房総半島を代表する渓谷
新緑&紅葉を満喫しよう!
房総半島のほぼ真ん中にある大多喜町。人気の観光名所「養老渓谷」には年間を通じて多くの人が訪れています。渓谷内には、複数のハイキングコースや遊歩道が整備され、美しい自然を満喫しながら散策ができます。
この記事では、養老渓谷で親子で楽しめるおすすめの遊歩道を中心に、養老渓谷の魅力を紹介します。
養老渓谷とは
「房総の奥座敷」とも呼ばれている「養老渓谷」は、大多喜町を流れる養老川に沿った豊かな自然が残るエリア。大多喜町の西部と一部が市原市にまたがる広大な渓谷です。
養老渓谷内には房総随一とも言われている「粟又の滝」をはじめ、たくさんの自然景観の名所があるほか、温泉郷としても知られています。付近にはキャンプ場も多く、アウトドアスポットとしても注目されています。
養老渓谷を親子でハイキングしよう!
養老渓谷のなかでも親子におすすめの散策コースは「中瀬遊歩道」と「粟又の滝」周辺です。どちらも歩く距離が比較的短く、子供と一緒でも回りやすいコースになっています。
これら2つのコースは養老渓谷内でも離れた場所にあるので、どちらかを選んで、近くの駐車場に停めて行くのがおすすめです。
新緑も紅葉も美しい!温泉街のなかにある「中瀬遊歩道」
養老渓谷温泉郷のなかでも、温泉宿が立ち並ぶ温泉街のなかにある「中瀬遊歩道」は、全長約1.2kmの遊歩道です。「養老八景」の1つにも数えられている真っ赤な2連の太鼓橋「観音橋」のすぐ東側から入っていき、「共栄橋」の脇まで続いています。現在は、2019年度の台風15号による被害によって一部通行できない部分がありますが、「共栄橋」側から約400mの距離に「弘文洞跡」があり、見学可能です。
「中瀬遊歩道」沿いは、新緑の時期と紅葉の時期どちらも大変美しい景観を作り出します。紅葉は「養老渓谷」のなかでも特に美しいスポットとして知られ、紅葉の季節には特に賑わいます。
先人の技術に圧倒される「弘文洞跡」を見学しよう
「共栄橋」から約400mにあるのが「弘文洞跡(こうぶんどうあと)」。約140年前に耕地を開拓するために行われた「川回し」と呼ばれる蛇行している河川を直線化する工事によって造られたトンネルです。
1979年に頭頂部が崩落して、現在はトンネルの形がなくなってしまっていますが、崩落前までは、トンネルの形状が望めていました。今から約140年も前に切り立った岩をくりぬいてトンネルを作った技術に驚かされます。
※2023年現在、2019年度の台風15号による被害によって、「観音橋」側の入り口からは「弘文洞跡」まで行くことができません。「弘文洞跡」を見学の際は「共栄橋」側からお出かけください。
房総随一の名瀑を誇る「粟又の滝」
広大な養老渓谷の中で、やはり一番の見どころは「粟又の滝」。100mにわたって水が流れ落ちる雄大な滝で訪れる人を魅了し、新緑時期はもちろん紅葉の季節はひときわ幻想的な光景が広がります。
養老渓谷では渓谷の散策やハイキングなど、さまざまな自然体験が楽しめます。温泉旅館やキャンプ場も多くあり、宿泊をしてのんびり過ごすのもおすすめ!次の家族旅行は養老渓谷へお出かけしてみませんか。
スポット基本情報
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スポット名 | 養老渓谷 |
ふりがな | ようろうけいこく |
住所 | 千葉県夷隅郡大多喜町粟又 |
電話番号 | 0470-80-1146 大多喜町観光協会 |
アクセス | 【電車】 ・東京駅から特急わかしお号にて約90分、大原駅下車。いすみ鉄道に乗り換え約50分、終点上総中野駅下車。ローカルバス又は探勝バスに乗り換え。 ・東京駅から内房線快速約60分、五井駅下車。小湊鉄道に乗り換え約60分養老渓谷駅下車・ローカルバス乗り換え。または約70分終点上総中野駅下車・ローカルバス又は探勝バスに乗り換え。 【車】 ・圏央道 木更津東ICより、月崎経由で養老渓谷方面へ。 ・圏央道 市原鶴舞ICより、高滝湖畔、田淵(チバニアン)経由で養老渓谷方面へ。 ・館山自動車道 市原ICより、牛久経由で養老渓谷方面へ。 |
駐車場 | 駐車場あり |