関東最大級のスケールを誇る鍾乳洞
自然の神秘を親子で体感しよう
群馬県上野村(うえのむら)にある鍾乳(しょうにゅう)洞「不二洞」。全長は2.2km、関東最大級の規模といわれていますが、じつは、いまだに未開のエリアがある神秘的なスポットです。
非日常感いっぱいの洞内は、探検気分が楽しめて親子のおでかけ先としておすすめ。見学ルートの様子や見どころなど、不二洞の魅力をご紹介します。
「不二洞」とは
「不二洞」が位置するのは、レジャースポットや宿泊施設が集まる上野村のリゾートエリア「天空回廊」(てんくうかいろう)。
今から約1,200年前、このあたりに住みついていた猿たちが騒いでいるのを不思議に思った村人が、岩に穴が空いているのを見つけたことで発見されたといわれています。
その後、何度も探検がくり返されてきましたが、いまだに全貌が明らかになっていません。
また、不二洞の中は外の気温の影響を受けづらく、年間を通して10~12℃前後で保たれているため、夏は涼しく、冬は温かく快適に散策できるのもポイントです。
約40分の見学コースの内容をご紹介!
「不二洞」の見学コースは、歩いて約40分。約120mのトンネルから始まります。トンネル内の気温は、鍾乳洞と同じく、年間通して10~12℃前後。外の気温とは違う体感温度に非日常感が高まります。
洞内はライトアップされていて幻想的!
鍾乳洞エリアは、まるで地底の世界! 神秘的なロケーションに大人も子供も興奮します。
また、不二洞には、いくつかの見どころスポットがあります。まず最初にたどり着く「五色の雲」は、赤、青、黄、緑などの光でライトアップされていて幻想的な雰囲気です。
見学コースのほぼ中間地点にあるスポット「閻魔の金剛杖」は、7回なでて願いごとをすると叶うといわれている霊験あらたかな石柱。ひんやりした石柱をさわるのも貴重な体験です。
太古のロマンを感じるスポット「空穴」
高い天井から青空が見える「空穴」は、ヒグマの骨が発見された場所。今は北海道にしか生息していないといわれるヒグマが、かつては群馬県にもいたのかもしれないと思うとワクワクしますね。
今も形を変え続けている鍾乳洞
また、不二洞の鍾乳石は、今も100年で1cmというペースで伸び続けています。
つららのように伸びる鍾乳石を見ながら「この鍾乳石は何千年分の長さだろうね?」など、親子で会話を楽しみながら鍾乳洞探検をしましょう。
出口に広がるのは雄大な山々
いろいろな見どころスポットがあり、子供も飽きずに回りやすい「不二洞」。
鍾乳洞の外へ出ると上野村の雄大な山々が広がっており、解放感いっぱい! 鍾乳洞探検を終えたごほうびのような景色です。
親子で非日常感たっぷりのさまざまな経験ができる不二洞。いつもと違う体験がしたい家族におすすめです。
とりっぷノート♪絶景を眺めながら休憩しよう
「不二洞」を探検後、ホッとひといきつきたくなったら、チケット売り場(売店)2階の「スカイテラス」がおすすめ。
上野村のシンボルのひとつである「上野スカイブリッジ」をはじめ、美しい眺望を見ながら休憩してくださいね。(いこーよとりっぷ編集部/浜田彩)
記事を書いた人
浜田彩
いこーよとりっぷ編集部員/好奇心の赴くままに生きる娘2人のママ。大人も子供も楽しめて、おトク感があるおでかけ場所の情報収集中! 郷土料理や地酒、二次元が好き。限定ものにとことん弱い。
スポット基本情報
| |
---|---|
スポット名 | 不二洞 |
ふりがな | ふじどう |
住所 | 群馬県多野郡上野村川和665 |
電話番号 | 0274-59-3117 ※電話窓口は「川和自然公園(不二洞)」です |
営業時間 | 3月中旬~10月は9:00〜16:30、11月は9:00〜16:00、12月~3月中旬は10:00〜15:00 ※冬期は営業時間が前後する場合あり |
定休日 | なし |
料金 | 高校生以上800円、小・中学生500円 ※「まほーばの森」「やまびこ荘」「ヴィラせせらぎ」に宿泊の場合は100円引き |
アクセス | 【車】関越自動車道・本庄児玉ICから国道462号~神流川を経由して約90分/上信越自動車道・下仁田ICから県道45号線を経由し、「湯の沢トンネル」を抜けて約40分 【電車】JR高崎線「新町駅」から日本中央バス(上野村ふれあい館行き)に乗車(約120分)、バス停「役場入口」下車後、徒歩で約40分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |