お祭りや行事で年中にぎわう!<br/>学問の神様・江東区「亀戸天神社」

お祭りや行事で年中にぎわう!
学問の神様・江東区「亀戸天神社」

亀戸天神社
かめいどてんじんじゃ
体験する
歴史・文化を感じる
東京都江東区

JR総武線、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」およびJR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から徒歩15分ほどのところにある「亀戸天神社」。

四季折々の美しい花が楽しめる名所として知られ、年間を通してさまざまなお祭りや行事が開催されています。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

学問の神様・菅原道真公をお祀りする「亀戸天神社」

 亀戸天神社の大鳥居
亀戸天神社の大鳥居

亀戸天神社の創建は1662年(寛文2年)。菅原大鳥居信祐(おおとりいしんゆう)公が、福岡県の「太宰府天満宮」にならって社殿、回廊、楼門、太鼓橋などを造営したのが起源とされています。

関東天神信仰の中心を担う神社で、“下町の天神さま”として広く親しまれており、1868年(明治元年)には明治天皇により首都を守る「東京十社」のひとつにも選ばれています。

学問の神様・菅原道真公
学問の神様・菅原道真公

亀戸天神社の御祭神は、“学問の神様”と呼ばれる菅原道真(すがわらのみちざね)公です。受験シーズンになると、そのご利益を求め多くの受験生やその家族が参拝に訪れます。

社殿の近くには、幼少期の菅原道真公の銅像が鎮座しています。台座に刻まれた和歌は、菅原道真公が5 歳の頃に詠んだものなのだそうですよ。

広い境内には見どころが盛りだくさん!

3つの太鼓橋のひとつ「女橋」は、“希望の未来を表す”といわれています
3つの太鼓橋のひとつ「女橋」は、“希望の未来を表す”といわれています

「太宰府天満宮」にならって造営された境内には「心字池」(しんじいけ)があり、その周囲を取り巻くように藤棚が作られています。池には朱塗りの「太鼓橋」がかかり、3つの橋を渡るごとに心が清められるといわれています。

ほかにも、触ると病を治し知恵を授かる「神牛」(しんぎゅう)や、幸運を招く鷽(うそ)という鳥を祀る「鷽の碑」、など、見どころが盛りだくさん! 親子でのんびりお散歩するのにもぴったりなスポットです。

梅、藤、菊の花が彩る「花の天神様」

過去の菊まつりの様子
過去の菊まつりの様子

四季折々に美しい花の姿を見ることができる「亀戸天神社」は、“花の天神様”とも呼ばれています。

例年2月上旬〜3月上旬には梅まつり、4月中旬〜下旬には藤まつり、10月下旬〜11月中旬には菊まつりが開催され、シーズンになると多くの人でにぎわいます。

「梅まつり」情報はこちら

「菊まつり」情報はこちら

心字池周辺の藤棚
心字池周辺の藤棚

なかでも有名な行事が、50株以上の藤の花が咲き乱れる「藤まつり」です。

「亀戸天神社」の藤が有名になったのは江戸時代のこと。古くから「東京一の藤の名所」といわれていて、徳川5代将軍・綱吉公、8代将軍・吉宗公が訪れた記録もあるのだそう。

藤の花が心字池の水面に映る光景はなんとも幻想的。日没後にはライトアップが施され、可憐な藤の花が美しく照らし出されます。

「藤まつり」を詳しく見る!

ほかにも子供と一緒に楽しめる行事がいっぱい!

ほかにも亀戸天神社では、年間を通してたくさんの神事やイベントが開催されています。親子で足を運びたい注目の行事をご紹介します!

【1月】うそ替え神事

愛嬌のあるお顔をした木彫りの鷽で埋め尽くされている「鷽の碑」
愛嬌のあるお顔をした木彫りの鷽で埋め尽くされている「鷽の碑」

毎年1月24日・25日に行われる「うそ替え神事」は人気の行事です。

木彫りでできた鷽(うそ)を新しいものに交換することで、これまでに起こった災いや悪い出来事を嘘(うそ)に替え、良い1年になるようにお祈りするもの。 この日にしか手に入らない貴重なお守りを求めて多くの人が訪れます。

「うそ替え神事」を詳しく見る!

【5月・11月】出世鯉の放流

毎年5月5日の「こどもの日」と11月15日の七五三には、子供の健やかな成長を願って「出世鯉の放流」が行われます。心字池で優雅に泳ぐ鯉を自分の手で放てるのはとても貴重な体験になりますね。

【7月】筆塚祭

古い筆を収める「筆塚」
古い筆を収める「筆塚」

「書道の神」ともいわれていた菅原道眞公。その所以から、境内には4基の「筆塚」があり、使い古した筆を納めることができます。毎年7月25日には「筆塚祭」でお焚き上げが行われるので、書の上達を願う親子はぜひ行ってみてくださいね。

【8月】例大祭・献灯明

毎年8月25日は、天神様の重要なお祭りである例大祭・献灯明(けんとうみょう)です。この日は、威勢の良い掛け声と共に神輿(みこし)と曳太鼓が町内を練り歩きます。また、夜になると境内に1,000個以上の灯明が灯り、情趣あふれる光景を見ることができます。

四季折々の花を鑑賞したり、お祭りや行事に参加したりと、どのシーズンに訪れても楽しめる「亀戸天神社」。日本の美しい四季と伝統を感じに、子供と一緒に参拝しに行ってみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪ 亀戸天神社の周辺を歩いてみよう!

社殿の向こうには東京スカイツリーの姿が
社殿の向こうには東京スカイツリーの姿が

社殿越しに見える「東京スカイツリー」は、徒歩で20分ほどの距離にあります。周囲には老舗の飲食店なども多いので、親子で散策するのにもピッタリです。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名亀戸天神社
ふりがなかめいどてんじんじゃ
住所東京都江東区亀戸3-6-1
電話番号03-3681-0010
営業時間終日参拝可
定休日なし
料金参拝無料
アクセス【電車】JR総武線「亀戸駅」北口から徒歩で約15分/JR総武線、地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」北口から徒歩で約15分
【バス】都営バス「上26」または「草24」に乗車、バス停「亀戸天神前」下車後すぐ
駐車場駐車場あり
公式URL公式URLはこちら
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公開日2024年03月22日/更新日2024年03月22日