福島県下郷町

ふくしまけんふくしまけんしもごうまち
いで湯と渓谷の里
歴史感じる大内宿があるまち

山あいにある、豊かな自然・温泉・歴史のあるまち

下郷町は、福島県会津地方の南部にある、人口約5,000人の小さな町です。

周囲を山々に囲まれ、町の中央を阿賀川(大川)が貫流し、雄大な渓谷が形成されています。

夏は高温多湿で朝晩は涼しく、冬は降雪量が多い積雪寒冷地帯となっています。

昔の姿を今に伝える大内宿

大内宿は、江戸時代の形態を色濃く残す町並みとして、昭和56年に重要伝統的建造物群保存地区として国の選定を受けました。

江戸時代に会津若松城下と今市宿を結ぶ下野街道の宿場町として整備され、明治以降、鉄道や国道が大きく迂回したおかげで、昔ながらの景観が今に残り、四季を通して、昔と変わらぬ人びとの暮らしが息づいています。

毎年2月第2土曜日・日曜日には「大内宿雪まつり」、7月2日には「半夏まつり」が開催され、半夏まつりは800年続く全国でも珍しいお祭りです。

百万年をかけて造り出された塔のへつり

大川羽鳥県立公園最大の景勝地である塔のへつり。昭和18年に国の天然記念物に指定されました。

深々とえぐり取られた岩のアーケードを歩けば、奇岩怪石が巨大な石の塔にようにそそり立っています。

大川(阿賀川)が百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し出来上がった見事な景観です。

初夏には奇岩にヤマフジが垂れ下がり、秋は紅葉が美しく色付きます。

日本有数の湯量を誇る湯野上温泉

湯野上温泉の成立については諸説ありますが、古くは奈良時代に発見されたと伝えられています。大川渓谷沿いの岩間から温泉が湧出し、これを利用した小規模の風呂が点在していました。これらの風呂は湯野上の住民や近郷の人々が入浴、洗濯、生活用として幅広く利用されていましたが、交通の便が悪かったことから、明治時代に日光街道(現在の国道121号線)が開通するまで有名ではありませんでした。

湯野上に温泉宿が出現するのは、明治20年代ごろと伝えられています。当時の温泉宿には風呂がなく、入浴は大川渓谷沿いにある湧き湯まで下りていかなければなりませんでした。その後、昭和になると水力を利用した揚湯が開始され、温泉宿にようやく「内湯」が設置されました。

現在では温泉宿は勿論、湯野上地区の一般家庭にも温泉が供給されています。

自然の宝庫、観音沼森林公園

観音沼森林公園一帯は、野鳥の宝庫であり、四季を通じてさえずりを楽しむことができます。

また、四季折々の美しさを楽しめる花木等が植栽されています。沼のところどころには、浮島が浮かんで周囲の山々とマッチした景観が美しいです。

全9コース総延長3.2キロメートルの遊歩道が設置されているため、紅葉シーズンになるとウォーキング大会のコースになったり、多くの観光客やカメラマンが訪れます。

冬には、公園一帯を使ったかんじきウォークも開催され、こちらも多くの参加者で賑わいます。

まち基本情報

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市区町村名福島県下郷町
(ふくしまけんふくしまけんしもごうまち)
電話番号0241-69-1144
下郷町役場総合政策課商工観光係
アクセス〇車でお越しの場合
・東京ー東北自動車道)ー白河インターチェンジ-西郷村ー(国道289号)ー下郷  町(約3時間)
・仙台ー(東北自動車道)ー須賀川インターチェンジー羽鳥湖ー(国道118号)ー下郷町(約3時間)
〇鉄道でお越しの場合
・浅草駅-(東武線)-新藤原駅-(野岩線)-会津高原尾瀬口-(会津線)-会津下郷駅(3時間半) JR新宿駅発もあり
・JR東京駅-(東北新幹線)-JR郡山駅-(JR磐越西線)-JR会津若松駅-(会津鉄道)会津下郷駅(3時間半)
・JR仙台駅-(東北新幹線)-JR郡山駅-(JR磐越西線)-JR会津若松駅-(会津鉄道)会津下郷駅(3時間)
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