一度は見たい「東北の桜絶景」13選<br/>GWにも!弘前公園の祭り&見頃は?
更新日2025年04月13日/公開日2025年04月13日

一度は見たい「東北の桜絶景」13選
GWにも!弘前公園の祭り&見頃は?

見る
青森県十和田市、青森県八戸市、ほか

2025年4月、これからお花見を楽しめる観光地を探している親子は、東北の桜スポットに注目を!

東北地方で桜が見頃になるのは、例年4月中旬から5月初旬にかけて。関東以西でソメイヨシノの桜が散った頃から、いよいよ最盛期を迎えます。

“日本一の桜”と称される「弘前公園」をはじめ、秋田県仙北市の角館エリアや、岩手県北上市の「北上展勝地」など、どこも一度は訪れてみたい名所ぞろい。GW頃まで楽しめる場所も多く、家族旅行におすすめです。

今年は親子で北国の春を満喫してみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

目次

【青森県十和田市】十和田市官庁街通り

美しいまち並みをピンク色に染める桜並木

約1.1kmのシンボルロード(画像提供:ikeda_a / PIXTA)
約1.1kmのシンボルロード(画像提供:ikeda_a / PIXTA)


碁盤の目状に区画されたまち並みが美しい十和田市。なかでもひと際美しいとされるのが、「官庁街通り(駒街道り)」です。同市のシンボルロードとして“日本の道100選”にも選ばれました。

通りには、約1.1kmにわたって桜並木が続きます。約150本の桜と約160本の松の木が連なり、ピンク色と緑色が生み出すコントラストが見事です。

イベント情報:十和田春まつり(2025年4月19日〜5月5日)

伝統的な桜流鏑馬の様子(C)十和田流鏑馬観光連盟
伝統的な桜流鏑馬の様子(C)十和田流鏑馬観光連盟

桜の開花シーズンには「十和田春まつり」を開催。乗馬体験や華やかな衣装の「桜流鏑馬」(さくらやぶさめ)が行われ、盛大に盛り上がります。

お祭りの期間中には、市役所の展望台が一般開放されます。展望ロビーから、美しい十和田市街とピンク色に彩る桜並木を観られますよ。

イベントの詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:青森県十和田市西十二番町、ほか
例年の見頃:4月中旬~5月上旬
アクセス:【車】八戸自動車道「下田百石IC」から約30分
【電車】①JR東北新幹線「七戸十和田駅」からバスに乗車(約30分)、「十和田現代美術館前」バス停で下車すぐ ②JR各線、青い森鉄道線「八戸駅」からバスに乗車(約40分)、「十和田現代美術館前」バス停で下車すぐ
駐車場:あり
関連イベント:【十和田春まつり】2025年4月19日(土)〜5月5日(月・祝)

【青森県八戸市】八戸公園

約1,600本の桜をゆっくり観賞できる公園

桜が満開の「八戸公園」(画像提供:denkei / PIXTA)
桜が満開の「八戸公園」(画像提供:denkei / PIXTA)

東京ドーム約8個分の広大な敷地が特徴的な「八戸公園」。“東北・夢の桜街道八十八カ所”にも選ばれた、八戸市が誇るお花見スポットです。

園内は9つのゾーンに分かれており、そのうちのひとつが「サクラの杜ゾーン」です。ソメイヨシノのほかに、ウコンザクラやオシドリザクラといった珍しい品種も植樹されており、合計約1,600本の桜が咲き誇ります。

イベント情報:はちのへ公園春まつり(2025年4月29日~5月6日)

遊園地も桜も楽しめる♪(画像提供:Umineko / PIXTA)
遊園地も桜も楽しめる♪(画像提供:Umineko / PIXTA)

毎年4月29日から5月5日(2025年は5月6日まで)のGW期間には、「はちのへ公園春まつり」を開催。桜の開花シーズンとも重なり、多くの観光客でにぎわいます。

桜に彩られた縄文土偶オブジェ(画像提供:denkei / PIXTA)
桜に彩られた縄文土偶オブジェ(画像提供:denkei / PIXTA)

