【2025】栃木県の紅葉名所と穴場22選!奥日光・鬼怒川・佐野市の見頃も
更新日2025年10月31日/公開日2025年10月31日

【2025】栃木県の紅葉名所と穴場22選!奥日光・鬼怒川・佐野市の見頃も

体験する
自然とふれあう

秋の観光といえば紅葉狩り! 栃木県には、関東随一の人気を誇る「いろは坂」から、世界遺産の「日光東照宮」まで、一度は訪れたい紅葉スポットが豊富にあります。

今回は、栃木県内のおすすめの紅葉名所と穴場を紹介します。ロープウェイや車窓から眺める紅葉、温泉につかりながら楽しめるスポットもあるので、この秋は、ぜひ親子で紅葉狩りにでかけてみませんか。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※例年の見頃をご紹介しています。気候により変動することがありますので各スポットや気象庁の「紅葉見頃予想」を確認してください

茨城県の紅葉名所&穴場をチェック!

関東の紅葉情報はこちら!

【那須町】茶臼岳

ロープウェイで空中散歩♪活火山が染める関東屈指の紅葉

 噴煙を上げる火口と紅葉(画像提供:ray_tako / PIXTA)
噴煙を上げる火口と紅葉(画像提供:ray_tako / PIXTA)

関東屈指の紅葉スポット、那須高原の「茶臼岳」(ちゃうすだけ)は、標高1,915mの活火山です。

都内から車で約2時間半と、秋のドライブに最適な立地です。例年9月下旬からナナカマドやダケカンバが色づき始め、10月には山全体が赤や黄色に染まる壮大な景色が楽しめます。

 那須ロープウェイ「山頂駅」付近の景色(画像提供:Yoshitaka / PIXTA)
那須ロープウェイ「山頂駅」付近の景色(画像提供:Yoshitaka / PIXTA)

「茶臼岳」の最大の魅力は、那須ロープウェイを利用して手軽に9合目まで行けることです。

ロープウェイの「山頂駅」から30分ほど歩けば山頂に到達できるため、家族でプチ登山を満喫できますよ。途中の散策路から見える紅葉と広大な風景は圧巻! 登山の後は、近くの那須湯本の温泉に浸かり、旅の疲れを癒やすのもおすすめです。

■スポット概要
所在地:栃木県那須郡那須町湯本
紅葉の見頃:例年9月下旬~10月中旬
アクセス:車:東北自動車道・那須ICから約35分
電車:JR東北本線「黒磯駅」からバスで約60分
駐車場:あり(那須ロープウェイ山麓駅駐車場)

「茶臼岳」の詳細はこちら!

【日光市中宮祠】いろは坂

日光 紅葉の大人気スポット!車窓から眺める圧巻の景色

紅葉ドライブの名所(画像提供:Yoshitaka / PIXTA)
紅葉ドライブの名所(画像提供:Yoshitaka / PIXTA)

日光宇都宮道路「清滝IC」から15分ほどの場所にある「いろは坂」は、日光市街と奥日光を結ぶ大人気の紅葉ドライブコースです。

下り専用の「第一いろは坂」と上り専用の「第二いろは坂」の2つの坂からなり、標高差が440mもあるため、紅葉が徐々に色づく美しいグラデーションを楽しめます。

通常は片道15分ほどの坂ですが、紅葉期間中は渋滞が必至となるほど人気です。おでかけするなら早朝がおすすめですよ。

特に、第二いろは坂の途中にある「明智平展望台」からの眺めは絶景。眼下に広がる紅葉の壮大なパノラマを堪能できます。

車窓から眺める圧巻の景色を、ぜひ家族で体験してみてください。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:【例年】10月中旬~11月上旬
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICから約15分

「いろは坂」の詳細はこちら!

