2025「白いひまわり」の名所5選<br/>例年の見頃や品種・イベントも紹介
更新日2025年07月17日/公開日2025年07月16日

2025「白いひまわり」の名所5選
例年の見頃や品種・イベントも紹介

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群馬県安中市、広島県世羅郡世羅町

一般的に「向日葵」(ひまわり)といえば、太陽のように明るい黄色の花を思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど、近年じわじわと人気を集めているのが、白い花びらをもつ「白い向日葵」。清楚でやさしい雰囲気が魅力の、珍しい品種です。

この記事では、そんな「白い向日葵」が咲くスポットをご紹介! 黄色くてエネルギッシュな向日葵も素敵ですが、今年の夏は少し趣向を変えて“白い向日葵”を見に、親子でおでかけしてみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
※画像は過去の様子であり、現状とは異なる場合があります。また見頃はその年の気候により変動しますのでご注意ください

関東のおすすめ向日葵畑はこちら!

白い向日葵とは?

青空に映える、白い向日葵(nunoshin / PIXTA)
青空に映える、白い向日葵(nunoshin / PIXTA)

白い向日葵とは、品種改良によって生まれた、珍しい向日葵のひとつ。代表的な品種には、「花芯」(かしん)と呼ばれる花の中心部が黒い「ホワイトナイト」や、中心部が黄色い「ホワイトライト(ホワイトムーン)」などがあり、2018年頃にはじめて市場に登場した比較的新しい品種です。

また、花びらの色は完全な純白ではなく、バニライエローやオフホワイトといった、上品な色合いが特徴です。

静かに咲き誇る夏の風物詩(basyou-h / PIXTA)
静かに咲き誇る夏の風物詩(basyou-h / PIXTA)

白い向日葵の花言葉は「ほどよき恋愛」。少し大人っぽい意味ではありますが、白い花びらが持つやさしさや安心感のあるイメージは、親子で眺める風景にもぴったりですよ。

白い向日葵の見頃は?

白い向日葵が生み出す自然の風景(nijim / PIXTA)
白い向日葵が生み出す自然の風景(nijim / PIXTA)

白い向日葵の開花時期は、一般的な黄色い向日葵と同じく7〜9月頃です。種をまいてからおよそ50〜60日ほどで開花するため、春にまいた苗は、夏の公園や花畑で見頃を迎えます。

種まきの時期や気候によっても異なる

秋や冬に咲く向日葵もあります(torizu / PIXTA)
秋や冬に咲く向日葵もあります(torizu / PIXTA)

一方、近年では秋に咲く品種や、冬に温室で栽培される向日葵も誕生しています。白い向日葵もそのひとつで、11月〜12月上旬に見頃を迎えるスポットでは、紅葉と一緒に楽しむこともできますよ。

【群馬県安中市】花々の楽園 アイリスの丘

夏の新しい主役「白い向日葵」(画像提供:アイリスの丘)
夏の新しい主役「白い向日葵」(画像提供:アイリスの丘)

群馬県安中市にある「アイリスの丘」は、約3ヘクタールの広大な観光農園です。園内には「ヘメロカリス園」や「ダリア園」、さらに500種類以上の草花が植えられた「虹のガーデン」などがあり、四季折々の花々を楽しめます。

白い向日葵は例年9月下旬~10月中旬頃まで楽しめます(画像提供:アイリスの丘)
白い向日葵は例年9月下旬~10月中旬頃まで楽しめます(画像提供:アイリスの丘)

そんな「アイリスの丘」で近年注目を集めているのが、秋限定で楽しめる白い向日葵です。施設によると「試験的に植えた際に来園者から“珍しい”と好評を集めたことから、本格的な栽培が始まり、2025年は4万本の植栽を予定している」とのこと。

見頃についても、「開花は例年9月下旬から10月いっぱいまで続き、ピークは10月20日頃まで」と教えてくださいました。

白い向日葵とダリアの共演にもご注目

カラフルなダリアも咲き誇ります(Jデップ / PIXTA)
カラフルなダリアも咲き誇ります(Jデップ / PIXTA)

また、同じ時期に園内では、約500品種・4,000株のダリアも見頃を迎えます(開花期:9月〜11月初旬)。ダリアは丸みを帯びたかわいらしい花の形が特徴で、咲き方や色のバリエーションも豊富。

