花桃を中心に約5000本の花木に彩られる山里
豊かな自然が残された埼玉県唯一の村である東秩父村。村の北部に位置する大内沢地域を、鮮やかなピンク色の花桃などが一面に広がり、少し早い春の訪れを告げます。
まるで桃源郷!濃いピンクに染まる幻想的な世界
「花桃の郷」へのアクセスは関越自動車道花園ICから25分ほど。少し高低差のあるのどかな道を進んでいくとピンク色に染まったエリアが見えてきます。
花桃の郷には、山郷の斜面一面に花桃が植えられており、満開を迎えると、山全体が鮮やかなピンク色に染まったかのような景色になります。「桃源郷」のような鮮やかで美しい世界に思わずうっとり。
花桃のほかにも、黄色の花が美しいレンギョウや、春の花の代名詞とも言える桜などの花木も植えられており、全部合わせるとなんと約5000本にも!春に咲く色とりどりの美しい花々が訪れた人々を魅了します。
鮮やかな花を咲かせる花桃って、どういう花?
花桃とは、花を観賞するために品種改良された桃のことを指します。濃いピンク、赤や白など、花の色のバリエーションの豊富さと鮮やかな花の色が特徴で、花を愛でる人達の心を引きつけます。
桃の花は、通常桜が満開になる時期より少し前に満開を迎えるので、「少しでも早く春を感じたい!」という人にもおすすめの春の花です。
地域の人々に大切に育てられた美しい景観を楽しもう
今でこそ、毎年春になると約5000本もの花木で鮮やかに彩られる花桃の郷ですが、もともとは荒廃した農地が広がっている里山でした。その荒廃した農地を美しい景観を誇れる里山へと変えたのは地域住民たち。
景観形成のため、地域住民たち自身の手で一本一本丁寧に植栽をしたのが始まりです。地域の人々の知恵と村の振興への思いがこの花桃の郷を作り出したのです。
満開の時期にあわせて行われる花桃まつり(花桃まつり2024は中止)
花桃の郷では、満開の時期にあわせて花桃まつりが行われています。例年は3月の最終日曜日が開催日となっています。
花桃まつりでは、美しい花桃の鑑賞と合わせて、和太鼓や雅楽の演奏なども行われ、風情ある景色と一緒に心地よい音色を楽しめます。地域の特産品の販売もあるので、東秩父村ならではの品々を探してみるのも楽しいですよ。
※令和6年は開催中止です。
季節の花が美しい東秩父村の中でも、春は一段と華やかな季節。年によっては、桜の見ごろと花桃の満開の時期がちょうど重なることもあるので、それぞれの花の開花状況をチェックしてお出かけしてみてくださいね。
スポット基本情報
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スポット名 | 大内沢 花桃の郷 |
ふりがな | おおうちざわ はなもものさと |
住所 | 埼玉県秩父郡東秩父村大内沢1118-1付近 |
電話番号 | 0493-82-1223 東秩父村役場 産業観光課(直通) |
アクセス | ■電車・バスの場合 寄居駅からイーグルバスに乗り、「大宝」バス停下車。徒歩約10分 東武東上線小川町駅からイーグルバスに乗り、「和紙の里」で乗り継ぎ後「大宝」バス停下車。 ■自動車の場合 関越自動車道 花園ICより約25分、嵐山小川ICより約30分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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