【日光市中宮祠】戦場ヶ原

親子でハイキングしながら自然観察

色鮮やかに紅葉した湿原(画像提供:nikomani / PIXTA)
色鮮やかに紅葉した湿原(画像提供:nikomani / PIXTA)

日光市にある「戦場ヶ原」は標高1,400mの高地に広がる湿原です。

東京都内から電車とバスで約2時間半でアクセスでき、日帰りで秋の自然を堪能できるスポットです。

戦場ヶ原では、例年9月上旬から草紅葉がスタートし、広大な湿原が一面を鮮やかな絨毯のように染め上げる壮大な景色が楽しめます。

木々の紅葉とススキの群生が共演(画像提供:ichiro-51 / PIXTA)
木々の紅葉とススキの群生が共演(画像提供:ichiro-51 / PIXTA)

親子でハイキングを楽しむのに最適な自然散策路が整備されており、特に「赤沼茶屋」から「湯滝」までのコースは、紅葉とススキの群生、そして川のせせらぎを感じながら歩ける人気のルートですよ。

■スポット概要
場所:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:例年9月下旬~10月上旬(草紅葉)
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICから約40分
電車:JR日光線「日光駅」、東武日光線「東武日光駅」から「湯元温泉」行きのバスに乗車(約65分)、「三本松」バス停で下車 ※ハイキングの場合は手前の「赤沼」バス停で下車
駐車場:あり(三本松園地駐車場、県営赤沼駐車場など)

「戦場ヶ原」の詳細はこちら!

【日光市中宮祠】小田代原

長雨のあとが狙い目!幻の湖「小田代原湖」に黄葉が映る絶景

草紅葉(くさもみじ)のグラデーションはまるで絵画のよう(画像提供:kuma_papa / PIXTA)
草紅葉(くさもみじ)のグラデーションはまるで絵画のよう(画像提供:kuma_papa / PIXTA)

「小田代原」(おだしろがはら)は、「戦場ヶ原」の近くに位置する標高1,400mの高原湿地帯です。

例年9月中旬から10月中旬まで、木々に先駆けて草紅葉が見頃を迎えます。土の質の違いから、白、紫、黄金色、オレンジといった多様な色が入り混じり、広大な湿原に縞模様の美しいグラデーションが生まれるのが特徴です。

“金屏風”と呼ばれるカラマツの黄葉と1本のシラカンバが“幻の湖”に映る奇跡の光景(画像提供:kuma_papa/ PIXTA)
“金屏風”と呼ばれるカラマツの黄葉と1本のシラカンバが“幻の湖”に映る奇跡の光景(画像提供:kuma_papa/ PIXTA)

例年10月上旬には、カラマツの"金屏風"と呼ばれる黄葉が始まり、幻想的な景色が広がります。

特に長雨や大雨のあとは、湿原に水が溜まり"幻の湖"が出現することもあります。湿原の中央に立つ1本のシラカンバ(通称・小田代原の貴婦人)が映る光景は、めったに見られない絶景です。

遊歩道が整備されており、家族でレンタサイクルや自然散策を楽しむのもおすすめです。

■スポット概要
所在地:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:例年9月下旬~10月上旬(草紅葉)、例年10月中旬~下旬(カラマツなど)
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICから約40分
電車:JR日光線「日光駅」、東武日光線「東武日光駅」から「湯元温泉」行きのバスに乗車(約65分)、「赤沼」バス停で下車後、徒歩で約35分または低公害バスで約8分 ※低公害バスの運行は4月下旬~11月末
駐車場:あり(県営赤沼駐車場)

公式サイト

【日光市中宮祠】華厳滝

錦の点描に飾られた雄大な滝

「華厳滝エレベーター」に乗ると、より間近で滝を見ることができます(画像提供:ばりろく / PIXTA)
「華厳滝エレベーター」に乗ると、より間近で滝を見ることができます(画像提供:ばりろく / PIXTA)

日光市にある「華厳滝」(けごんのたき/華厳の滝、華厳ノ滝とも表記)は、高さ約97mの岸壁から中禅寺湖の水が一気に落下する、“日本三大名瀑”のひとつに数えられる壮大な滝です。

