
【2025】全国の「阿波おどり」16選
親子に人気の祭り&穴場イベントも
400年以上の歴史がある「阿波おどり」。徳島県が世界に誇る伝統芸能である阿波おどりは、全国各地でも夏の風物詩として開催されています。
そこで今回は、親子で「阿波おどり」を楽しめるおすすめのイベント&夏祭りをご紹介。飛び入り参加できるものもあるので、ぜひ夏の思い出に親子で挑戦してみてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「阿波おどり」とは?

「阿波おどり」は、徳島県(旧・阿波国)を発祥とする、400年以上の歴史を持つ日本最大級の盆踊り。
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」という有名な掛け声(お囃子の歌詞)が、お祭りの楽しさを象徴しています。
「連(れん)」と呼ばれる踊りのグループが、三味線や太鼓の軽快なリズムにあわせてまちを練り歩きますが、見るだけでなく、誰でも踊りの輪に加われるのが一番の魅力。「にわか連」という飛び入り参加OKの連もあり、親子で本場の踊りを体験できますよ。
「阿波おどり」の起源と歴史
阿波おどりの起源にはいくつかの説があります。
江戸時代には、徳島の特産品だった「藍(あい)」の商人がお祭りをどんどん豪華にしていき、第2次世界大戦後には市民のお祭りとして大きく復興。
今では日本を代表する伝統芸能として、全国の祭りやイベントでも踊られています。
「阿波おどり」の見どころと楽しみ方

阿波おどりの一番の見どころは、なんといっても踊りそのもの! 大きく分けて2種類の踊りがあります。
一つは、低い姿勢で時に激しく、時にコミカルに踊る「男踊り」。もう一つは、浴衣姿でしなやかに美しく踊る「女踊り」です。

連ごとに異なる衣装や踊り方を見比べるのも楽しみのひとつです。
じっくり鑑賞したいなら有料演舞場がおすすめですが、一番の楽しみ方は、やはり参加すること! 初心者大歓迎の「にわか連」に飛び入り参加すれば、最高の夏の思い出になりますよ。
「日本三大阿波踊り」とは?
日本全国で開催される阿波おどりのなかでも、特に規模の大きい「徳島市阿波おどり」「東京高円寺阿波おどり」「南越谷阿波踊り 」の3つが“日本三大阿波踊り”と呼ばれています。
【徳島県徳島市】徳島市阿波おどり THE AWAODORI (2025年8月11日〜15日)

本場・徳島県徳島市の「徳島市阿波おどり THE AWAODORI 」は、日本最大級の阿波おどりイベント。2025年の開催期間は8月12日(火)~15日(金)です。
期間中は「あわぎんホール」「Sansan藍場浜演舞場」「あわぎん南内町演舞場」ほか市内各所で踊りが繰り広げられ、まちじゅうに響き渡るお囃子のリズムに、踊り子も見物客も心弾みます。

前日の8月11日(月・祝)には「アスティとくしま」で、選りすぐりの連による「匠の舞台 優りび」(旧前夜祭)を開催。12日(火)〜15日(金)には、阿波おどり振興協会と徳島県阿波踊り協会を代表する連が情熱的な演舞を披露する、「夢の舞台 祭りび」(旧選抜阿波おどり)が見どころです。
また、「アスティおどりひろば」では無料でさまざまな連のステージを観賞できます。

ほかにも、無料・有料の屋外演舞場や、「おどり広場」など、さまざまな場所で踊りを楽しめますよ。事前申込み不要の「にわか連」なら誰でも参加できるので、ぜひ親子で一緒に阿波おどりを体験してみてください。
さらに2025年は、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開を記念し、「鬼滅連」が参加決定! 我妻善逸役・下野紘さん、嘴平伊之助役・松岡禎丞さんも登場します。家族みんなで熱気あふれる徳島の夏を満喫しましょう!
【東京都杉並区】東京高円寺阿波おどり(2025年は8月23日~24日)

東京の夏を代表する風物詩「東京高円寺阿波おどり」。1957年(昭和32年)に始まり、現在では期間中延べ1万人が踊り、約94万の歓声が響き渡ります。
2025年は8月23日(土)~24日(日)の17時から20時まで、高円寺駅南北商店街および高南通りをメインに開催。
JR中央・総武線「高円寺駅」、東京メトロ丸ノ内線「新高円寺駅」周辺の8演舞場で、延べ150を超える連が踊り歩く光景は圧巻のひとことです。
また、日中は屋内ホール2会場で、趣向を凝らした舞台公演が開催されます。夜の演舞場の熱気と、趣きある舞台演出とで異なる魅力があり、どちらも見応え十分。ぜひ、たくさんの場所で踊りを満喫しましょう!
【埼玉県越谷市】南越谷阿波踊り(2025年8月22日〜24日)