大型遊具がそろった「大型遊具広場」や遊園地、動物園、ユニークな縄文土偶オブジェもあり、親子で存分に遊べるスポットです。

■スポット概要&開花情報
所在地:青森県八戸市十日市天摩33-2
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【電車】JR各線「八戸駅」から「是川団地」行きバスに乗車、「こどもの国入口」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:あり
関連イベント:【はちのへ公園春まつり】2025年4月29日(火・祝)~5月6日(火・祝)

【青森県弘前市】弘前公園

津軽藩の居城・弘前城に咲き乱れる約2,600本の桜

桜が満開の「弘前公園」と岩木山(イメージ画像)
桜が満開の「弘前公園」と岩木山(イメージ画像)

青森県にある一大観光地「弘前公園」。津軽統一を果たした津軽氏の居城・弘前城の天守閣、櫓、城門などが当時の面影を今に伝えています。

青森県が誇る桜の名所でもあり、民間の調査による「一度は行ってみたい桜の名所ランキング」で3年連続1位にランクイン。

例年4月下旬になると、ソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜などが次々と開花。約50種類・2,600本の桜が、5月上旬まで開花リレーを続けます。

りんご栽培を応用した管理技術による“日本一の桜”

天守を背景に咲くしだれ桜(画像提供:genki / PIXTA)
天守を背景に咲くしだれ桜(画像提供:genki / PIXTA)

同公園の桜は、1715年(正徳5年)に植えられた25本が最初とされており、明治維新以降、少しずつ増やされ、現在の数になったといわれています。

また、りんご栽培を応用した管理技術も日本一といわれ、桜の生命力を引き出す「弘前方式」は日本全国そして世界へと広まっています。

桜守おすすめの「弘前桜七景」ほか見どころ多数!

水面に反射する夜桜も絶景(画像提供:genki / PIXTA)
水面に反射する夜桜も絶景(画像提供:genki / PIXTA)

特にお堀に沿って続く桜並木は神々しいほどの美しさ。ライトアップされる夜間は幻想的な雰囲気に包まれます。

「弘前桜七景」のひとつ“桜のハート”。スポットの足元にあるハートのマークが目印です(画像提供:KENGO / PIXTA)
「弘前桜七景」のひとつ“桜のハート”。スポットの足元にあるハートのマークが目印です(画像提供:KENGO / PIXTA)

また、弘前公園の桜守がおすすめする7つの風景「弘前桜七景」もお見逃しなく。

ほかにも、厳選された7品種の八重桜「弘前七桜」や、 一つの花芽から7つの花が咲く「弘前七輪咲き桜」など、見どころがいっぱいです。

「弘前桜七景」と「弘前七桜」とは?(公式サイト)

イベント情報:弘前さくらまつり(2025年4月29日~5月5日)

散り際の花筏(はないかだ)も美しい(画像提供:genki / PIXTA)
散り際の花筏(はないかだ)も美しい(画像提供:genki / PIXTA)

桜の開花シーズンには全国的にも有名な「弘前さくらまつり」が開催されます。

通常は入れない絶好の桜観覧スポットが開放され、桜守(樹木医)による特別なガイドツアーも実施。津軽三味線などのライブも楽しめます。

津軽藩の歴代藩主が築いた城郭と、感動的な桜の美しさをたっぷり堪能しましょう!

イベントの詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:青森県弘前市下白銀町
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】東北自動車道「大鰐弘前IC」から約20分
【電車】JR奥羽本線、弘南鉄道弘南線「弘前駅」から「市役所方面」行きバスに乗車(約15分)、「市役所前公園入口」バス停で下車すぐ
駐車場:なし
関連イベント:【弘前さくらまつり】2025年4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)

【青森県弘前市】岩木山の桜並木

岩木山を背景に続く桜並木が一枚の絵のよう(画像提供:kiyopayo / PIXTA)
岩木山を背景に続く桜並木が一枚の絵のよう(画像提供:kiyopayo / PIXTA)

青森県弘前市の西側・岩木地区にあり、別名“世界一の桜並木”と呼ばれるお花見スポット。例年4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。

1985年(昭和60)、町民によって植樹された約1,000本を皮切りに、「世界一の桜並木を作りたい」という想いのもと、約10年の歳月をかけて現在の姿になりました。

約20kmの県道沿いに、約6,500本もの桜が咲き誇る光景は圧巻! まさしく、町民の愛によって育まれた風景です。

エリアごとに桜の開花時期が異なり、長期間にわたってお花見できるのが特徴。雄大な岩木山を背景に写真を撮るのがおすすめです。

「弘前公園」から車で約30分!

