![鶏の鳴き声の長さや美しさを競う<br/>彌彦神社の「長鳴鶏の鳴き合せ会」](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/cover_image/image/1764/normal_naganaki01_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
鶏の鳴き声の長さや美しさを競う
彌彦神社の「長鳴鶏の鳴き合せ会」
新潟県弥彦村の「彌彦(やひこ)神社」で、2024年5月4日(土・祝)14時30分~15時30分と、5日(日・祝)10時~11時30分に 「長鳴鶏の鳴き合わせ会」が開催されます。
鶏(にわとり)の鳴き声の長さや美しさを競うこの大会では、国の天然記念物に指定されている貴重な品種の鶏を見ることができます。
本記事では、「彌彦神社」の歴史や過去のイベントの様子、子供との楽しみ方などを紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「長鳴鶏の鳴き合わせ会」が開催される「彌彦神社」とは?
![多くの人でにぎわう彌彦神社(写真提供:弥彦観光協会)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8896/pc_show_16-%E5%BD%8C%E5%BD%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE_1-1024x682_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
「長鳴鶏の鳴き合わせ会」の開催地は、“おやひこさま”の愛称で親しまれる新潟県弥彦村のシンボル、「彌彦神社」です。
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)のひ孫、天香山命(あめのかごやまのみこと)。
崇神(すじん)天皇の御代(紀元前97~30年)に創建された、2,400年以上の歴史を持つ古社で、日本最古の万葉集にも詠(うた)われています。
![境内に一歩入ると厳かで神秘的な空気に包まれます(写真提供:弥彦観光協会)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8897/pc_show_P1260592_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
樹齢400年を超える杉や欅(けやき)に囲まれた境内は神々しく、一足踏み入れるだけで不思議なパワーを感じられます。
4万坪におよぶ広々とした境内には、親子におすすめのスポットがたくさんありますよ。
天然記念物の鶏を保護、育成している「日本鶏舎」
![「彌彦神社」の「日本鶏舎(けいしゃ)」(写真提供:彌彦神社)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8898/pc_show_pic_main01_%E5%BD%8C%E5%BD%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E6%A7%98%E3%82%88%E3%82%8A%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%8B%9D%E5%80%9F_.jpg)
「彌彦神社」の東参道をまっすぐ進み、「重軽(おもかる)の石」を右折すると「日本鶏舎」が見えてきます。
鶏は天照大御神の「天の岩戸神話」(※)に登場するなど、神道とゆかりがあり、古くから日本人になじみ深い動物。
「彌彦神社」では、新潟県で昔から飼育され、国の天然記念物でもある「蜀鶏」(とうまる)などの貴重な在来種を、「日本鶏舎」で保護、育成し展示しています。
お詣りした際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
※太陽神である天照大御神が岩の洞窟に隠れたことで世界が暗闇に包まれたという有名な神話
日本鶏品評会で行われる「長鳴鶏の鳴き合わせ会」
![境内に設けられた台の上で鳴きます(写真提供:弥彦観光協会)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8899/pc_show_DSCN3443_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
例年5月4日と5日に、「彌彦神社」の境内では、日本鶏の保護と育成を行う「彌彦神社日本鶏の会」の会員をはじめ、県内外の愛好家による「日本鶏品評会」が行われます。
蜀鶏などの貴重な品種が200羽ほど出品展示され、その姿の美しさや鳴き声を競い合う催しです。
そのなかで、鶏の鳴き声の長さを競わせるのが「長鳴鶏の鳴き合わせ会」と呼ばれるイベント。
なかには、ギネスブックに載るほど長く鳴く鶏もいるそうですよ!
天然記念物の「日本3大長鳴鶏」はどんな鳴き声をしているの?
![ずらりと並ぶ長鳴鶏(写真提供:弥彦観光協会)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8900/pc_show_IMG_5358_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
品評会に出場する鶏のなかでも、国の天然記念物に指定されている「蜀鶏 」「東天紅」(とうてんこう)、「声良」(こえよし)は「日本三大長鳴鶏」と呼ばれ、それぞれ個性的な鳴き声をしています。
新潟県原産である蜀鶏の鳴き声は「ろの字鳴き」といわれ、独特の抑揚がある鳴き方をします。
東天紅は、ソプラノ調の澄んだ鳴き声で、蜀鶏や声良よりも鳴き声が長いのが特徴です。
声良は「棒鳴き」と呼ばれる唸り声のような「ゴッゴ、ゴーオ」という鳴き声で、もっとも低音です。
「彌彦神社」に聞いた「長鳴鶏の鳴き合わせ会」の注目ポイント&楽しみ方
![見た目も美しい長鳴鶏(写真提供:弥彦観光協会)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8901/pc_show_naganaki02_%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%88%E3%82%8A_.jpg)
「彌彦神社」で同行事を担当されている太田敏文(おおたとしふみ)さんによると、「鳴き声が15秒以上続けば十分に長鳴きですが、まれに20秒を超える鶏がいます」とのこと。
「また、鳴き声の長さだけではなく、3種(蜀鶏・東天紅・声良)それぞれの特徴ある鳴き声を聴くのも楽しみ方のひとつですよ」(彌彦神社技師・太田敏文さん)
鶏たちのさまざまな鳴き声に、親子の会話が弾みそうですね。
ゴールデンウィークは、新潟県の「彌彦神社」までぜひ足をのばしてみてください。
とりっぷノート★重軽の石で吉凶を占おう
![重軽の石(写真提供:彌彦神社)](http://de5c3ya1fcot1.cloudfront.net/uploads/content_image/image/8902/pc_show_pic_main01_%E9%87%8D%E8%BB%BD%E3%81%AE%E7%9F%B3__%E5%BD%8C%E5%BD%A6%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E6%A7%98%E3%82%88%E3%82%8A%E7%94%BB%E5%83%8F%E6%8B%9D%E5%80%9F_.jpg)
「彌彦神社」の境内には、「重軽の石」と呼ばれるふたつの石があります。これは、持ち上げた時の重量感で吉凶を占う石占い。親子でならんで挑戦してみて! 「意外と軽い」と感じたら、願いが叶うかも!?(いこーよとりっぷライター・岡本ハナ)
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岡本ハナ
1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 長鳴鶏の鳴き合わせ会(2024年) |
ふりがな | ながなきとりのなきあわせかい |
開催期間 | 2024年5月4日 〜 2024年5月5日 |
開催時間 | 2024年5月4日(土・祝)14:30~15:30 2024年5月5日(日・祝)10:00~11:30 |
開催スポット | 彌彦神社 |
住所 | 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2 |
電話番号 | 0256-94-2001 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 【車】北陸自動車道・三条燕ICより約30分/巻潟東ICより約30分 【電車】JR弥彦線「弥彦駅」から徒歩で約15分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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