「グランテラス筑西」周辺を親子旅
都内近郊でSL体験&グルメ満喫!
茨城県西部にある筑西(ちくせい)市は、東京駅から電車で約70分、車で約1時間30分と都内からアクセスしやすいまち。市内には肥沃な田園地帯が広がり、野菜や米、梨や「こだますいか」などの栽培が盛んです。
JR水戸線、関東鉄道常総線、真岡鐵道(もおかてつどう)真岡線が通る「下館駅」の周辺に観光スポットが集まり、日帰りや1泊での気軽な家族旅におすすめ。
なかでも注目は、地元の新鮮な農産物&グルメが並ぶ道の駅「グランテラス筑西」。BBQ場や遊び場もそろい、ファミリーに人気のスポットです。
そこで今回は、関さん親子(パパ、なぎさちゃん7歳、ゆうしくん4歳)が筑西市におでかけ。「グランテラス筑西」と周辺スポットを満喫しました!
※記事中の情報には、一部取材時の情報が含まれます。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認するか、店舗へご確認ください
電車+バスで行ける道の駅「グランテラス筑西」へ!
筑波山を望む北関東最大級の道の駅「グランテラス筑西」は、国道50号下館バイパス沿いにあり、「下館駅」からはバスで約15分。
地域の物産直売所や飲食店、BBQ施設を備え、芝生広場や大型遊具、屋内遊技場、スラックラインなど遊びや体験が充実しています。
芝生広場&遊具で思い切り遊ぼう!
到着したとたん、さっそく遊具で遊んだり芝生広場を走ったりと大はしゃぎの2人。ゆうしくんはゆらゆら揺れるスプリング遊具がお気に入りです。
無料で体験できる「スラックライン」に挑戦
続いてスラックラインに挑戦。指導員の村田一倫(かずとも)さんによると「膝を曲げて重心を低くし、手を頭より上にしてバランスを取るのがコツ」だそう。
体験用ラインの高さは30~40cmほど。最初はおっかなびっくりの2人でしたが、パパの手を借りながら1歩2歩と上達していきます。特になぎさちゃんの集中力にはパパもビックリ。
「娘が体操教室に通いたいと言っていたのを思い出しました。こんなに運動が好きで、体幹もしっかりしているんですね」とうれしそうです。
たくさん遊んだら、甘い飲み物やソフトクリームを買ってテラスでひと休み。汗をかいたあとの冷たいスイーツに満足げな子供たちでした。
筑西市の新鮮な農産物などをショッピング♪
広々とした直売所には、茨城県や筑西市でとれた新鮮な野菜や果物が充実 しています。
3人で野菜を吟味していたところ「白ナスのステーキが食べたい」となぎさちゃん。このあとのBBQに備え、大好物の白ナスをゲットしました。
手ぶらでラクチンBBQ♪ 買った食材も一緒に「いただきます!」
買い物のあとはBBQ施設「CAMPERS PARADISE TOKYO (キャンパーズ パラダイス トーキョー)」へ!
利用料金に調味料や調理道具、食器などが含まれ、食材の持ち込みもOK。炭の着火まで済んだ状態で始められるので小さな子供連れでも安心です。
なぎさちゃんは野菜を洗ったり切ったりと積極的に準備をお手伝い。
ジュージューという音とともにいい匂いが漂い始めると、ゆうしくんはウインナー、なぎさちゃんは白ナスのステーキを「おいし~!」と口いっぱいにほうばります。
筑波山を眺めながら、楽しい時間を過ごしました。
■道の駅「グランテラス筑西」
住所:茨城県筑西市川澄1850
営業時間:9:00〜18:00
定休日:毎月第3水曜、1月1日
料金:入場無料 ※一部、有料施設あり
親子向けの体験がいろいろ!筑西市をもっと楽しもう
「グランテラス筑西」の周辺にも見どころが満載! 関さん親子が実際におでかけしたなかから、おすすめのスポット&体験を紹介します。
下館駅で「SLもおか」見学&乗車体験
真岡鐵道の「SLもおか」を牽引するのは、旧国鉄時代に製造された蒸気機関車。下館駅~茂木(もてぎ)駅間で土日を中心に運行しています。上下線ともに1日1本で、下館駅を発車するのは10時35分です。
改札を入るや否や「ボーって大きな音がするよ!」と大興奮のゆうしくん。
ホームでは、入線したSL目当ての親子や鉄道ファンが記念撮影を楽しんでいます。
ゆうしくんは初めて見る本物のSLに釘付け。パパに抱えられ、機関室をじっくり見学していました。
見送る人々と手をふりあい、列車は定刻通り下館駅を出発。窓から入る風は心地良く、「シュッシュッ」と走る音は臨場感満点です。
車窓に広がる田畑風景、ときおり鼻をかすめる石炭の臭いも、子供たちにとっては新鮮だったよう。
昔ながらのSLだからこそ味わえるリアルな体験を満喫し、素敵な思い出ができました。
■真岡鐵道「SLもおか」乗車体験
乗車区間:下館駅~茂木駅
SL整理券料金:中学生以上500円、小学生250円
※公式サイトでの事前予約がおすすめ。当日券は予約数に余裕がある場合のみ販売
※別途、乗車区間の普通乗車券が必要
「手作り体験工房 下館工房」でソーセージ作り
「地産地消のおいしいハム・ソーセージに親しんでほしい」という願いから、日本ハムファクトリー茨城工場に併設された体験工房。
関さん親子も、ソーセージ作りに挑戦!
