【2025】九州地方の紅葉名所と穴場10選!見頃やライトアップなどのイベントも紹介
更新日2025年11月11日/公開日2025年11月11日

【2025】九州地方の紅葉名所と穴場10選!見頃やライトアップなどのイベントも紹介

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いよいよ秋の行楽シーズン到来! 11月になると全国各地で色鮮やかな紅葉が楽しめます。この季節の変わり目を目で感じられる紅葉は、子供から大人まで、多くの人々を魅了する秋の風物詩。

この記事では、九州地方の紅葉の名所やイベントを厳選してご紹介します。見頃にあわせて行われる紅葉イベントや、地域の情報に詳しい各自治体の役場・役所の担当者からのおすすめ情報も掲載していますので、おでかけ前にチェックしてみてくださいね!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

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一度は行きたい「日本三大紅葉名所」とは?

2025年各地の紅葉(黄葉)見頃はいつ?

日本気象株式会社2025年11月4日発表 「2025年第3回 紅葉見頃予想マップ」(https://n-kishou.com/corp/news-contents/autumn/)
日本気象株式会社2025年11月4日発表 「2025年第3回 紅葉見頃予想マップ」(https://n-kishou.com/corp/news-contents/autumn/)
日本気象株式会社2025年11月4日発表 「2025年第3回 黄葉見頃予想マップ」(https://n-kishou.com/corp/news-contents/autumn/)
日本気象株式会社2025年11月4日発表 「2025年第3回 黄葉見頃予想マップ」(https://n-kishou.com/corp/news-contents/autumn/)

2025年は、平年より気温が高かったため紅葉の色づきもやや遅くなるところが多い模様です。福岡の紅葉の見頃は12月12日頃と予想されています。

紅葉の色づきには紅葉と黄葉がありますが、黄葉のほうが紅葉に比べ少し早く色づきます。また通常は気温が下がると色づきが進んでいきます。

【福岡県篠栗町】呑山観音寺

紅葉の見頃:例年10月下旬~

「天王院本堂」の紅葉の参道
「天王院本堂」の紅葉の参道

福岡県篠栗町(ささぐりまち)にある「呑山観音寺」(のみやまかんのんじ)は、千本を超えるモミジとドウダンツツジが植えられた紅葉の名所です。

標高450mの山中に位置するこの山寺は、平地に比べ約2週間ほど早く紅葉が始まるのが大きな特徴で、例年10月下旬から山全体が鮮やかな色彩に染まり始めます。ドウダンツツジの燃えるような赤と、モミジの深紅、常緑樹の緑のコントラストは圧巻。

なお、紅葉の見頃には周辺道路の混雑が予想されるため、篠栗町と逆方向の宮若市から県道92号線を上るルートがおすすめです。

紅葉イベント情報:紅葉まつり

境内が真っ赤に染まる美しい光景を楽しめます
境内が真っ赤に染まる美しい光景を楽しめます

2025年11月24日(月・振休)までは「紅葉まつり」が開催されています。

境内には1,000本を超えるモミジとドウダンツツジが植えられており、山全体が赤や黄色に染まる絶景が楽しめます。まつり期間中は、写経体験や「瑜祇大宝塔」の特別公開が行われるほか、キッチンカーや屋台が日替わりで出店する「観音市」が同時開催されます。

「瑜祇大宝塔」に隣接するバラ園「花筵庭」(かえんてい)も同時に公開されるので、周囲をモミジに囲まれた庭園で秋バラも楽しめますよ。

「紅葉まつり」の詳細はこちら

■呑山観音寺
紅葉の見頃(例年):10月下旬~
場所:福岡県糟屋郡篠栗町萩尾227-4

【福岡県太宰府市】宝満宮 竈門神社

紅葉の見頃:例年11月中旬~下旬

参道には、秋空に映える鮮やかな紅葉が広がります
参道には、秋空に映える鮮やかな紅葉が広がります

福岡県太宰府市にある「宝満宮 竈門神社」(ほうまんぐう かまどじんじゃ)は、縁結びの神様として知られる神社です。

境内には数多くのモミジが植えられており、秋の紅葉シーズンには一面が燃えるような鮮やかな赤色に染まります。特に、鳥居をくぐり参道を上るにつれて、紅葉のトンネルをくぐるような情緒ある景色が広がります。

2025年11月15日(土)からは、紅葉の色づきによって鮮やかな黄色や赤色に変化する「もみじ短冊」を授与。もみじ短冊に乗せて主祭神である玉依姫命さまへ思いを届けてみてはいかがでしょうか。

