魚沼で江戸時代から続く<br/>年に一度の無礼講祭り
2025年6月28日

魚沼で江戸時代から続く
年に一度の無礼講祭り

しねり弁天たたき地蔵まつり(2025年)
しねりべんてんたたきじぞうまつり
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歴史・文化を感じる
新潟県魚沼市

新潟県魚沼市諏訪町の「弁天堂(弁財天宮)」で、2025年6月28日(土)に、「しねり弁天たたき地蔵まつり」が開催されます。

「しねり弁天」と声をかけて男性は女性の腕をつねり、女性は「たたき地蔵」と声をかけて男性の肩を叩くという、年に一度の無礼講が許される全国でも珍しいお祭りです。

「しねり弁天たたき地蔵まつり(2025年)」会場周辺の天気

6月24日(火)
雨 のち くもり
最高[前日差]28℃[+5]
最低[前日差]20℃[±0]
時間0-66-1212-1818-24
降水確率------2010
6月25日(水)
くもり のち 雨
最高[前日差]29℃[+1]
最低[前日差]21℃[+2]
時間0-66-1212-1818-24
降水確率10307070

江戸時代から続く奇妙で興味深い伝統

このユニークなお祭りの発祥は、東京上野にある不忍池の弁天様のまつりにあると伝えられています。江戸時代には「弁天のしりとつねりに巳待の夜」という川柳があり、正月最初の巳の日の夜に、若い女性の尻をつねる風習がありました。その祭りを旧小出町の人が江戸から地元へ持ち帰り、現在の形に発展させたのが始まりとされています。

子宝祈願の意味を持つ「たたき地蔵」

「たたき地蔵」の風習の起源は、江戸時代の子宝祈願にあります。江戸時代宝暦年間の川柳に「細腰をやなぎでたたく十五日」「かゆ杖でたたかれ嫁の腹がはれ」と読まれ、昔からかゆ杖(正月十五日の粥を煮るときに使った木)で女性の腰をたたくと「男の子が授かる」「安産になる」と言われていました。

この全国的に行われていた子宝祈願の風習が「たたき地蔵」の元となり、現在まで受け継がれています。

当日のスケジュールと見どころ

お祭りは17時から始まり、まず御神体のお祓い・お参りが行われます。18時に渡御が再開され、19時には新婚夫婦の紹介があります。19時45分には「金精様の婿入り」、20時15分からは「金精様の突入開始」と続き、夜にかけて盛り上がりを見せます。魚沼市の中心部、小出の弁天堂境内で行われる宵祭りとして、地域の人々に愛され続けています。

「しねり弁天たたき地蔵まつり」は年に一度の無礼講が許される特別な日として、地域の文化と歴史を親子で学べる貴重な機会です。江戸時代から続く伝統的な風習を間近で見ることで、子供にとっても日本の文化について理解を深める良い体験となるでしょう。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
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イベント名しねり弁天たたき地蔵まつり(2025年)
ふりがなしねりべんてんたたきじぞうまつり
開催期間2025年6月28日
開催時間17:00 御神体 お祓い・お参り
18:00 渡御再開
19:00 新婚夫婦の紹介
19:45 金精様の婿入り
20:15 金精様の突入開始
開催スポット弁天堂(弁財天宮)
住所新潟県魚沼市諏訪町1丁目
備考例年6月30日開催だが、2025年度は6月28日開催
公開日2025年06月23日/更新日2025年06月23日