2024世田谷区の観光名所&穴場16選
秋に日帰りで満喫!遊びと学び満載
本記事では、東京都世田谷区のおすすめ観光名所&穴場をご紹介します。
世田谷区は豊かな自然や歴史的な名所、現代的な施設が共存する魅力的なまち。
「松陰神社」や「等々力渓谷」などの定番スポットから、ユニークなカフェやアートスポットまで、親子で訪れてみたい場所が満載です。
東京近郊からの日帰り観光はもちろん、遠方から泊りがけで訪れても満足できること間違いなし。秋の週末や連休を利用して、日帰り~1泊でおでかけしてみませんか?
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
【等々力】等々力渓谷
都内唯一の渓谷!水と緑に囲まれた自然スポット
等々力渓谷は東京23区内で唯一の渓谷で、東京都の名勝に指定されています。
その特徴のひとつは、豊かな水源。渓谷には30カ所以上の湧水があり、湿地が多くあることから、湿性植物が植生する自然豊かな場所となっています。
ちなみに「等々力」という地名の由来は、水の落ちる音が渓谷に轟いていたことからきているという説があるそうで、このことからも水が豊かな土地であることがわかりますね。
2月~3月は梅、4月には桜、新緑が爽やかな5月、夏は深い緑、紅葉の秋と、一年を通して美しい自然を楽しめる等々力渓谷ですが、見どころはそれだけではありません。
渓谷の左岸崖面では、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴式古墳を見ることができます。なかでも1973年(昭和48年)に発見された3号横穴は、今も完全な形で残っており、東京都指定史跡にもなっています。
そのほか「不動の滝」や「等々力不動尊」など、全長1kmの大自然渓谷の中にぎゅっと見どころが詰まっています。
渓谷さんぽの休憩にぜひ訪れたいのが、等々力不動尊の対岸にある日本庭園と書院です。
日本庭園は、1973年(昭和48年)に著名な造園家により作庭されたもので、当時のままの姿で保存されています。
また1961年(昭和36年)に建築された書院建物の中には等々力渓谷の写真や歴史などが展示されていて、無料サービスのお茶も用意されています。
書院の軒下のベンチに座って美しい庭を眺めながらひと息ついたり、気候のいい時期は書院の向こうにある芝生広場でのんびりするのもおすすめですよ。
※2024年9月現在、遊歩道は通行止め。日本庭園、等々力不動尊は利用可能
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区等々力
アクセス:電車:東急大井町線「等々力駅」から徒歩で約3分
駐車場:なし
【桜新町】長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
サザエさんのまち・桜新町にある美術館&記念館
日本人なら誰もが知る国民的長寿アニメ「サザエさん」のまちとして知られる世田谷区桜新町。まちの各所で、サザエさん一家のイラストパネルや銅像を見つけることができます。
東急田園都市線の「桜新町駅」からサザエさん通りを7分ほど歩いた場所にあるのが「長谷川町子美術館」と「長谷川町子記念館」です。
長谷川町子と姉が集めた美術品がずらり!
「長谷川町子美術館」は、「サザエさん」の作者・長谷川町子が、姉の毬子とともに集めた美術品を社会に広く還元したいと、1985年(昭和60年)に開館しました。
収蔵されている美術品(日本画・洋画・ガラス・陶芸・彫塑)約700点。作家名にこだわることなく、純粋に好きな作品を購入し集めたものだとか。
その種類は日本画、洋画、ガラス、陶芸、彫塑など多岐に渡ります。
「長谷川町子記念館」で長谷川町子作品の世界を満喫
「長谷川町子記念館」では、長谷川町子が描いた「サザエさん」「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」の世界観をデジタルとアナログで楽しめます。
落書きやぬりえのコーナーもあり、小さな子供も大満足!
「アニメサザエさん展」やイベントも要チェック!
