湯島天満宮は、学問の神様・菅原道真公を祀る神社。とくに初詣から受験シーズンにかけて、たくさんの家族連れが学業成就・合格祈願に訪れます。

周辺には上野・御徒町・谷根千・神田などの人気エリアもあり、参拝後の楽しみ方も盛りだくさん。親子でまち歩きや観光を満喫してくださいね。

※トップ画像:梅まつり(提供:文京区 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示4.0国際 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「谷中銀座」の食べ歩きレポをチェック!

「神田明神」周辺のまち歩きレポはこちら!

「湯島天満宮」(湯島天神)とは?

1500年以上の歴史を持つ由緒ある神社
1500年以上の歴史を持つ由緒ある神社

「湯島天神」と呼ばれ親しまれている「湯島天満宮」は、西暦458年(雄略天皇2年)創建と伝わる歴史ある神社。

日本神話に登場する怪力の神様「天之手力雄命」(あめのたぢからをのみこと)と、学問の神様として知られる「菅原道真公」を祀り、一年を通して受験生や親子連れが合格祈願に訪れるスポットです。

徳川家康・綱吉も崇敬した神社

徳川家康は江戸城に入るに際し、特に湯島天神を篤く崇敬したといわれています。また、徳川綱吉もこの地域を文教の中心とし湯島聖堂を昌平坂(担当千代田区と文京区の境界線上にある坂)に移しました。

「文京花の五大まつり」の梅まつりと菊まつりを開催

「文京梅まつり」過去開催時のライトアップ(画像提供:mono / PIXTA)
「文京梅まつり」過去開催時のライトアップ(画像提供:mono / PIXTA)

梅が見頃となる例年2月上旬から3月上旬には「文京梅まつり」、11月初旬から下旬には「文京菊まつり」が開催されます。

また、5月下旬の例大祭も見どころのひとつ。神輿の渡御(とぎょ)や湯島天神白梅太鼓の奉納などが行われ、まちが大いに賑わいます。

「文京菊まつり」をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都文京区湯島3-30-1
アクセス:電車:①東京メトロ千代田線「湯島駅」3番出口から徒歩で約2分 ②東京メトロ銀座線「上野広小路駅」から徒歩で約5分 ③東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」から徒歩で約10分 ④JR各線「御徒町駅」から徒歩で約8分 ⑤都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」A4出口から徒歩で約5分

妻恋神社:縁結びのパワースポットを参拝

文京区湯島のビルの間に鎮座する「妻恋神社」。湯島天満宮からは歩いて7分ほどの場所にあります。

神社の創建について、日本武尊(やまとたけるのみこと)と妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)の伝説が残っています。

日本武尊が三浦半島から房総へ移動する際に大暴風雨にあった際、弟橘姫が海に身を投じて海神の怒りを鎮めたといいます。

湯島は、日本武尊が東国を平定したのちに立ち寄った場所。日本武尊が妻を恋い慕う気持ちをくみ、2人を御祭神として祀ったことから、恋愛成就や縁結びのパワースポットとして人気になりました。

夫婦や親子の絆を深めるために、家族で参拝してみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都文京区湯島3-2−6
アクセス:電車:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」から徒歩で約8分
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約7分

史跡 湯島聖堂:近代教育発祥の地

「湯島聖堂」大成殿
「湯島聖堂」大成殿

「湯島聖堂」は、儒教の祖である孔子(こうし)を祀っている廟所(びょうしょ/高貴な人の霊を祀る場所)です。江戸5代将軍・徳川綱吉により、儒学の振興を図る目的で1690年(元禄3年)に創建されました。

黒で統一された中国様式の建造物は、重厚感があって厳かな雰囲気が漂います。

境内には孔子銅像が
境内には孔子銅像が

木々に囲まれた境内は、のんびり歩くのにもぴったり。高さ約4mの大きな孔子銅像も見どころのひとつです。

学問成就のご利益があるといわれており、湯島天満宮とあわせて参拝する受験生も多いそうですよ。

■スポット概要
所在地:東京都文京区湯島1-4-25
閉館日:8月13日~17日/12月29日~31日
アクセス:①JR中央・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩で約2分 ②東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」から徒歩で約2分
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約11分