弘前さくらまつりで有名な「弘前公園」からも車で30分ほど。県道3号沿いにあり、路線バスでも通っています。一度の旅で2つの名所を楽しめますよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:青森県弘前市大字百沢字裾野124
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】東北自動車道「大鰐弘前IC」から約40分
【電車】JR奥羽本線、弘南鉄道弘南「弘前駅」からバスに乗車、「岩木山総合公園前」~「岩木スカイライン前」間のバス停で下車 ※時期により見頃の場所が異なる
駐車場:あり

公式サイト

【秋田県仙北市】角館 武家屋敷通り

江戸情緒あふれる通りに咲くしだれ桜

「武家屋敷通り」のしだれ桜(画像提供:amosfal / PIXTA)
「武家屋敷通り」のしだれ桜(画像提供:amosfal / PIXTA)

秋田県仙北市の角館は、岩手県北上市の北上展勝地、青森県弘前市の「弘前公園」とともに“みちのく三大桜名所”に数えられる場所。

なかでも「武家屋敷通り」は、江戸時代の情緒が残る観光スポット。もともと佐竹藩の支藩が置かれていた場所で、今でも武家屋敷のまち並みを歩くことができます。

「武家屋敷通り」の人力車(画像提供:southern_sheep / PIXTA)
「武家屋敷通り」の人力車(画像提供:southern_sheep / PIXTA)

通りの周辺には、約400本のしだれ桜が咲き乱れ、そのうち162本は国指定の天然記念物です。これらの桜は、角館佐竹家の2代目、義明の妻が嫁入りした際に京都から持ってきた3本の苗木が受け継がれたものだとか。

また、「岩橋家」に立つ樹齢300年以上のカシワの大木も必見です。

「武家屋敷通り」は“みちのくの小京都”と称されており、散策するだけでもおもしろいエリア。武家屋敷の中を見学したり、食事処で郷土料理を味わったりして、観光を満喫しましょう。

桧木内川堤のソメイヨシノもおすすめ

桜が満開の桧木内川堤(画像提供:たろんぺ / PIXTA)
桜が満開の桧木内川堤(画像提供:たろんぺ / PIXTA)

桜のまち・角館に来たら、桧木内川堤にもぜひ足を運んでみてください。1934年(昭和9年)に上皇陛下御誕生記念として植えられた桜が2kmにわたって並木をつくり、北国の短い春を彩ります。

「武家屋敷通り」からも歩いてすぐの場所ですよ。

「桧木内川堤」の詳細はこちら!

イベント情報:角館の桜まつり(2025年4月15日~5月5日)

ライトアップ時の様子(画像提供:秋AKI / PIXTA)
ライトアップ時の様子(画像提供:秋AKI / PIXTA)

毎年桜の見頃には「角館の桜まつり」が開催されます。会期中は毎日屋台が出店し、17時30分から「武家屋敷通り」や「桧木内川堤」でライトアップを実施。

土日を中心に「おやま囃子ステージ」が催され、お祭りムードを盛り上げます。

武家屋敷通りほか周辺では交通規制が行われるのでご注意ください。

■スポット概要&開花情報
所在地:秋田県仙北市角館町北野
例年の見頃:4月中旬~5月上旬
アクセス:【車】秋田自動車道「大曲IC」から国道105号経由で約30分
【電車】JR秋田新幹線「角館駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり
関連イベント:【角館の桜まつり】2025年4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)

公式サイト

【岩手県北上市】北上展勝地(北上市立公園展勝地)

東北の春風を感じながら桜トンネルを歩く

雄大な景色に癒やされます(画像提供:Kei1962 / PIXTA)
雄大な景色に癒やされます(画像提供:Kei1962 / PIXTA)

岩手県に流れる「北上川」の左岸にある「北上展勝地(北上市立公園展勝地)」。南部藩の宿場町として栄えた北上の近くにあり、雄大な山々を背景に見事な桜並木を観られる花見スポットです。

