豪快に曳き回される山車が圧倒!<br/>「関東三大山車祭り」の伝統の祭り
【夏】 2025年7月11日(金)12日(土)13日(日) 【秋】 2025年10月10日(金)11日(土)12日(日)

豪快に曳き回される山車が圧倒!
「関東三大山車祭り」の伝統の祭り

佐原の大祭(2025年)
さわらのたいさい
見る
千葉県香取市

千葉県香取市を代表する祭り「佐原の大祭」。2025年は、7月11日(金)12日(土)13日(日)、2025年10月10日(金)11日(土)12日(日)に開催されます。

300年以上続く伝統ある祭りで、ユネスコ無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に指定されています。日本三大囃子にも数えられる「佐原囃子(さわらばやし)」に合わせ、町中を山車が豪快に曳き廻される姿は迫力満点です。

「佐原の大祭(2025年)」会場周辺の天気

7月5日(土)
雨 のち 晴れ
最高[前日差]33℃[+1]
最低[前日差]23℃[+2]
時間0-66-1212-1818-24
降水確率------2010
7月6日(日)
くもり のち 晴れ
最高[前日差]30℃[-3]
最低[前日差]24℃[±0]
時間0-66-1212-1818-24
降水確率0000

風情ある町並みの中を迫力ある山車が曳き廻される様子は圧巻!

夏祭りにて曳き廻される天鈿女命<本川岸区>(写真:手前)と伊弉那岐尊<田宿区>(写真:奥)
夏祭りにて曳き廻される天鈿女命<本川岸区>(写真:手前)と伊弉那岐尊<田宿区>(写真:奥)

「佐原の大祭」は、夏の「八坂神社祇園祭」(通称、佐原の大祭夏祭り)と、秋の「諏訪神社秋祭り」の2つお祭りを合わせた総称。夏の「八坂神社祇園祭」は7月10日以降の金・土・日曜日、秋の「諏訪神社秋祭り」は10月第2土曜日を中日とする金・土・日曜日に行われます。

祭りの最大の見どころは、なんと言っても豪快な山車の曳き廻し。夏は小野川の東側(本宿地区)に10台の山車が、秋は小野川の西側(新宿地区)に14台の山車が登場します。

祭り期間は各広場にて、休憩スペースと飲食物や特産品などの販売などが行われています。
・にぎわい広場小江戸茶屋(下仲町駐車場)
・おまつり広場(香取街道駐車場)
・小江戸かなえ広場(忠敬橋付近小野川本宿側)

秋祭りにて曳き廻される神武天皇<仲川岸区>(写真:左)及び建速素戔嗚尊<下川岸区>(写真:右)
秋祭りにて曳き廻される神武天皇<仲川岸区>(写真:左)及び建速素戔嗚尊<下川岸区>(写真:右)

街中の道路を大きな山車が豪快に曳かれる様子はもちろん、川沿いを曳き回されたり、狭い道路で山車がすれ違う(曳き違いと言います)場面は特に迫力満点! 

山車はすべてまちの人の手で曳かれ、若衆(若連)たちが若頭(かしら)の打つ拍子木(ちゃき)に合わせて曳いていきます。

擦れ違う小野道風<新橋本区>(写真:左)と小楠公<下分区>(写真:右)
擦れ違う小野道風<新橋本区>(写真:左)と小楠公<下分区>(写真:右)

狭い道路では、無事にすれ違うことができると拍手が起こり、祭りが一層盛り上がります。

祭りの「華」!迫力満点の「曲曳き」に注目

大きな山車を曳き廻すには修行が必要です。「てこ」と呼ばれる2本の長い丸太で梶をとったり、スピードをコントロールしながら曳き回します。なかでも、山車をまっすぐ曳くだけではなく、特別な曳き方をする場面がお祭りの中でも最大の見せ場! 

この特別な曳き回しは「曲曳き(きょくびき)」と呼ばれ、「佐原の大祭」の「華」になっています。

「曲曳き」には、「のの字回し」「小判回し」「そろばん曳き」の3つの曳き方があり、熟練した技術で山車を曳き廻します。

「のの字回し」は「の」の字に山車を回転させる技で、軸をずらすことなく回転させることが重要。回転速度は決して速くなく、ゆっくりと回していきます。ですが、回転が止まり、山車が停止してしまうのは恥と言われています。

「小判回し」は山車を小判のように楕円形のルートで曳き廻す技術。「そろばん曳き」とはそろばんを伏せて前後にザーッと転がす様子をイメージした曳き方。どの曳き方も熟練した技が必要となります。

1つ1つが芸術品!職人の技が光る山車

山車の整列(佐原の大祭秋祭り)
山車の整列(佐原の大祭秋祭り)

祭りに登場する山車にも注目。山車は町内ごとに作られ、それぞれ個性があります。日本神話や様々な説話に登場する歴史上の人物の大人形が飾り付けられ、大人形の大きさは4m~5mにもなり、日本最大級の大きさを誇ります。

これらの人形は、江戸時代から大正時代にかけて名人と呼ばれた人形師が手がけた貴重なものです。

山車の周囲に装飾されれている彫刻は「関東彫り」と呼ばれ、重厚かつ繊細な彫刻ばかり。人形同様、多くの名工の作品が今もそのまま使われています。

お祭りの際は1つ1つの山車をじっくりと見るのは難しいため、じっくりと山車を鑑賞したい方は、「水郷佐原山車会館」がおすすめ。いつでもゆっくりと本物の山車を鑑賞できますよ。

「水郷佐原山車会館」を詳しくチェック!

「北総の小江戸」と呼ばれる江戸時代の町並みも魅力

祭りの会場の周辺は江戸時代から続く商家の町並みが残っており、「北総の小江戸」とも呼ばれています。「伊能忠敬記念館」や町中の歴史的建造物が40以上も参加している「佐原まちぐるみ博物館」など、親子で楽しめるおすすめのスポットもたくさん。

江戸時代の面影が残る歴史情緒溢れる町、香取市。その香取市の魅力を存分に感じられる「佐原の大祭」は、日本の伝統的な文化の魅力を知る貴重な体験になるのではないでしょうか。

※水郷佐原観光協会と佐原商工会議所では2025年のお祭りのポスターも販売しています。
価格
B1:1,000円
B2: 500円
お問い合わせ先
水郷佐原観光協会
0478-52-6675
佐原商工会議所
0478-54-2244

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名佐原の大祭(2025年)
ふりがなさわらのたいさい
開催期間【夏】 2025年7月11日(金)12日(土)13日(日) 【秋】 2025年10月10日(金)11日(土)12日(日)
開催時間10:00~22:00
雨天決行、ただし山車人形にはビニールシートがかけられます
開催スポット香取市佐原(夏祭り:本宿地区、秋祭り:新宿地区)
住所千葉県香取市佐原
電話番号0478-54-1111
香取市商工観光課
料金入場無料
アクセス【電車】
JR成田線佐原駅下車
【自動車】
東関東自動車道佐原香取ICから10分、大栄ICから20分
【高速バス】
京成バス千葉イースト㈱ 銚子東京線(佐原ルート・小見川ルート)「佐原駅北口」下車
関東鉄道㈱ 東京駅発鉾田駅行佐原駅等で下車
駐車場駐車場あり
公開日2022年01月07日/更新日2025年06月16日