天野屋:神田明神の門前で甘酒を

「甘酒(冷やし)」495円
「甘酒(冷やし)」495円

「天野屋」は、「神田明神」(神田神社)の大鳥居に隣接する創業1846年(弘化3年)の甘酒屋さん。

店の地下約6mに、200年以上使われている糀室(土室/つちむろ)があり、伝統的な製法で糀を発酵させています。

その特別な糀と米だけで作った甘酒は、ほど良い甘さでサラリとした喉越し。アルコールは入っていないので、小さな子供も安心して飲むことができます。

「味噌おでん」605円
「味噌おでん」605円

天野屋の糀から作った田楽味噌(みそ)を付けていただく「味噌おでん」もおすすめ。こんにゃくの味を引き立てる濃厚な甘辛さがたまりません!

■スポット概要
所在地:東京都千代田区外神田2-18-15
定休日:火曜(祝日の場合営業)、海の日、8月10日〜17日
アクセス:①JR中央・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩で約5分 ②JR各線、東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」から徒歩で約7分
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約11分

PARCO_ya:映画や買い物、グルメも充実

上野広小路の交差点近くにあり「松坂屋」と軒を連ねています(画像提供:Ryuji / PIXTA)
上野広小路の交差点近くにあり「松坂屋」と軒を連ねています(画像提供:Ryuji / PIXTA)

「PARCO_ya(パルコヤ)」は、JR山手線、京浜東北線「御徒町駅」前にある複合ビル。こだわりのあるファッションや雑貨が並ぶ大人向けの店舗が多いものの、家族向けのブランドや映画館のほか、飲食店も充実しており家族の休日にもおすすめです。

「あんみつ みはし」や「廚 くろぎ」などの人気店も要チェック!

「あんみつ みはし」の一番人気「クリームあんみつ」
「あんみつ みはし」の一番人気「クリームあんみつ」

行列必至のかき氷店「廚 くろぎ」や、上野の老舗甘味処「あんみつ みはし」があるのも注目ポイント。特に「あんみつ みはし」は、「上野恩賜公園」前の本店や「上野駅」構内に比べると、比較的穴場といえます(筆者のおすすめは夕方以降)。

地下にはお菓子の専門店「おかしのまちおか」があり、子供が大喜びです♪

■スポット概要
所在地: 東京都台東区上野3-24-6
定休日:不定休(年始は例年1月2日から営業。店舗ごとに異なる)
アクセス:①JR山手線、京浜東北線「御徒町駅」南口からすぐ ②東京メトロ銀座線「上野広小路駅」A1出口からすぐ
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約7分

不忍池辯天堂(上野恩賜公園):「谷中七福神めぐり」の弁天様をお参り

不忍池辯天堂(画像提供:gonbe / PIXTA)
不忍池辯天堂(画像提供:gonbe / PIXTA)

「上野恩賜公園」に広がる「不忍池」のほとりには、弁財天を祀る「不忍池辯天(べんてん)堂」があります。弁財天は音楽と芸能、金運アップのご利益があるといわれる神様。

江戸中期から続く「谷中七福神巡り」のコースにも含まれており、特に1月最初の巳の日(初巳)には多くの初詣客が参拝に訪れます。

一年を通じて、週末や祝日には参道に屋台が並んでいるのも特徴です。

■スポット概要
所在地:東京都台東区上野公園5-20
アクセス:電車:「上野駅」から徒歩で約6分
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約12分