紅葉イベント情報:もみじ祭り・もみじのライトアップ

境内に約300本ある楓や銀杏が色づきます
境内に約300本ある楓や銀杏が色づきます

「宝満宮 竈門神社」では、紅葉の最盛期にあわせて「もみじ祭り」が開催されます。

例年、地元氏子による採れたて野菜や果物のフリーマーケットが催されるほか、挽き立てコーヒー、ボージョレ―ヌーボー、季節の和洋菓子なども販売されます。

また、2025年11月22日(土)〜12月7日(日)の期間中は「もみじライトアップ」が実施され、昼間とは違う幻想的で神秘的な雰囲気を楽しめますよ。

縁結びの神様として知られる神社で、昼夜で異なる紅葉の美しさを堪能できる、特別なイベントです。

「もみじライトアップ」の詳細はこちら!

■宝満宮 竈門神社
紅葉の見頃(例年):11月中旬~下旬
場所:福岡県太宰府市内山883

【福岡県添田町】英彦山

紅葉の見頃:例年10月下旬~11月中旬

四季の変化が美しい山内は、秋になると杉の大木やブナ、カエデにおおわれます
四季の変化が美しい山内は、秋になると杉の大木やブナ、カエデにおおわれます

「英彦山」(ひこさん)は、福岡県と大分県の県境に位置する標高約1,200mの山で、古くから修験道の霊場として栄えてきました。

山全体が豊かな自然に包まれており、歴史的な建物と紅葉のコントラストが美しい、九州屈指の紅葉スポットです。「英彦山」の紅葉は、山頂から徐々に色づき始め、例年10月下旬から11月中旬にかけて見頃を迎えます。

「英彦山参道」の紅葉
「英彦山参道」の紅葉

特に、「英彦山神宮」の「奉幣殿(ほうへいでん)」へと続く石段の参道周辺は、モミジやカエデが朱色に染まる絶景ポイントです。

かつて英彦山小学校だった「花駅」と、英彦山神宮最寄りの「神駅」を結ぶ「英彦山スロープカー」(有料)を利用すれば、家族で気軽に紅葉のグラデーションを空中から楽しめますよ。

添田町担当者おすすめコメント

「英彦山」は古くから修験道場として知られている霊山です。現在は英彦山神宮があり、杉の大木やブナ、カエデにおおわれた山内は美しく、山頂からは雄大な展望が望めます。「英彦山 中岳(上宮)」は、2025年12月まで修復工事のため、境内敷地および一部の区間は立入禁止なので、ご注意ください。

■英彦山
紅葉の見頃(例年):10月下旬〜11月中旬
場所:福岡県田川郡添田町英彦山

公式サイト(福岡県観光連盟)

【福岡県朝倉市】秋月城跡「黒門」

紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬

「黒門」と紅葉したカエデのコントラストは訪れた人を魅了します
「黒門」と紅葉したカエデのコントラストは訪れた人を魅了します

秋月城跡「黒門」(くろもん)は、「筑前の小京都」と呼ばれる福岡県朝倉市の秋月地区に位置します。

秋月城跡の正門であった「黒門」の周辺は、紅葉の最盛期になると、黒い門と鮮やかな約20本のカエデが見事なコントラストを生み出します。紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬と遅く、ゆっくりと秋の深まりを感じられます。

黒門から続く杉の馬場の紅葉並木も美しく、家族で歴史散策を楽しみながら紅葉狩りができますよ。

イベント情報:大山祇神社「おしろい祭り」 

「おしろい」は、家に帰るまで顔を洗ったり、落としてはならず、火の中に入れると火事になるといわれています
「おしろい」は、家に帰るまで顔を洗ったり、落としてはならず、火の中に入れると火事になるといわれています

朝倉市内の「大山祇神社」(おおやまづみじんじゃ)では、2025年12月2日(火)に、300年以上続く伝統の神事「おしろい祭り」が開催されます

祭りでは、新米(初穂)を粉にして水で溶いた「おしろい」を顔に塗り、その付着具合で来年の豊作を占う全国でも珍しい行事です。昔の農家の人が氏子の繁栄と新穀の豊作に感謝し、来年の五穀豊穣を祈願。

塗ったおしろいは、家に帰るまで洗い流してはならず、牛馬の飼料に混ぜて飲ませると無病息災になると伝えられています。

「大山祇神社『おしろい祭り』」の詳細はこちら!