毎年4月中旬から5月上旬に見頃を迎える北上展勝地の桜。園内には約1万本が植樹されており、珊瑚橋から2kmにわたって約700本の桜並木が現れます。

樹齢80年を超える桜ばかりで、頭上を覆う桜トンネルは圧巻です。

イベント情報:北上展勝地さくらまつり(2025年4月9日~29日)

桜の名所を泳ぐこいのぼり(画像提供:japan007 / PIXTA)
桜の名所を泳ぐこいのぼり(画像提供:japan007 / PIXTA)

毎年開催される「北上展勝地さくらまつり」では、観光馬車や舟下りが人気(2025年は渡し船と観光遊覧船を中止)。ライトアップやイルミネーション、民俗芸能の公演も行われます。

小腹が空いたら、岩手のうまいもの市で地元グルメに舌鼓♪ 

シーズン中は、大空を大小300匹の鯉のぼりが泳ぎます。東北の春風を感じながら、ゆっくりと桜を愛でてみてはいかがでしょうか。

イベントの詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:岩手県北上市立花
例年の見頃:4月中旬~下旬
アクセス:【車】東北自動車道「北上江釣子IC」から約10分
【電車】東北新幹線「北上駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり
関連イベント:【北上展勝地さくらまつり】2025年4月9日(水)~29日(火・祝)


【岩手県盛岡市】盛岡城跡公園

「東北三名城」の石垣と桜が魅せる美しい調和

「盛岡城跡公園」に咲き誇る桜(画像提供:kuro / PIXTA)
「盛岡城跡公園」に咲き誇る桜(画像提供:kuro / PIXTA)

「会津城」、「白河城」に並ぶ、“東北三名城”に数えられる「盛岡城」。その城跡を公園として整備したのが「盛岡城跡公園」です。

もともとは「岩手公園」と呼ばれていましたが、開園100周年のときに盛岡城跡公園と名前が変わりました。石川啄木や宮沢賢治といった詩人たちにも愛されたといわれるスポットです。

ライトアップ時の様子(画像提供:iwpc / PIXTA)
ライトアップ時の様子(画像提供:iwpc / PIXTA)

春にはソメイヨシノのほか、ニワザクラ、エドヒガン、アズマヒガシなど、約200本の桜が公園内を彩ります。石垣を華やかに飾るしだれ桜も必見です。

シーズン中にはライトアップも施され、幻想的な空間に包まれますよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:岩手県盛岡市内丸1-37
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【車】東北自動車道「盛岡IC」から国道46号経由で約20分
【電車】JR各線、いわて銀河鉄道線「盛岡駅」から都心循環バス左回り(でんでんむし)に乗車(約6分)、「盛岡城址公園」バス停で下車後、徒歩で約8分
駐車場:あり

【福島県小野町】夏井川の千本桜

川沿いに咲き誇る壮大な桜トンネル

圧巻のスケールを誇る桜の景色(画像提供:TAKEZO / PIXTA)
圧巻のスケールを誇る桜の景色(画像提供:TAKEZO / PIXTA)

福島県小野町を流れる夏井川の両岸に、約5kmにわたって続く桜並木。約1,000本のソメイヨシノが、春になると一斉に咲き誇り、見事な桜のトンネルを形成します。

特に川面に映る桜と、桜吹雪のように舞い散る花びらの美しさは格別!

JR磐越東線「夏井駅」からすぐのアクセスの良さも魅力で、列車と桜のコラボも人気の撮影ポイントです。

イベント情報:夏井千本桜フェスタ(2025年4月11日~20日)

桜並木の上空を泳ぐこいのぼり(画像提供:TAKEZO / PIXTA)
桜並木の上空を泳ぐこいのぼり(画像提供:TAKEZO / PIXTA)

桜の見頃にあわせて開催される「夏井千本桜フェスタ」では、地元グルメを楽しめる露店や特産品ブースが並び、ステージイベント、大道芸、ライトアップなどが行われます。

小学生以上を対象としたカヤック教室も人気。

地域全体で桜を盛り上げているイベントなので、地元に住む人たちとの交流も醍醐味です。

■スポット概要&開花情報
所在地:福島県田村郡小野町夏井
例年の見頃:4月中旬~下旬
アクセス:【車】磐越自動車道「小野IC」から約15分
【電車】JR磐越東線「夏井駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり
関連イベント:【夏井千本桜フェスタ】2025年4月12日(土)~4月20日(日)