美術館では年に数回展示替えを行っており、例年夏休みには「アニメサザエさん展」や関連イベントを実施しています。
2024年8月3日(土)~11月24日(日)はアニメ放送55周年記念アニメサザエさん展「わたくし、サザエでございま~す!」を開催しています。
ぜひ家族でおでかけしてみてくださいね。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区桜新町1-30−6
営業時間:10:00~17:30(最終入館17:00)
休館日:月曜(祝日の場合、その翌日)、展示替え期間、年末年始料金:一般900円、高校~大学生500円、小・中学生400円
アクセス:電車:東急田園都市線「桜新町駅」から徒歩で約7分
【代田】白髭のシュークリーム工房
世界でもここだけ!トトロのシュークリーム
小田急線「世田谷代田駅」から徒歩で約3分。閑静な住宅街の中にひっそりと建つ「白髭のシュークリーム工房」では、トトロの形をしたシュークリームを販売しています。
建物の1階には販売店舗が、2階にはカフェが併設され、隣の工房で作られたトトロのシュークリームを味わうことができます。
通年フレーバーはもちろん、季節限定フレーバーも絶品!
国産原料にこだわって一つ一つ丁寧に手作りされたトトロのシュークリームは、オールシーズン販売されているカスタードクリーム、チョコレートクリームに加え、季節限定のフレーバーがあります。
1〜6月はストロベリークリームの詰まったトトロが登場。耳にピンクのお花が乗っていて、中身が分かりやすく見た目もかわいい!
7月~9月はブルーベリーヨーグルトクリームとマンゴークリーム、10月~12月はマロン&マロンクリームがお目見えします。
フレーバーによって葉っぱや帽子などそれぞれ目印が違うので、ぜひ何種類か試してみましょう。
焼き菓子や期間限定のジブリスイーツも
一番人気はトトロのシュークリームですが、焼き菓子なども販売しており、時期によってはほかのジブリのキャラクターにも出会うこともできます。
以前人気を集めたのが「桃の上のポニョ」。旬の桃を使ったゼリーの上には白玉粉でできたキュートなポニョが乗っています。また、クリスマスシーズンには期間限定で「ハウルの動く城」のカルシファーがのったガトーショコラが販売されたことも。
ジブリ観光といえば「三鷹の森ジブリ美術館」が有名ですが、トトロのシュークリームが買えるのはここ世田谷の「白髭のシュークリーム工房」だけ。
小田急線「世田谷代田駅」のほか、井の頭線「下北沢駅」からも徒歩7分ほどなので、まち歩きがてらクリームたっぷりのトトロに会いに行ってはいかがでしょうか?
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区代田5-3-1
営業時間:10:30〜18:00
定休日:火曜(祝日の場合は営業、水曜休み)
アクセス:電車:①小田急線「世田谷代田駅」から徒歩で約3分 ②小田急線・井の頭線「下北沢駅」から徒歩で約7分
【玉川】二子玉川ライズ
洗練された都市の魅力と豊かな自然の共存
「二子玉川ライズ」は商業、オフィス、住宅などで構成される複合施設。民間再開発としては都内最大級の総開発面積(約11.2ヘクタール)を誇ります。
豊富なショップが並ぶ「ショッピングセンター」をはじめ、専門店を集めた「ドッグウッドプラザ」、物販店から飲食店まで並ぶ「オークモール」、レストランやミュージックサロンなど6つの施設で構成され、カジュアルに使えるお店が多数揃っています。
「水と緑と光」の豊かな自然環境と調和
同施設の最大の魅力は、ショッピングスポットやレストランがぎゅっと凝縮されていながら、多摩川の豊かな自然と共存していること。
東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」の駅前から二子玉川ライズ全体を貫く「リボンストリート」を抜けると、「二子玉川公園」にたどり着きます。
大きな芝生のエリアがあるほか、カフェや日本庭園などもあり、子供から大人まで楽しめる気持ちのいいエリアになっています。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区玉川2-21−11
営業時間:ショップ10:00〜21:00、レストランフロア11:00〜23:00
※店舗によって営業時間が異なる
アクセス:東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」直結
駐車場:あり
【玉川】二子玉川 蔦屋家電
ライフスタイルに沿った家電を
「二子玉川駅」から徒歩4分のところにある「蔦屋家電」。ここは「代官山蔦屋書店」や「湘南T-SITE」などのコンセプトストアを生み出すカルチュア・コンビニエンス・クラブが手掛けた新しいスタイルの家電店です。
