鍾乳洞に感動し、自然の中で大興奮
上野村で1泊2日の親子旅を満喫!
群馬県の南西部に位置する上野村は、総面積の約9割を森林が占める緑豊かなまち。大自然の中で川遊びやハイキング、星空観賞などを満喫でき、親子の旅行先としておすすめです。
なかでも、「天空回廊(てんくうかいろう)エリア」は、さまざまな体験や宿泊ができるリゾートエリア。
今回は、「体を動かすのが大好き!」という千葉県在住の杉山さん家族(ママ、パパ、まもるくん、ひかるくん/ともに9歳)が、「天空回廊エリア」や上野村グルメを楽しんだ1泊2日の家族旅行の様子をレポートします!
【写真】栗原美穂
自然豊かな上野村はこんなところ
都心からは車で約2時間で到着でき、長野県軽井沢町と埼玉県秩父市の間に位置する上野村。
集落を見守る山々には、アオバトをはじめ、カモシカ、ニホンジカなどの野生動物が暮らしており、手つかずの自然が残っています。
村の中心を流れる神流川は、「平成の名水百選」に選ばれており、夏になると川遊びや釣りができるスポット。夜は満天の星空が広がります。
また、上野村はグルメも充実。上野村が三大産地のひとつになっている猪豚(いのぶた)のほか、肉厚のしいたけや、天然醸造で作られる「十石みそ」など、さまざまな特産品も魅力のひとつです。
今回の親子旅で行った場所はココ!
標高700mの山の上にある「天空回廊エリア」は、大きな吊り橋「上野スカイブリッジ」で結ばれた2つのエリアに分かれており、徒歩でエリア内を巡ることができます。
今回、杉山さん一家が旅の拠点に選んだのは、「天空回廊エリア」内の宿泊施設「まほーばの森」。「天空回廊エリア」で思いっきり遊んだあとは、「道の駅うえの」で購入した地元食材でバーベキュー! 上野村の魅力をとことん満喫できるプランです。
上野村・1泊2日親子旅プランはこちら
【1日目】
・フォレストアドベンチャー・上野
・道の駅うえの
・まほーばの森
【2日目】
・上野スカイブリッジ
・不二洞
【1日目】森の中のアスレチック「フォレストアドベンチャー・上野」で子供の成長に感動
上野村に到着した杉山さん一家がまず訪れたのは「天空回廊エリア」にある「フォレストアドベンチャー・上野」です。
専用のハーネスを装着し、高い木の上に設置された丸太の吊り橋やケーブル渡り、木々の間を滑り降りるジップスライドなど、多彩なアスレチックがそろっています。
まもるくんとひかるくんがパパと一緒に挑戦したのは、「キッズコース」(身長90cm以上対象)よりも難易度が高い「キャノピーコース」(身長110cm以上対象)。
4つのルートで構成されており、クライマックスを飾るジップスライドでは上野村の絶景を一望できる、約90分のコースです。
子供たちを見守っていたママは、「難しそうなアスレチックにも諦めずに挑む姿に成長を感じました」と感動していました。
■フォレストアドベンチャー・上野
所在地:群馬県多野郡上野村勝山1169
営業日:土・日・祝日
※連休・夏休み期間は毎日営業
体験可能時間:9:30~14:30
予約:公式サイトまたは電話にて要予約
料金:キャノピーコース2,800円~、キッズコース2,000円~
【1日目】「道の駅うえの」で特産品をお買い物♪
「道の駅」人気調査で上位に挙がる「道の駅うえの」では、上野村の特産品を購入できます。店内には猪豚、椎茸(しいたけ)、ミニトマト、プラム、鮎(あゆ)、「十石みそ」のほか、猪豚フランクや椎茸フランク、上野村の特産物を使ったレトルトカレーやパスタソース、十石みそを使ったお菓子などがずらりと並びます。
また、木材加工が盛んな上野村。村産材で作られた、食器や小物、おもちゃなどはお土産にぴったりです。
施設内のレストランでは、上野村特産の猪豚を使った丼や餃子、鍋などが食べられるほか、テイクアウトコーナーの十石みそやプラムを使ったソフトクリームは、子供に大人気です。
さらに、神流川を眺めながらリラックスできるウッドテラスでは、猪豚や椎茸のバーベキューをすることができます。
裏手に流れる「神流川」の川辺で遊ぼう
ウッドテラスから階段を下ると神流川の川辺へ出られます。水の流れが緩やかなので子供が川遊びをするのにぴったりです。
ただし、場所によっては川が深かったり、天候の影響で流れが早くなることもあるので、ライフジャケットも用意しておいたほうが安心。
また、「道の駅うえの」周辺には、ファミリーや初心者でも歩きやすい「勝山遊歩道」があり、親子のお散歩におすすめです。
杉山さん一家も「いろんな過ごし方ができ、一日中いても飽きない穴場スポットですね」と楽しんでいました。
■道の駅うえの
所在地:群馬県多野郡上野村大字勝山甲131
営業時間:【物販】9:00~18:00/【レストラン】平日11:00~14:30、土・日・祝日11:00~15:00/【テイクアウト】10:00~15:00 ※時季により変動あり
定休日:年末年始/レストラン、テイクアウトは木曜定休
【1日目】自然の中にある「まほーばの森」の山小屋風コテージへ宿泊
杉山さん一家が滞在したのは、「天空回廊エリア」のアウトドア宿泊エリア「まほーばの森」。山小屋風コテージ(4人用、8人用)、オートキャンプ場、グランピング施設から宿泊スタイルを選べます。
親子で過ごす楽しい時間が滞在中ずっと続く!