谷中銀座商店街(谷中ぎんざ):新春には餅つきも!活気あふれる商店街

1945年(昭和20年)頃から続く昭和レトロな商店街
1945年(昭和20年)頃から続く昭和レトロな商店街

下町風情の残る「谷中銀座商店街(谷中ぎんざ)」は、東京メトロ千代田線を利用すると、湯島天満宮から約13分でアクセス可能。

全長170mほどの商店街には、昔ながらの個人商店を中心に、さまざまな業種の約70店舗が密集。どこか懐かしい雰囲気を感じられる食べ歩きのまちとして大人気です。

「谷中七福神巡り&商店街巡り」「ひゃっこい祭り」などイベントも充実

「谷中七福神巡り&商店街巡り」の餅つき
「谷中七福神巡り&商店街巡り」の餅つき

毎年、7月と12月には「中元期・歳末期 大感謝祭」、8月には「ひゃっこい祭り」、年4回の「びっくり市」と、家族で楽しめるイベントも充実しています。

新年には「谷中七福神巡り&商店街巡り」を開催。つきたてのお餅が食べられる「新春餅つき大会」や、豪華賞品が当たる「新春大福引き大会」が行われ、大いに盛り上がります。

■スポット概要
所在地: 東京都台東区谷中3-13-1
アクセス:電車:①JR各線、京成線「日暮里駅」から徒歩で約5分 ②東京メトロ千代田線「千駄木駅」から徒歩で約5分
湯島天満宮からのアクセス:徒歩で約7分

東京ドーム天然温泉 Spa LaQua:都内で天然温泉を満喫♪

新年から露天風呂でリフレッシュ♪
新年から露天風呂でリフレッシュ♪

6歳以上の子供がいる家族におすすめの「東京ドーム天然温泉 Spa LaQua(スパ ラクーア)」。東京ドームシティの地下約1,700mから湧き出る天然温泉で、肩こりや冷え症、疲労回復、美容を目的としたママパパに人気です。

都心にいることを忘れてしまう風情ある露天風呂をはじめ、ジャグジーや足湯なども揃っています。アメニティも用意されているので手軽に行けるのもポイント。

館内にはカフェやレストラン、ファッションや雑貨のお店などもあり、家族で一日のんびり過ごせます。

※0~5歳は入場できないのでご注意ください

■スポット概要
所在地:東京都文京区春日1-1-1
定休日:不定休
アクセス:電車:①東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約1分 ②都営地下鉄大江戸線「春日駅」から徒歩で約2分 ③都営地下鉄大江戸線「水道橋駅」から徒歩で約3分
湯島天満宮からのアクセス:「湯島三丁目」バス停から「大塚駅前」行きバスに乗車(約10分)、「春日駅前」バス停で下車後、徒歩で約5分

小石川後楽園:六義園と並ぶ「江戸のニ大庭園」を散策

東京ドームに隣接して広がる「小石川後楽園」。池を中心とした回遊式築山泉水庭園で、特別史跡および特別名勝として国の文化財に指定されています。

水戸藩主・徳川光圀が完成した江戸時代の大名庭園

紅葉シーズンの園内(画像提供:denkei / PIXTA)
紅葉シーズンの園内(画像提供:denkei / PIXTA)

江戸時代初期、水戸徳川家の祖である頼房が江戸の上屋敷の庭として造ったもので、水戸黄門として知られる2代目藩主・光圀の代に完成しました。

光圀は作庭の際に明の儒学者である朱舜水(しゅしゅんすい)の意見をとり入れました。そのため、オカメザサでおおわれた築山「小廬山」(しょうろざん)など、中国の名所の景観が随所に再現されています。

日本の景勝地をイメージしたスポットが点在

風情のある「白糸の滝」(画像提供:Masa / PIXTA)
風情のある「白糸の滝」(画像提供:Masa / PIXTA)