最大の魅力は、エレベーターで観瀑台(かんばくだい)へ降りることで、滝つぼの間近まで行くことができ、豪快に水しぶきが上がる爆音と迫力を体感できる点です。紅葉シーズンには、色づいた木々と水しぶきのコントラストが美しい絶景が広がります。

また、近くの明智平展望台からも、滝と紅葉が織りなす壮大な景色を遠景で眺めることができますよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:【例年】10月中旬~下旬
営業時間:3月~11月8:00~17:00、12月~2月9:00~16:30(最終入場はエレベーター運行終了時間10分前) ※季節・気象状況により時間変更あり
料金:エレベーター往復:中学生以上600円、小学生400円、未就学児無料
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICから約20分
電車:東武鉄道日光線「東武日光駅」から東武バス「中禅寺温泉」行きに乗車(約40分)、「中禅寺温泉」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:あり

【日光市中宮祠】半月山展望台

中禅寺湖と男体山を一望できる展望台

半月山展望台から一望する中禅寺湖、男体山、八丁出島(画像提供:gonbe / PIXTA)
半月山展望台から一望する中禅寺湖、男体山、八丁出島(画像提供:gonbe / PIXTA)

日光市・中禅寺湖の南に位置する標高1,753mの「半月山」は、中禅寺湖や日光の山々を一望できるビュースポット。

中禅寺湖スカイラインの突き当たりにある「半月山駐車場」から、さらに約30分ほど歩いた先に、日光屈指の絶景を堪能できる「半月山展望台」があります。

展望台からは正面に中禅寺湖、その奥に男体山がそびえ、中禅寺湖に突き出た八丁出島も見ることができます。さらに、紅葉の時期には山肌が美しく飾られた様子を一望できますよ。

登山初心者に人気のハイキングコースも

ハイキングを楽しみたい親子には、途中にある「半月山第一駐車場」からの散策路がおすすめです。

半月山第一駐車場から山頂までは徒歩で約30分、山頂から半月峠を経て中禅寺湖畔の狸窪(むじなくぼ)までは約1時間。

短時間で奥日光の自然を満喫できる人気のハイキングコースです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬
営業時間:7:00~17:00
アクセス:車:日光宇都宮道路・日光ICから約45分
電車:JR日光線「日光駅」から東武バス「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きに乗車(約45分)、「中禅寺温泉」バス停で下車、「半月山」行きバスに乗車、「半月山」バス停で下車後、徒歩で約30分
※「半月山」行きバスは季節運行(2025年度は10月1日~11月9日の期間)
駐車場:
あり


【日光市中宮祠】日光山中禅寺(立木観音)

坂東観音霊場18番目のお寺

秋の日光中禅寺(画像提供:JIOTO / PIXTA)
秋の日光中禅寺(画像提供:JIOTO / PIXTA)

「日光山中禅寺」は、日光開山の祖である「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が784年に建立した、世界遺産「日光山輪王寺」の別院です。

御本尊である「十一面千手観世音菩薩」(国重要文化財)は、勝道上人が自ら桂の立木を彫り込んだと伝わることから、「立木観音」とも呼ばれています。

秋には、境内から鮮やかに色づいた男体山と中禅寺湖を静かに眺めることができ、歴史ある寺院の厳かな雰囲気のなかで紅葉観賞を楽しめるスポットです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠2587
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
拝観時間:8:00~17:00(11月~3月は16:00)※最終受付は閉門30分前
料金:高校生以上500円、小中学生200円
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICから約35分
電車:JR日光線「日光駅」、東武鉄道日光線「東武日光」駅から東武バス「中禅寺温泉」行きに乗車(約45分)、「中禅寺温泉」バス停で下車後、「半月山」行きバスに乗車(約4分)、「立木観音・遊覧船発着所」バス停で下車すぐ
※「半月山」行きバスは季節運行(2025年度は10月1日~11月9日の期間)
駐車場:あり

