内濠遊覧もできる日本三大水城
歴史香る「玉藻公園・史跡高松城跡」

香川県高松市の中心部に位置する「玉藻公園（たまもこうえん）」は、讃岐国領主・生駒家、高松藩主・松平家の居城だった高松城跡を整備した歴史公園です。

瀬戸内海の海水を引き込んだお堀を持つ日本三大水城として知られ、家族で歴史と自然を楽しめる「玉藻公園」をご紹介します。

歴史的建造物と美しい庭園を歩こう

園内には、国の重要文化財に指定されている艮櫓（うしとらやぐら）、月見櫓（つきみやぐら）、水手御門（みずてごもん）、渡櫓（わたりやぐら）があります。

特に1917年（大正6年）に完成した披雲閣（ひうんかく）は、伝統的な書院造りと洋風技術が見事に調和した建築物として高い評価を受けています。また、披雲閣の庭園は国の名勝に指定されており、四季折々の景観を楽しめます。

人気の体験アクティビティも！

高松城跡ならではの海とつながる特徴を活かした体験アクティビティも楽しめます。

和船「玉藻丸」で楽しむ内濠遊覧

城跡内濠を和船「玉藻丸」で巡る遊覧は、高松城の魅力を海側から体感できる特別な体験です。そびえ立つ天守台のすぐそばを通り、普段とは異なる角度から重要文化財の建造物を眺めることができます。

海水のお堀で願いを込めよう！鯛のエサやり体験

お堀には瀬戸内海とつながる海水が引き込まれており、たくさんの真鯛が泳いでいます。100円で購入できる浮きエサで鯛のエサやり体験ができ、くじ付きなので子供たちに大人気です。

お堀の真鯛の多くは、JR高松駅前の海水池で稚魚から育てられたもの。「鯛願城就（たいがんじょうじゅ）」という言い伝えがあり、鯛にエサを与えて願いを込めると、その願いが叶うとされています。また、この言葉には玉藻公園の天守閣復元への想いも込められているそうです。

無料ガイドで歴史探訪

毎日午前10時から午後3時まで、高松市観光ボランティアガイドによる無料ガイドが実施されています。城跡の歴史や見どころについて、詳しく解説してもらえます。

子供たちが歴史を肌で感じながら、楽しい思い出を作ることができる「玉藻公園」。四季折々の自然と充実した施設で、かけがえのない家族の時間を過ごしてみませんか。