
【地域おこし協力隊が紹介】大自然を走るランナー必見・新潟県妙高市
着任した地域に移り住み、まちの活性化のために活躍する「地域おこし協力隊」。彼らに各地の魅力をリサーチする連載の第2回。今回は、新潟県妙高市(みょうこうし)を紹介します。
新潟県の地域おこし協力隊組織「ニイガタコラボレーターズ」の増田安寿(ますだやすひさ)さんは、同市の魅力を活かした「グリーン・ツーリズム」観点での旅行客増加へ貢献しながら、プライベートではトレイルランナーとして自然を満喫しています。そんな増田さんが教える妙高市の魅力とは?
※画像提供:新潟県観光協会
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
高原都市・妙高市はグリーンシーズンが最高
新潟県の南部、長野県との県境に位置する妙高市。冬になるとパウダースノーを求めて世界中からスキーヤー・スノーボーダーが訪れる“ウィンタースポーツの聖地”として知られていますが、増田さんによると「じつは夏が最高」とのこと。
「雪が解けた春から秋にかけては、空気が澄んで気候も涼しく、ランニングやトレッキング、キャンプなどアクティブに楽しめます。妙高市は“グリーンシーズン(6~10月)が穴場”です。
特に、走ることに向いている場所が多く、箱根駅伝でおなじみの青山学院大学の合宿地にも選ばれている“ランニングタウン”なんですよ。整備されたクロカンコース、絶景の山岳トレイル、起伏のあるロードなど、飽きずに走れますよ」(増田さん)
温泉も豊富で紅葉時期もおすすめ!

また、妙高市は自然だけでなく温泉も魅力。赤倉温泉、新赤倉温泉、池の平温泉、妙高温泉、杉野沢温泉、燕温泉、関温泉という7つの温泉地からなる「妙高高原温泉郷」があります。
「走ったあとの疲労回復にもぴったり。特に秋には、紅葉×温泉×ランニングの贅沢(ぜいたく)な旅が叶います」(増田さん)
増田さんの活動をご紹介!

農林水産に関わる体験旅行や学校旅行などの「グリーン・ツーリズム」観点の旅行客の誘客の拡大を行っています。趣味は登山・トレイルランニング・スキー・フライフィッシング
ランナーにおすすめの妙高市スポット&イベント
自らもランナーである増田さんがおすすめする妙高市のスポットやイベントを紹介します。
【おすすめスポット1】笹ヶ峰クロスカントリーコース

笹ヶ峰高原にある、総延長13.0kmのクロスカントリーコース。例年、真夏でも25℃前後の冷涼な気候で走りやすいコースです。
「標高1,300mの場所にある本格的なクロスカントリーコース。芝が柔らかく脚にも優しいですよ。近隣には、国内最大級のキャンプ場『笹ヶ峰キャンプ場』もあります」(増田さん)
「笹ヶ峰クロスカントリーコース」の情報はこちら(外部サイト)
【おすすめスポット2】妙高山

標高2,454mの妙高山(みょうこうさん)は、「妙高戸隠連山国立公園」(※)のシンボル的存在。四季折々の美しい自然景観が楽しめるため、登山客に人気があります。
「日本百名山のひとつ。スカイランニング的な楽しみ方もでき、タフなトレイルランナーにとっては絶景のなかを進むことができるごほうびルートです」(増田さん)
※妙高戸隠連山国立公園:2015年(平成27年)3月に「上信越高原国立公園」から分離独立して誕生した、全国32番目の国立公園。 新潟県と長野県の県境にあり、糸魚川市・妙高市(新潟県)/長野市・小谷村・信濃町・飯綱町(長野県)の2県6市町村にまたがっている。
【おすすめイベント1】“ROCKIN’BEAR”妙高トレイルランニングレース
妙高の大自然のなかを楽しみながら走ることができる「“ROCKIN’BEAR”妙高トレイルランニングレース」。キッズの部もあり、家族で参加することができます。
「本格派でありながら楽しく参加することができるすてきなトレイルレース。レベルに合わせた距離設定もあり、初めてのトレイルランにも最適です」(増田さん)
■“ROCKIN’BEAR”妙高トレイルランニングレース2025年開催情報
開催日:6月14日(土)
開催場所:新潟県妙高市、長野県信濃町
※2025年の募集期間は終了しています
【おすすめイベント2】信越五岳トレイルランニングレース

信越地方の5つの山(斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)を結ぶ、全長160kmのトレイルランニングレースです。
「100マイル(162km)を走破する国内有数のウルトラレース。妙高市もルートの一部に含まれ、毎年国内外から猛者が集まります」(増田さん)
■信越五岳トレイルランニングレース2025年開催概要
開催日:2025年9月13日(土)~15日(祝・月)
開催場所:信越高原(新潟県妙高市、長野県長野市、信濃町、飯綱町、飯山市)
妙高市で食べてほしい!おすすめグルメ
妙高市には高原野菜をはじめとするおいしいものがいっぱい! 増田さんが“宇宙一”と推すおすすめを紹介してもらいました。
【おすすめグルメ1】妙高高原トマト

昼夜の寒暖差が激しい妙高山麓で育った野菜は、独特の風味や食感、栄養を兼ね備えており、なかでもトマトやスイートコーンは人気!
「朝採れのトマトはびっくりするほど甘くて濃い! 収穫期になると直売所に地元の方の行列ができたり、市内にあるたくさんの飲食店が、それぞれに趣向を凝らしたトマト料理を期間限定で提供するというイベント『お山のとまと食堂』も開催されます。トマトはランナーの水分補給にも宇宙一の食材です」(増田さん)
【おすすめグルメ2】かんずり

新潟県妙高市に伝わる発酵調味料「かんずり」。まろやかな辛さと旨味とコクが凝縮された奥深い味わいが特徴で、鍋料理や刺身など、さまざまな料理の薬味や隠し味に使われます。
「唐辛子を雪でさらして発酵させた発酵調味料で、妙高市で開催されるレースなどでランナーに提供される温かい鍋にも入っており、宇宙一おすすめです」(増田さん)
「妙高市は、大自然のなかで空気もおいしいし、温泉もある。最高のまち」と増田さん。ランナーはもちろん、自然好きの親子にもおすすめの妙高市を次の旅行先の候補に加えてみてはいかがですか?
とりっぷノート♪ニイガタコラボレーターズとは?

新潟県が取り組むべき広域的な施策を推進し、広域的な地域課題を解決するために活動している新潟県が委託する地域おこし協力隊。さまざまな分野で“グッとコラボレーション”し、地域の振興を図っています。2025年3月の時点で17人の隊員が参画しており、現在も新たな隊員を募集しています。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
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