朝倉市担当者おすすめコメント

秋月城跡の「黒門」をくぐり、色づくカエデを観賞しながら石段を進めば、垂裕神社(すいようじんじゃ)へと辿り着きます。カエデの紅葉と黒門のコントラストは大変美しく、毎年多くの観光客で賑わいます。

■秋月城跡「黒門」
紅葉の見頃(例年):11月下旬〜12月上旬
場所:福岡県朝倉市秋月野鳥

公式サイト(あさくら観光協会)

【大分県中津市】耶馬渓

紅葉の見頃:例年10月下旬~11月中旬

若葉の新緑から色鮮やかな紅葉まで、一年中鮮やかな「一目八景」
若葉の新緑から色鮮やかな紅葉まで、一年中鮮やかな「一目八景」

大分県北部に広がる「耶馬渓」(やばけい)は、日本を代表する渓谷で「日本三大紅葉名所」のひとつにも数えられています。

例年、10月下旬から11月中旬に紅葉の見頃を迎えますが、近年は猛暑の影響により11月中旬から12月上旬ごろに色づきます。

「耶馬渓」でおすすめなのが「一目八景」(ひとめはっけい)を望むエリアです。海望嶺や鳶の巣山といった8つの奇岩が一望でき、岩肌とモミジ、カエデの真紅のコントラストが絶景を生み出します。

耶馬渓ダムの完成を記念して造られた「溪石園」
耶馬渓ダムの完成を記念して造られた「溪石園」

また、人工の庭園「溪石園」(けいせきえん)では、造形美と紅葉の調和を楽しめます。

さらに、「競秀峰」(きょうしゅうほう)にある「青の洞門」など、歴史的スポットとあわせて紅葉狩りを楽しめますよ。

「日本三大紅葉名所」各地の魅力と見頃をチェック!

■耶馬渓
紅葉の見頃(例年):10月下旬~11月中旬
場所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152(一目八景)

「耶馬渓」の詳細はこちら(中津耶馬溪観光協会)


【宮崎県美郷町】松ヶ下もみじ林道

紅葉の見頃:例年11月中旬~

秋の行楽にぴったりなもみじ道
秋の行楽にぴったりなもみじ道

「松ヶ下もみじ林道」は、宮崎県美郷町を代表する紅葉の名所です。

林道沿いはカエデやモミジなどの広葉樹に囲まれ、例年11月中旬ごろから、約6.5kmほどの林道に鮮やかな紅葉のトンネルが出現します。林道の終点近くには、休憩所やトイレ、展望所が完備されており、秋の雄大な景色を一望できます。

道中には「雌滝」(めたき)という美しい滝もあり、散策する人々の目を楽しませます。ドライブやハイキングを楽しみながら、美しいもみじ道と自然を満喫できる、秋の行楽にぴったりのスポットです。

■松ヶ下もみじ林道
紅葉の見頃(例年):例年11月中旬~
場所:宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間 小原地区

【鹿児島県伊佐市】曽木の滝公園

紅葉の見頃:例年11月初旬~12月初旬

紅葉と大迫力の滝が見られるスポットです
紅葉と大迫力の滝が見られるスポットです

鹿児島県伊佐市の「曽木の滝公園」は、「東洋のナイアガラ」と称される高さ12mの「曽木の滝」があるスポットです。

千畳岩の岩の間を流れる滝の豪快さと、日本最大級の滝幅を誇る壮大な景観が魅力です。秋の紅葉シーズンには、周囲の山々が赤や黄色に色づき、大迫力の滝と一緒に美しい紅葉を楽しめます。

秋の日帰りのおでかけにもぴったりな、自然の雄大さを感じられるスポットです。

※例年、地元のNPO法人による大鶴湖遊覧船が運行され、紅葉と滝、そして明治時代に建設された曽木発電所遺構などを船上から間近に見る体験ができますが、2025年は大鶴湖の水位が低いため中止となりました。

紅葉イベント情報:曽木の滝公園 紅葉ウィーク

近年は紅葉の色づきが12月まで続くこともあり、運が良ければイルミネーションと紅葉の美しいコラボレーションを同時に楽しむことができます
近年は紅葉の色づきが12月まで続くこともあり、運が良ければイルミネーションと紅葉の美しいコラボレーションを同時に楽しむことができます

「曽木の滝公園」では、2025年11月15日(土)〜24日(月・振休)まで、「曽木の滝公園 紅葉ウィーク」が開催されます。

「曽木の滝」と、周囲の紅葉のコントラストが楽しめる、秋の特別イベント。期間中は紅葉のライトアップも実施され、幻想的な雰囲気を楽しめます。

また、11月29日(土)からは、入場無料イルミネーションがスタートします。キラキラと輝く光の演出と、自然が作り出す紅葉の美しさが織りなす幻想的な風景は、家族みんなで楽しめる特別な体験ですよ。

「曽木の滝公園 紅葉ウィーク」の詳細はこちら!