最先端の技術を駆使した製品からクラシックなデザインまで幅広い商品がずらり。大型ブックカフェの空間で、コンシェルジュたちが、さまざまなライフスタイルを提案しています。
専門知識と経験豊富なコンシェルジュに聞けるから安心
家電や本の各売場にいるコンシェルジュは、各ジャンルの専門知識や経験を有するプロ集団。客の疑問や質問に寄り添ったアドバイスをしてくれるので、安心して買い物ができます。
また家電だけではなく、日々の生活をもっと刺激的にしてくれるインテリアや本、雑貨やApple製品を販売する、アート&テクノロジーに満ちた空間です。
コーヒーを手に、コンシェルジュ厳選の家電や本から暮らしのイメージをふくらませながら、お買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C.テラスマーケット
営業時間:家電・BOOK売場10:00〜22:00
アクセス:車:①首都高速道路・用賀ICから約2.6km ②東名高速道路・東京ICから約2.8㎞ ③第三京浜・玉川ICから約1.6km
電車:東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」から徒歩で約4分
駐車場:あり(二子玉川ライズの駐車場)
【若林】松陰神社
学問の神様・吉田松陰を祀る神社
世田谷区若林にある「松陰神社」。幕末、明治維新に躍動した久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など、多くの偉人に影響を与えた長州藩の思想家・教育者「吉田松陰」を祭神としています。
創建は1882年(明治15年)。吉田松陰が刑死してから4年後の1863年(文久3年)に、松下村塾の門下生だった高杉晋作らが中心となって、長州ゆかりのこの地に改葬したことが由来となっています。
教育者であった吉田松陰は、現在学問の神として崇められており、松陰神社は合格祈願や学問成就にご利益があるとされ、受験を控える親子に人気。
また、境内には吉田松陰をはじめとした松下村塾の子弟の墓所、松下村塾の模擬、石燈籠など見どころがいくつもあります。
東急世田谷線「松陰神社前」周辺のまち歩きもぜひ♪
最寄り駅の「松陰神社前」駅は、東急世田谷線という路面電車が通る小さな駅。周辺には風情あふれる老舗とセンスの良い新しいお店が共存していて、魅力的なエリアになっています。
神社を参拝したあとは、駅の周辺も散策してみてください。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区若林4−35−1
参拝時間:7:00〜17:00、お守り・お神札受付9:00〜17:00(社務所休務日を除く)、ご祈祷受付9:00〜16:30(恒例祭典時及び社務所休務日を除く)
アクセス:
電車:東急世田谷線「松陰神社前駅」から徒歩で約3分
駐車場:あり(タイムズ松蔭神社、約20台。最初の20分無料、120分まで20分ごと220円、以降30分ごとに440円)
【若林】松下村塾
吉田松陰と門下生に思いを馳せる
「松下村塾」は、江戸時代末期に、長州萩城下の松本村(現在の山口県萩市)に存在した私塾。吉田松蔭が門下生に教えを説き、多くの偉人を輩出したことで有名です。
1842年(天保13年)に吉田松陰の叔父が開いた寺子屋を発端とし、のちに引き継いだ吉田松陰によって大きく発展しました。
吉田松陰が教えた年月は2年半ほどの短い期間でしたが、その教えを受けた者の数はおよそ90人。松下村塾の主な塾生には高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らがいます。
世田谷区若林の松下村塾は、山口県の萩に保存されている松下村塾を模したもの。毛利藩代官屋敷の古材や古瓦を使用して1938年(昭和13年)12月に建築されました。
土日祝日の9〜16時のみ雨戸が開放されており、外から内部の様子を見学できます。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区若林4−35−1 松陰神社境内
営業時間:7:00〜17:00 ※土日祝日9:00〜16:00のみ雨戸開放
アクセス:電車:東急世田谷線「松陰神社前駅」から徒歩で約3分駐車場:あり(タイムズ松蔭神社、約20台。最初の20分無料、120分まで20分ごと220円、以降30分ごとに440円)
【砧公園】砧公園
広大な芝生広場でピクニックを楽しもう
世田谷区内では「駒沢オリンピック公園」に次いで2番目に広い敷地面積を持つ「砧公園」。
元々ゴルフ場だったこともあり、園内には見渡す限りの芝生が広がっています。
園内は芝生の広場と樹林で構成されるファミリーパーク区域と運動施設区域が整備されているほか、バードサンクチュアリや吊り橋、世田谷美術館があります。
また、サイクリング用の道路も整備されており、ウォーキングやランニングをする人もいたりと、区民の憩いの場になっています。
春は絶好のお花見スポットに
春にはソメイヨシノをはじめとする約840本の桜が見頃を迎え、お花見にも人気の公園です。
ピクニックを楽しみたいなら、ぜひお弁当を持って広大な芝生広場「ファミリーパーク」へ。
公園内でも特に桜が多く、お花見にも絶好のエリアです。大木が多く、枝が地際まで伸び、目の高さで花を見ることができます。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区砧公園1−1
アクセス:電車:東急田園都市線「用賀駅」から徒歩で約20分。または同駅からバスに乗車し「美術館」バス停で下車
【砧公園】世田谷美術館
「砧公園」の緑に囲まれた美術館
「世田谷美術館」は、豊かな緑あふれる「砧公園内」内にある美術館です。区ゆかりの美術家からアンリ・ルソーを代表とする素朴派、北大路魯山人の作品まで1万6,000点を越える美術作品を収蔵しています。
また国宝などの文化財から現代美術まで、幅広い内容の展覧会を開催。
ほかにもコンサートやワークショップなどさまざまなプログラムを実施しています。
カフェも併設。アートにふれながら一日のんびり
館内には、公園を一望できるレストランやカフェ、オリジナルグッズを扱うミュージアムショップなどもあります。
建築そのものの美しさや、窓の向こうに見える砧公園の四季折々の光景にも癒されますよ。
館内には随所に座り心地の良いベンチが設置されており、アートにふれながらのんびりとした一日を過ごせる都会のオアシスです。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区砧公園1−2
開館時間:10:00〜18:00(展覧会の最終入場17:30)
アクセス:電車:①東急田園都市線「用賀駅」から徒歩で約17分 ②東急田園都市線「用賀駅」からバスに乗車し「美術館」バス停で下車後、徒歩で約3分 ③田急線「成城学園前」駅からバスに乗車し「砧町」バス停で下車後、徒歩で約10分
駐車場:あり
【岡本】岡本公園民家園
かつての農村の暮らしに思いを馳せる
「岡本公園民家園」は丸子川沿い、閑静な住宅街と田園風景が混ざりあう風景の中にあります。
園内には世田谷区の有形文化財第1号に指定された「旧長崎家住宅主屋」と「旧浦野家土蔵」、「旧横尾家住宅椀木(うでぎ)門」を復元し、江戸時代後期の典型的な農家の家屋敷を再現しています。
茅葺き屋根の家は、瀬田の旧長崎家の主屋。土間から茶の間に上がると、囲炉裏に火が焚かれていて、そこでお茶を飲みながら、のんびりと過ごすこともできます。
行事や遊びを通じて季節や伝統を体感
農村に伝わる行事なども行っており、昔ながらの生活や風習を体験することができます。ひな祭りや七夕といった四季折々の行事も見どころです。
また、隣接する「岡本公園」は2024年3月にリニューアルオープンしたばかり。丸子川沿いの公園なので、水遊びができるスペースがたくさんあるのも特徴です。
ザリガニなどが住む池もあり、子供が虫取りを楽しんでいる光景も見られます。
季節と伝統を感じに、親子で訪れてみてください。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区岡本2-19-1
料金:無料
アクセス:電車:東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」から徒歩で約20分。または同駅からバスに乗車し「民家園」バス停で下車
駐車場:あり(岡本公園の駐車場、無料10台)
【世田谷】世田谷代官屋敷
世田谷には彦根藩の領地があった!代官・大場家の役宅
「世田谷代官屋敷」は、江戸時代中期から彦根藩(藩庁:滋賀県彦根市の彦根城)世田谷領20カ村の代官を世襲した大場家の役宅で、「大場代官屋敷」とも呼ばれています。
近世中期の代表的な上層民家としての旧態を保存した貴重な建造物であることから、住宅建造物としては都内で初めて国の重要文化財に指定されています。
代官の責任の重さを体感できる「切腹の間」
代官の仕事は年貢の収納や犯罪の防止、取り締まりなど多岐に渡ります。
なかでも、代官という職務がいかに重責であったかを感じさせるのが、茅葺の主屋にある「切腹の間」。「事ある時はここでいつでも腹を切る覚悟で職務にあたった」ことが由来といわれています。
また、敷地内には罪人の取り調べをした場所として知られる「白州跡」という場所があり、ここからも代官の職務の過酷さが伝わってきます。
「世田谷区立郷土資料館」を併設
敷地内にある「世田谷区立郷土資料館」は1964年(昭和39年)に開館した、都内でもっとも古い公立地域博物館です。
入館は無料で、原始時代の遺跡から現代の世田谷の様子まで、貴重な資料や映像を見ることができます。
夏休みには親子ワークショップも開催。世田谷代官屋敷とあわせておでかけしてみてはいかがでしょうか?