白い向日葵とカラフルなダリアが並ぶ景色は、秋だけの特別な見どころです。

■花々の楽園 アイリスの丘
所在地:群馬県安中市中後閑上の原3860-1
白い向日葵の見頃:例年9月下旬~10月20日頃
アクセス:【車】上信越自動車道「松井田妙義IC」から約10分
駐車場:あり

【神奈川県座間市】かにが沢公園

太陽の光をたっぷり浴びて咲き誇る白い向日葵(画像提供:座間市)
太陽の光をたっぷり浴びて咲き誇る白い向日葵(画像提供:座間市)

神奈川県座間市にある「かにが沢公園」は、「座間八景」にも選ばれている自然豊かな公園です。春は桜、夏は新緑が楽しめるなか、近年では秋に咲く向日葵が話題を集めています。

黄色・白・チョコレート色など、多彩な向日葵が一面に(画像提供:座間市)
黄色・白・チョコレート色など、多彩な向日葵が一面に(画像提供:座間市)

2024年は、11月中旬〜12月初旬にかけて見頃を迎え、黄色のほかに白やチョコレート色など、珍しい色合いの向日葵も楽しめました。2025年の詳細は確認中ですので、続報をお楽しみに!

芝生に寝転んで、のんびりピクニックも

「子ども広場」にある巨大すべり台も人気です(maru / PIXTA)
「子ども広場」にある巨大すべり台も人気です(maru / PIXTA)

園内は「芝生広場」「中央広場」「子ども広場」「多目的広場」の4つのゾーンに分かれており、幅広い年代の子供たちがのびのびと遊べる環境が整っています。

白い向日葵を楽しんだあとは、「芝生広場」でレジャーシートを広げてひと休みするのもおすすめ。ピクニックをしたり、木陰でゆっくり過ごしたりと、自然の中でリラックスしたひとときを満喫できますよ。

■かにが沢公園
所在地:神奈川県座間市緑ケ丘4-23
白い向日葵の見頃:例年11月中旬〜12月初旬
アクセス:【電車】小田急電鉄小田原線「相武台前駅」から徒歩で約10分
駐車場:あり

【奈良県河合町】馬見丘陵公園

「馬見丘陵公園」に咲く白い向日葵(basyou-h / PIXTA)
「馬見丘陵公園」に咲く白い向日葵(basyou-h / PIXTA)

奈良県の2市3町にまたがる「馬見丘陵公園」は、広大な敷地と古墳群で知られる歴史ある公園です。園内は「緑道」「北」「中央」「南」の4つのエリアに分かれ、自然や季節の花が楽しめます。

毎年7月下旬~8月中旬には、北エリアの「集いの丘」「馬見花苑」「彩りの広場」、中央エリアの「花の道」、南エリアの「花畑」で、約15万本の向日葵が咲き誇ります。黄色はもちろん、赤色や白色、八重咲きなど、さまざまな品種が楽しめるのも魅力です。

イベント情報:あおぞらマルシェ in 馬見ひまわり(2025年8月2日~3日)

風に揺れる白い向日葵の様子(basyou-h / PIXTA)
風に揺れる白い向日葵の様子(basyou-h / PIXTA)

向日葵の開花にあわせ、2025年8月2日(土)・3日(日)に「あおぞらマルシェ in 馬見ひまわり」が開催されます。期間中は、向日葵畑に加え、緑色のモフモフがかわいらしい「コキア」が楽しめるほか、地元の人気店が並ぶマルシェも登場します。

白い向日葵と一緒に、自然もグルメも満喫できる2日間。ぜひ親子でおでかけしてみてくださいね。

イベント公式サイト

■馬見丘陵公園
所在地:奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
白い向日葵の見頃:例年7月下旬~8月中旬
アクセス:【車】西名阪自動車道「法隆寺IC」から約15分
【電車】近鉄田原本線「池部駅」から徒歩で約2分
駐車場:あり

【広島県世羅町】世羅高原農場

まるで夢のように白く輝く向日葵の花畑
まるで夢のように白く輝く向日葵の花畑

広島県世羅町にある「世羅高原農場」は、約15万平方メートルもの広大な敷地を持つ観光農園です。桜やチューリップ、向日葵、ダリア&ガーデンマムなど、季節の花の見頃にあわせて開園されます。