伊佐市担当者おすすめコメント

「曽木の滝公園」内には「野草庵」という野草を楽しめるお食事処があります。築100年以上の古民家を移築して造った建物で大変風情があり、お食事しながら特別な空間で紅葉を楽しめます。

■曽木の滝公園
紅葉の見頃(例年):11月初旬〜12月初旬
場所:鹿児島県伊佐市大口宮人628-41

【鹿児島県指宿市】真言宗 不動山 青隆寺

紅葉の見頃:例年12月中旬

寺院内には100本以上のもみじが植えられています
寺院内には100本以上のもみじが植えられています

鹿児島県指宿市にある「真言宗 不動山 青隆寺(せいりゅうじ)」には、100本を超えるモミジが植えられており、初夏の瑞々しい若葉、そして秋の美しい紅葉を観賞できるスポットとして知られています。

紅葉シーズンは、山全体が赤や黄色に染まる荘厳な景色を楽しめます。寺院内には、うどん・そばが食べられる食堂や、コーヒー・お茶・スイーツが楽しめるカフェも併設されているため、親子でゆっくりと紅葉の姿を眺めながら、休憩することができますよ。

指宿市担当者おすすめコメント

周囲15km・水深233mの九州最大のカルデラ湖「池田湖」があり、例年12月下旬には、池田湖周辺の菜の花が見頃になりますので、タイミングが合えば青隆寺の紅葉と一緒に楽しめますよ。

■真言宗 不動山 青隆寺
紅葉の見頃(例年):12月中旬
場所:鹿児島県指宿市小牧1874-9

公式サイト

【佐賀県基山町】大興善寺

紅葉の見頃:例年11月中旬~

歴史あるお寺で紅葉狩りを満喫!
歴史あるお寺で紅葉狩りを満喫!

「大興善寺」(だいこうぜんじ)は、福岡県と佐賀県の県境に位置する契山(ちぎりやま)のふもとにあります。奈良時代に「行基」(ぎょうき)が開山したとされる、1,300年近い歴史を持つ天台宗の古刹です。

別名「つつじ寺」としても知られていますが、11月中旬からは数多くのモミジが色づき、歴史ある寺院の静寂な空間と、鮮やかな紅葉が見られます。家族で参拝とともに、秋の風情を感じる散策を楽しむのにぴったりのスポットですよ。

紅葉イベント情報:もみじ祭り

紅葉の名所としても有名で、シーズンになると、たくさんの人が訪れます
紅葉の名所としても有名で、シーズンになると、たくさんの人が訪れます

「大興善寺」では、2025年11月8日(土)〜12月7日(日)まで、「もみじ祭り」が開催されます。

期間中は、国指定重要文化財の多聞天・広目天像の特別公開(特定日のみ)が行われるほか、11月23日(日・祝)には「天台声明」などの仏教行事が執り行われます。

また、抹茶処やウエスト(うどん)などの飲食店舗も出店し、賑わいます。なお、2025年はライトアップの開催はありませんのでご注意ください。

「もみじ祭り」の詳細はこちら!(公式サイト)

■大興善寺
紅葉の見頃(例年):11月中旬~
場所:佐賀県三養基郡基山町大字園部3628

【長崎県雲仙市】三十路苑

紅葉の見頃:例年11月下旬~12月初旬

一度は子供に見せてあげたい紅葉スポット
一度は子供に見せてあげたい紅葉スポット

小浜と雲仙の間の中腹あたりに広がる「三十路苑」(みそじえん)は、120種以上の樹木が植えられた紅葉の絶景スポットです。この地域は「普賢岳紅葉樹林」として国の天然記念物に指定されています。

例年11月下旬〜12月初旬になると、足元の緑と紅葉の赤・黄色が組みあわさった光景が見られ、まさに、自然が生み出す芸術です。一度は子供に見せてあげたい絶景が広がりますよ。

日没後にはライトアップ演出もあり、昼間とは違う幻想的な紅葉狩りが楽しめます。

■三十路苑
紅葉の見頃(例年):11月下旬~12月初旬
場所:長崎県雲仙市小浜町南木指

それぞれのまちの魅力とあわせて楽しめる紅葉は、秋の行楽シーズンのおでかけにもぴったりです。美しい日本の景色を満喫しにおでかけしませんか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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