【東京再発見】大田区の名所13選<br/>2025おすすめの穴場や天然温泉も
更新日2025年05月19日/公開日2025年05月16日

【東京再発見】大田区の名所13選
2025おすすめの穴場や天然温泉も

体験する
歴史・文化を感じる
東京都大田区

都内に住む親子も意外と知らない、“東京の魅力あふれる名所”をご紹介! 今回は大田区の観光スポットのなかから、親子におすすめの名所と穴場をピックアップします。

東京23区内でもっとも面積が広い区、大田区。田園調布のような高級住宅地もある一方、約3,500の工場を持つ“ものづくりのまち”でもあり、知られざる魅力がたくさんあります。

「大田市場」や、JAL・ANAの工場見学など、子供の好奇心を刺激するスポットも充実。広大な公園や、旅の疲れをリフレッシュできる昔ながらの銭湯もたくさんあります。

日帰り観光やまち歩きはもちろん、泊りがけでも満喫できること間違いなし。記事を参考におでかけを楽しんでくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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【池上】池上本門寺

歴史的遺産の宝庫!日蓮宗の大本山

池上本門寺(画像提供:Masa / PIXTA)
池上本門寺(画像提供:Masa / PIXTA)

東京都大田区池上にある「池上本門寺(いけがみほんもんじ)」は、日蓮宗の大本山のひとつであり、宗祖・日蓮聖人が、その生涯を閉じた場所として知られる由緒あるお寺です。

寺の歴史は鎌倉時代後期の1282年(弘安5年)までさかのぼります。日蓮聖人が病気療養のため常陸国(現在の茨城県)から身延山(山梨県)へ向かう途中、武蔵国池上郷の郷主(または武士)だった池上宗仲(いけがみむねなか)公の館に滞在し、そこで入滅されました。

その後、池上宗仲公が日蓮聖人のために寺の基礎を築いたのが始まりと伝えられています。

境内には歌川広重が描いた総門や力道山のお墓も

総門(画像提供:degu66 / PIXTA)
総門(画像提供:degu66 / PIXTA)

残念ながら戦火によって多くの建物が失われてしまいましたが、今もなお、大切に守られている貴重な文化財が境内のあちこちに残っているんですよ。

特に目を引くのは、空に向かって美しくそびえる朱色の五重塔。関東地方に現存する木造の塔としてはもっとも古いもののひとつといわれ、その見事なたたずまいは一見の価値ありです。

また、浮世絵師・歌川広重の作品にも描かれた総門(入口の門)など、歴史の息吹を感じさせる建造物が多く点在しています。

さらに境内には“プロレスの父”と称される力道山のお墓があり、毎年2月の節分追儺式(豆まき)にはプロレスラーや多くの著名人が参加して、にぎわいを見せます。

「池上本門寺 節分追儺式」をチェック!

幻想的な「万灯練供養」が見どころ!秋の「御会式法要」

平成30年の御会式(画像提供:大田区)
平成30年の御会式(画像提供:大田区)
浮世絵にも描かれた「御会式」の様子。 「江戸自慢三十六興 池上本門寺会式」3代歌川豊国、2代歌川広重/1864(元治元年):東京都立中央図書館蔵
浮世絵にも描かれた「御会式」の様子。 「江戸自慢三十六興 池上本門寺会式」3代歌川豊国、2代歌川広重/1864(元治元年):東京都立中央図書館蔵

池上本門寺では一年を通じてさまざまな行事が行われますが、特に日蓮聖人のご命日にあたる10月11日から13日にかけて行われる「御会式法要(おえしきほうよう)」は盛大で、全国から数十万人の参詣者が訪れます。

御会式のクライマックスは、桜の花で飾られた万灯(まんどう)が「池上駅」周辺から「池上本門寺」までの道のりを練り歩く「万灯練供養」。その幻想的で勇壮な光景は圧巻です。

風情ある梅や桜でも有名

春の五重塔(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)
春の五重塔(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)