また、「白糸の滝」や「大堰(おおい)川」といった日本各地の景勝地を模した見どころもあり、庭園巡りながら、湖や山、川、田園といった変化に富んだ景色を楽しめます。

春は桜や梅、初夏は花菖蒲、秋は紅葉など、四季折々の植物に彩られる小石川後楽園。都心にありながら、ゆったりした時間を過ごせる貴重なスポットです。

■スポット概要
所在地:東京都文京区後楽1-6−6
定休日:年末年始 (12月29日~1月1日)
アクセス:電車:①JR中央線、都営地下鉄三田線「水道橋駅」から徒歩で約7分 ②「飯田橋駅」から徒歩で約7分 ③東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約7分
湯島天満宮からのアクセス:都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」から約10分の「飯田橋駅」で下車後、徒歩で約4分

印刷博物館:豊富な資料と体験を通じて印刷博士に!

印刷に関する資料がいっぱい!
印刷に関する資料がいっぱい!

「印刷博物館」は凸版印刷株式会社の創立100周年記念事業の一環として、2000年に開館したミュージアム。「かんじる」「みつける」「わかる」「つくる」といった体験を通して、印刷について学べる展示が充実しています。

グーテンベルクが印刷した「42行聖書」や、杉田玄白が翻訳した「解体新書」など歴史的に重要な史料から、ギネスブックに掲載されている世界最小の0.75ミリの印刷本まで、バラエティに富んだ資料が収蔵されています。

活版印刷体験やVRシアターで楽しく学べる

体験しながら楽しく学べるスポットです
体験しながら楽しく学べるスポットです

また、曜日によっては活版印刷体験をするイベントや工房見学ツアーも実施。土日祝日にはVRシアターで臨場感あふれる映像も見ることができ、印刷についての理解が深まります。

一部のコンテンツは事前予約が必要なので、公式サイトで確認してからおでかけしてください。

■スポット概要
所在地:東京都文京区後楽1-6−6
定休日:月曜(ただし祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始(2024年12月28日~2025年1月6日)、展示替え期間
アクセス:電車:①東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から徒歩で約8分 ②東京メトロ各線「後楽園駅」から徒歩で約10分 ③「飯田橋駅」から徒歩で約13分
湯島天満宮からのアクセス:①「湯島三丁目」バス停から「大塚駅前」行きバスに乗車(約12分)、「伝通院」バス停で下車後、徒歩で約8分 ②「湯島三丁目」バス停から「小滝橋車庫前」行きバスに乗車(約17分)、「大曲」バス停で下車後、徒歩で約3分

文京ふるさと歴史館:文教の風土が培われた歴史にふれる

中学生以下は入館無料なのもうれしい(画像提供:dokosola / PIXTA)
中学生以下は入館無料なのもうれしい(画像提供:dokosola / PIXTA)

「文京ふるさと歴史館」は、文京区の歴史や文化について学べるスポット。

常設展示では、旧石器時代~近代までの文京区にまつわる資料を展示しています。古代出土遺物や江戸の暮らしぶりを描いた模型なども展示されており、興味深く知識を身につけられます。

また、文京区の名前の由来でもある「文教」の風土にも注目。江戸時代に開設された聖堂や東京大学をはじめとした学校、文人・作家など、文京区で培われた文化についても描かれています。

■スポット概要
所在地:東京都文京区本郷4-9−29
定休日:月曜、毎月第4火曜(祝日にあたるときは開館、翌日休館)、定期燻蒸期間、年末年始 ※2025年1月のスケジュールは公式サイトのカレンダーでご確認ください
アクセス:電車:東京メトロ丸ノ内線「本郷3丁目駅」から徒歩で約5分 ②都営地下鉄三田線、大江戸線「春日駅」から徒歩で約5分
湯島天満宮からのアクセス:「湯島三丁目」バス停から「大塚駅前」行き、または「小滝橋車庫前」行きバスに乗車(約6分)、「真砂坂上」バス停で下車すぐ 

湯島天満宮からは上野の森も近いので、学問の神様をお参りしたら「国立科学博物館」や「国際子ども図書館」へ足を運ぶのもいいですね。学びの多い一年になりますように♪

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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