埼玉県越谷市の「南越谷駅」および駅周辺では、2025年8月22日(金)〜24日(日)に「南越谷阿波踊り」が開催されます。
この催しは、本場徳島や高円寺に次ぐ規模を誇る“日本三大阿波踊り”のひとつ。約65連が参加し、延べ6,000人の踊り手が熱気あふれる踊りを披露します。
本場徳島のトップクラスの招待連による卓越した踊りや、踊り手と観客の距離が近く臨場感を肌で感じられる流し踊りは必見!
ぜひ、親子で参加してみてくださいね。
【栃木県さくら市】氏家商工まつり(2025年7月19日~20日)

栃木県さくら市の氏家地区では、2025年7月19日(土)と20日(日)に「氏家市街地大通り」で「氏家商工まつり」を開催。例年、神輿や阿波おどりなどさまざまな催しが行われ、今年48回目を迎えました。
「ビアスタジアム2025」では出店が並び、氏家地区グルメを代表する「氏家うどん」の販売も。子供から大人まで楽しめるイベントです。
【千葉県茂原市】茂原七夕まつり「もばら阿波おどり」(2025年7月26日~27日)

関東三大七夕祭のひとつに数えられる「茂原七夕まつり」が、2025年7月26日(土)~27日(日)に開催されます。豪華な七夕飾りが彩る会場で多彩な催しを楽しめ、例年200店以上の露店が軒を連ねるにぎやかなお祭りです。
7月26日(土)に行われるのが「もばら阿波おどり」。色鮮やかな七夕飾りが揺れる商店街を舞台に、たくさんの連が熱気あふれる踊りを披露します。
本場・徳島からの招待連も参加し、その迫力は圧巻です! 軽快なお囃子のリズムに、子供も大人も自然と体が動き出すはず。「にわか連」として飛び入り参加もできるので、親子で一緒に踊りの輪に加わってみませんか?
【東京都新宿区】神楽坂まつり(2025年7月23日~26日)

東京都新宿区神楽坂では、2025年7月23日(水)~26日(土)の期間、「神楽坂まつり」が開催されます。
「神楽坂まつり」は、東京23区のど真ん中にある神楽坂で繰り広げられる恒例の夏祭り。前半の2日間は「ほおずき市」、後半の2日間は、「阿波踊り大会」が行われます。
「阿波踊り大会」では、お囃子(はやし)にあわせて、踊り子たちが神楽坂通りを一斉に練り歩きます。7月27日(土)の18~19時には、地元の子供たちが参加する「子供阿波踊り」があり、小学生や幼稚園・保育園児たちが愛らしい踊りを披露してくれますよ。
会場となる神楽坂通り商店街は、JR総武線、東京メトロ東西線の「飯田橋駅」から歩いてすぐなので、子供連れでも安心。商店街では、いたるところから阿波踊りを観覧できるので、ぜひ、親子でおでかけしてみてくださいね。
【東京都小金井市】小金井阿波おどり(2025年7月26日~27日)

東京都小金井市の「小金井阿波おどり」が、2025年7月26日(土)と27日(日)に開催されます。市内外から多数の連が参加し、個性豊かな阿波おどりが披露されます。
会場周辺にはキッチンカーも登場し、子供から大人まで楽しめるグルメが充実。JR中央線「武蔵小金井駅」からすぐなので、子供連れでも気軽に訪れることができますよ。
熱気あふれる阿波おどりを、親子で体感してみてはいかがでしょうか。
【東京都目黒区】中目黒夏まつり(2025年8月2日~3日)

東京都目黒区の「目黒銀座商店街・中目黒GT」では、2025年8月2日(土)と3日(日)の2日間、「中目黒夏まつり」が開催されます。
この夏まつりでは、徳島県発祥の伝統芸能「阿波おどり」と高知県発祥で全国的に人気の「よさこい」が披露されます。
普段は閑静な中目黒が、有名連やチームによる迫力満点の踊りで盛り上がり、祭りムード一色に染まります。家族で華やかな演舞を楽しめるイベントですよ。
なお、会場では、トイレの場所が記載されたマップ付きのパンフレットも配布されるので、子供連れでも安心して参加できます。
【東京都三鷹市】三鷹阿波おどり(2025年8月16日~17日)

