2025関東近郊の梅狩りスポット5選<br/>梅の実の収穫体験イベントも紹介
更新日2025年06月01日/公開日2025年05月30日

2025関東近郊の梅狩りスポット5選
梅の実の収穫体験イベントも紹介

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今回は関東近郊で「梅狩り」(梅の収穫体験、梅もぎ)ができる農園を紹介します。梅干しや梅シロップなどの加工に使う梅の実の収穫シーズンは例年6月頃。自ら梅の実を収穫する体験は、子供たちにとって食の大切さや季節の移ろいを学ぶ貴重な機会になります。

持ち帰った梅で梅干しやジュース、シロップなどを作れば、達成感もひとしお。梅雨の時期ならではの、特別な“我が家の味”が完成します♪

ぜひ親子で梅狩り体験に参加して、自宅での梅仕事を楽しんでみてください。

※トップ画像提供:蕎麦喰亭 / PIXTA
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「6月の風物詩」を楽しむ体験スポット・行事はこちら!

梅狩り(梅の収穫体験、梅もぎ)とは?

この時季にしかできない貴重な体験です(画像提供:zenpaku / PIXTA)
この時季にしかできない貴重な体験です(画像提供:zenpaku / PIXTA)

「梅狩り」は「梅もぎ」「梅の収穫体験」などとも呼ばれ、梅が旬を迎える初夏に、木にみのった梅の実を直接収穫する体験のこと。

主に青梅(あおうめ)が収穫対象となり、収穫した梅を持ち帰って梅酒や梅シロップ、梅干しなどの加工品を作る「梅仕事」の材料として利用できます。

旬の恵みを肌で感じられ、子供の食育にもつながる貴重な体験ですよ。

「梅狩り」で収穫できる代表的な品種は?

カリカリ梅に使われる小梅を収穫できるスポットもあります(画像提供:field mouse / PIXTA)※イメージ画像
カリカリ梅に使われる小梅を収穫できるスポットもあります(画像提供:field mouse / PIXTA)※イメージ画像

日本人にとってなじみ深い梅。花を観賞するための「花梅」と、果実の採取を目的にした「実梅」があり、品種は数百種類あるといわれています。

関東の「梅狩り」体験で出会える実梅の品種はスポットにより異なりますが、代表的な品種は以下の通りです。

●白加賀(しろかが)

主に東日本で広く栽培される品種で、果肉が硬く、豊満な実が特徴です。梅干しや梅酒、梅漬けなど、幅広く利用できます。

●南高(なんこう)

和歌山県を代表する品種ですが、関東でも栽培されています。実が大きく、皮が薄くて果肉が厚いのが特徴。香りも良く、梅干しや梅酒、梅シロップなど、あらゆる梅仕事に適しています。

●小梅(こうめ)

実が小さく、カリカリとした食感が特徴の梅干し「カリカリ梅」の材料としてよく使われます。手軽に漬けられるため、初心者にも人気。竜峡小梅や甲州小梅などの品種があります。

「梅狩り」に参加する際の服装や持ち物は?

「梅狩り」に参加する際の服装や、持っていくとよいグッズは以下の通りです。

  • 服装:動きやすく汚れてもよい服装がおすすめ。特に薄手の長袖や長ズボンだと肌を保護してくれるので安心です
  • 靴:運動靴や長靴などの滑りにくい靴
  • 軍手:梅の実を傷つけないように、また、手を保護するために必要です
  • 熱中症対策:飲み物&帽子は必須。こまめな水分補給を忘れずに!
  • レインコート:梅雨時なのであると安心。傘をさしながら収穫するのは危険です
  • 荷物置きシート:収穫した梅の実を入れた袋などを置くのに便利
  • 持ち帰り用の袋や容器:施設が用意してくれていることもあります
  • その他:必要に応じて日焼け止めや虫除けスプレーなど

梅の収穫に必要なグッズ(竹棒やブルーシートなど)は施設側で用意してくれるケースがほとんどですが、事前に施設の公式サイトや電話で確認しておくと安心です。

「梅狩り」体験時の注意点は?

成熟しきっていない、加工前の梅の果実や種子には、微量の毒性のある成分(アミグダリンなど)を含んでいることがあります。誤って口に入れないよう子供に説明し、体験中も見守ってあげてくださいね。

それでは、関東の「梅狩り」スポットをご紹介します!

