600年以上の歴史がある川祭り
迫力ある時代絵巻を鑑賞しよう
「名古屋駅」から電車で約40分の場所にある愛知県津島市。市内の「天王川公園」では、2024年7月27日(土)と7月28日(日)に、日本有数の規模を誇る「尾張津島天王祭」が開催されます。
「尾張津島天王祭」は、「大阪天満宮」の「天神祭」、「厳島(いつくしま)神社」の「管絃祭」(かんげんさい)と並び、“日本三大川祭”のひとつに数えられており、2016年(平成28年)には、「山・鉾(ほこ)・屋台行事」として、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
津島市の伝統を受け継ぐ「尾張津島天王祭」の見どころをたっぷりとご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、津島市観光協会の公式サイト、公式SNSでご確認ください
「尾張津島天王祭」ってどんな祭り?
600年近く前から続く「尾張津島天王祭」では、さまざまな行事や神事が行われます。
なかでも、7月の第4土曜の夜間に「天王川公園」内の「丸池」で行われる「宵祭」と、翌日の午前に行われる「朝祭」は、祭りのハイライトです。
「宵祭」「朝祭」ともに祭舟(まつりぶね)が、「丸池」を渡る光景を見ることができますが、祭りの雰囲気も魅力も異なります。それぞれの見どころをご紹介していきます。
【見どころ1】きらびやかな「宵祭」
「宵祭」は、およそ500個の提灯が飾り付けられた「まきわら船」と呼ばれる5艘(そう)の祭舟が「丸池」を渡ります。
「まきわら船」が向かうのは、池の北端にある御旅所(おたびしょ)と呼ばれる、神輿(みこし)などが休憩する場所です。到着すると乗船者たちは船を降り、「津島神社」から渡御(とぎょ)された神輿に拝礼します。
津島笛(つしまぶえ)を奏でながら水上を巡る「まきわら船」。提灯が水面に映る光景は幻想的で人々の心を打ちます。
【見どころ2】勇壮な姿が見られる「朝祭」
「朝宵」では、「宵祭」の5艘の船が提灯を外し、能をモチーフにした人形などを乗せた「車楽舟」(だんじりぶね)となり登場します。
さらに、5艘の津島市の隣にある安西(あんざい)市から来る「市江車」(いちえぐるま)を先頭に加え、計6艘で「丸池」を渡っていきます。
古楽を奏でながら、水面を進む船は池の中央部分に浮かぶ中之島付近へ向かいます。
船が中之島に近づくと、10人の「鉾持」(ほこもち)が、悪霊や邪霊を打ち払うことができるといわれる「布鉾」(ぬのぼこ)を持って次々と池に飛び込みます。
鉾持たちが、池を泳ぎ、池の端に建つ「津島神社」に向かって走っていく勇姿は一見の価値あり。子供も釘(くぎ)付けです。
2024年の開催情報
2024年の「尾張津島天王祭」は、7月27日(土)に「宵祭」、28日(日)に「朝祭」が開催されます。
例年、1日目の土曜18時~21時30分頃には、「天王川公園」内やその周辺に飲食店の露店が立ち並び、屋台グルメを味わうことができます。
提灯の明かりが美しい「宵祭」、迫力あふれる儀式を鑑賞できる「朝祭」にぜひ足を運んで、それぞれの魅力を直に確かめてみませんか。
とりっぷノート♪春は「天王川公園」で藤を眺めよう
「天王川公園」では、例年4月中旬から5月上旬にかけて「尾張津島藤まつり」が開催されます。園内では、長さ275m、面積約5,034平方メートルの見事な藤棚を眺めることができます。
例年は、飲食店の露店やキッチンカーの出店、野点(のだて/屋外で行われる茶会)などがあり、親子で楽しむことができますよ♪(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 尾張津島天王祭(2024年) |
ふりがな | おわりつしまてんのうまつり |
主催者名 | 津島市観光協会、ほか |
開催期間 | 2024年7月27日 〜 2024年7月28日 |
開催時間 | 7月27日は18:00~、7月28日は9:10~ |
開催スポット | 天王川公園、ほか |
住所 | 愛知県津島市宮川町1地内外 |
電話番号 | 0567-28-8051 ※電話窓口は「津島市観光協会」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【電車】名鉄津島線「津島駅」から徒歩で約25分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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