【北海道】桜お花見スポット17選<br/>2025GWから見頃!一度は見たい絶景
更新日2025年04月23日/公開日2025年04月23日

【北海道】桜お花見スポット17選
2025GWから見頃!一度は見たい絶景

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北海道厚岸郡厚岸町

2025年4月、これから桜のお花見を楽しめる場所といえば……そう、北海道! 今回は例年4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎える、北海道の桜お花見スポットをご紹介します。

“日本一の桜並木”と称される「新川の桜並木」をはじめ、松前城の天守と桜のコラボが美しい「松前公園」や、戊辰戦争の舞台としても有名な「五稜郭公園」など、どこも一度は訪れてみたい名所ぞろい。

イベントが開催されるスポットもあり、GW(ゴールデンウィーク)の家族旅行にもぴったりです。今年は親子で北国の春を満喫してみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

一度は見たい!「東北の桜絶景スポット」はこちら!

【厚岸町】子野日公園

桜が満開の「子野日公園」
桜が満開の「子野日公園」

道東・厚岸町(あっけしちょう)にある「子野日公園」(ねのひこうえん)は、北海道らしい広大な風景に囲まれた桜の名所です。

例年5月上旬から、エゾヤマザクラのほか多彩な桜が次々と開花します。特に普賢象(ふげんぞう)は、道東ではあまり見られない貴重な桜。下向きに咲く花姿が仏教にゆかりのある象に似ていることから名付けられたといわれています。

公園から望む厚岸湖や厚岸湾の眺望も美しく、桜と海の共演は本州では味わえない風情があります。広い芝生広場もあり、親子でゆったりと春を満喫できる桜スポットです。

イベント情報:あっけし桜・牡蠣まつり(2025年5月10日~5月18日)

「あっけし桜・牡蠣まつり」中の様子
「あっけし桜・牡蠣まつり」中の様子

エゾヤマザクラの開花に合わせて開催される春の風物詩。会場で購入した厚岸産の牡蠣や海産物をその場で焼いて楽しめる焼台レンタルが人気。桜と牡蠣の両方を楽しめる贅沢なイベントです。

イベントの詳細はこちら!

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道厚岸郡厚岸町奔渡6-9
例年の見頃:5月上旬~中旬
アクセス:【車】道東自動車道「阿寒IC」から約90分
【電車】JR花咲線「厚岸駅」からバス(厚岸・釧路線/国泰寺線)に乗車、「子野日公園」バス停で下車(所要時間約20分)※まつり開催中の日曜は「厚岸駅」から無料シャトルバスを運行
駐車場:あり(無料)
関連イベント:【第76回 あっけし桜・牡蠣まつり】2025年5月10日(土)~18日(日)

【旭川市】旭山公園

市町合併によって誕生した都市公園の桜

「旭山公園」の桜(画像提供:笑里 / PIXTA)
「旭山公園」の桜(画像提供:笑里 / PIXTA)

1963年(昭和38年)、東旭川町と旭川市の合併によって開園した「旭山公園」。約3,500本もの桜と愛らしいカタクリの群落が旭川に春の訪れを告げ、花見の名所として知られています。

自然に包まれた丘陵地に広がる公園内には天然の美しい林が保存され、ハイキングや秋の紅葉狩りも人気。

隣接する「旭山動物園」同様、多くの家族連れでにぎわうスポットです。

イベント情報:旭山公園夜桜まつり(2025年4月19日~5月3日)

毎年、夜桜も人気です(画像提供:ソニファ / PIXTA)
毎年、夜桜も人気です(画像提供:ソニファ / PIXTA)

2025年も、例年通り4月29日(火・祝)から「旭山公園夜桜まつり」と題して桜のライトアップが実施されます。

夜の旭山の見事な桜の饗宴を親子で楽しんでみませんか?