【福島県福島市】花見山公園

百花繚乱!色彩豊かな“桃源郷”の絶景

写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称えた名所(画像提供:tenjou / PIXTA)
写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称えた名所(画像提供:tenjou / PIXTA)

福岡県福島市にある「花見山公園」は、桜だけでなく、レンギョウやモクレン、ハナモモ、ボケなどさまざまな花が咲き誇る、まさに“花の楽園”。

個人所有の山を一般公開している珍しい公園で、訪れる人々に感動を与えています。

感動的な絶景(画像提供:鬼太鼓 / PIXTA
感動的な絶景(画像提供:鬼太鼓 / PIXTA

特に、山頂から見下ろす花々と福島盆地、遠くに見える吾妻山のコントラストが絶景。写真愛好家にも人気が高く、毎年多くの人がカメラを持って訪れます。

さまざまな花が咲き乱れる散策道(画像提供:鬼太鼓 / PIXTA)
さまざまな花が咲き乱れる散策道(画像提供:鬼太鼓 / PIXTA)

開花シーズンには臨時シャトルバスが運行され、案内所も設置。初めて訪れる親子も安心して楽しめます。歩きやすい靴でおでかけくださいね!

■スポット概要&開花情報
所在地:福島県福島市渡利
例年の見頃:4月上旬~中旬
アクセス:【車】東北自動車道「福島西IC」から約30分
【電車】JR「福島駅」から臨時シャトルバス
駐車場:あり

【福島県三春町】三春滝桜

千年を超える命が咲かせる絶景

国の天然記念物に指定されている美しいしだれ桜
国の天然記念物に指定されている美しいしだれ桜

樹齢1,000年以上、“日本三大桜”のひとつとして知られる「三春滝桜」(みはるたきざくら)は、福島県の春を代表する景勝地。滝のようにしだれ咲くベニシダレザクラ(紅枝垂れ桜)は、毎年多くの観光客を魅了します。

さまざまな角度から眺めたい「三春滝桜」のライトアップ
さまざまな角度から眺めたい「三春滝桜」のライトアップ

満開時の姿は荘厳で、四方に垂れ下がる枝がまるで花の滝のよう。夜はライトアップも行われ、昼とはまた違う幻想的な姿が浮かび上がります。周囲の菜の花とのコントラストも見どころのひとつです。

■スポット概要&開花情報
所在地:福島県田村郡三春町滝字桜久保地内
例年の見頃:4月中旬
アクセス:【車】磐越自動車道「船引三春IC」から約3km
【電車】JR磐越東線「三春駅」からバスで約20分
駐車場:あり

【宮城県大河原町・柴田町】白石川堤一目千本桜

川沿いに続く絶景の桜回廊

車窓からもお花見が楽しめます(画像提供:YAEZAKURA / PIXTA)
車窓からもお花見が楽しめます(画像提供:YAEZAKURA / PIXTA)

阿武隈川水系の白石川沿い約8kmにわたって咲く「一目千本桜」は、その名の通り、ひと目で千本の桜を見渡せる圧巻の景観が魅力です。蔵王連峰の雪景色を背景に、約1,200本のソメイヨシノが連なり、春の風物詩として多くの人々に親しまれています。

大河原町から柴田町へと続く遊歩道は、散策やサイクリングにも最適。桜のトンネルが約8kmも続く、東北屈指のお花見の名所です。

イベント情報:しばた桜まつり(2025年4月4日~17日)

船から眺める桜並木も風情があります
船から眺める桜並木も風情があります

桜の開花にあわせ、「白石川堤一目千本桜」と「船岡城址公園」をメイン会場に「しばた桜まつり」が開催されます。

会期中はライトアップや屋台、各種ステージイベントが行われ、家族連れや観光客でにぎやかな雰囲気。桜を眺めながらの遊覧船も運航され、川からの眺望も格別です。

イベントの詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:宮城県柴田郡大河原町・柴田町
例年の見頃:4月上旬~中旬
アクセス:【車】東北自動車道「白石IC」から約20分
【電車】JR「大河原駅」から徒歩で約3分
駐車場:あり
関連イベント:【しばた桜まつり】2025年4月4日(金)~17日(木)