【日光市中宮祠】英国大使館別荘記念公園

「絵に描いたような景色」と英国文化を堪能できる

旧英国大使館の別荘らしい品格のある建物(画像提供:miiko / PIXTA)
旧英国大使館の別荘らしい品格のある建物(画像提供:miiko / PIXTA)

「英国大使館別荘記念公園」は、明治から昭和初期にかけて国際的な避暑地だった奥日光・中禅寺湖畔に位置する公園です。

園内の建物は英国の外交官アーネスト・サトウの個人別荘として1896年に(明治29年)建てられ、その後、英国大使館別荘として長年使われた歴史があります。

展示やカフェで英国文化にふれる

館内では、奥日光の国際避暑地の歴史や英国文化に関する展示が見られます。

特に2階の広縁からは、サトウが愛した"絵に描いたような"中禅寺湖畔の風景が一望できます。紅葉の季節には、建物の中から湖と見事な紅葉のコントラストを堪能できます。

また、駐日英国大使館シェフ監修の紅茶やスコーンを味わえるカフェもあり、優雅なティータイムを過ごせますよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠2482
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
開館時間:9:00~16:00(5月~11月10日は17:00)
休館日:12月~3月:冬季閉館/4月:月曜 (祝日の場合、翌日以降に振り替え)/5月〜11月:無休
料金:高校生以上300円、4歳~中学生150円
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICからいろは坂経由で約50分、「県営歌ヶ浜駐車場」から徒歩で約10分
バス:①JR日光線「日光駅」、東武鉄道日光線「東武日光駅」から「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きバスに乗車(約50分)、「中禅寺温泉」バス停で下車後、「半月山」行きバスに乗車、「イタリア・英国大使館別荘記念公園前」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:あり

【日光市中宮祠】イタリア大使館別荘記念公園

中禅寺湖と紅葉を同時に

絵画のように美しい紅葉のグラデーション(画像提供:ゆうた1127 / PIXTA)
絵画のように美しい紅葉のグラデーション(画像提供:ゆうた1127 / PIXTA)

「イタリア大使館別荘記念公園」は、奥日光・中禅寺湖畔に佇む、イタリア大使の別荘跡を復元した施設です。周囲の自然に溶け込むよう、地元特産の日光杉を使用した市松模様の外壁が特徴的です。

建物は湖の景観を最大限に生かした設計がされており、1階の暖炉がある食堂や居間は、開放感あふれる広縁に繋がっています。テラスからは、表情豊かな中禅寺湖と、それを囲む色鮮やかな紅葉の絶景をゆったりと楽しめますよ。

ゆったりとした避暑地生活を彷彿とさせる優雅な空間で、家族で贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠2482
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
開館時間:9:00~17:00(4月、11月11日~30日は16:00まで)
休館日:12月~3月:冬季休館/4月:月曜(祝日の場合は翌日以降に振替)/5月~11月:無休
料金:高校生以上300円、4歳~中学生150円
アクセス:車:日光宇都宮道路・清滝ICからいろは坂経由で約50分、「県営歌ヶ浜駐車場」から徒歩で約10分
電車:JR日光線「日光駅」、東武鉄道日光線「東武日光駅」から「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きバスに乗車(約50分)、「中禅寺温泉」バス停で下車後、「半月山」行きバスに乗車、「イタリア・英国大使館別荘記念公園前」バス停で下車後、徒歩で約10分
※「半月山」行きバスは季節運行(2025年度は10月1日~11月9日の期間)
駐車場:あり


