埼玉県長瀞町
アウトドアと四季の満喫できる町です
長瀞町(ながとろまち)について
長瀞町は、埼玉県西北部に位置し、都心から約2時間で訪れることのできる自然の美しさに囲まれた観光地です。古くから景勝地として賑わいをみせ、岩畳や桜、紅葉、ロウバイなどの四季が織りなす自然体験を中心に長瀞渓谷を和船で進む川下りやラフティングなどのウォーターアクティビティ、キャンプやハイキングなどのアウトドアコンテンツを目的として年間300万人を超える観光客が訪れています。
長瀞の名物かき氷
長瀞町のグルメで有名なのが「阿左美冷蔵」のかき氷。長瀞駅や観光名所の岩畳からもほど近い立地も魅力で、多くの人々が遠方から阿左美冷蔵のかき氷を求めて訪れます。
阿左美冷蔵は1890年創業の老舗のかき氷店。秩父山系の水質の良い伏流水を使用した製氷池で、自然の寒さで凍らせて作る天然氷を使用しています。天然氷を製造しているかき氷店は、現在では国内に数件しか残っておらず、伝統技術を継承し日本の食文化を次世代に残す貴重な存在です。
現在はかき氷を作ることに使われている天然氷ですが、当初の用途はかき氷ではなく蚕の卵を低温貯蔵するために使われていました。
長瀞をはじめとした周辺の秩父地域は、傾斜が多く、水はけが良すぎる土地で、稲作には不向きでした。こうした土地でも育つ桑の木を活用した養蚕業が長瀞町では盛んにおこなわれており、蚕の卵を年間通じて保存し、夏も秋も生糸を収穫できるようにしたのが天然氷でした。
今となっては、観光の町として知られる長瀞の歴史と文化を感じながら、かき氷を味わってみるのもいいですね。
歴史
長瀞町という町名になったのは、1972年11月1日に行われた町名変更からで、この地域の名勝及び天然記念物「長瀞」に由来しています。それ以前は、1889年に町村制が施行されて以降、多くの村や町が統廃合を繰り返し、時代によって町名が変更されてきました。
長瀞町は、農業を中心に発展してきた町でしたが、1911年に秩父鉄道が開通したことによって観光客が増加し、観光の町として発展することになります。
旧新井家住宅は1971年に国の重要文化財に指定された養蚕農家の民家です。元々は長瀞町役場の近くにありましたが、郷土資料館に移築し、現在に至っています。この住宅は、かつて秩父地方でよく見られた養蚕農家の姿で、屋根が板葺きになっています。現在板葺き屋根が残っているのはこの建物だけになっていて、大変貴重なものです。
主な産業
長瀞町の産業は、言うまでもなく観光業が中心。明治時代から多くの観光客が訪れ、現在では年間約300万人が訪れる一大観光スポットとして知られています。
観光産業のなかでも、とくに人気があるのは、豊かな自然を利用したキャンプや川下り、ラフティングなどのアクティビティ。ほかにも、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜並木や国指定の名勝及び天然記念物に指定されている岩畳「地球の窓」などが有名です。
町の花、木、鳥
「日本さくら名所100選」にも選ばれた「サクラ」
町内にたくさんの名所があるサクラが町の花。「日本さくらの名所100選」に選ばれているほどで、ソメイヨシノをはじめ、シダレザクラや八重桜など、種類が多いのも見どころの一つです。数ある名所の中でも、長瀞駅から荒川沿いに約2.5km続く桜のトンネルは圧巻!
山々の紅葉が美しい「モミジ」
長瀞の美しい自然景観を彩るモミジが町の木です。毎年11月頃に見頃を迎え、「長瀞紅葉まつり」が開催されます。ライトアップされるスポットもあり、秋の行楽シーズンに訪れる観光客を楽しませてくれます。
日本固有種が海外からも注目されている「セキレイ」
黒と白のコントラストが印象的な「セキレイ」。セキレイ科に属する鳥の中には「ハクセキレイ」、「キセキレイ」、「セグロセキレイ」など数種類がいます。
国内では「日本書紀」に初めて記載されていて、古くから日本に生息していることがわかっています。なかでも「セグロセキレイ」は日本の固有種で、世界中の野鳥愛好家が日本にバードウォッチングに来ることもあるそう。観光産業のさかんな長瀞町にピッタリの鳥です。
まち基本情報
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市区町村名 | 埼玉県長瀞町 (さいたまけんながとろまち) |
電話番号 | 0494-66-3111 代表番号になりますので、お問合せの方は「産業観光課」までお願いいたします。 |
アクセス | 【電車の場合】 西武鉄道「池袋駅」より西武池袋線(特急)で約80分、「西武秩父駅」下車後、秩父鉄道に乗り換え(徒歩約5分) 秩父鉄道「御花畑駅」から約20分、「長瀞駅」下車。 【お車の場合】 関越自動車道練馬ICより約50分、花園IC下車後、国道140号で約30分 |
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