【山形県山形市】霞城公園

歴史ある城跡に咲く千本桜

山形城跡でお花見(画像提供:Kei1962 / PIXTA)
山形城跡でお花見(画像提供:Kei1962 / PIXTA)

山形市中心部にある「霞城公園」(かじょうこうえん)は、山形城跡を整備した歴史公園で、市民の憩いの場として親しまれています。

春になるとソメイヨシノ、彼岸桜、しだれ桜、御衣黄(ぎょいこう)など約1,500本が咲き誇り、堀や石垣と調和した見事な景観が広がります。

新幹線と桜のコラボも見どころ(画像提供:YAEZAKURA / PIXTA
新幹線と桜のコラボも見どころ(画像提供:YAEZAKURA / PIXTA

園内は広く、ゆっくり散策しながら桜を楽しめるのが魅力。特に外堀沿いの桜並木は見応えがあり、カメラを手に訪れる人も多い人気スポットです。

イベント情報:霞城観桜会(2025年4月12日~13日/ライトアップ4月9日~散り始め)

非日常感たっぷりの夜桜(画像提供:syohei_photo / PIXTA)
非日常感たっぷりの夜桜(画像提供:syohei_photo / PIXTA)

霞城公園では、開花時期にあわせて「霞城観桜会」が開催されます。期間中は園内の桜がライトアップされ、夜桜の美しさを堪能できます。

会場には模擬店が出店するほか、甲冑姿の武将隊や時代衣装をまとった人物が出没! やまがた舞子も桜の下を練り歩きます。そのほか「山めん寒ざらしそば」の献上式や賞味会、地域の伝統芸能の披露もあり、昼夜問わずにぎわうイベントです。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:山形県山形市霞城町1-1
例年の見頃:4月上旬~中旬
アクセス:【車】山形自動車道「山形蔵王IC」から約15分
【電車】JR各線「山形駅」から徒歩約10分
駐車場:あり
関連イベント:【霞城観桜会】2025年4月12日(土)~13日(日)

【山形県鶴岡市】鶴岡公園

城跡と桜のコントラストが美しい

致道(ちどう)博物館と桜の共演もフォトジェニック(画像提供:公益社団法人 山形県観光物産協会)
致道(ちどう)博物館と桜の共演もフォトジェニック(画像提供:公益社団法人 山形県観光物産協会)

庄内地方を代表する桜の名所「鶴岡公園」は、旧庄内藩主・酒井氏の居城だった「鶴ヶ岡城」跡地に整備された歴史ある公園です。

例年4月中旬になるとソメイヨシノやしだれ桜、大山桜(おおやまざくら)など約730本の桜が咲き誇り、堀の水面に映る風景はまるで絵画のよう。

園内には「荘内神社」があり、「致道(ちどう)博物館」も隣接。歴史散策と桜見物を同時に楽しめます。春になると多くの露店が並び、地元グルメを楽しみながらの花見も醍醐味のひとつです。

イベント情報:鶴岡桜まつり(2025年4月12日~20日)

水面に反射する桜がきれい♪(画像提供:公益社団法人 山形県観光物産協会)
水面に反射する桜がきれい♪(画像提供:公益社団法人 山形県観光物産協会)

2025年の「鶴岡桜まつり」では、地元グルメの屋台が約100店並び、4月12日(土)・13日には庄内藩甲冑武者隊が登場! 夜にはぼんぼりや吊り下げ灯が点灯され、風情ある夜桜を観賞できます。

庄内地方の春の風物詩を、親子で体感してみませんか?

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:山形県鶴岡市馬場町4
例年の見頃:4月中旬~下旬
アクセス:【車】山形自動車道「鶴岡IC」から約10分
【電車】JR「鶴岡駅」からバスに乗車(約10分)、「市役所前」バス停で下車後、徒歩で約2分
駐車場:あり
関連イベント:【鶴岡桜まつり】2025年4月12日(土)~4月20日(日)

開花状況はこちら

気になる場所は見つかりましたか?親子の心に残る桜の景色と出会いに、東北を旅してみてはいかがでしょうか。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年4月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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