【日光市中宮祠】竜頭滝

色とりどりの紅葉が魅力

比較的早い時期から紅葉が始まる「竜頭滝」
比較的早い時期から紅葉が始まる「竜頭滝」

奥日光にある「竜頭滝」(りゅうずのたき/竜頭の滝、竜頭ノ滝とも表記)は、湯ノ湖の「湯滝」、中禅寺湖の「華厳滝」とならぶ"奥日光三名瀑"のひとつです。

岩肌の急斜面を2つに分かれて流れ落ちる水流が、竜の頭のように見えることから名付けられました。

「竜頭滝」は、例年9月下旬には鮮やかな紅葉に彩られた美しい景観が楽しめます。観瀑台(かんばくだい)からは、滝つぼ周辺の紅葉を間近に観賞できる絶好スポット。近くには茶屋も併設されているので、滝の迫力と紅葉の絶景を堪能したあと、親子でひと息つくのにもおすすめです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市中宮祠
紅葉の見頃:【例年】10月上旬~中旬
アクセス:電車:JR日光線「日光駅」からバスに乗車、「竜頭の滝」バス停で下車
駐車場:あり

【日光市川俣】瀬戸合峡

断崖絶壁と紅葉

紅葉に囲まれた「瀬戸合峡」(画像提供:annko / PIXTA)
紅葉に囲まれた「瀬戸合峡」(画像提供:annko / PIXTA)

瀬戸合峡(せとあいきょう)は、鬼怒川の上流に位置する峡谷で、凝灰岩(ぎょうかいがん)が浸食されてできた地形が特徴です。

深度約100mにもおよぶ切り立った岸壁が約2kmにわたって広がり、「とちぎの景勝100選」に選定されている紅葉の名所です。

スリル満点の吊橋(画像提供:まちゃー / PIXTA)
スリル満点の吊橋(画像提供:まちゃー / PIXTA)

峡谷内にある川俣ダムの正面に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」からの眺望が最大の魅力です。

吊橋からは、間近に迫る断崖絶壁と、その谷間を縫うように色づく紅葉をダイナミックに感じられますよ。その壮大な景色はまさに絶景! 秋のドライブに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市川俣
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
アクセス:バス:東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から女夫渕行きバス乗車約1時間12分、「川俣平家塚」バス停下車、渡らっしゃい吊橋まで徒歩約30分
駐車場:あり

【日光市川俣】間欠泉

川俣温泉の名物「間欠泉」と紅葉の共演

11月の間欠泉(画像提供:Yoshi / PIXTA)
11月の間欠泉(画像提供:Yoshi / PIXTA)

川俣温泉街の中心、鬼怒川沿いに位置する「間欠泉」(かんけつせん)は、自然の力で熱湯が勢いよく噴き上がる珍しい現象が見られるスポットです。

「間欠泉」は、60分〜70分おきに1分〜2分間噴き上がり、湯柱が20m〜30mの高さに達することもあります。紅葉シーズンには、白い蒸気と色づいた木々が織りなす幻想的なコラボレーションを見ようと、多くの観光客でにぎわいます。

「噴泉橋」や「間欠泉展望台」から観賞できるほか、足湯につかりながら噴き上がりをのんびりと待つのもおすすめです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市川俣
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
アクセス:電車:東武鉄道鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から市営バス「女夫渕温泉」行きに乗車(約90分)、「間欠泉」バス停で下車すぐ
駐車場:なし

公式サイト


【日光市鬼怒川温泉】鬼怒楯岩大吊橋

温泉街と楯岩を結ぶ橋から望むパノラマの紅葉

360度の紅葉に囲まれた絶景(画像提供:ゆうた1127 / PIXTA)
360度の紅葉に囲まれた絶景(画像提供:ゆうた1127 / PIXTA)

日光市鬼怒川温泉にある「鬼怒楯岩大吊橋」(きぬたていわおおつりばし)は、温泉街と名勝「楯岩」(たていわ)を結ぶ、全長約140m、高さ約40mの歩道専用吊橋です。

吊橋の上からは、鬼怒川の清流と温泉街、そして遠くに鶏頂山(けいちょうざん)をはじめとする高原山系の美しい山並みを大パノラマで一望できます。

秋は、谷全体が鮮やかな紅葉に染まるため、開放感とスリルを同時に味わえる絶景の名所です。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉大原1436
紅葉の見頃:例年10月下旬~11月中旬
アクセス:電車:東武鉄道鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から徒歩で約12分
駐車場:あり

