早朝の茅ヶ崎の海に約40基が集結!
砂浜を乱舞する神輿が大迫力の祭り
神奈川県茅ヶ崎(ちがさき)市南湖の茅ヶ崎西浜海岸では、2024年7月15日(月・祝)に、夏の風物詩である「浜降祭(はまおりさい)」が開催されます。
祭りは夜明けとともにスタート。多数の神輿(みこし)が早朝の海岸に集まり禊(みそぎ)を行い、海に入るのが最大の特徴です。
神奈川県の無形文化財に指定されており、神輿の祭りとしては関東で有数の規模を誇る「浜降祭」。その見どころや、歴史についてご紹介します!
※記事内に使用している写真は松村康史氏および、茅ヶ崎市提供のものです
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「浜降祭」とは
毎年7月第3月曜(海の日)に開催される「浜降祭」。祭り当日の夜明けとともに、神奈川県の茅ヶ崎市と寒川町の各神社から、大小あわせておよそ40基の神輿が茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)に集まり、禊を行います。
例年、神社を出発した一番神輿は、4時頃に会場に到着します。7時頃にはすべての神輿が海岸に集まり、厳かな雰囲気の中で式典が執り行われます。
式典後に「お発ち」が始まり一斉に神輿が動き出します。式典が始まる前と「お発ち」のあとに、神輿が次々に海へと入っていく光景が見られます。
“どっこい、どっこい”という独特の勇ましいかけ声を響かせながら、砂浜を乱舞する様子はまさに圧巻! その迫力に、思わず夢中になりますよ。
「浜降祭」の歴史を知ろう
浜降祭の起源は諸説あるといわれています。そのなかでも、代表的な説のひとつをご紹介します。
1840年代(天保年間)頃、相模の6社が集う「国府祭」(こうのまち)に「寒川神社」の神輿が渡御した帰り道で、参加した氏子たちが争いを起こし、神輿が相模川に落ちて行方不明になりました。
その後、南湖の海で漁業をいとなんでいた網元・鈴木孫七(すずきまごしち)が、神輿に乗せていたご神体を発見。「寒川神社」に届けたことをきっかけに、同社の神輿が南湖の浜で禊を行うようになったといわれています。
2024年の開催情報
2024年は、7月15(月・祝)に、「浜降祭」が開催されます。会場は例年通り、茅ヶ崎西浜海岸です。
2024年の「浜降祭」の詳しい開催情報については、おでかけ前に茅ヶ崎市の公式サイトをチェックしていくのがおすすめです。
早朝から神輿がまちへ繰り出し、神輿が海に入っていく「浜降祭」の様子は、子供たちの記憶に残るはず。湘南に夏の訪れを告げる祭りに、ぜひ親子で参加してみてくださいね。
とりっぷノート♪ベストポジションで禊を見るコツ
通常、禊は8時頃に行われますが、8時ちょうどに会場に到着しても見やすい場所で見られるとは限りません。
ベストなポジションで神輿を見るなら、夜明け前に会場に入るのがおすすめです。また、当日の天候や、神輿によって海に入らない場合もあるので、訪れる際は最新情報のチェックをお忘れなく。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 浜降祭(2024年) |
ふりがな | はまおりさい |
主催者名 | 茅ヶ崎海岸浜降祭実行委員会 |
開催期間 | 2024年7月15日 |
開催時間 | 4:00~9:00(予定) |
開催スポット | 茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側) |
住所 | 神奈川県茅ヶ崎市南湖6-18-7 |
電話番号 | 0467-75-0004 ※電話窓口は「寒川神社」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車】新湘南バイパス・茅ヶ崎海岸ICから約10分 【電車】JR東海道線「茅ケ崎駅」から徒歩で約20分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
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