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道旭川市東旭川町倉沼
例年の見頃:4月下旬〜5月中旬
アクセス:【車】道央自動道「旭川北IC」から約17分
【電車】JR函館本線「旭川駅」からバスに乗車(約40分)、「旭山公園」バス停で下車すぐ
駐車場:あり
関連イベント:【旭山公園夜桜まつり】2025年4月19日(火・祝)~5月3日(土・祝)

【札幌市】円山公園

札幌開拓使の物語が生んだ桜並木

広々とした開放的な公園です(画像提供:motsu72 / PIXTA)
広々とした開放的な公園です(画像提供:motsu72 / PIXTA)

札幌を代表する公園「円山公園」。近くにある天然記念物の「円山原生林」や、「北海道神宮」「円山動物公園」とともに有名な観光スポットです。

もともとは明治初期の開拓使が置かれていましたが、明治末期〜大正時代にかけて公園として整備されました。

同公園が桜の名所といわれるようになったのは、1975年(明治8年)、「北海道神宮」の参道に150本の桜が植樹されたのがはじまり。札幌の基礎をつくった開拓主席判官・島義勇を偲び、部下の福玉仙吉(ふくだませんきち)により桜が植えられました。

上司と部下の物語が生んだ桜並木は、今もなお人々の心に感銘を与えています。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道札幌市中央区宮ケ丘
例年の見頃:4月下旬〜5月中旬
アクセス:【電車】市営地下鉄東西線「円山公園駅」3番出口から徒歩で約5分
駐車場:なし

【札幌市】北海道神宮

全国的にも珍しい桜と梅の共演

梅と桜を同時に楽しめるのは北海道ならでは
梅と桜を同時に楽しめるのは北海道ならでは

「円山公園」に隣接する「北海道神宮」は、明治時代に建立され、開拓の神が祀られている大社。

例年4月の下旬から5月上旬にかけて、約1,400本の桜と200本の梅が同時に咲き誇ります。長い冬を越え、駆け足で春が訪れる北海道らしい風景です。

開拓主席判官・島義勇の銅像
開拓主席判官・島義勇の銅像

「円山公園」と同様、島義勇の死を偲んで福玉仙吉が桜を植樹したのがはじまりとされています。

「北海道神宮」に咲く桜
「北海道神宮」に咲く桜

花見の時期は露店が立ちならび、北の短い春を市民総出で満喫するかのようなにぎわいを見せます。

境内には樹齢数百年を越えるハルニレの大木もあり、初夏からは緑深く、バードウォッチングのメッカとしても知られていますよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【車】札樽道「新川IC」から約30分
【電車】市営地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

【札幌市】真駒内公園

札幌オリンピックの元会場に舞い散る桜模様

「真駒内公園」のエゾヤマザクラ(画像提供:hiro8099 / PIXTA)
「真駒内公園」のエゾヤマザクラ(画像提供:hiro8099 / PIXTA)

1972年(昭和47年)、札幌オリンピックのメイン会場となった「真駒内公園」。現在は約85ヘクタールの広大な公園として整備されており、四季折々の自然があふれる憩いの場として親しまれています。

園内いは2種類の桜が植えられていて、例年4月下旬にはエゾヤマザクラ(蝦夷山桜/別名・大山桜)、5月中旬からは八重桜が見頃を迎えます。

お花見に訪れたらカタクリも探してみましょう♪(画像提供:Polaris Film / PIXTA)
お花見に訪れたらカタクリも探してみましょう♪(画像提供:Polaris Film / PIXTA)

また、カタクリも可憐な花を咲かせ、桜と同じ時期に楽しめますよ。

同公園には約1万本の木が植樹されているほか、約5万本の自然木が残っています。樹齢135年を超える古木もあり、札幌ならではの豊かな自然が広がります。

紅葉の名所としても知られ、公園内を巡るジョギングコースが人気。冬には“歩くスキー”なども楽しめます。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道札幌市南区真駒内公園3-1
例年の見頃:4月下旬~5月下旬
アクセス:【電車】札幌市営南北線「真駒内駅」から徒歩で約21分、またはバスに乗車、「上町1丁目」または「真駒内競技場前」バス停で下車。
駐車場:あり

【札幌市】モエレ沼公園

イサム・ノグチ氏の彫刻と桜の共演

「モエレ沼公園」の桜(画像提供:hiro8099 / PIXTA)
「モエレ沼公園」の桜(画像提供:hiro8099 / PIXTA)

世界的に有名な彫刻家「イサム・ノグチ氏」がデザインしたアートパーク「モエレ沼公園」。敷地内には同氏が手がけたモニュメントや120基以上の遊具が点在しています。

毎年5月初旬から中旬にかけて見頃を迎える桜は、合計約2,600本。エゾヤマザクラや霞桜(かすみざくら)、 嶺桜(みねざくら)、八重桜、ソメイヨシノなどがモニュメントを彩るかのように咲き誇ります。

親子向けの設備や施設も充実

園内のキッズパーク「桜の森」(画像提供:サイタヒロシ / PIXTA()
園内のキッズパーク「桜の森」(画像提供:サイタヒロシ / PIXTA()