【日光市所野】霧降滝

葛飾北斎も描いた絶景

周辺がカラフルに紅葉した「霧降滝」
周辺がカラフルに紅葉した「霧降滝」

「霧降滝」(きりふりのたき/霧降の滝、霧降ノ滝とも表記)は、華厳滝、裏見滝と並び称される「日光三名瀑」のひとつです。

霧降川にかかる滝は上下2段になっており、高さは合わせて約75mにもなります。水が岩肌にたたきつけられて飛沫が霧のように舞い上がる様子が、非常に幻想的。特に秋は、紅葉した木々が滝の周囲を彩り、滝と紅葉のバランスの良さが魅力です。

滝の正面にある観瀑台からは絶景をゆっくり観賞できるほか、近くには滝を眺められるレストランもあるので、浮世絵師・葛飾北斎も描いたという雄大な風景を家族で楽しめますよ。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市所野
紅葉の見頃:例年10月中旬~下旬
アクセス:車:日光宇都宮道路・日光ICから約15分
電車:JR日光線「日光駅」、東武鉄道日光線「東武日光駅」から東武バス「霧降高原・大笹牧場」行きに乗車(約10分)、「霧降滝入口」バス停で下車後、観瀑台まで徒歩で約15分
駐車場:あり

【日光市湯西川】湯西川温泉

平家の里など見どころたくさん

「平家の里」(画像提供:JIOTO / PIXTA)
「平家の里」(画像提供:JIOTO / PIXTA)

「湯西川温泉」は平家の落人伝説のある温泉で、1573年(天正元年)に平家の子孫が温泉を発見したといわれている歴史ある温泉です。

里山に囲まれた温泉に浸かりながら、ブナ、モミジの紅葉を見ることができます。

特に戦に敗れ逃げのびた平家の人々の生活様式を再現した「平家の里」では、茅葺き屋根と紅葉が風情あふれる絶景を作り出し、人々を魅了します。

「湯西川ダム」周辺の紅葉(画像提供: アイ / PIXTA)
「湯西川ダム」周辺の紅葉(画像提供: アイ / PIXTA)

「湯西川ダム」では、周りの山々が鮮やかに色づき、ダムの湖面に映える絶景をみることができますよ。

水陸両用バスでダム湖クルージングを楽しめる「湯西川ダックツアー」も親子に人気。ひと味違った、湖上から見る紅葉もおすすめです!

「湯西川ダックツアー」をチェック!

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市湯西川
紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬
アクセス:電車:東武鉄道鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から日光交通ダイヤルバスで約50分
駐車場:あり

公式サイト

【日光市細尾町】明智平ロープウェイ・明智平展望台

ロープーウェイからの大パノラマは必見!!

空中からも紅葉を堪能できます♪
空中からも紅葉を堪能できます♪

「明智平」は、第二いろは坂をほぼ上りきった場所に位置するスポットで、駐車場が広くドライブの休憩に最適です。

「明智平」からロープウエイに乗ると、約3分で標高1,373mの「明智平展望台」に到着します。

「明智平展望台」から見た中禅寺湖と華厳滝(画像提供:よっちゃん必撮仕事人 / PIXTA)
「明智平展望台」から見た中禅寺湖と華厳滝(画像提供:よっちゃん必撮仕事人 / PIXTA)

展望台からは、男体山や中禅寺湖、そして中禅寺湖から流れ落ちる華厳滝など、秋の美しい山肌を一望できる大パノラマが最大の魅力です。

展望台からは茶の木平方面への遊歩道も整備されており、茶の木平まで約1時間30分(反対方面は約55分)のハイキングも楽しめますよ。

展望台から約20分の地点に鉄塔があり、こちらも展望ポイントなので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市細尾町深沢
紅葉の見頃:【例年】10月中旬~11月上旬
営業時間:ロープウェイ9:00~15:30(上り最終15:10、下り最終15:30発) ※荒天や点検整備のため運休あり。混雑具合により時間変更あり、要問合せ
料金:大人片道600円、往復1,000円/子供片道300円、往復500円
アクセス:車:第二いろは坂終点近く
電車:JR日光線「日光駅」または東武鉄道東武日光線「東武日光駅」から東武バス「湯元温泉」行きまたは「中禅寺温泉」行きバス乗車約40分、「明智平」バス停下車すぐ
駐車場:あり