また、境内には多くの桜の木が植えられており、春には五重塔を背景に咲き誇る見事な桜を、初春には隣接する「池上梅園」で梅の花を愛でることができます。

子供と一緒に境内をゆっくり散策しながら、日本の歴史や文化にふれてみるのはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都大田区池上1-1-1
アクセス:【車】首都高速「目黒線戸越IC」から約15分/首都高速羽田線「羽田IC」から約20分/東名高速「東京IC」から約25分
【電車】東急池上線「池上駅」から徒歩で約10分/都営浅草線「西馬込駅」南口から徒歩で約12分
駐車場:あり ※公共交通機関の利用を推奨

【城南島】城南島海浜公園

上空を行き交う飛行機が大迫力

都内では貴重な砂浜も(画像提供:Tony / PIXTA)
都内では貴重な砂浜も(画像提供:Tony / PIXTA)

東京の中心部から約30分、羽田空港そばに位置しており、東京湾の端にありながらまるでビーチリゾートのような雰囲気の「城南島海浜公園」。オートキャンプやバーベキュー、砂遊びや散歩ができる砂浜、スケートボード広場など目的に応じて楽しむことができます。

ドッグランがあるため、休日はペットを連れた家族連れもいっぱい。東京湾に出入りする大型船や、羽田空港を飛び立つ飛行機を間近に見ることができるので飛行機ファンにも人気の場所です。

公園から見たANAの飛行機(画像提供:ニングル / PIXTA)
公園から見たANAの飛行機(画像提供:ニングル / PIXTA)

飛行機が真上を通り過ぎていく際の迫力も満点! 想像以上に近くて大きい飛行機に、きっと子供も喜ぶはずです。比較的短い間隔で離着陸の様子を見ることができますよ。

夜景スポットとしても人気

「城南島海浜公園」から望む東京都心の夜景(画像提供:Shii / PIXTA()
「城南島海浜公園」から望む東京都心の夜景(画像提供:Shii / PIXTA()

また夜になると絶好の夜景スポットに。レインボーブリッジや、観覧車のイルミネーション、東京スカイツリーまで見ることができます。

親子で海を眺めながら、のどかな休日を過ごしてくださいね♪

■スポット概要
所在地:東京都大田区城南島4-2−2
アクセス:【電車】JR京浜東北線「大森駅」からバスに乗車、「城南島四丁目」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり

【田園調布】多摩川台公園

「多摩川駅」近くで桜や紫陽花、古墳群に親しむ

散策しながら自然を満喫できる公園。ひと休みできるあずまやも(画像提供:tenjou / PIXTA)
散策しながら自然を満喫できる公園。ひと休みできるあずまやも(画像提供:tenjou / PIXTA)

東急各線「多摩川駅」から徒歩すぐの「多摩川台公園」は、四季折々の豊かな自然と、古代の古墳群にふれることができる公園です。

春に桜が見頃になると、園内はお花見客でいっぱいに。また初夏には、「あじさい園」を中心に約7種類・3,000株もの色鮮やかな紫陽花(あじさい)が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

多摩川沿いの高台に位置しているため眺望も美しく、園内から多摩川の雄大な流れや、遠く丹沢の山並み、天候によっては富士山まで望めますよ。

古代の歴史を体感でき調べ学習・自由研究にも◎

宝萊山古墳(画像提供:舞流sky / PIXTA)
宝萊山古墳(画像提供:舞流sky / PIXTA)

もう一つの大きな特徴が、園内に点在する古墳群です。「亀甲山(かめのこやま)古墳」や「宝莱山(ほうらいさん)古墳」など古代の有力者の墳墓を見学でき、「古墳展示室」では、出土品(レプリカ含む)の展示も。

古墳時代について学習する絶好の機会になり、夏休みの自由研究にもぴったり! 広場や遊具、水生植物園もあるので、ぜひ家族でおでかけしてみてください。

■スポット概要
所在地:東京都大田区田園調布1-63-1
アクセス:【電車】東急各線「多摩川駅」西口から徒歩で約1分
駐車場:なし ※公共交通機関の利用を推奨

【東海】大田市場

青果と花の取扱量日本一!国内最大級の市場を見学

活気あふれる青果棟(画像提供:CHAI / PIXTA)
活気あふれる青果棟(画像提供:CHAI / PIXTA)

羽田空港からも近い大田区東海に、東京ドーム約8個分以上(敷地面積約38.6万平方メートル)の広さを誇る「大田市場」があります。

ここは、野菜や果物を扱う青果部、お魚などを扱う水産物部、そして美しい花々を扱う花き部の3部門を持つ大きな市場。特に青果と花きの取り扱い規模は日本一なんですよ!

