春夏秋冬の美しい景色に癒される<br/>東京都羽村市唯一の水田地帯

春夏秋冬の美しい景色に癒される
東京都羽村市唯一の水田地帯

根がらみ前水田
ねがらみまえすいでん
見る
東京都羽村市

東京都羽村市の「羽村堰(せき)」から多摩川沿いを上流に5分ほど歩いたところにある「根がらみ前水田」。

羽村市内唯一の水田地帯で、およそ59,000平方メートル(東京ドームの1.26倍)もの広さの水田には、春はチューリップ、夏は大賀ハスなど季節ごとに美しい花が咲き乱れ、訪れる人の心を癒してくれるスポットになっています。

春は広大なチューリップ畑に!

根がらみ前水田といえば、なんといっても有名なのが羽村の春の風物詩にもなっているチューリップ畑です。

例年、4月中旬に「チューリップまつり」が開催され、展望台が設置されたり、こいのぼりが掲げられ、多くの観光客で賑わいます。

稲作の農閑期を利用して植えられた、約40種類35万本もの色鮮やかなチューリップを自由に鑑賞することができますよ。

夏は大賀ハスが花を咲かせる!

観賞用水田では、8月頃に大賀ハスが大輪の花を咲かせます。

「荷葉杯」を楽しむ参加者たち
「荷葉杯」を楽しむ参加者たち

この時期、「観蓮会(かんれんかい)」が開催され、野菜の直売や荷葉杯(かようはい:ハスの葉にお酒等を注いで茎を通して飲むこと)が楽しめます。

荷葉杯でお酒を飲むと長生きするという言い伝えがあるそうです。

四季を通してさまざまな花が見られるのは嬉しいですね。

初夏から秋にかけてはお米づくり!

水田を泳ぐカモを発見!
水田を泳ぐカモを発見!

初夏から秋にかけてはお米を作っています。スクスクと苗が育つこの時期、水田で優雅に泳ぐカモたちの姿を見かけることも。

黄金に輝く稲穂が頭をたれ、実りの秋がやってきます。この時期は、たくさんのカカシとのコラボレーションが見ものです。

こちらで収穫されたお米は「羽村米」として販売されており、市内のお米屋さんなどで購入することができますよ。

冬はチューリップの球根植え!

球根を植える子供たち
球根を植える子供たち

例年11月頃には、地域の子供やチューリップオーナーらの手によって、チューリップの球根の植付けが行われます。地元企業やボランティアの人々も大勢集まり、交流の場となっています。

「自分が植えたチューリップは何色の花が咲くのかな?」と、来年の春が楽しみになりますね。

春夏秋冬、訪れるたびに違った景色を見せてくれる羽村の「根がらみ前水田」。美しい田園風景をのんびりお散歩してみませんか?

とりっぷノート♡ここに注目

どこか懐かしく感じる里山の田園風景は、地域の皆さんの手によって大切に守られているんですね。チューリップまつりで広く知られる根がらみ前水田ですが、春に訪れるだけではもったいないかも!(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

スポット基本情報

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スポット名根がらみ前水田
ふりがなねがらみまえすいでん
住所東京都羽村市羽加美4丁目・羽中4丁目
電話番号042-555-9667
※羽村市観光協会の電話番号です
アクセスJR青梅線「羽村駅」西口下車、徒歩で約20分/羽村駅から羽村市コミュニティバスはむらん羽村西コース「一峰院バス停」下車
駐車場駐車場あり
備考駐車場は「宮の下運動公園」の駐車場が利用可
公式URL公式URLはこちら
公開日2022年05月18日/更新日2022年05月18日