【日光市湯元】湯滝

迫力ある滝つぼと紅葉を同時に

秋の湯滝(画像提供:まちゃー / PIXTA)
秋の湯滝(画像提供:まちゃー / PIXTA)

「湯滝」(ゆだき)は、奥日光にある湯ノ湖の南端から、高さ約70m、長さ約110mの岩壁を一気に湖水が流れ落ちる壮大な滝です。

バス停「湯滝入口」から徒歩約5分というアクセスの良さも魅力です。観瀑台だけでなく滝つぼの真下まで下りることができ、爆音とともに流れ落ちる滝を間近で体感できます。

例年10月上旬から中旬にかけては、滝周辺のカエデ、シラカバ、ミズナラなどが色づき、紅葉と滝の迫力を同時に楽しめるのが魅力。「戦場ヶ原」から北へ向かうハイキングコースの途中にあるため、散策とあわせて訪れるのもおすすめです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市湯元
紅葉の見頃:【例年】10月上旬~中旬
アクセス:電車:JR日光線「日光駅」・東武鉄道日光線「東武日光駅」から「湯元温泉」行きバスに乗車(約60分)、「湯滝入口」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:あり

【日光市藤原】龍王峡

泊りがけで楽しめる紅葉名所

自然が作り上げたダイナミックな景観
自然が作り上げたダイナミックな景観

「龍王峡」(りゅうおうきょう)は、鬼怒川温泉と川治温泉の間にあり、約3kmにわたって切り立つ崖が続く壮大な渓谷です。

例年10月下旬から11月中旬にかけて、両側の山々が紅葉に染まり、エメラルドグリーンの川との鮮やかなコントラストが美しく、絶景が広がります。

周囲にはハイキングコースが整備されており、定番の「むささび橋巡回コース」では、虹見の滝や有名な「むささび橋」などを巡りながら自然を満喫できます。

鬼怒川温泉や川治温泉の宿泊施設も近くにあり、泊まりがけでゆったりと紅葉狩りを楽しむのにも最適なスポットです。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市藤原
紅葉の見頃:例年10月下旬〜11月中旬
アクセス:車:日光宇都宮道路・今市ICから国道121号経由で約40分
電車:野岩鉄道会津鬼怒川線「龍王峡駅」からバスで約5分


【日光市山内】日光二社一寺(日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺)

世界遺産を飾る紅葉は必見

“日光の表玄関”と称される「神橋」(画像提供:ai / PIXTA)
“日光の表玄関”と称される「神橋」(画像提供:ai / PIXTA)

世界遺産に登録されている「日光の社寺」は、「日光東照宮」、「日光二荒山(ふたらさん)神社」「日光山輪王寺」(りんのうじ)の「二社一寺」を指す、日光を代表する観光スポットです。

紅葉シーズンには、鮮やかに色づく木々が荘厳な社寺建築を飾り、歴史的建造物と紅葉のコントラストが風情ある感動的な美しさを見せます。

特に、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わうため、朝の早い時間での参拝がおすすめです。親子で日本の世界遺産と秋の美しい景観を同時に堪能しませんか。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県日光市山内2303(日光山輪王寺)・2301(日光東照宮)・2307(日光二荒山神社)
紅葉の見頃:【例年】11月上旬~下旬
アクセス:車:日光宇都宮道路・日光ICから約10分
電車:JR日光線「日光駅」、東武日光線「東武日光駅」からバス
駐車場:あり

公式サイト

【さくら市】今宮神社 大公孫樹

見頃にあわせてライトアップも開催!