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区世田谷1 ‐29−18
開館時間:9:00~16:30
休館日:月曜、祝日(月曜が祝日の場合は翌火曜も休館)、年末年始(12月29日~1月3日)※運営上の都合により休館日の変更あり
料金:無料
アクセス:電車:東急世田谷線「上町駅」から徒歩で約5分
【瀬田】玉川大師
都内でお手軽にお遍路ができる
世田谷区瀬田にある真言宗智山派の寺院、「玉眞院」(ぎょくしんいん)は、“玉川大師”の通称で知られています。創建は大正時代で、龍海大和尚により大師堂が、その後6年の歳月をかけて1934年(昭和9年)に竜海阿闍梨が地下仏殿を建立したといわれています。
都内有数のパワースポットとして知られ、家内安全や厄除け、交通安全に縁結び、勝負運などさまざまなご利益があるとされています。
玉川大師の見どころは、本堂の真下から境内の地下一円にひろがる参道「奥の院 地下霊場 遍照金剛(へんじょうこんごう)殿」です。
深さ約5m、長さ100mの奥の院には、四国88カ所、および正鵠33番霊場のお大師様・観音様が鎮座しています。
四国遍路と西国遍路さながらにお参りでき、実際に巡ったのと同じご利益があるとされています。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区瀬田4-13−3
参拝時間:9:00〜16:30(最終16:00)
参拝料:遍照金剛殿:中学生以上800円、小学生以下500円
アクセス:東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」から徒歩で約15分
【瀬田】瀬田アートトンネル
温もりのある美しいアートトンネル
「瀬戸アートトンネル」は、国道246号線の下を横断する瀬田ずい道を改築し、照明とモザイク壁画が美しいアートトンネルとして再生しました。
瀬田ずい道は「二子玉川駅」にも近く、玉川高島屋などショッピング街にも近いことから、多くの利用客がいます。地域住民にとっては重要な生活道路ですが、以前は暗い、怖いなどの悪いイメージがあり、あまり喜んで使われるようなトンネルではありませんでした。
1993年(平成5年)の改築により、暗くて恐いトンネルのイメージを一変する見事な芸術作品に一変。モザイク壁画は、地元の美術大学のボランティアによって制作されました。
完成後の1995年(平成7年)には第10回(1995年度)公共の色彩を考える会で「公共の色彩賞」に選ばれました。
現在では「瀬田アートトンネル」として地域住民に親しまれ、たくさん利用されています。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区瀬田32
アクセス:電車:東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」から徒歩で約9分
【瀬田】旧小坂家住宅(瀬田四丁目旧小坂緑地)
小坂順造の趣きある別邸を見学
世田谷区岡本から瀬田、さらに上野毛に続く地域は、多摩川にほど近い国分寺崖線沿いに位置し、水と緑に恵まれた住宅街です。
この辺りには、明治から昭和にかけて華族や政財界人たちによって建てられた別邸が多くありました。
そのなかで唯一現存するのが「旧小坂家住宅」です。衆議院議員や企業の経営者などを歴任した小坂順造の別邸として1937年(昭和12年)に建てられました。
1999年(平成11年)には世田谷区の有形文化財に指定され、「瀬田四丁目旧小坂緑地」として公開されています。
美しい庭園は癒しの空間
洋風の寝室棟、和風の主屋棟(座敷)、山小屋風の書斎棟で構成された2階建ての建物が台地上に建てられており、各棟から国分寺崖線の緑を見渡せる配置になっています。
玄関や書斎などには当時の民芸風の流行がさりげなく取り入れられ、別邸ならではの趣味的な色あいの濃い住宅に仕上がっています。
また、園内には紅葉と竹林が美しい湧水の流れる庭園もあります。
