笠間に江戸時代から伝わる伝統行事
お供え物を奪い合う奇祭
茨城県笠間市にある「飯綱神社」では、参拝者が罵声を浴びせ合う「悪態まつり」が、2024年12月15日(日)に開催される予定です。
「日本三大奇祭」ともいわれている、一風変わったお祭り「悪態まつり」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
日本三大奇祭とも呼ばれる「悪態まつり」の歴史
「悪態まつり」は、江戸時代から笠間市に伝わる祭りで、愛宕山の麓にある「愛宕神社」の北側にある「飯綱(いいつな)神社」で行われます。
お祭りの由来は諸説ありますが、江戸時代にこの地域を治めていた藩の役人が、一般の聴衆の意見を聞くために始められたとも言われ、この日にどんな悪態や悪口を口にしても罪に問われなかったとか。
ほかにも、怨霊や疫病を退治する「悪退祭り」から由来するという説もあります。
「悪態まつり」とはどんな行事?
「悪態まつり」は、白装束で天狗の格好をした13人が16のほこらを回り、無言でお供え物をします。お供え物をする際に、参拝者同士が「ばかやろう!」などの罵声を浴びせ合います。
お供え物を持ち帰ると、「無病息災」「家内安全」などのご利益があるといわれているため、天狗の格好をした人たちに邪魔をされながら、参拝者同士でお供え物を取り合います。
毎年12月の第3日曜日に開催されています。
「悪態まつり」2024年の開催概要
2024年の「悪態まつり」は、12月15日(日)に開催されます。一般の参拝者の参加も可能で、お祭りは13時30分から始まる予定です。
「飯綱神社」での御祈祷のあと、13時50分に巡拝礼に出発。約1時間半をかけて約4kmの山道を歩きながら、ほこらを巡ります。
巡拝礼のあとは、15時30分から「愛宕神社」でお餅・お菓子まきがスタート。最後は「馬鹿野郎」の三唱によりお祭りが幕を閉じます。
江戸時代から地域に伝わる一風変わったお祭りを楽しんでくださいね。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 笠間市岩間 悪態まつり(2024年) |
ふりがな | あくたいまつり |
主催者名 | 愛宕神社 |
開催期間 | 2024年12月15日 |
開催スポット | 愛宕神社、飯綱神社 |
住所 | 茨城県笠間市泉 |
電話番号 | 0296-72-9222 ※電話窓口は「笠間観光協会」です |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 【車】北関東自動車道・友部ICから13分(約9km)/北関東自動車道・笠間西ICから約22分(約33km)/常磐自動車道・岩間ICから約13分(約8km) 【公共交通機関】JR常磐線「岩間駅」からタクシーで約10分 |
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