数種類あるスパイスから好きな味を選んで肉に味付けし、専用の器具を使って腸に詰めたあと、ウインナーの形にねじって成形する工程を体験しました。
「器具を使う作業もあるので小学生以上がおすすめですが、大人の方がサポートすれば小さなお子さんでも楽しめますよ」と工房長の佐藤佳一(よしかず)さん。
ゆうしくんも一緒に腸詰めをお手伝い! 終始ご機嫌です。
「弟の作業を手伝い、最後までしっかり後片付けをするなぎさの姿に成長を感じました」とパパは感激していました。
同施設には本場ドイツで認定を受けたマイスターが在籍。原料となる豚肉は、体験含め販売商品すべてに茨城県産のチルド原料を使用しています。
工房で作られたハムやベーコンを使用したサンドイッチなどを提供する軽食喫茶も併設。自分で作ったソーセージがスモークされる状況を見ながらランチタイムを過ごすこともできます。
■手作り体験工房 下館工房
住所:茨城県筑西市みどり町2-8-19
営業時間:10:00~15:00
定休日:水曜、不定休あり
体験開催日:火・土・日曜10:30~
体験時間:1.5時間
※その後スモーク、加熱、冷却を行うため受け取りまでの合計時間は2~3時間
体験料金:1人550円
※別途、材料費(豚肉・香辛料など)1kgあたり2,040円が必要
遊具がいっぱい!じゃぶじゃぶ池もある「県西総合公園」
設備が充実した大きな公園が複数あるのも筑西市の魅力です。
「県西総合公園」は、広大なこども広場に大型アスレチック遊具がせいぞろい。
長いローラー滑り台、無料のスケートボード場もあり、一日たっぷり遊べます。
夏限定のじゃぶじゃぶ池は子供たちの元気な声でにぎやか。なぎさちゃんは「水のトンネルが気持ちいい」と何度も走り抜けます。ゆうしくんも噴水でずぶ濡れになり大はしゃぎ。
「もっと遊びたかった〜、帰りたくない」と2人が声をそろえるほど、最高に楽しいひとときでした。
■県西総合公園
住所:茨城県筑西市桑山2818
営業時間:8:30~21:00(12月~3月は17:00まで)
定休日:第1水曜(祝日の場合は翌日)、12/31~1/1
料金:無料
※ロッカーやシャワー、キャンプ場、BBQ施設などは有料
筑西市ならではの「ご当地グルメ」は必食!
旅先では、その土地ならではのグルメを食べてみたいもの。筑西市を訪れたら、ご当地ラーメン「下館ラーメン」と市民のソウルフード「モロ」は外せません。
下館ラーメンが絶品♪「盛昭軒(せいしょうけん)」
1957年創業、昭和の風情が残るラーメン店。製麺も手がけ、下館ラーメンを提供する多くの店に麺を卸しています。
同店の下館ラーメンは、旨味たっぷりな醤油ベースのスープに鶏チャーシューが味の決め手。自家製のワンタンやトリ皮も人気で、ワンタンメンにトリ皮をトッピングする常連さんも多いそうです。
店を切り盛りする長谷川みどりさんと気さくなお母さん松本フミ子さん親子の、優しい笑顔と世間話が心地よく、関さん親子も終始リラックス。ペロリと完食していました。
■盛昭軒
住所:茨城県筑西市本城町甲273
営業時間:11:30〜15:00/17:30〜20:30
※スープがなくなり次第終了
定休日:月曜
料金:下館ラーメントリ皮入り950円、ワンタンメン850円、ラーメン750円
「めし処よこた」で育ち盛りにぴったりな「モロ」に舌鼓
モロとは筑西市で昔から親しまれているモウカザメのこと。高タンパク、低カロリーで、市内では煮付けやフライなどの家庭料理に利用されます。
国道294号線沿いの「めし処よこた」は、モロ料理が堪能できるお店。テーブル席のほかにお座敷もあり、子連れでも快適です。
子供たちは「モロチーズフライ定食」を注文。白身のような軽い食感と濃厚なソースとの相性が抜群で、釜飯で提供されるご飯が進みます。
■めし処よこた
住所:茨城県筑西市嘉家佐和2630-6
営業時間:11:30~14:00/17:00~22:00
定休日:月曜
料金:筑西モロキング1,000円、モロフライ定食900円、モロチーズフライ定食950円、モロステーキ1,000円など
1泊2日なら「ザ・ヒロサワ・シティ」がおすすめ!
日帰りでたっぷり遊べる筑西市ですが、1泊2日でじっくり巡るのもおすすめです。
下館駅から車で約10分の「ザ・ヒロサワ・シティ」にはロッジやドームハウスがあり、親子の宿泊に便利。今回紹介した各スポットにもアクセスしやすいですよ。
市内にはほかにも「しもだて美術館」「羽黒神社」といった観光スポットが充実。週末などを利用して気軽に訪れてみてくださいね。
記事を書いた人
飯竹友彦
出版社勤務を歴てフリーの編集者、カメラマン、ライターに。サッカーの取材などを通していろいろな土地へ遠征に出かけては、観光やグルメを満喫。現在は学校のアルバム撮影と編集も。何気ない日常のなかで子どもたちの笑顔が撮れた瞬間が一番好き。
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