滞在中にいろいろな体験ができるのも「まほーばの森」の魅力です。
明るい時間には、「芝そりエリア」で遊びましょう。まもるくんとひかるくんも、スノーチューブに乗って歓声をあげながら何度も滑っていました!
食後は、満天の星空の下でたき火ができます(機材のレンタルと木材は有料)。まもるくんとひかるくんは、木の組み方や薪(まき)の足し方、火の燃え方などに興味しんしんでした。
夜ご飯は「道の駅うえの」で仕入れた食材でバーベキュー
夕食はバーベキュー。「まほーばの森」では、食材と機材がすべてセットになった「手ぶらプラン」があるほか、持ち込みもOK。今回は、「道の駅うえの」で買った猪豚のお肉や猪豚フランク、椎茸などを焼きました。
初めて食べる猪豚のお肉に、ママは「まったく臭くないし、脂の部分が甘くておいしいですね」と大満足の様子。まもるくんとひかるくんも、たくさん食べていましたよ!
■まほーばの森
所在地:群馬県多野郡上野村勝山684-1
チェックイン・アウト時間:チェックイン15:00(キャンプサイトは14:00)、チェックアウト10:00
定休日:キャンプ場営業期間は4月上旬~11月下旬まで
【2日目】眺めに感動!「上野スカイブリッジ」で空中散歩
2日目はチェックアウトのあと、「天空回廊エリア」の渓谷にかかる歩行者用の大吊り橋「上野スカイブリッジ」を渡り、鍾乳洞「不二洞」(ふじどう)へ向かいました。
長さ225m、高さ90mの「上野スカイブリッジ」は、上野村の雄大な自然を一望できる絶景スポットのひとつ。まるで空中散歩をしているような気分になります。
橋の中央部では30分おきにシャボン玉が放出され、青空と山の緑の中をフワフワと舞う光景が幻想的。移動しながら楽しい思い出作りができました。
■上野スカイブリッジ
所在地:群馬県多野郡上野村川和665
開門時間:9:00~17:00
※シャボン玉は4月~11月の10:00~15:30(30分おき、天候の悪い日や12月~3月は休止)
料金:通行料として1往復100円
定休日:なし
※悪天候による臨時休業あり
【2日目】関東最大級の鍾乳洞「不二洞」で自然の神秘を体感
群馬県の天然記念物に指定されている関東最大級の鍾乳洞「不二洞」。発見から約1,200年経った今も、全貌はまだ明らかになっていないという、地球の神秘と歴史を感じるスポットです。
洞内は外の気温の影響を受けづらく、年間を通じて常に10~12℃。夏はひんやり、冬は温かく、快適に周遊できます。また、ところどころが色とりどりの光でライトアップされ、非日常感もたっぷりです!
初めての洞窟体験にドキドキが止まらない
「不二洞」では、全長2,200mのコースを約40分かけて周遊します。
道中は、ひんやりした鍾乳石にふれたり、狭い空間をくぐりながら進んだり、子供の冒険心や好奇心を刺激するさまざまな体験ができます。まもるくんとひかるくんも、ワクワクした様子で洞内を探検していました。
■不二洞
所在地:群馬県多野郡上野村川和665
営業時間:9:00〜16:30(11月9:00〜16:00/12月~3月中旬10:00〜15:00)
※冬期は営業時間が前後する場合があります
料金:高校生以上800円、小・中学生500円
※「まほーばの森」に宿泊の場合は100円引き
定休日:なし
※悪天候による臨時休業あり
上野村は雨天でも楽しめる!「森の体験館」で木工体験
「森の体験館」では、上野村産の木材やまつぼっくり、どんぐりなどの木の実を使って木工作品を作ることができます。世界にひとつだけの作品を旅のお土産にしませんか。
所在地:群馬県多野郡上野村大字楢原310-1
営業時間:9:00~17:00
料金:作品によって異なる
定休日:木曜
さまざまな体験を通して、自然の中で遊ぶ楽しさを満喫した2日間。杉山さん一家を魅了した上野村の魅力を確かめに親子で遊びに行ってくださいね。
記事を書いた人
浜田彩
いこーよとりっぷ編集部員/好奇心の赴くままに生きる娘2人のママ。大人も子供も楽しめて、おトク感があるおでかけ場所の情報収集中! 郷土料理や地酒、二次元が好き。限定ものにとことん弱い。
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