川渡御は必見！筑西市最大の夏祭り
まちが迫力と熱気に包まれる4日間

茨城県筑西（ちくせい）市では、2023年7月27日（木）～30日（日）に、市内最大の規模を誇る夏まつり下館祇園まつり」が開催されます。

メイン会場は地元で「おはぐろさん」と親しまれる「羽黒神社」。このエリアの交通の拠点である「下館駅」から徒歩で10分ほどの場所にあります。

毎年7月最終木曜から4日間にわたり、複数の神輿（みこし）の渡御（とぎょ）が行われるほか、大通りには露店がずらりと並び、多くの人でにぎわいます。

※「下館祇園まつり」の「祇」の正しい漢字は礻（しめすへん）です
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、関連サイトをご確認いただくか、筑西市観光協会にお問い合わせください

筑西市の「遊べる道の駅」周辺スポットをチェック！

たくさんの神輿が市街地を練り歩く

かわいい子供神輿や、女子神輿も渡御します

「下館祇園まつり」の見どころは、さまざまな神輿です。

大神輿「明治神輿」と日本最大級の「平成神輿」に加え、羽黒神社の相殿神（あいどのしん：主祭神とともに神社に祀られた神）である玉依姫（たまよりひめ）の「姫神輿」や、町内30数基の子供神輿が次々と市街地を練り歩きます。

「明治神輿」には、1895年（明治28年）、日清戦争の戦勝祝いとして造られたという歴史があります。

日本最大級！約2トンの「平成神輿」の迫力がすごい

「平成神輿」の登場で祭りの熱気はピークに達します

「平成神輿」は、担がれる神輿としては日本最大級であり、その重さは約2トン。幅は約1.4m、高さは3.5m、さらに担ぐ棒の長さは縦7m、横6.4mという大きさです。

大勢の担ぎ手たちに支えられながら市街地を練り歩くその光景は、熱気と迫力にあふれています。

ちなみに筑西市では、下館青年会議所が中心となり、2017年に43,459本のペットボトルを使った神輿作りが行われ、ギネス世界記録に認定されているそうです！（現在は展示されていません。）

祭りのハイライト、川渡御は見逃せない！

迫力満点の「川渡御」（かわとぎょ）

「下館祇園まつり」の最終日の早朝には、市内を流れる勤行川（ごんぎょうがわ）で神輿の渡御が行われます。これは「川渡御」と呼ばれる禊（みそぎ：川や海の水で身体を洗い罪やけがれを清めること）の神事で、国内でも非常に珍しい行事です。

ただし、当日の水位によっては川渡御が行われないこともあります。

2011年と2012年は、増水のため川では実施されず、クレーンで神輿を吊るし、周囲からバケツで水をかける形で「川渡御」が行なわれたそうです。

2023年の「下館祇園まつり」開催情報

両側に屋台が並ぶ、にぎやかなお祭り

2023年は7月27日（木）～30日（日）に開催される「下館祇園まつり」。祭りの4日間は「下館駅」北口からの駅前通りが歩行者天国になり、露店がずらりと並びます。

2023年「下館祇園まつり」開催スケジュール

各日の開催スケジュールは下記で予定されています。

多くの人が神輿を見て屋台を楽しむ「下館祇園まつり」は、筑西市の夏の風物詩。伝統と歴史を感じられるお祭りなので、浴衣を着ておでかけしてみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター／食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること＆ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪　特技はアロマセラピートリートメントです。