約188ヘクタールの広大な敷地を誇るこの公園がオープンしたのは、2005年(平成17年)のこと。

遊んで楽しくアートとしても鑑賞できる遊具をはじめ、多数の見どころがあり、親子で一日満喫できる公園です。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】札幌自動車道「雁来IC」から約30分、「伏古IC」から約50分/新千歳空港から約50分
【電車】地下鉄東豊線「環状通東駅」からバスに乗車、「モエレ沼公園東口」または「モエレ沼公園西口」バス停で下車/「新道東駅」、地下鉄南北線「北34条駅」からバスに乗車、「モエレ沼公園西口」バス停で下車
駐車場:あり

【根室市】清隆寺

桜前線のラストを飾る千島桜

「清隆寺」の千島桜(画像提供:hiros / PIXTA)
「清隆寺」の千島桜(画像提供:hiros / PIXTA)

桜前線の終着点である根室市。「清隆寺」の千島桜は“日本一遅く咲く桜”として有名です。

千島桜は明治時代に国後島から移植された珍種で、高嶺桜(たかねざくら/別名・ 嶺桜)の変種です。強い芳香を持ち、咲きはじめと終わりの花は淡紅色で、満開時には白に変わります。

根室市観光協会では、例年5月に同寺院の千島桜を観測して開花状況を発信。北方領土由来の千島桜を標本木としているのは全国で根室市だけです。

樹齢約150年にもなる老木もあり、北海道100年記念名木に選ばれています。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道根室市松本町2-2
例年の見頃:5月中旬
アクセス:【車】道東道「浦幌IC」から約3時間25分(約200km)
【電車】JR根室本線「根室駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

【登別市】登別桜並木

道道2号線の沿道に現れる8kmの桜トンネル

登別桜並木(画像提供:5x5x2 / PIXTA)
登別桜並木(画像提供:5x5x2 / PIXTA)

JR室蘭本線「登別駅」から「登別温泉」までを結ぶ道道2号線。約8kmの沿道には約2,000本のエゾヤマザクラが植樹されており、ドライブしながら楽しめる花見スポットとして人気です。

並木の桜は、1934年(昭和9年)に皇太子様のご誕生を記念して植樹されたもの。地元の有志が集まり、2年の歳月をかけてつくられました。

見頃を迎えるのは、例年5月中旬から下旬にかけて。温泉と桜を満喫しに、5月の登別に旅してみてはいかがでしょうか。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道登別市中登別町
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【車】道央自動車道「登別東IC」から約1分
【電車】JR「登別駅」から「登別温泉」行きバスに乗車(約7分)、「三愛病院登別伊達時代村前」または「ユートピア牧場」バス停で下車
駐車場:あり

【函館市】函館公園

函館山の麓で約700本の桜と海を望む

親子で楽しく過ごせる施設が充実
親子で楽しく過ごせる施設が充実

1879年(明治12年)に開園し、函館山の麓(ふもと)に位置する「函館公園」。長い歴史を誇り、動物園や市立博物館のほか、遊園地「こどもの国」などを併設しています。

レジャーシートを敷いてお花見ピクニック♪
レジャーシートを敷いてお花見ピクニック♪

園内には起伏があり、ソメイヨシノや八重桜など約700本の桜をさまざまな角度から観賞できるのがポイントです。

また、海も近いため、桜色と青い海の二重奏を眺められるのも特徴ですよ。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道函館市青柳町17
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【車】函館新道「函館IC」から約30分
【電車】函館市電「青柳町」電停から徒歩で約3分
駐車場:あり

【函館市】五稜郭公園

美しい星型が約1,600本の桜で春色に染まる

「五稜郭タワー」と桜(画像提供:kana37 / PIXTA)
「五稜郭タワー」と桜(画像提供:kana37 / PIXTA)

例年4月下旬に見頃を迎える「五稜郭公園」の桜。ソメイヨシノを中心とした約1,600本が咲き誇り、星型の城郭跡を淡いピンク色に染め上げます。

函館の一大観光名所である「五稜郭公園」は、榎本武揚(えのもと たけあき)や土方歳三(ひじかたとしぞう)が明治政府軍と戦った戊辰戦争の終結地です。

ボートや展望台からのお花見もおすすめ

展望台からの眺望(画像提供:Grand Seiko / PIXTA)
展望台からの眺望(画像提供:Grand Seiko / PIXTA)