市場の活気を体感!親子で見学コースを楽しもう

トマトの数にびっくり!(画像提供:CHAI / PIXTA)
トマトの数にびっくり!(画像提供:CHAI / PIXTA)

ます。たくさんのリフトや運搬車が忙しそうに行き交い、まさに市場ならではの雰囲気!

一番の見どころは広大な青果棟。見たこともないような量の野菜や果物がずらりと並ぶ光景は、一見の価値ありです。セリの様子を見たいなら、早朝にでかけるのがおすすめですよ。

見学の際は、警備員詰所で見学希望と伝えてから、大田市場正門を入ってすぐ左にある事務棟2階から見学コースへ向かってくださいね。

お楽しみは市場グルメ!「やっちゃば横丁」&周辺散策

市場見学のお楽しみといえば、やっぱり美味しいごはん!場内の関連棟や事務棟には、市場で働く人たち御用達の飲食店などが軒を連ねる「大田市場やっちゃば横丁」があります。

新鮮な海の幸を味わえる食堂や、昔ながらの定食屋さん、喫茶店など、バラエティ豊かなお店がいっぱい! 市場ならではの活気を感じながら、美味しいランチをいただくのは格別ですよ。「全国の美味しいものが集まる!」なんて噂も納得です。

見学後は、隣にある「東京都立東京港野鳥公園」に立ち寄って、水辺の鳥たちを観察したり、自然の中でリフレッシュしたりするのもいいですね。

「やっちゃば横丁」公式サイト

「東京都立東京港野鳥公園」をチェック!

■スポット概要
所在地:東京都大田区東海3-2-1
アクセス:【車】首都高速湾岸線「大井南IC」から約15分
【電車】東京モノレール「流通センター駅」から徒歩で約20分/JR「品川駅」、JR「大森駅」、京浜急行「平和島駅」からバスに乗車、「京浜大橋」バス停で下車すぐ
駐車場:あり(やっちゃば横丁 専用駐車場)※駐車可能台数に限りがあるため公共交通機関の利用を推奨

【西蒲田】はすぬま湯

昔ながらの銭湯の魅力を家族で体験

ステンドグラスから優しい光が差し込むロビー
ステンドグラスから優しい光が差し込むロビー

昔ながらの銭湯が点在する大田区。観光やまち歩きの最後に立ち寄って、疲れを癒すのにもぴったりです。

なかでも「はすぬま温泉」は、大正ロマンを彷彿とさせるレトロモダンな雰囲気が魅力。まるでタイムスリップしたかのような空間に、親子でワクワクできること間違いなしです。

すべての浴槽が天然温泉です♪
すべての浴槽が天然温泉です♪

こちらのお湯は、東京では珍しい淡い黄金色の天然温泉で、「美肌の湯」ともいわれているんですよ。すべての浴槽にこの温泉を使用しており、シュワシュワの泡が楽しい炭酸泉も楽しめます。

バスタオル・フェイスタオルのセット(200円)ほか、各種アメニティを購入できるので、手ぶらで気軽に訪れてもOK。

家族みんなで、心も体も温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

大田区の銭湯をチェック!(大田浴場連合会公式サイト)

■スポット概要
所在地:東京都大田区西蒲田6-16-11
アクセス:【車】首都高速1号羽田線「平和島IC」から約20分
【電車】東急池上線「蓮沼駅」から徒歩で約2分
駐車場:あり(専用駐車場1台、提携コインパーキングあり)

【西六郷】西六郷公園(タイヤ公園)

