"関東三大七夕祭り"とは?親子で楽しむ夏の風物詩「七夕」の歴史と由来&2026年開催情報も
更新日2026年07月03日/公開日2026年07月03日

"関東三大七夕祭り"とは?親子で楽しむ夏の風物詩「七夕」の歴史と由来&2026年開催情報も

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神奈川県平塚市、千葉県茂原市、ほか

7月7日は、織姫と彦星が年に一度、天の川を越えて再会する「七夕」(たなばた)の日。短冊に願いごとを書いて笹に飾る風習は、夏の風物詩として親しまれています。

そんな七夕の日に合わせて、全国各地では七夕祭りが開催され、街中が色とりどりの飾りやにぎやかなイベントで彩られます。

そこで今回は、七夕の歴史や由来をひもときながら、「関東三大七夕祭り」とその見どころをご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

七夕の歴史や由来は?

カラフルな七夕飾りに子供も大喜び(画像提供:Seaside / PIXTA)
カラフルな七夕飾りに子供も大喜び(画像提供:Seaside / PIXTA)

七夕は、もともと季節の節目を祝う「五節句」(ごせっく)のひとつとして、江戸時代に広まりました。昔は旧暦の7月7日に行われており、今の暦では8月の初めごろ。ちょうど夏の夜空がいちばんきれいに見える時期でした。

そのルーツは、日本に古くからある「棚機」(たなばた)という神事と、中国から伝わった織姫と彦星の物語、技芸の上達を願う「乞巧奠」(きこうでん)という行事が合わさってできたものといわれています。

日本の神事「棚機」

手作りの飾りに願いを込めます(画像提供:masa / PIXTA)
手作りの飾りに願いを込めます(画像提供:masa / PIXTA)

昔の日本では、巫女(みこ)が着物を織り神さまにお供えする、「禊」(みそぎ)の行事が行われていました。秋の豊作や人々の幸せを祈って織られたこの布は、「棚機」と呼ばれる特別な織り機で作られたものです。

やがてこの風習は時代とともに仏教の影響を受け、お盆を迎えるための行事として、7月7日の夜に行われるようになりました。このことから「七夕(たなばた)」という漢字が当てられるようになったと言われています。

中国の行事「乞巧奠」

笹に揺れる短冊と七夕飾りの様子(画像提供:hideko / PIXTA)
笹に揺れる短冊と七夕飾りの様子(画像提供:hideko / PIXTA)

「乞」は願い求めること、「巧」は巧みさ、「奠」は祭りごとを意味する「乞巧奠」。旧暦の7月7日に、織女にあやかってはた織りの上達を願う、中国の行事として行われました。

やがてその願いは、芸事や書道など、さまざまな技芸の上達へと広がっていきました。こうして、七夕が“願いごとの日”として親しまれるようになったのです。

織姫と彦星の伝説

新道峠から見る富士山と天の川(画像提供:ライダー写真家はじめ / PIXTA)
新道峠から見る富士山と天の川(画像提供:ライダー写真家はじめ / PIXTA)

織姫と彦星の物語は、中国の神話「牛郎織女」(ぎゅうろうしゅくじょ)に由来すると伝えられています。

織姫にあたる「琴座のベガ」は裁縫の星、彦星にあたる「ワシ座のアルタイル」は農業の星とされており、この二つの星が旧暦の7月7日に天の川をはさんで最も輝いて見えることから、「一年に一度だけ、織姫と彦星が会える日」と考えられるようになりました。

七夕飾りの意味は?

短冊一つ一つに、たくさんの想いが詰まっています(画像提供:mio / PIXTA)
短冊一つ一つに、たくさんの想いが詰まっています(画像提供:mio / PIXTA)

七夕といえば、願いごとを書く「短冊」と、笹に吊るす色とりどりの「飾り」が定番です。これらは「七つ飾り」とも呼ばれ、ひとつひとつに暮らしに根ざした願いや意味が込められています。

たとえば、童謡「たなばたさま」にも登場する「五色の短冊」の五色とは、中国の陰陽五行説に基づいた色のこと。赤はご先祖への感謝、青は努力や成長を表すなど、それぞれの色にあわせて願いごとを書くと叶いやすいともいわれます。

七夕に飾られる代表的な飾りです(画像提供:ERI / PIXTA)
七夕に飾られる代表的な飾りです(画像提供:ERI / PIXTA)

また、「紙衣」(かみこ)は災いを遠ざけるお守りとして、「折り鶴」は健康や長寿を、「吹き流し」は織姫の織り糸に見立てて、裁縫や手芸の上達を願います。

そのほかにも、金運や節約の願いを込めた「巾着」や、無駄をなくす意味をもつ「くずかご」、豊作や大漁を願う「投網」(とあみ)などがあります。

どれも折り紙で手軽に作れるので、親子で楽しみながら七夕の準備をするのもおすすめですよ。

関東三大七夕祭りとは?