2025年で58回目を迎える「三鷹阿波おどり」は、東京都三鷹市の夏の風物詩です。
地元の連をはじめ、毎年多くの団体が参加し、迫力ある踊りを間近で見ることができます。歴史ある行事として多くの人々に親しまれているお祭りなので、今年の夏は家族そろってでかけてみてはいかがでしょうか。
【神奈川県相模原市】東林間サマーわぁ!ニバル(2025年8月2日〜3日)

神奈川県相模原市の「東林間駅前大通り(シャンテ大通り)」などでは、2025年8月2日(土)〜3日(日)に「東林間サマーわぁ!ニバル」が開催されます。
地元の阿波踊り連に加え、本場の徳島県や東京の高円寺、神奈川の大和などから友好連も参加し、子供から大人まで楽しめる多彩な踊りが見どころ。飛び入り参加OKの「にわか連」では、誰でも一緒に踊ることができます。
模擬店も出店し、家族みんなで夏の思い出作りにぴったりのイベントですよ。
【神奈川県大和市】神奈川大和阿波おどり(2025年7月26日~27日)

神奈川県大和市の「大和駅周辺の商店街」の沿道では、2025年7月26日(土)と27日(日)に、「神奈川大和阿波おどり」の本大会が開催されます。
「神奈川大和阿波おどり」は40年以上の歴史があるイベントで、今では“関東三大阿波踊り”のひとつに数えられるほどになりました。
2025年は、14の地元連のほか、全国から21の友情連が集い、鉦(かね)や太鼓の音が鳴り響くなか、色とりどりの衣装をまとった踊り手たちが熱い演舞で会場を盛り上げます。
両日とも飛び入り参加が可能なので、「見ているだけでは物足りない!」という人は、ぜひ参加してみてくださいね。
【兵庫県洲本市】淡路島まつり「おどり大会」(2025年8月1日~2日)

兵庫県洲本市の夏を彩る「淡路島まつり」は、阿波おどりやダンスで盛り上がる「おどり大会」と、大浜海岸での花火大会が目玉です。
2025年の「おどり大会」は8月1日(金)と2日(土)の2日間。洲本市内を練り踊る姿をひと目見ようと、島内外から多くの見物客が訪れます。
熱気あふれる「淡路島まつり」は、家族みんなの思い出になること間違いなし! ぜひ足を運んでみてくださいね。
【徳島県三好市】いけだ阿波おどり(2025年8月13日~16日)

2025年8月13日(水)~16日(土)に開催される「いけだ阿波おどり」は、市内外から集まった多くの踊り子たちが、池田の夏の夜を熱く彩るお祭りです。
特に、駅前通りや栄町通りの流し踊りでは、迫力ある男踊りと優雅な女踊りを間近で楽しめます。
座って観覧できる桟敷席や「へそっ子公園」のステージ踊りもあり、家族で阿波おどりを満喫できるおすすめのイベントです。
【徳島県吉野川市】かもじま阿波おどり(2025年8月16日)

2025年8月16日(土)の17時から21時30分まで、徳島県吉野川市の鴨島駅前中央通り商店街で、一夜限りの「鴨島阿波おどり」が開催されます。
レトロな雰囲気の商店街を舞台に、地元連や有名連が熱気あふれる阿波おどりを披露。屋台も多数出店予定で、家族そろって鴨島の熱い夜を満喫できるお祭りです。
鴨島ならではの阿波おどりを間近で見られる、貴重な機会をお見逃しなく!
【徳島県海陽町】浅川港祭り(2025年8月1日)

徳島県海陽町の「旧浅川漁港」では、2025年8月1日(木)に「浅川港祭り」が開催されます。
祭り当日18時30分になると、会場入口からパレードが始まり、キッズダンスや民踊、阿波踊りが会場を盛り上げます。
また、「手作り大漁旗」の展示や人気投票も行われ、家族みんなで楽しめるイベントが盛りだくさんです。ぜひ、浅川港祭りに足を運んでみてくださいね!
【徳島県つるぎ町】つるぎ町夏まつり 阿波踊り大会(2025年8月15日〜16日)

徳島県つるぎ町では、2025年8月15日(金)〜16日(土)に「つるぎ町の夏まつり 阿波踊り大会」が行われます。
昼間から阿波おどりのお囃子が聞こえ、夜になると風情ある「二層うだつの町並み」の貞光中央商店街が踊りの舞台になります。老若男女問わず踊り子たちが踊り、にぎやかな音色が祭りを彩ります。
親子で夏の思い出作りにぴったりのお祭りですよ。
2025年の夏に全国で開催される「阿波踊り」のイベント&夏祭りをご紹介しました。
日本全国から踊り手たちが参加するものから、地域密着型のものまでさまざま。目の前で披露される卓越した踊りを、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
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