北海道滝上町
和ハッカが彩る自然豊かなまち
滝上町について
北海道のオホーツク地域に位置する滝上町(たきのうえちょう)は、四方を山々に囲まれた自然豊かなまちです。町の9割を森林が占め、渚滑川が織りなす美しい風景が広がります。
日本最大級の芝ざくらの群落と和ハッカ生産量日本一を誇り、季節ごとの絶景と特産品を楽しむことができます。
圧巻の芝ざくら群落「芝ざくら滝上公園」

まちを代表する観光スポット「芝ざくら滝上公園」では、例年5月上旬から5月下旬にかけて、山の斜面一面がピンク色の花々で覆われ、鮮やかなピンク色に染まります。

ミカン箱一つ分の苗から始まり、60年以上かけて造成された芝ざくらの群落は、今では10万平方メートルという日本最大級の規模に成長しました。開花時期には、甘い香りがまち全体を包み込みます。
子どもから大人まで楽しめる「芝ざくらまつり」
芝ざくらが見頃の時期になると、毎年「童話村たきのうえ芝ざくらまつり」が開催されます。まつり期間中の土日には、「フロックスマルシェ」が開催され、地元食材を使用したグルメや物販、ワークショップ、ミニライブなど、さまざまなイベントが催され、子どもから大人まで楽しむことができます。
また、園内は、バリアフリー対応の園路とEV遊覧車の運行(料金:1名500円~)により、子どもから大人まで、また体の不自由な人も安心して観覧できます。

幻の和ハッカを受け継ぐまち

かつてオホーツク地方の基幹産業だったハッカ栽培。時代の変遷とともに、国外に産地が奪われ、国内の多くの産地が姿を消していく中、滝上町では貴重な和ハッカの栽培を守り続けています。
滝上町では、わずか数件の農家によって、日本の和ハッカ生産量の約9割が生産され、日本一の生産量を誇ります。
なかでも「JM23号」という幻の和ハッカは、町内のたった1軒の農家が生産を担う貴重な品種です。
まちの特産品の和ハッカは、アロマオイルやルームスプレー、入浴剤、化粧品などの生活用品から、焼き菓子やチョコレート、お茶などの食品まで、幅広い製品に活用されています。
自然と調和したまちの産業や観光
滝上町は芝ざくら、和ハッカ以外にも、自然と調和したさまざまな産業や観光があります。
おもな産業は、まちの9割を占める広大な森林を活かした林業です。木材や木工品の製造がさかんで、環境に優しい木質バイオマス資源としても活用されています。小麦やスイートコーンなどの作物を栽培しており、農業もさかんです。
また、七面鳥生産の三大産地である滝上町では、わずか数件の農家によって、日本一の七面鳥生産数を誇ります。
*七面鳥三大産地:北海道滝上町、石川県輪島市、高知県中土佐町大野見地区

観光では、まちの中央を流れる渚滑川(しょこつがわ)流域の「錦仙峡(きんせんきょう)」は、秋には紅葉スポットとして多くの観光客を魅了しています。渓流釣りの愛好家たちの聖地としても知られています。
滝上町の花、木
滝上町のシンボル「芝ざくら」
滝上町の花は、「芝ざくら」。毎年5月中旬から5月下旬にかけて「芝ざくら滝上公園」には、全国各地から「芝ざくら」を観賞しに、たくさんの観光客が訪れます。「芝ざくら」は、滝上町のシンボルとして町民にも親しまれています。
「芝ざくら」とともに春の滝上町を彩る「サクラ」

滝上町の木は「サクラ」。大正時代にサクラの苗木が1000本寄付され、住民の手で植樹されました。
その後、網走管内随一のサクラの名所となりますが、昭和27年に洞爺丸台風の影響により、サクラの木が壊滅状態となりました。そこで、昭和32年に公園の管理者であった片岡兵治氏がミカン箱1箱分の芝ざくらの苗を植え、昭和34年、芝ざくら公園の造成が開始され、今では、芝ざくらの名所として数えられるようになりました。
芝ざくらの開花時期とサクラの開花時期が合えば、一緒に見られる可能性も!
まち基本情報
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市区町村名 | 北海道滝上町 (ほっかいどうたきのうえちょう) |
電話番号 | 0158-29-2111 ※電話番号の受付先は滝上町役場となります。 |
アクセス | オホーツク紋別空港から車で約50分 旭川紋別自動車道 浮島ICから車で約50分 旭川から車で約2時間20分 札幌から車で約3時間30分 |
公式URL | 公式URLはこちら |
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