特徴的な5つの稜堡(りょうほ※)が美しく、日本で最初の西洋式城塞としても有名。現在は全域が公園として整備されています。

「五稜郭タワー」の展望台から見下ろす景色がおすすめ。五稜郭がピンク色に染まる様子をばっちり眺められます。あるいは貸しボートに乗って、お堀から桜を見上げることもできますよ。

※五稜郭の星型を形づくる5つの角の部分。迎撃の死角をなくすために砲台や兵を配備する防御施設

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道函館市五稜郭町44
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【電車】函館市電「五稜郭公園前」バス停から徒歩で約10分
駐車場:なし

【美唄市】東明公園

日本最北限のソメイヨシノが舞う

「東明公園」に咲く桜(画像提供:Shigeyasu Urayama / PIXTA)
「東明公園」に咲く桜(画像提供:Shigeyasu Urayama / PIXTA)

北海道の西側中央付近に位置する「東明公園」は、空知管内(道央エリアにある、10の市と14の町からなる地域)随一の桜の名所です。

春の訪れを感じる4月の雪解けのあと、日本最北限のソメイヨシノや千島桜(ちしまざくら)、八重桜など約2,000本の桜が一斉に咲き誇ります。

桜の開花シーズンは例年5月上旬〜中旬。エゾヤマザクラとソメイヨシノとともに、約5,000本のつつじが咲き誇り、公園内が一気に春色に染まります。

「東明公園」(画像提供:そらち道草写真館)
「東明公園」(画像提供:そらち道草写真館)

美唄市開基100年記念として建築された展望台「スペースカリヨン」からの眺めもおすすめ。「ふるさとの見える丘展望台」からは、雄大な空知平野を一望できます。

かつて歌手の森山直太朗氏が、夜桜のなかでピアノの弾き語りをしたことでも有名なスポットです。

イベント情報:びばいさくら(2025年4月27日~29日)

「東明公園」の夜桜(画像提供: oki / PIXTA)
「東明公園」の夜桜(画像提供: oki / PIXTA)

例年、満開の花の中で「桜まつり」を開催。北海道の人気グルメ店が出店し、お花見気分を盛り上げます。

さらに2025年は、4月27日(日)に豚汁の無料配布や桜の苗木無料配布(いずれも先着100食限定)も予定されています。

幻想的な夜桜も見どころ。4月27日(日)に行われる打ち上げ花火もお楽しみに!

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道美唄市東明町2区
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】道央自動車道「美唄IC」から約10分
【電車】JR函館本線「美唄駅」から市民バス東線に乗車(約15分)、「東明1条3丁目」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり
関連イベント:【びばいさくら】2025年4月27日(日)~29日(火・祝)

【北斗市】松前藩戸切地陣屋跡

日露戦争の勝利を祈念して植えられた桜のトンネル

「松前藩戸切地陣屋跡」の桜並木(画像提供:ブンブン丸 / PIXTA)
「松前藩戸切地陣屋跡」の桜並木(画像提供:ブンブン丸 / PIXTA)

北斗市にある「松前藩戸切地陣屋跡」は、江戸時代末期に松前藩が築いた防衛拠点の跡地で、日本で最初の西洋式星形城郭です。現在は緑豊かな公園として整備されています。

春は、正面大通り沿いに続く約300本の桜トンネルが圧巻です。

歴史を体感できる桜の名所です(画像提供:kamekame0123 / PIXTA)
歴史を体感できる桜の名所です(画像提供:kamekame0123 / PIXTA)

この桜は、日露戦争の勝利の記念に植えられたものだとか。エゾヤマザクラやソメイヨシノ、八重桜などが次々と咲くため、比較的長く見頃が続くのも魅力です。

陣屋前広場では、上磯海潮桜、十月桜、御衣黄などの珍しい桜を観ることができます。

イベント情報:北斗桜回廊(2025年4月20日~30日)

桜の名所が多い北杜市では、2025年4月20日(日)から30日(水)まで桜スポットを巡る「北斗桜回廊」を開催します。

「松前藩戸切地陣屋跡」の桜トンネル、「清川千本桜」、「法亀寺」のしだれ桜、「大野川沿い桜並木」をつなぐ道道96号沿いをドライブするコースです

お花見屋台が出店するほか、週末にはこども縁日やBBQコーナーも登場。

「法亀寺」と「大野川沿い桜並木」では幻想的な夜桜も楽しめます。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道北斗市野崎66
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】函館江差自動車道「北斗中央IC」から約9分
【電車】JR各線「新函館北斗駅」または道南いさりび鉄道「清川口」駅からタクシーで約15分
駐車場:あり
関連イベント:【北斗桜回廊】2025年4月20日(日)~30日(水)

