東京都清瀬市
ケヤキ並木に癒されるまち
清瀬市について
清瀬市は、東京都の東西のちょうど真ん中辺りに位置し、北側は埼玉県に接しています。
池袋駅からは電車で約30分と都心へのアクセスも快適な上、公園や雑木林などの自然も多く、まちなかでは四季折々さまざまな花が咲き、200種類以上の野鳥も見られるなど、自然と調和しています。
清瀬駅北口から続くまちのメインストリート「けやき通り」では、約250本ものケヤキが立ち並び、道行く人を見守ります。緑に包まれた景色が印象的で、豊かな自然に囲まれた清瀬のまちを象徴するまちなみです。
主な産業
清瀬市は、都内に出荷される農産物を生産する都市農業がさかん。ニンジンの生産量が都内1位を誇り、東京で生産されるニンジンの約3割を占めています。ニンジンのほかにも、ホウレンソウやキャベツなどの生産もさかんです。
清瀬産のニンジンは甘みが強いのが特徴。ジャムやジュースなどにも加工され、ニンジンを使った特産品の開発にも力を入れています。また、農産物のブランド化にも取り組んでいます。
歴史
1822年、現在の場所に清瀬村が誕生。1954年に清瀬町に、1970年に清瀬市になりました。
清瀬という名前は諸説ありますが、旧清戸下宿村、上清戸村など「清戸」とつく名前の地名が多くあったことと、柳瀬川の「瀬」を合わせたものと言われています。
この「清戸」とは、日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの場所に遠征した際、市内にある日枝神社の境内にあったヒイラギの老木の下でお休みになった際に「清き土なり」と言ったという伝説があります。それからこの場所を「清土」と呼んでいましたが、いつしか「清戸」になったと言われています。
市の花、木、鳥
市内の庭によく植えられている「サザンカ」
清瀬市の花は「サザンカ」。市内でも庭木などで植えられていることが多く、市民に親しまれています。
秋から早春にかけて花が咲き、花が少ない寒い時期に赤や白などの華やかな色の花が彩ります。
清瀬市を代表する景色を彩る「ケヤキ」
清瀬市を代表する景色をつくる「けやき通り」に植えられている「ケヤキ」が清瀬市の木。青い空に向かってまっすぐに伸びるケヤキを見ながら駅に向かう市民も多く、市民にも愛着がある木です。
清瀬の雑木林に生息している「オナガ」
水色の長い尾っぽが特徴の「オナガ」が清瀬市の鳥。清瀬市には雑木林がたくさんあり、林のなかに生息しています。群れをなしてまとまって飛ぶ姿を見られることも。自然がいっぱい残っている清瀬にぴったりの鳥です。