神奈川県の「湘南ひらつか七夕まつり」の様子(画像提供:t.sakai / PIXTA)
神奈川県の「湘南ひらつか七夕まつり」の様子(画像提供:t.sakai / PIXTA)

埼玉県狭山市の「狭山市入間川七夕まつり」、千葉県茂原市の「茂原七夕まつり」、神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」の3つが、関東三大七夕祭りとして知られています。

  • 湘南ひらつか七夕まつり: 戦後の復興を願い、1951年(昭和26年)に仙台の七夕を手本に始まったまつりです。
  • 茂原七夕まつり: もともと商店街の活性化をきっかけに始まったもので、やがて市全体が関わる一大イベントへと発展しました。
  • 狭山市入間川七夕まつり: 江戸時代から続く伝統を土台に、大正ロマンを代表する画家で詩人・竹久夢二の美意識が加わったことで、華やかな飾りが並ぶのが特徴です。

それぞれ成り立ちや背景は異なりますが、いずれも関東を代表する夏の風物詩として、多くの人に愛されています。

それでは、3つのまつりの2026年の見どころと開催情報をご紹介します!

【神奈川県平塚市】湘南ひらつか七夕まつり(2026年7月3日〜5日)

過去開催では10mを超える大型飾りも登場しました
過去開催では10mを超える大型飾りも登場しました

神奈川県平塚市では、2026年7月3日(金)〜5日(日)の3日間、「湘南ひらつか七夕まつり」が開催されます。今年で第73回を迎えるこのお祭りは、100本以上の豪華絢爛(けんらん)な七夕飾りが商店街を華やかに彩ります。

商店街の各店舗や企業、各種団体が作成した七夕飾りはそれぞれに個性があり、お気に入りを見つけるのもおすすめです
商店街の各店舗や企業、各種団体が作成した七夕飾りはそれぞれに個性があり、お気に入りを見つけるのもおすすめです

JR東海道本線「平塚駅」北口から徒歩約5分の湘南スターモールや紅谷パールロードを中心に、100本以上の豪華絢爛な七夕飾りが商店街を華やかに彩ります。流行のスポーツ選手や人気キャラクターなどを取り入れたユニークな七夕飾り! なかには、10mを超える大型飾りもありますよ。

夜はライトアップされ、昼間とは違った雰囲気に
夜はライトアップされ、昼間とは違った雰囲気に

2026年は初日と2日目の開催時間が30分延長され20時30分まで楽しめます(最終日は19時まで)。7月3日(金)の開会式後には恒例の「七夕おどり千人パレード」も開催。湘南スターモールを舞台に、平塚市民1,000人が参加し、沿道の声援を受けながら華やかに踊り歩きます。

熱中症対策として、七夕飾りのエリアやイベントのエリアにミストファンをなどを設置する「七夕COOL」も実施予定です。

■湘南ひらつか七夕まつり
開催期間:2026年7月2日(金)〜5日(日)
開催時間:七夕まつりは20:30まで(最終日19:00まで)
・七夕おどり千人パレード10:30〜
※各ブースは9:30〜19:30(最終日は18:30まで)
開催場所:湘南スターモール(メイン会場)、ほかJR東海道本線「平塚駅」北口商店街を中心とする市内全域
アクセス:【電車】JR東海道本線「平塚駅」北口から徒歩すぐ

【千葉県茂原市】茂原七夕まつり(2026年7月24日〜26日)