【北斗市】清川千本桜

コスモス街道に咲き誇る千本桜

エゾヤマザクラ(画像提供:mayu-dama / PIXTA)※イメージ画像
エゾヤマザクラ(画像提供:mayu-dama / PIXTA)※イメージ画像

「松前藩戸切地陣屋跡」に向かう道道96号線も、桜が続く名所。満開の桜の下をドライブできる花見スポットです。

千本桜事業が実施されたのは1985年(昭和60年)のこと。「子供たちを木に親しませ、地域を桜の名所にしよう」と、沖川子供会育成会を中心に、地域住民が参加して緑化活動が行われました。

当初はコスモスが植えられていたことから、“コスモス街道”と呼ばれ親しまれていたこの通り。現在ではエゾヤマザクラとソメイヨシノが各500本、合計約1,000本が道の両脇に植樹され、春になるとたくさんの花を咲かせてくれます。

■スポット概要&開花情報
所在地: 北海道北斗市清川
例年の見頃:4月下旬〜5月上旬
アクセス:【車】函館江差自動車道「北斗中央IC」から道道96号線(旧大野町方面)に出てすぐ
【電車】JR各線「新函館北斗駅」からタクシーで約15分
駐車場:なし
関連イベント:【北斗桜回廊】2025年4月20日(日)~30日(水)

公式サイト

【森町】青葉ヶ丘公園

100年以上も人々を魅了する16種類の桜並木

青葉ヶ丘公園(画像提供:ピコ / PIXTA)
青葉ヶ丘公園(画像提供:ピコ / PIXTA)

1914年(大正3年)にできた「青葉ヶ丘公園」。開園と同時に桜が植栽され、100年を迎えた現在も美しく咲き誇っています。

ソメイヨシノを筆頭に、森小町(もりこまち)や青葉枝垂(あおばしだれ)といった世界で1本だけの固有種から、黄緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)や鬱金(うこん)まで全16種・約1,000本を観賞できます。

それぞれに花期が異なるため、長い期間桜の花を楽しめるのがポイント。お花見に最適な広い芝生もありますよ。

イベント情報:もりまち桜まつり(2025年4月26日~5月11日)

桜の木と駒ケ岳(画像提供:tomo / PIXTA)
桜の木と駒ケ岳(画像提供:tomo / PIXTA)

例年、桜の見頃にあわせて「もりまち桜まつり」が開催され、とてもにぎわいます。

2025年もダンスや太鼓のステージ、地元中学生によるワークショップ、ばんば競馬競技大会と企画が充実! 眺望もよく、桜の間から駒ヶ岳が望めますよ。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道茅部郡森町字清澄町12
例年の見頃:4月下旬~5月中旬
アクセス:【車】道央自動車道「森IC」からで約5分
【電車】JR函館本線「森駅」から徒歩で約10分
駐車場:あり
関連イベント:【もりまち桜まつり】2025年4月26日(土)~5月11日(日)

【新ひだか町】静内二十間道路桜並木

北海道が誇る2,000本の桜並木

一直線の道路をお花見ドライブ(画像提供:suna / PIXTA)
一直線の道路をお花見ドライブ(画像提供:suna / PIXTA)

北海道らしい一直線の道路約7kmに渡って、約2,000本を超える桜が咲き誇る「静内二十間道路桜並木」。日本屈指の規模を誇り、「さくら名所100選」「日本の道100選」「北海道遺産」にも選定されています。

並木を作る桜は、1916年(大正5年)から3年もの歳月をかけて、近隣の山々から移植されました。約7割はエゾヤマザクラ。半分以上は、樹齢80年を超えています。

また「静内二十間道路桜並木」という名は、桜並木の左右の幅が二十間(約36m)あることから命名されたのだとか。

見頃を迎えるのは例年4月下旬~5月上旬です。日本最大級の桜並木で、遅めのお花見を楽しもうと全国各地から例年20万人以上の観光客が訪れます。

イベント情報:しずない桜まつり(2025年4月24日~29日)

楽しい催しとともに美しい桜並木を満喫(画像提供:北の街 / PIXTA)
楽しい催しとともに美しい桜並木を満喫(画像提供:北の街 / PIXTA)

シーズン中には、例年「花のトンネル」と隣接するイベント広場をメイン会場に、「しずない桜まつり」を開催。2025年は、露店や地元農業高校による出店、ポニーふれあいコーナーなどが予定されています。

また高所作業車に乗って、高い位置から桜並木と日高山脈を眺める、特別な体験イベントも。

一度は見てみたい壮大なスケールの桜並木を、親子で訪ねてみませんか?