タイヤがいっぱい!遊び心あふれる公園

子供たちに人気の大怪獣(画像提供:Ystudio / PIXTA)
子供たちに人気の大怪獣(画像提供:Ystudio / PIXTA)

JR京浜東北線、東急多摩川線・池上線「蒲田駅」から線路沿いに15分ほど歩いた場所にある「西六郷公園」。

別名「タイヤ公園」として親しまれており、園内にはタイヤがたくさん! 大小さまざまな古タイヤ約3,000個を使った遊具が設置されていて、タイヤで作られたロケットや怪獣、ロボットが迎えてくれます。

特に大怪獣は足から頭までの高さが8m、頭からしっぽまでの長さは20mもあり、子供たちに大人気。固定されていないタイヤもあり、積み上げて遊んだり転がしてみたりと、さまざまな遊びを楽しめます。

大田区職員のアイデアでタイヤの廃材を再利用

大怪獣以外にもタイヤがいっぱい(画像提供:t.ohashi / PIXTA)
大怪獣以外にもタイヤがいっぱい(画像提供:t.ohashi / PIXTA)

同公園が開園したのは1978年(昭和53年)のこと。当時、タイヤが子供たちの遊び道具になると考えた区職員が、企業から収集した廃材のタイヤを活用して、現在のようなタイヤ主体の公園をつくりました。

多摩川の河川敷や蒲田のまちも近いので、散策や買い物がてら遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都大田区西六郷1-6-1
アクセス:【電車】京浜急行「雑色駅」から徒歩で約10分/JR京浜東北線、東急多摩川線・池上線「蒲田駅」から徒歩で約13分
駐車場:なし


【羽田】穴守稲荷神社

福を呼ぶお砂と親しみやすい狐たち

穴守稲荷神社(画像提供:c6210 / PIXTA)
穴守稲荷神社(画像提供:c6210 / PIXTA)

京浜急行線「穴守稲荷駅」から歩いてすぐの「穴守稲荷神社」は、衣食住や産業の神様、豊受姫命をお祀りする場所です。地域の人々からはもちろん、遠方からも多くの参拝者が訪れます。

神社の始まりは江戸時代後期。羽田空港のあたりを開墾していた人々が、たび重なる波の被害に困り、堤防の上に小さな祠(ほこら)を建てて稲荷大神をお祀りしました。すると、不思議なことに波の被害は収まり、豊かな実りがもたらされたそうです。

その後、明治時代になって一般の参拝が許されると、境内は常に多くの人でにぎわい、その美しい景色は「関東一」と称されるほどになりました。

愛らしい狐の姿と境内の見どころ

境内に立つ千本鳥居(画像提供:Airchariot / PIXTA)
境内に立つ千本鳥居(画像提供:Airchariot / PIXTA)

境内には、「コンちゃん」という愛称で親しまれている狐の像があり、季節ごとに可愛らしい衣装を着せられています。

また境内にはいくつかのお社があり、お狐様が守っています。拝殿の入り口には子狐を連れた一対の狐の像が置かれ、参拝する人々を温かく迎え入れています。

願いを込めていただく「福の砂」

「穴守稲荷神社」の特別な力として知られているのが「御神砂(お砂)」です。境内の奥の宮でいただけるこの神聖な砂は、福を招くご利益があるといわれています。

持ち帰って撒くことでさまざまな祈願を行うことができ、病気平癒を願うなら床の下、家内安全や商売繁盛には玄関、厄除けにはその方角へ、そして新築や増築の際には敷地の中心に撒くと良いとされています。

願いごとがある親子は、同社を参拝するのはもちろん、ありがたい「御神砂」にも注目してみてください。

■スポット概要
所在地:東京都大田区羽田5-2-7
アクセス:【車】首都高速1号線「羽田ランプ」から約5分
【電車】京浜急行空港線「穴守稲荷駅」から徒歩で約3分/京浜急行空港線・東京モノレール線「天空橋駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