「今宮神社」の大公孫樹(画像提供:さくら市)
「今宮神社」の大公孫樹(画像提供:さくら市)

栃木県さくら市にある「今宮神社」には、樹齢600年以上の「大公孫樹(オオイチョウ)」があります。

「栃木県銘木百選」にも指定されており、秋になると見事な黄金色の紅葉を観賞できます。

紅葉イベント情報:ライトアップ

大公孫樹のライトアップ(画像提供:さくら市)
大公孫樹のライトアップ(画像提供:さくら市)

大公孫樹が黄金色に染まるころ「今宮神社」では、期間限定のライトアップが行われます。

2025年は、11月15日(土)から開催予定。約1週間のライトアップでは、夜空に浮かび上がる幻想的な黄葉を楽しめますよ。

さくら市担当者からのおすすめコメント

紅葉とあわせて、徒歩で行ける絶品の焼きそば屋さん「麺工房なかやま」がおすすめ! 製麺所直営の麺はモチモチでおいしいです。また、甘いものが欲しかったら「キブナヤ」にも寄って行ってくださいね。おいしくかわいいクレープをお召し上がりください。

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県さくら市馬場43
紅葉の見頃:例年11月初旬~中旬
アクセス:電車:JR宇都宮線「氏家駅」から徒歩約15分
駐車場:あり(無料、60台)

【佐野市】蓬莱山

例年11月下旬まで紅葉が楽しめる神聖な山

(画像提供:JIOTO / PIXTA)
(画像提供:JIOTO / PIXTA)

“日本三蓬莱”のひとつに数えられる佐野市の人気紅葉スポット・蓬莱山(ほうらいさん)。日光開山の祖である勝道上人によって開かれ、一大霊場として栄えた山です。

佐野市街から車で1時間ほどかかりますが、例年11月中旬~下旬になると多くの観光客が紅葉狩りに訪れます。

周辺には遊歩道が整備されているので、ゆったりと散策しながら秋の訪れを感じることができますよ! 

■スポット概要&紅葉情報
所在地:栃木県佐野市作原町
紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬
アクセス:車:北関東自動車道・佐野田沼ICから約45分
電車:JR両毛線、東武佐野線「佐野駅」からタクシーで約57分、東武佐野線「田沼駅」からタクシーで約45分
駐車場:あり(無料、10台)

公式サイト

【茂木町】深沢もみじ 瑞光園

約600本のモミジが彩る秋の里山
約600本のモミジが彩る秋の里山

茂木町(もてぎまち)にある「深沢もみじ瑞光園」は、モミジを愛したひとりの人が約30年かけて600本以上のモミジやカエデを植えて育てた特別な場所です。

園主は2021年9月に亡くなりましたが、その思いは引き継がれ、現在も園内の整備と木々の手入れが続けられて、例年11月上旬から約50品種・約600本のモミジやカエデが里山全体が美しく彩ります。

品種によって色づく時期が異なるため、11月上旬から下旬までの長期に渡り紅葉が楽しめるのが魅力ですよ。

茂木町担当者からのおすすめコメント

紅葉の時期は、新そばの時期でもあるので、茂木町のそば屋6店舗「いい里さかがわ館」「そばの里まぎの」「平成そば」「そば広」「そば処 おうめ」「手打ちそば わっぱ飯 桔梗(道の駅もてぎ内)」がおすすめです。

また、昨年オープンし、今年2号館もオープンした「もてぎ昭和館」が昭和レトロブームの"今"おすすめですよ。

■スポット概要&紅葉情報
場所:栃木県芳賀郡茂木町深沢359
紅葉の見頃:例年11月上旬~下旬
アクセス:車:県道深沢岩瀬線の茨城県境手前右側、駐車場から徒歩約5分
駐車場:あり(10台)

公式サイト

奥日光や鬼怒川などの定番だけでなく、ほかにもたくさんの紅葉名所がある栃木県。観光スポットも豊富なので、親子で楽しい旅を計画してください♪

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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