静岡県藤枝市
利便性と豊かな自然が共存するまち
藤枝市について
静岡県のほぼ中央に位置する藤枝市。古くは東海道の宿場町として発展してきたまちとしても知られています。現在でも市内には、東名高速道路、新東名高速道路、国道1号バイパスが走り、日本の大動脈が横断しています。
市内の中心エリアでもあるJR東海道本線「藤枝駅」周辺には、高層マンションなどが立ち並び、スタイリッシュなまち並みが広がります。一方、少し車を走らせると自然豊かなエリアに入り、都会と田舎が程よいバランスで共存しています。
藤枝発祥の朝食文化!「朝ラーメン」
藤枝市には「朝ラーメン」と呼ばれる朝食文化が根付いています。「朝ラーメン」はその名の通り朝食にラーメンを食べること。2023年現在、市内の約20軒のラーメン店で「朝ラーメン」が提供されています。
「朝ラーメン」が誕生&普及した背景は?
藤枝市は、全国でも有数のお茶の産地。お茶の取引などを行う茶業関係者は早朝から仕事をすることが多いため、市内のラーメン店には朝早くから行列ができることも。そこで、早朝から営業するラーメン店が現れたことが、「朝ラーメン」の起源といわれています。
朝でも胃にもたれない!?「朝ラーメン」の特徴
藤枝市の「朝ラーメン」は、「温」と「冷」の2種類のラーメンをセットで食べるのが特徴です。つるっと食べられる喉ごしの良い麺と魚介系の醤油ベースのさっぱりとしたスープなので、朝から食べても胃にもたれず美味しく食べられます。
お茶のまち藤枝!市内には三大玉露の産地も
藤枝市は古くから香り高い銘茶の産地としても知られています。水はけが良く肥沃な土壌、昼夜の寒暖差が大きい気候と、藤枝市は質の高いお茶が育つ条件がそろっています。
市内では、さまざまな品種のお茶が生産されていますが、なかでも「朝比奈玉露」が生産される朝比奈地区は、福岡県の八女(やめ)茶、京都府の宇治茶と並んで三大玉露の産地に数えられています。
日本のサッカーの歴史を刻む藤枝市
藤枝市は「サッカーのまち」としても知られており、日本のサッカー文化を切り開いた数々の功績があります。
1924年(大正13年)に開校した「志太中学校」(現在の藤枝東高校)では、野球が全盛だった時代にも関わらず、校技としてサッカーを採用。1962年には、日本で初めてのサッカースポーツ少年団が市内で結成された記録も残っています。
今では、藤枝ゆかりのプロサッカー選手を多く輩出しており、元日本代表の長谷部誠選手や中山雅史さんなども藤枝市出身です。
藤枝市の花、木、鳥
市の名前にも含まれている「フジ」
市の名前にも含まれている「フジ」が藤枝市の花です。市内の「蓮華寺池(れんげじいけ)公園」には、20種類250本以上の「フジ」が植えられており、毎年4月から5月にかけて市内最大のイベント「藤まつり」が開催されています。
市内の東海道沿いには松並木も!
藤枝市の木は「マツ」。市内の東海道沿いにはマツ並木が残っているほか、藤枝宿の本陣跡の近くにある「大慶寺」(だいけいじ)には、日蓮上人(にちれんしょうにん)がお手植えしたといわれる「久遠(くおん)の松」もあります。
まちじゅうで鳴き声が聞こえる「ウグイス」
市民にも親しまれている「ウグイス」が藤枝市の鳥。市内でも「ウグイス」が多数生息し、まちのいたるところで鳴き声が聞こえてきます。