公式サイト

【羽田空港】ANA Blue Hangar Tour

ツアー出発前・終了後に自由に見学できる「展示ホール」
ツアー出発前・終了後に自由に見学できる「展示ホール」

「ANA Blue Hangar Tour」は、本物の航空機が整備される様子を間近で見学できる、全日本空輸(略称・ANA、通称・全日空、)の機体工場ツアー。

「羽田空港」に隣接する施設で、普段立ち入ることができない航空機の格納庫(ハンガー)を探検する貴重な体験ができます。

ツアーでは、まず航空機が安全に飛行するための仕組みや、整備の仕事内容について、映像などを通じて学びます。

約60分の格納庫見学へ

格納庫の様子
格納庫の様子

その後ヘルメットを着用し、いよいよ巨大な格納庫へ! 目の前に迫る本物の航空機のスケール感と迫力に、大人も子供も引き込まれますよ。

機体やエンジンを間近で見ると迫力満点!
機体やエンジンを間近で見ると迫力満点!

実際に整備士が作業を行う様子を見学するエリアや、展示されている航空機の部品にふれられるコーナーもあり、普段はできない貴重な体験の連続! 特に飛行機に関心のある子供にとっては、忘れられない特別な思い出となること間違いなしです。

なお、見学は公式サイトでの完全事前予約制です。とても人気があるため、早めの手続きがおすすめです。

■スポット概要
所在地:東京都大田区羽田空港3-5-5
アクセス:【電車】東京モノレール「新整備場駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし

【羽田空港】JAL工場見学 〜SKY MUSEUM〜

航空の世界が身近に!プロの案内で学べる工場見学

「SKY MUSEUM」の様子
「SKY MUSEUM」の様子

JAL工場見学~SKY MUSEUM~は整備中の日本航空(略称・JAL)の機体を間近で見ることができる人気のプログラム。完全事前予約制で、主に月・火・木・土・日曜に無料で開催されています。

整備士、運航乗務員、客室乗務員などの経験者が案内してくれるので、それぞれの経験を生かした説明を聞くことができるのが魅力です。

展示エリアで航空の仕組みや仕事を学ぼう!

客室乗務員の歴代の制服がずらりと展示されています
客室乗務員の歴代の制服がずらりと展示されています

工場見学の所要時間は約100分。最初に「SKY MUSEUM(展示エリア)」で、航空機が空を飛ぶ仕組みや羽田空港の役割、パイロットや整備士、客室乗務員といった空のプロフェッショナルたちの仕事について、展示や映像を通して学びます。

ここではJALの歴代の制服や貴重な資料が並ぶアーカイブ展示を見たり、憧れの制服(レプリカ)を着用して記念撮影をしたりすることもできます。

格納庫見学のあとは限定グッズをお買い物♪

本物の飛行機にワクワクが止まりません
本物の飛行機にワクワクが止まりません

そしてクライマックスは、巨大な「格納庫見学」! 実際に整備士が航空機の安全を守るために整備作業を行っている姿や、目の前に迫る本物の飛行機を間近で見ることができる、まさに圧巻の体験です。

工場見学のあとは、ミュージアムショップでJALオリジナルグッズなど、ここでしか手に入らない限定品のお土産を選ぶのも楽しみのひとつ。

大人気のプログラムなので、予約は早めに公式サイトからどうぞ!

■スポット概要
所在地:東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1
アクセス:【電車】東京モノレール「新整備場駅」から徒歩で約2分
駐車場:なし

【羽田空港】東京国際空港(羽田空港)

まるでテーマパーク?一日遊べる「空の玄関口」

空港で働く車や人の姿も見えます(画像提供:ヒロヤ / PIXTA)
空港で働く車や人の姿も見えます(画像提供:ヒロヤ / PIXTA)

東京の空の玄関口「東京国際空港」は、通称「羽田空港」として親しまれています。世界の空港のなかでも旅客数の多い空港として知られています。

展望デッキから飛行機を見送る親子(画像提供:CHAI / PIXTA)
展望デッキから飛行機を見送る親子(画像提供:CHAI / PIXTA)