絢爛豪華な七夕飾りは、一見の価値ありです
絢爛豪華な七夕飾りは、一見の価値ありです

千葉県茂原市では、2026年7月24日(金)〜26日(日)に、「茂原七夕まつり」が開催されます。

今年で第72回を迎えるこのお祭りは、毎年およそ80万人もの人が訪れる大規模イベント。会場には200店以上の露店が立ち並び、お祭り気分をよりいっそう盛り上げます。

踊り子たちによる圧巻のパフォーマンスを間近で体感できます
踊り子たちによる圧巻のパフォーマンスを間近で体感できます

7月25日(土)には、名物「もばら阿波おどり」を実施。17時にオープニングセレモニー、17時30分〜19時30分にもばら阿波おどり、19時45分から総踊りが行われます。

参加するのはもばら阿波おどり連協会所属の9連に加え、2026年は全11連が参加予定。本場さながらの華やかな演舞は、思わず足を止めて見入ってしまうほどの迫力です。

「YOSAKOI夏の陣」は2000年から始まりました
「YOSAKOI夏の陣」は2000年から始まりました

阿波おどりとともにまつりを盛り上げるのが「YOSAKOI夏の陣」です。2000年のスタートから20年以上の歴史を誇り、今や茂原七夕まつりのメインイベントとして定着しています。

県内外各地から集まったよさこいチームが、それぞれのオリジナル曲とカラフルな衣装で躍動感あふれる演舞を披露。阿波おどりとはまた異なる熱気とエネルギーを親子で体感してみてください。

このほか、キッチンカーグルメストリートや七夕飾りコンクールも開催。JR外房線「茂原駅」を降りたらすぐ七夕飾りが広がる好立地なので、電車でのおでかけにもぴったりですよ。

■茂原七夕まつり
開催期間:2026年7月24日(金)〜26日(日)
開催時間:14:00〜21:00(イベントは16:00〜)
開催場所:JR外房線「茂原駅」周辺商店街
アクセス:【車】首都圏中央連絡自動車道・茂原長柄ICから約10分、または茂原長柄スマートICから約10分、または茂原北ICから約15分
【電車】JR外房線「茂原駅」から徒歩すぐ

【埼玉県狭山市】狭山市入間川七夕まつり(2026年8月1日〜2日)

会場周辺は例年、たくさんの屋台でにぎわいます
会場周辺は例年、たくさんの屋台でにぎわいます

埼玉県狭山市では、2026年8月1日(土)・2日(日)の2日間、「狭山市入間川七夕まつり」が開催されます。

「狭山市駅」西口市民広場から七夕通り商店街を中心とした沿道には、商店・事業所・市民が出品した七夕飾りで埋めつくされます。飾りの大半は飾る人それぞれの手作りで、その年の世相を反映した個性あふれる作品が並ぶのが狭山の七夕ならではの特徴です。

かわいいイラスト風の竹飾りなど、毎年趣向が凝らされます
かわいいイラスト風の竹飾りなど、毎年趣向が凝らされます

8月1日(土)には「竹飾りナンバーワン投票」を実施。飾りに付いたQRコードをスマホで読み取り、お気に入りに投票できます。

祭り初日の19時30分〜20時に開催される「納涼花火大会」
祭り初日の19時30分〜20時に開催される「納涼花火大会」

8月1日(土)19時30分からは「納涼花火大会」を開催。約2,000発の花火が打ち上げられ、織姫と彦星が見守る夜空を美しく彩ります。

七夕飾りの幻想的な景色と、迫力ある大輪の花火の共演を、ぜひ現地で楽しんでくださいね。

■狭山市入間川七夕まつり
開催期間:2026年8月1日(土)・2日(日)
開催時間:2日(土)12:00〜21:00、3日(日)12:00〜20:00
開催場所:西武新宿線「狭山市駅」西口〜七夕通り商店街周辺
アクセス:【電車】西武鉄道新宿線「狭山市駅」から徒歩すぐ

華やかでワクワクする「関東三大七夕祭り」は、親子で楽しめる夏の思い出作りにぴったり。今年は色とりどりの飾りを楽しみながら、七夕の由来や願いごとの意味にもふれてみてください♪

記事を書いた人

わたなべゆりこ

いこーよとりっぷ編集部員/1児のママ。夏祭りと盆踊りが大好きで、見よう見まねで踊るのが毎年の楽しみ。「いつか盆太鼓を叩きたい!」が密かな夢です。娘と季節のおでかけを重ねるうちに、いつの間にか季節の花にも興味が湧き勉強中。春は、どこの桜が見頃?と、開花カレンダーを眺めてはにんまりしています。

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