葛飾区・葛西神社で恒例「酉の市」
2024年の日取りなど開催情報を紹介
東京都葛飾区の「葛西(かさい)神社」で、2024年11月5日(火)、17日(日)、29日(金)に、「酉の市」が執り行われます。
祭りの醍醐味は、境内や鳥居前に立ち並ぶ多数の露店。名物の熊手(くまで)をはじめとした縁起物が販売され、多くの参拝客でにぎわいます。
「葛西神社」に「酉の市」の開催情報や歴史などについて教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「酉の市」とは
関東各地の神社で行われる「酉の市」は、開運招福や商売繁盛を願う年中行事です。
11月最初の「酉の日」に行われる市を「一の酉」と呼び、その後12日周期で訪れる酉の日にあわせて、「二の酉」「三の酉」と続きます。なお、2024年は三の酉まであります。
【2024年】酉の市開催日
境内で参拝をしたあとは、熊手にお札と稲穂が付いている熊手御守(通称“かっこめ”)を授与所や札所でいただき、それから境内や鳥居前に立ち並ぶ露店をめぐるのが一般的です。
多くの露店では、縁起物を販売します。なかでも、「運や金銀をかき集められる」という意味を持つ熊手は祭りの名物となっています。
「酉の市」の起源・由来は?
「酉の市」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りしている神社で行われます。
起源は諸説あり、ひとつは、1394~1428年の応永年間、日本武尊の命日とされる11月の「酉の日」に、神様へ感謝の気持ちをお祈りする神恩(しんおん)感謝の祭りが行われていたというもの。
ほかにも、日本武尊が東夷征討(とういせいとう)向かう際、東京都台東区にある「鷲(おおとり)神社」で戦勝を祈願し、その日が「酉の日」であったことから、「酉の市」が生まれたという説もあります。
「葛西神社」ってどんな神社?
「葛西神社」の創建は、後鳥羽天皇在位の1185年(元暦2年)といわれています。
当時の領主であった葛西清重(きよしげ)の厚い信仰により、葛西三十三郷の総鎮守として千葉県香取市にある「下総国香取神宮」の分霊をお祀(まつ)りしました。
神社では、“おとりさま”の呼び名で親しまれている日本武尊、刀剣・武の神である経津主尊(ふつぬしのかみ)などを御祭神(ごさいじん)としています。
また、葛飾地方に古くから伝わる郷土芸能「葛西囃子」の発祥の地としても知られており、「酉の市」では朝から夕方まで、葛西囃子保存会による演奏が行われます。
2024年の開催情報
2024年の「酉の市」は、11月5日(火)、17日(日)、29(金)に開催されます。開運 ・ 商売繁盛のお守りである「熊手御守」は、社殿のお守り領布所で頒布されます。
酉の市当日は、葛西囃子保存会による葛西囃子の奉納や、素人演芸大会も斎行され、見どころたっぷり。
参拝のあとは、露店めぐりや催しを楽しんで、にぎやかなお祭りを満喫してくださいね。
とりっぷノート♪「酉の日」の豆知識
12日ごとにめぐってくる「酉の日」は、年によって「三の酉」を迎えることもあります。2024年はまさに「三の酉」。
「三の酉」がある年は、火事が多いという言い伝えも。「三の酉」になると次第に寒さを増し、火を使う機会が増えることから、火事への注意を促すために、この言い伝えが広まったといわれています。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 葛西神社 酉の市(2024年) |
ふりがな | かさいじんじゃとりのいち |
主催者名 | 葛西神社 |
開催期間 | 【一の酉】2024年11月5日(火)、【二の酉】2024年11月17日(日)、【三の酉】2024年11月29日(金) |
開催時間 | 各日8:00~22:00頃 |
開催スポット | 葛西神社 |
住所 | 東京都葛飾区東金町6-10-5 |
電話番号 | 03-3607-4560 ※電話受付時間は9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
アクセス | 【電車】JR常磐線「金町駅」、または京成金町線「京成金町駅」から徒歩で約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
備考 | 【交通情報】酉の市当日は公共交通機関の利用を推奨 |
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