国内線の「第1旅客ターミナル」と「第2旅客ターミナル」、国際線の「第3旅客ターミナル」で構成される広い空港内には、展望デッキやグルメ・ショッピングスポット、プラネラリウムなど魅力あふれるスポットが満載。

飛行機に乗らなくても一日楽しめる、まるで「テーマパーク」のような空間です。

家族のおでかけスポットとして人気の「第3旅客ターミナル」

季節ごと装飾される「第3旅客ターミナル」
季節ごと装飾される「第3旅客ターミナル」

なかでも「第3旅客ターミナル」は、ファミリーのおでかけ先としても人気。5階にある「PLANETARIUM Starry Cafe」は、空港初となる、カフェと融合したプラネタリウム。食事を楽しみながら星を鑑賞できるロマンチックな空間です。

江戸小路
江戸小路


また、4階「江戸小路」には「和」と「江戸」をテーマにした飲食店とショップが並び、日本の魅力がギュっと詰まっています。

貴重な古美術を鑑賞できる「ディスカバリーミュージアム」

「第2旅客ターミナル」3階にある「ディスカバリーミュージアム」は日本で初めての空港内美術館。700年の歴史をもつ細川家が収集した古美術など、貴重な品々が展示されています。

館内にはソファが多く配置され、ラウンジで寛ぐように鑑賞できるのが魅力。入場も無料なので、気軽に立ち寄ることができますね。

第1旅客ターミナル「羽田航空神社」は受験生に人気!

また、あまり知られてはいませんが、「第1旅客ターミナル」の1階には「羽田航空神社」という神社があります。航空業界の躍進と航空安全輸送を祈念して建立され、空の安全=落ちないということから、受験生やその家族にも人気です。

羽田空港を利用する際には神社を参拝し、旅の安全をお祈りしてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都大田区羽田空港
アクセス:【車】首都高速湾岸線「空港中央」ランプ、首都高速1号羽田線「空港西」ランプ、首都高速湾岸線「空港中央IC」など
【電車】京急空港線「羽田空港第1・第2ターミナル駅」または「羽田空港第3ターミナル駅」下車/東京モノレール「羽田空港第1ターミナル駅」、「羽田空港第2ターミナル駅」または「羽田空港第3ターミナル駅」下車
駐車場:あり

【平和の森公園】平和の森公園

家族みんなでフィールドアスレチックに挑戦!
家族みんなでフィールドアスレチックに挑戦!

「平和の森公園」は、約9.9ヘクタールもの広大な敷地を誇る、緑豊かな区立公園です。

園内には、子供たちが夢中になること間違いなしの本格的なフィールドアスレチックコース(有料)があり、40種類もの木製遊具に挑戦できます。

水上で大冒険!
水上で大冒険!


池の上を渡るスリル満点の遊具や、丸太の遊具で思いっきり体を動かして遊べますよ。無料の幼児用アスレチック広場も用意されているので、小さな子供連れでも安心です。

フィールドアスレチック以外にも、ピクニックを楽しんだり、かけっこをしたりと、のびのび過ごせます。夏には水遊びができるエリアも開放され、子供たちの元気な声が響きます。

園内には梅や桜、紫陽花(あじさい)など季節の花々も多く、四季折々の自然を感じながら散策するのもおすすめ。家族みんなで一日楽しめる公園ですよ。

■スポット概要
所在地:東京都大田区平和の森公園2-1
アクセス:【車】首都高速1号羽田線「平和島IC」から約5分
【電車】京浜急行線「平和島駅」から徒歩で約13分/JR京浜東北線「大森駅」東口から京急バス「レジャーランド平和島」行きまたは「平和島循環」に乗車、「レジャーランド平和島」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり

【平和の森公園】大森 海苔のふるさと館

かつての海苔のまち・大森の歴史にふれる入園無料の施設

昔の大森を彷彿とさせる海苔乾しの風景が見られます(冬季限定)
昔の大森を彷彿とさせる海苔乾しの風景が見られます(冬季限定)

「大森ふるさとの浜辺公園」内にある「大森 海苔のふるさと館」は、江戸時代から海苔の産地として有名だった大森のまちの歴史を伝える入館無料のスポット。私たちの食卓に欠かせない海苔の歴史や文化について、親子で楽しく学べます。