さまざまな意匠が凝らされている旧小坂家住宅の建築を堪能したあとは、国分寺崖線の緑と水の流れを感じながら、散策路や木道をお散歩してみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区瀬田4-41−21
営業時間:9:30~16:30
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス:電車:①東急田園都市線、大井町線「二子玉川駅」から徒歩で約20分 ②小田急線「成城学園前駅」から「二子玉川駅」行きバスに乗車、「静嘉堂文庫」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:なし
【太子堂】スカイキャロット展望ロビー
周辺を一望できる三軒茶屋のランドマーク
「三軒茶屋駅」直結の好立地な場所にある「キャロットタワー」。外壁の色がにんじんに見えることから名付けられたそうです。その美しいレンガ調のビルはひときわ目立ち、周囲のランドマーク的存在になっています。
26階にある展望台は無料で利用でき、世田谷のまちを眺望できます。2017年のリニューアルオープンで、都心側にも展望エリアができました。
展望台は23時までやっているため、夜景も楽しめます。
タワー内には商業施設のほか劇場などの文化施設もあります。ファミリーのおでかけスポットとしても人気の場所ですよ。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区太子堂4-1−1 キャロットタワー26階
営業時間:展望ロビー9:30〜23:00、レストラン11:00~22:00(LO21:00)、カフェ10:00~22:00(LO21:00)
定休日:第2水曜、年末年始
アクセス:電車:東急田園都市線「三軒茶屋駅」から徒歩で約3分、世田谷線「三軒茶屋駅」下車すぐ
【太子堂】太子堂八幡神社
源頼義・義家が戦勝を祈願した由緒ある神社
世田谷の緑豊かな杜の中にある「太子堂八幡神社」は、誉田別尊(ほんだわけのみこと=応神天皇)を御祭神とした神社です。
正確な文献はないものの、平安時代の終わりに「前九年の役」で東北地方へ向かう源頼義・義家親子がこの場所で戦勝を祈願したという逸話が残っていることから、1051年(永承六年)以前には神社の歴史が始まっていた考えられます。
同社でお祀りしている八幡様は、厄除・家内安全・縁結び・交通安全・安産・商売繁盛・学業成就・五穀豊穣など、多種多様なご利益があるオールマイティーな神様。
特に武門の神様として勝運にご利益があるといわれているので、必勝祈願や合格祈願にもおすすめです。
御朱印が大人気
近年人気を集めているのが御朱印です。グラデーションが鮮やかな御朱印は毎月2種類、月替わりで頒布されており、神社に関連するものや、それぞれの季節を象徴する動植物や行事があしらわれたデザインになっています。
祝祭日などには限定御朱印もあり、多くの人で賑わっています。
幸せウサギに会いに行こう♡
また、境内にかわいらしい“幸せウサギ”が住んでいることでも知られています。
鳥居をくぐり、社務所を過ぎた「出羽三山神社」「鹽竃神社」の先に、茶毛のオス「ピータン」と灰色のメス「ハッチー」、そしてその子ウサギたちが暮らしています。
幸せウサギのかわいい姿に癒される参拝客も多く、こちらも人気のスポットとなっています。
■スポット概要
所在地:東京都世田谷区太子堂5-23−5
参拝時間:5:30〜19:00、社務所10:00〜16:00
アクセス:電車:①東急世田谷線「西太子堂駅」から徒歩で約5分 ②東急田園都市線、世田谷線「三軒茶屋駅」から徒歩で約10分
自然をのんびり味わいながら、バラエティ豊かな体験が楽しめる世田谷区。秋の「世田谷区たまがわ花火大会」をはじめ、親子におすすめのイベントも多数開催されています。区の公式サイトなども参考にして、親子で楽しい旅のプランを練ってください♪
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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