【神奈川県相模原市】本沢梅園

梅酒や梅干しなど加工に適した白加賀をメインに栽培しています(画像提供:Chika / PIXTA)※イメージ画像
梅酒や梅干しなど加工に適した白加賀をメインに栽培しています(画像提供:Chika / PIXTA)※イメージ画像

神奈川県相模原市の「本沢梅園」では、毎年6月に梅もぎ取りを楽しめます。約1,000本の梅の木が広がる園内で、自分で新鮮な梅を収穫できる特別な体験です。

2025年は6月6日(金)~8日(日)、14日(土)~15日(日)の9時から15時まで開催予定。入園管理費として小学生以上200円が必要で、梅の持ち帰りは1kg600円です。親子で初夏の味覚を収穫する、貴重な体験をしてみませんか。

イベント公式サイト(相模原市観光協会)

【神奈川県藤沢市】フルーツパーク長後

例年5月にはカリカリ梅用の小梅(1kg900円)を収穫できます(画像提供:Mayu78 / PIXTA)※イメージ画像
例年5月にはカリカリ梅用の小梅(1kg900円)を収穫できます(画像提供:Mayu78 / PIXTA)※イメージ画像

神奈川県藤沢市の「フルーツパーク長後」は、小田急江ノ島線「長後駅」から徒歩約7分とアクセス良好な観光農園。季節ごとにさまざまなフルーツ狩りが楽しめます。特に例年5月下旬から6月中旬にかけては、みずみずしい大梅(1kg1,500円)の収穫体験が人気です。

自分の手で完熟した梅を収穫する体験は、子供たちの食育にもつながります。家族みんなで旬の味覚を収穫する貴重な体験をしてみませんか? なお収穫体験は電話での予約が必要です。

2025年梅狩り情報(公式サイト)

【埼玉県深谷市】埼玉県農林公園

梅の収穫を親子で満喫!
梅の収穫を親子で満喫!

「埼玉県農林公園」では、2025年5月22日(木)から梅の実の収穫体験が楽しめます。午前は10時30分~11時30分、午後は13時30分~15時に野菜園(平日は農林センター窓口)で受付。梅は1kg600円、同じ時期にグミの実も1パック200円で収穫できます。

収穫できる実がなくなるまで開催され、例年6月上旬~中旬に終了するため早めの来園がおすすめ! おでかけ前に問い合わせておくと安心です。自然豊かな公園で、6月の風物詩である梅の収穫を体験してみませんか。

イベント公式サイト

【茨城県石岡市】アイガモファーム小野越

梅狩りのほかじゃがいも掘りや流しそうめんなど、内容盛りだくさんのイベントです
梅狩りのほかじゃがいも掘りや流しそうめんなど、内容盛りだくさんのイベントです

2025年6月15日(日)、茨城県石岡市の「アイガモファーム小野越」で夏の特別イベントを開催!

じゃがいも&梅の収穫体験や、竹を使った流しそうめん台作りなど、自然の恵みを満喫できる"食育&農体験"イベントです。

公式サイトから事前予約のうえ、帽子、虫取り網、長靴、着替えなどを持参してでかけましょう。体験料は中学生以上5,000円、3歳~小学生3,000円です。そのほかの詳細は、「アイガモファーム小野越」の公式SNSでチェックしてくださいね。

【静岡県伊豆市】伊豆月ヶ瀬梅林

「伊豆月ヶ瀬梅林」の青梅(画像提供:Yoshi / PIXTA)
「伊豆月ヶ瀬梅林」の青梅(画像提供:Yoshi / PIXTA)

静岡県伊豆市にある「伊豆月ヶ瀬梅林」は、天城連山を望む広大な敷地に約1,500本の梅が植えられた名所です。例年2月中旬から3月上旬には梅の花が咲き誇り、「伊豆月ヶ瀬梅林梅まつり」が行われます。

例年、梅の実が熟す6月頃になると「観光梅狩り」がスタート。2025年は5月31日(土)から梅の実がなくなるまで、毎日梅狩り体験が楽しめます(1週間程度を予定)。

開園時間は8時から15時まで。入園料と駐車場は無料で、収穫した梅の実は1kg500円で購入するシステムです。加工所では梅シロップ用の梅の実の収穫・漬け込み作業も見学できますよ。

初夏の緑あふれる梅林で、心安らぐひとときを過ごしてみませんか。

イベント公式サイト

梅狩りのあとは、自宅で梅干しやシロップを作る楽しみが待っています。この時季ならではの、親子の思い出に残る体験を満喫してくださいね。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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