実際に使われていたという乗船は、全長13mの大きさ
実際に使われていたという乗船は、全長13mの大きさ

館内に入ると、まず目を引くのが大きな海苔船です。ほかにも、実際に使われていた船や道具類も展示されていて、昔の海苔生産の様子を体感できますよ。

ほかにも、映像資料や海苔付け場の復元展示などを通して、大森が海苔の一大産地だった頃の様子や、手間のかかる海苔作りの工程を分かりやすく紹介しています。

3階の展望休憩コーナーでは、隣接する「大森ふるさとの浜辺公園」を眺めながらのんびり過ごせますよ。

海苔や自然に関するイベントも充実!

一番人気のイベントは冬限定の海苔つけ体験。自分で作った海苔を味えます
一番人気のイベントは冬限定の海苔つけ体験。自分で作った海苔を味えます

毎月2回ほど、海苔に関する伝統技術体験や、地域の自然に親しむイベントが開催されています。また夏休みの子供向け体験や、未就学児と一緒に参加できるミニイベントも充実。

ぜひ公式サイトでチェックしてみてください(事前申し込み制)。

■スポット概要
所在地:東京都大田区平和の森公園2-2
アクセス:【車】首都高速1号羽田線「平和島IC」から約5分
【電車】京浜急行線「平和島駅」から徒歩で約15分/東京モノレール「流通センター駅」から徒歩で約15分/JR京浜東北線「大森駅」東口9番のりばからバス(平和島循環)に乗車、「平和島五丁目」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり(大森ふるさとの浜辺公園の駐車場)

【南千束】洗足池公園

歴史と自然が一体となった、落ち着いた雰囲気の公園

水と緑に恵まれた癒しのスポット(画像提供:千和 / PIXTA)
水と緑に恵まれた癒しのスポット(画像提供:千和 / PIXTA)

大田区南千束の「洗足池公園」は、池がある公園としては都内屈指の広さを持つ公園。
「洗足池」という名前は、1282(弘安5)年に日蓮上人が、病気療養のため足を洗って休息をしたことが由来といわれています。

園内の桜山、桜広場は、毎年お花見の時期になると多くの人でにぎわいます。また、秋には絶好の紅葉スポットにもなります。

歴史的な見どころも多数

「御松庵妙福寺」に立つ袈裟掛けの松(画像提供:シャネル / PIXTA)
「御松庵妙福寺」に立つ袈裟掛けの松(画像提供:シャネル / PIXTA)

同公園は歴史好きな親子の散策スポットとしてもおすすめ。

「洗足池」は勝海舟が愛した池として知られていて、池の畔には勝海舟の別荘跡や勝海舟夫妻の墓があります。その隣には、勝海舟が西郷隆盛を偲んで建てた西郷隆盛留魂詩碑が。

園内には「弁財天社」、「千束八幡神社」、「御松庵妙福寺」といった寺社が点在し、「御松庵妙福寺」の境内には、日蓮上人が洗足池で休憩した際に袈裟をかけたといわれる松の木があります。

浮世絵に描かれた風景を眺めながらボートで水上散歩

ボートに乗って、水鳥や四季の自然を観察しましょう♪(画像提供:MMO / PIXTA)
ボートに乗って、水鳥や四季の自然を観察しましょう♪(画像提供:MMO / PIXTA)

また、天候がいい日は貸しボートに乗って池を一周してみましょう。江戸時代に、初代・歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」に描かれた池畔の風景や、池に架かる三連太鼓の形の「池月橋」をボートの上から見ることができます。

■スポット概要
所在地:東京都大田区南千束2-14−5
アクセス:【電車】東急池上線「洗足池駅」から徒歩で2分
駐車場:なし

大田区には、歴史や自然を楽しめる公園や、日本最大級の市場見学など、魅力的なスポットがいっぱい。羽田空港の近くにも見どころが多いので、旅行の際などに足を伸ばして大田区の隠れざる魅力にふれてみてくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年4月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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