品種ごとの個性が楽しい、色とりどりの向日葵畑
品種ごとの個性が楽しい、色とりどりの向日葵畑

夏には、約6.5万平方メートルの向日葵畑が見頃を迎え、定番の黄色い向日葵はもちろん、珍しい品種も多数登場。そのなかでも毎年注目を集めているのが、大規模に植えられた白い向日葵です。

イベント情報:ひまわりまつり(2025年は7月26日〜8月24日)

思い出作りにぴったりな向日葵イベントを開催
思い出作りにぴったりな向日葵イベントを開催

2025年は7月26日(土)〜8月24日(日)の期間に「ひまわりまつり」が開催されます。

期間中は、風鈴やうちわの絵付け体験など、親子で楽しめるワークショップを開催。さらに、8月2日(土)3日(日)限定で、専属フローリストが手がける向日葵のブーケの販売も行われます。

親子で楽しめるグルメもそろっています
親子で楽しめるグルメもそろっています

また、農場産のとうもろこしを使った屋台メニューや、ご当地食材を使った「農場バーガー」などの軽食も充実。レストランやカフェも併設されており、親子で一日ゆったりと過ごせますよ。

イベントの詳細はこちら!

■世羅高原農場
所在地:広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
開園期間:2025年7月26日(土)~8月24日(日)※ひまわりまつり期間中
白い向日葵の見頃:7月26日〜8月24日
アクセス:【車】尾道・松江線「世羅IC」から約15分
駐車場:あり

【大分県宇佐市】富士見橋近くのひまわり畑

約800平方メートルにもわたる白い向日葵の景色
約800平方メートルにもわたる白い向日葵の景色

大分県宇佐市にある「富士見橋」周辺では、2025年も「ホワイトナイト」の開花が待ち遠しい時期になりました。

これは「院内地区の明日を考える会」(会長:大畑勇二さん)が育てたもので、2025年には約2,500本が植えられましたが、気候の影響で芽が出たのは約1,500本にとどまったとのこと。7月16日現在はまだ開花前ですが、8月に見頃を迎える見込みです。

また、赤みがかった茶色が特徴の「サンリッチマロン」も約1,000本が植栽され、開花すれば「ホワイトナイト」とともに色とりどりの風景が楽しめます。

宇佐市・広報担当に聞いた「宇佐市院内町&周辺の見どころ」は?

「岳切渓谷」など自然あふれるおでかけスポットが盛りだくさん(画像提供:kai / PIXTA)
「岳切渓谷」など自然あふれるおでかけスポットが盛りだくさん(画像提供:kai / PIXTA)

「富士見橋」や「鳥居橋」など、数多くの石橋が残る歴史あるまち、宇佐市院内町。市の広報・吉田さんにおすすめの観光スポットを聞いたところ「町内にある「岳切渓谷」は、親子で涼を楽しめる避暑地としても人気で、夏には川遊びやキャンプ、秋には美しい紅葉を楽しめますよ」とのことでした。

さらに、「近隣の安心院(あじむ)町では、ブランドぶどう「安心院ぶどう」が栽培される観光農園が点在しています。夏から秋にかけてはぶどう狩りも楽しめるので、白い向日葵とあわせて訪れるのもおすすめですよ」と教えてくださいました(宇佐市広報・吉田さん)。

■富士見橋近くのひまわり畑
所在地:大分県宇佐市院内町斎藤360
白い向日葵の見頃:例年8月頃
アクセス:【車】東九州自動車道「安心院」ICから約30分
駐車場:なし(富士見橋周辺に駐車可能)
問い合わせ:0978-42-5111(内線154)※宇佐市院内支所産業建設課産業振興係

黄色い向日葵が元気や太陽を感じさせてくれるのに対し、涼やかで落ち着いた美しさが魅力の「白い向日葵」。まだ珍しいため、見つけたときにはまるで宝探しのような楽しさも味わえます。今年の夏は、ぜひ親子で白い向日葵を探しにおでかけしてみてくださいね♪

記事を書いた人

わかめ

ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディオンを演奏する子育て主婦です。

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