100万年の歳月が作り出した自然の奇岩群
国指定天然記念物の景勝地
会津南部に位置する下郷町の大川ライン(阿賀川沿い)にそびえる奇岩群の「塔のへつり」は、想像がつかないくらいにとても長い年月をかけて自然が作り出した景勝地です。
揺れる吊り橋を渡り、抉られた崖を沿って通行することが可能で、ちょっとしたドキドキ体験が味わえます。
5月には藤の花が咲き誇り、10月下旬~11月中旬の紅葉では鮮やかな自然の美しさが観光客を魅了します。
塔のへつりについて
「塔のへつり」は、大川ライン(阿賀川沿い)にそびえる約200mにわたる奇岩群で、100万年もの年月により岩が浸食と風化を受けて形成された自然の景勝地です。
大川羽鳥県立自然公園のエリアであり、昭和18年(1943年)に国の天然記念物に指定されています。
地元の言葉で「へつり」とは「川沿に迫った危ない急斜面や崖」のことで、塔のようにそびえる光景から「塔のへつり」と呼ばれています。
塔のへつりには13の奇岩があり、それぞれに「象塔岩」「獅子塔岩」などの名前を持っています。
また、徒歩5分の距離には会津線「塔のへつり駅」があり、アクセスが良いです。緑が豊かな無人駅で、森の中にひっそりと佇む「秘境感」が鉄道ファンに愛されるスポットとなっています。
塔のへつりの見どころ
塔のへつりは大きく2つの方法でお楽しみいただけます。
一つは、対岸からの景色でお楽しみいただけます。大川(阿賀川)を挟んで対岸からの光景は圧巻です。
奇岩群が並び立つその下を大川(阿賀川)が流れる景色に加えて、春の新緑の淡い色や、紅葉の秋の色などといった、訪れる季節によって様々な姿で楽しませてくれます。自然が作った雄大さを感じずにはいられません。
また、実際に歩いたり触れたりして、感じることが出来ます。
ゆらゆらと揺れる吊り橋を渡った先は、浸食され人が通れるほどに抉れた天然の岩の通路になっています。自然が歳月をかけて作り出した神秘的な道を歩いて体感してみましょう。
その先の、急な階段を登った先にも、岩穴や見晴らしの良いビューポイントがあります。
岩穴には「虚空蔵菩薩」が安置されていて、昔からの自然と信仰がむすびついている場所としても歴史を感じることが出来ます。
一帯が天然記念物のため手すりなどの安全柵はありませんので、十分注意してください。
なお、冬の間は雪が降り危険なため、吊り橋から先が通行止めとなっています。
冬期間は対岸からの景色をお楽しみいただくのみとなりますので、ご注意ください。

スポット基本情報
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スポット名 | 塔のへつり |
ふりがな | とうのへつり |
住所 | 福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ林 地内 |
電話番号 | 0241-69-1144 ※観光に関するお問合わせ先になります(下郷町商工観光係) ※有料駐車場などに関するお問い合わせは直接店舗までお問い合わせください |
営業時間 | 塔のへつり ・24時間見学可能 ※外灯がないため夜間はお勧めしません。 近隣の店舗 ・9時~16時(概ね) ※時期によって営業時間が異なります |
定休日 | 塔のへつり ・冬季は吊り橋が通行止めとなり、崖まで渡れません 近隣の店舗 ・年末年始や冬季間 ※各店舗で異なります |
料金 | 入場無料(無料駐車場「木陰の駐車場」) ※店舗管理の有料駐車場もございます。 |
アクセス | 会津線「塔のへつり駅」より徒歩5分 東北自動車道白河ICより車で約1時間 磐越自動車道会津若松ICより車で約50分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |