青森在住の親子におすすめの鉄道旅<br/>観光列車で巡るJR「五能線」
更新日2023年09月29日/公開日2023年10月02日

青森在住の親子におすすめの鉄道旅
観光列車で巡るJR「五能線」

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マイカーでドライブしながら小旅行するのも良いですが、車窓からの景色をゆったり眺めながら移動時間も楽しめる鉄道旅は、いつもと違う発見にあふれています。

そこで、青森県内の電車を知り尽くすJR東日本の社員が、親子におすすめの鉄道旅モデルコースを提案!

今回は、「弘前駅」を始点とし、「鰺ケ沢駅」や「千畳敷駅」などを通る五能線の鉄道旅をご紹介します!

※記事内で紹介されている運行情報や施設の情報は一部変更になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「奥羽本線」編はこちら!

「八戸線」編はこちら!

「大湊線」編はこちら!

「津軽線」編はこちら!

親子で巡るおすすめコースを紹介!

(左上)海の駅わんど・鰺ヶ沢相撲館/(右上)北金ヶ沢の大イチョウ/(下)千畳敷海岸
(左上)海の駅わんど・鰺ヶ沢相撲館/(右上)北金ヶ沢の大イチョウ/(下)千畳敷海岸

五能線の鉄道旅では、小学生がいるファミリーに向けて、「鰺ケ沢駅」や「千畳敷駅」周辺のおすすめスポットをピックアップ!

五能線は、絶景が楽しめることから“一度は乗ってみたいローカル線”として人気の高い路線。沿線には、世界自然遺産・白神山地の麓にある十二湖のほか、日本海の雄大な景色を眺めることができるポイントがたくさんあります。

【電車/リゾートしらかみ2号】弘前駅(8:48発)~鰺ケ沢駅(9:52着)
↓ 
たこやき西海
海の駅わんど・鰺ヶ沢相撲館


【電車】鰺ケ沢駅(11:51発)~北金ケ沢駅(12:07着)
↓ 
「広福丸直売所」漁師のおやつ屋さん&漁師カフェ網小屋

北金ヶ沢の大イチョウ

【電車】北金ケ沢駅(14:23発)~千畳敷駅(14:28着)

千畳敷海岸

【電車】千畳敷駅(15:42発)~弘前駅(17:37着)

それでは、五能線の旅を始めましょう!

弘前駅(8:48発)~鰺ケ沢駅(9:52着)

リゾートしらかみの最新車両「橅」(ぶな)の車内
リゾートしらかみの最新車両「橅」(ぶな)の車内

五能線の鉄道旅は、「弘前駅」から「リゾートしらかみ2号」に乗ってスタートします。

リゾートしらかみは、世界自然遺産・白神山地や日本海沿線を走り、絶景を堪能できる観光列車。「青池」「くまげら」「橅」の3タイプの車両があります。

3タイプとも4両編成の車両のうち、1号車・4号車には、開放感のある車窓から景色を一望できる「展望室」や、津軽三味線の生演奏などが行われる「イベントスペース」などが設けられているので、移動時間を贅沢(ぜいたく)に過ごすことができます。

【鰺ケ沢駅から徒歩1分】たこやき西海

「チキンボー」(300円)
「チキンボー」(300円)

観光列車の旅を満喫したところで、「鰺ケ沢駅」に到着。下車して、リゾートしらかみ2号を見送り、最初の目的地へ向かいます。

少しお腹が空く時間帯。まずは、駅前のロータリーを抜けた先にある「たこやき西海」で、「チキンボー」を食べましょう。

チキンボーは、薄く伸ばした鶏肉をカラッと揚げた、一見、竜田揚げのような食べ物。発売から20年以上たった今でも地元の人々に愛され続ける、同店でしか食べられない鰺ヶ沢のご当地グルメです。

サクサクの衣とジューシーな鶏肉がクセになるチキンボーは、子供のおやつにも、大人のおつまみにもピッタリ。揚げたてにマヨネーズをかけて食べるのが定番です。

小腹が満たされたら、漁港方面に歩き、次の目的地に向かいます。

「たこやき西海」の情報はこちら(外部サイト)

【たこやき西海から徒歩15分】海の駅わんど・鰺ヶ沢相撲館

「たこやき西海」から15分ほど歩き、「海の駅わんど」に到着です。

海の駅わんどは、海鮮や地元食材が味わえる食事処やカフェ、農産物直売所、土産品店が集まる施設です。観光情報コーナーもあるので、ここで鯵ヶ沢町のおすすめスポット情報をゲット♪

さらに、2階の「鯵ヶ沢相撲館(舞の海ふるさと桟敷)」は、相撲ファンなら絶対に見逃せないスポットになっています。

元小結・舞の海と地元出身力士の活躍や大相撲の歴史が分かるパネル展示をはじめ、土俵や化粧まわし、貴重なトロフィーなど数多くの特別展示品を見ることができます。

「海の駅わんど・鰺ヶ沢相撲館 」の情報はこちら(外部サイト)

鯵ケ沢駅(11:51発)~北金ケ沢駅(12:07着)

「海の駅わんど」から「鯵ケ沢駅」に戻り、再び五能線に乗って3駅先の「北金ケ沢駅」に移動します。

【北金ケ沢駅から徒歩約17分】「広福丸直売所」漁師のおやつ屋さん 漁師カフェ網小屋

「北金ケ沢駅」に降りて17分ほど歩くと、船体に“海鮮おやき”と書かれた小舟と赤い看板がひときわ目を引く、「『広福丸直売所』漁師のおやつ屋さん 漁師カフェ網小屋」が見えてきます。こちらでお昼ご飯を食べましょう。

「海鮮おやき」(250円)
「海鮮おやき」(250円)

おすすめの「海鮮おやき」は、イカやホタテ、タコといった具材を、キャベツやネギなどが入った生地と混ぜ合わせて焼いた同店の看板メニュー。大人も子供も大好きな、お好み焼き風の味付けです。

ほかにも新鮮な刺身や魚の煮付け、揚げ物などが食べられる日替わりの「漁師めしランチ」が人気です。こちらもご賞味あれ!

「『広福丸直売所』漁師のおやつ屋さん 漁師カフェ網小屋」の情報はこちら(外部サイト)

【「広福丸直売所」漁師のおやつ屋さん 漁師カフェ網小屋から徒歩約20分】北金ヶ沢の大イチョウ

お腹がいっぱいになったら、「『広福丸直売所』漁師のおやつ屋さん 漁師カフェ網小屋」から、国道101号線に沿って20分ほど歩いて腹ごなし。県内でも人気の高い観光スポット「北金ヶ沢の大イチョウ」を見に行きましょう。

北金ヶ沢の大イチョウは、高さ約31m、幹周りは約22m、樹齢はなんと1,000年を超える、日本最大級のイチョウの木です。2004年には国の天然記念物に指定されました。

例年11月初旬からだんだんと葉が色づき始め、中旬~下旬には黄金色に輝く幻想的な姿を見ることができます。

大イチョウを見上げ、その圧倒的な姿に秋の深まりを感じる…。親子でそんな素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

「北金ヶ沢の大イチョウ」の情報はこちら(外部サイト)

北金ケ沢駅(14:23発)~千畳敷駅(14:28着)

「北金ケ沢駅」に戻り、1つ隣りの駅「千畳敷駅」へ。日本海を見にいきましょう!

【千畳敷駅から徒歩すぐ】千畳敷海岸

五能線の旅、最後の目的地は「千畳敷海岸」です。

かつてこの地を訪れた津軽の殿様が、岩棚に千枚の畳を敷いて大宴会を開いたという伝説にその名が由来する千畳敷海岸。広大な海岸線には、「かぶと岩」や「恵比寿岩」と名付けられた奇岩が並び、唯一無二の景観をなしています。

足を滑らせないように気を付けながら、なだらかに広がる岩礁の上を散策してみましょう。潮だまりをのぞけば、海の生きものを見つけることができるかも。

また、千畳敷海岸は「日本の夕陽百選」に選ばれている人気の夕景スポットです。タイミングが合えば、夕陽に照らされて浮かび上がる奇岩群の美しいシルエットも見ることができますよ。

「千畳敷海岸」の情報はこちら(外部サイト)

千畳敷駅(15:42)~弘前駅(17:37)

海辺の散策を楽しんだら、「千畳敷駅」から弘前行きの五能線(奥羽本線直通)に乗り、「弘前駅」に戻って鉄道旅終了です。

五能線だからこそ楽しめる、自然に触れられる鉄道旅。絶景写真をたくさん撮って、親子旅の思い出とともにアルバムに残してくださいね!

記事を書いた人

谷拓宣

Webライター/Webディレクター。コラムや情報記事、SEOライティングが得意。大学時代は教育を専攻し、中学校・高校の国語科教員免許を持つ。サブカルチャーや映画、まちの歴史などに造詣が深い。

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