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道日高郡新ひだか町静内田原~静内御園
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】日高自動車道「日高富川IC」から国道235線経由で約40分駐車場:あり
関連イベント:【しずない桜まつり】2025年4月24日(木)~29日(火・祝)※開花状況により変更の可能性あり

【松前町】松前公園

全国から桜が集まる「桜見本園」は必見!

春の「松前城」(画像提供:ttn3 / PIXTA)
春の「松前城」(画像提供:ttn3 / PIXTA)

北海道で唯一の城下町・松前町にある「松前公園」。観光施設「松前藩屋敷」や「松前城」の天守閣がシンボルです。

北海道の最南端に位置する同公園では、1カ月かけて約250種類・1万本の桜が順番に開花していくのが特徴。早咲き、中咲き、遅咲きがあり、長期間お花見を楽しめるスポットとして知られています。

また、敷地内には「桜見本園」があり、全国から集められた約140種類の桜を観賞できます。樹齢約300年の古木のほか、松前で生まれた希少な種類の桜も見られますよ。

イベント情報:松前さくらまつり(2025年4月19日~5月11日)

「松前公園」の満開の桜(画像提供:SKK / PIXTA)
「松前公園」の満開の桜(画像提供:SKK / PIXTA)

桜の開花シーズンには毎年「松前さくらまつり」が開催されます。松前神社裏の広場には射的や屋台グルメが楽しめる「お花見売店」が出店。

ステージイベントや神輿渡御、稚児行列、子供イベントなど楽しいイベントが満載です。

夜には桜のライトアップも行われ、松前城と共演する夜桜を堪能できますよ。

イベント公式サイト

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道松前郡松前町松城
例年の見頃:4月下旬~5月中旬
アクセス:【車】函館江差道「木古内IC」から約70分
【電車】JR津軽海峡線・江差線「木古内駅」からバスに乗車(約90分)、「松城」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり
関連イベント:【松前さくらまつり】2025年4月19日(土)から5月11日(日)

【松前町】光善寺の血脈桜

桜の精が宿る、推定樹齢280年以上の古木

桜の精の伝説で有名な「血脈桜」(画像提供:トレビス / PIXTA)
桜の精の伝説で有名な「血脈桜」(画像提供:トレビス / PIXTA)

“松前町の三大名桜”に数えられる「血脈桜」(けちみゃくざくら)。「光善寺」にある古木で、樹齢推定200年〜280年以上とされています。1973年(昭和48年)には、北海道指定の記念樹木に指定されました。

伝説から名付けられた「血脈桜」

血脈桜という名称には、ある伝説が関わっています。

その昔、奈良の吉野で美しい尼僧と出会った鍛冶屋が、受け取った桜の苗木を「光善寺」に奉納。苗木は八重の大木となりますが、本堂の修理を行うために伐採されることになりました。

切り倒される前夜、住職の枕元に桜模様の着物を着た乙女が現れ、翌日には桜に血脈がついたといいます。それを見て住職は、昨晩の乙女が桜の精だったと気づき、伐採をやめて盛大に供養を行ったのだとか。

それ以来、この桜は「血脈桜」と呼ばれています。

血脈桜の花は色が濃く艶やか。乙女の思いが宿っているのか、住職へのお礼とばかりに精一杯の花を咲かせます。

2025年4月19日(土)~5月11日(日)に行われる「松前さくらまつり」に訪れた際は、血脈桜が咲き誇る「光善寺」にもぜひ訪れてみてください。

■スポット概要&開花情報
所在地:北海道松前郡松前町字松城
例年の見頃:4月下旬~5月上旬
アクセス:【車】【電車】JR津軽海峡線「木古内駅」から函館バスに乗車(約95分)、「松城」バス停で下車後、徒歩で約10分
駐車場:あり
関連イベント:【松前さくらまつり】2025年4月19日(土)~5月11日(日)

広大な北海道の大地に桜が咲き誇る様は圧巻のひとこと。思い出に残る春の景色を、親子で堪能してくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年5月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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