青森在住の親子におすすめの鉄道旅
JR「八戸線」で電車の魅力を発見
マイカーでドライブしながら小旅行するのも良いですが、車窓からの景色をゆったり眺めながら移動時間も楽しめる鉄道旅は、いつもと違う発見にあふれています。
そこで、青森県内の電車を知り尽くすJR東日本の社員が、親子におすすめの鉄道旅モデルコースを提案!
今回は、「八戸駅」を始点とし、「本八戸駅」や「種差海岸駅」などを通る八戸線の鉄道旅をご紹介します!
※記事内で紹介されている運行情報や施設の情報は一部変更になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
親子で巡るおすすめコースを紹介!
八戸線の鉄道旅では、幼児がいるファミリーに向けて、「種差海岸駅」や「本八戸駅」周辺のおすすめスポットをピックアップ!
八戸線は主に海岸沿いを走る路線で、車窓からは太平洋を一望できますよ。
【電車】青森駅(8:24発)~新青森駅(8:28着)
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【新幹線】新青森駅(8:37発)~八戸駅(9:04着)
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【電車】八戸駅(9:29発)~ 種差海岸駅(10:01着)
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ままかせ亭
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種差海岸天然芝生地
みちのく潮風トレイル
「TOHOKU EMOTION」通過見学
海カフェたねさし
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【電車】種差海岸駅(14:12発)~本八戸駅(14:36着)
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八戸ポータルミュージアム こどもはっち
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【電車】本八戸駅(16:49発)~八戸駅(16:58着)
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【新幹線】八戸駅(17:05発)~新青森駅(17:30着)
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【電車】新青森駅(17:38発)~青森駅(17:44着)
それでは、八戸線の旅を始めましょう!
青森駅(8:24発)~八戸駅(9:04着)
「青森駅」から「JR奥羽本線」津軽新城行きに乗って「新青森駅」へ。東北新幹線「はやぶさ」に乗り換えて、「八戸駅」へと向かいます。
新幹線にも乗れちゃう旅のプランに、子供もドキドキ・ワクワク♪
八戸駅(9:29発)~種差海岸駅(10:01着)
「八戸駅」で八戸線に乗り換えたら、8つ目の駅「種差海岸駅」で下車します。
【種差海岸駅から徒歩約17分】ままかせ亭
種差海岸駅周辺を散策しながら、青森県道1号線、通称“うみねこライン”に沿って17分ほど歩くと、最初の目的地「ままかせ亭」に到着です。
テイクアウト専門店の「ままかせ亭」では、ウニやホヤなどの炊き込みおにぎりを、日替わりで4~5種類ほど販売しています。ほかにも、国産鶏「あべどり」の特製からあげ、ホットドックや「じゃじゃ麺」など、手軽に食べられるメニューも取りそろえています。
「ままかせ」は、八戸の方言「まんまかせぇ(ごはん食べな~)」から名付けられました。海の幸を炊き込んだ贅沢(ぜいたく)なおにぎりを前に、お腹が鳴ってしまうかも。どのおにぎりにしようか、目移りしてしまいますね。
具がごろごろと大きく、出汁がしみ込んだおにぎりは冷めても美味しいのが特徴。好きなおにぎりや軽食を買って、次の目的地へ出発です♪
時間があれば、ままかせ亭からすぐ近くにある、太平洋を一望できる「高岩展望台」へ足を伸ばしてみるのも◎!
【種差海岸駅から徒歩約3分】種差海岸天然芝生地
再びうみねこラインを歩いて種差海岸駅に戻り、駅から3分ほどの「種差海岸天然芝生地」に向かいます。
一歩足を踏み入れると、陽光(ようこう)をとらえてキラキラと輝く、青々とした天然芝がお出迎え。なだらかに広がる一面の芝生を見ると、大人も子供も走り出したくなります!
芝生の上に立って海の方に目を向けると、ゴツゴツとした岩礁(がんしょう)と、空と海がグラデーションを描く水平線が見渡せます。美しい大パノラマは、雄大な太平洋を望める八戸ならではの景観です。
では、ここでランチタイムにしましょう! 芝生の上にレジャーシートを広げ、波の音をBGMに、ままかせ亭のおにぎりをかじってひと休み。食べ終わったら、芝生の上でゴロリ…。五感すべてを満たしてくれる、心休まるひとときです。
【種差海岸エリア周辺】みちのく潮風トレイル
種差海岸を含む、青森県八戸市から福島県相馬市までの長い海岸線は「みちのく潮風トレイル」と呼ばれるロングトレイルコースになっています。美しい海の景観や豊かな森の自然を感じながら歩ける人気のスポットです。
なお、種差海岸天然芝生地の向かいにある「種差海岸インフォメーションセンター」では、同センターを発着とした、種差海岸エリアのトレッキング体験プログラムなども提供しています(※)。
また、種差海岸で収集したシーグラスや貝殻、松ぼっくりなどの自然物を使った工作プログラムも親子に大人気! 旅の思い出作りにおすすめです。
※小学1年生以上(小学生は保護者の同伴必須)を対象としたプログラムです
「種差海岸インフォメーションセンター」の情報はこちら(外部サイト)
また、種差海岸エリアでぜひ見ておきたいのが、八戸駅を発車して、約30分過ぎた頃に「種差海岸駅」を通過する予定が見込まれる「TOHOKU EMOTION」(東北エモーション)。八戸線を走行する真っ白な車体が特徴的な特別列車で、列車全体がレストラン空間になっている“東北レストラン鉄道”です。
電車に向かって、親子で大きく手を振ってみましょう♪
なお、芝生地内から見る場合は、八戸線の踏切が見えるところまで歩くのがおすすめです。
【種差海岸天然芝生地から徒歩すぐ】海カフェたねさし
芝生地の広大な敷地を散策したあとは、種差海岸インフォメーションセンターに隣接した「海カフェたねさし」でコーヒーブレイク。芝生を眺めながらドリンクやスイーツなどがいただけます。
種差海岸の海を感じさせる青いゼリーがのったパフェ「たねさしサンデー」や、天然芝をイメージしたメロンソーダ「たねさしの芝生」など、種差海岸にちなんだユニークなメニューは見た目がかわいらしく、子供も大喜び!
オリジナルキャラクター「ポン助」のマシュマロを浮かべて飲む「ポン助マシュマロラテ」も人気です。
ほかにも、国内産サバを使ったジューシーで野菜たっぷりの「サバサンド」や、スパイシーな「蕪島(かぶしま)カレー」などの軽食もあります。
また店内の売店では、八戸にちなんだお土産やオリジナルグッズを販売しています。
種差海岸駅(14:12発)~本八戸駅(14:36着)
お腹も心も満たされたら次の目的地へ行きましょう。「海カフェたねさし」から「種差海岸駅」に戻り、再び八戸線に乗って「本八戸駅」に向かいます。
【本八戸駅から徒歩約12分】八戸ポータルミュージアム こどもはっち
旅の最終目的地は「八戸ポータルミュージアム こどもはっち」。県産材を使った木のボールプールや遊具、木製のおもちゃなど木の温もりに包まれながら遊べる屋内遊び場です。未就学児は無料、小学生以上は1人100円で利用できます。
お楽しみ工作やショーなどのイベントも定期的に開催されていますよ。また、運が良ければマスコットキャラクターの「ガオくん」に会えることも!
「八戸ポータルミュージアム こどもはっち」の情報はこちら(外部サイト)
本八戸駅(16:49発)~八戸駅(16:58着)
たっぷり遊んだら「本八戸駅」に戻り、「八戸駅」へ。
八戸駅(17:05発)~青森駅(17:44着)
行きと同じく「八戸駅」~「新青森駅」間は東北新幹線「はやぶさ」に乗車、新青森駅からはJR奥羽本線を利用し、「青森駅」に戻ったら鉄道旅終了です。
お得に青森鉄道旅!「あおもりホリデーパス」
土曜・祝日に使えるお得な1日乗車券。フリーエリア内の普通列車(快速を含む)の自由席が乗り降り自由! 今回紹介したモデルコース周辺の他エリアにも足を伸ばしてみましょう♪
※利用可能エリアほか、詳細は公式サイトをご確認ください
鉄道に乗って・見て、自然を満喫できる八戸線の鉄道旅。美味しいものや美しい景色との出会いは、子供にとって忘れられない思い出になりますね。
記事を書いた人
谷拓宣
Webライター/Webディレクター。コラムや情報記事、SEOライティングが得意。大学時代は教育を専攻し、中学校・高校の国語科教員免許を持つ。サブカルチャーや映画、まちの歴史などに造詣が深い。
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