熱海で早春を満喫！桜と梅が同時に楽しめる1月のおすすめイベント5選

静岡県熱海市では、2026年1月から早咲きの桜と梅が同時に楽しめる特別な季節が始まります。日本列島でもっとも早く咲く「あたみ桜」と日本一早咲きの梅が見頃を迎え、各所でまつりが開催されます。

また、国宝の美術品鑑賞や初詣スポット巡りなど、この時期ならではの魅力が満載です。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

第16回あたみ桜 糸川桜まつり（2026年1月10日～2月8日）

画像：熱海市観光協会

2026年1月10日（土）から2月8日（日）まで、熱海市銀座町にある「糸川遊歩道」で、「第16回あたみ桜 糸川桜まつり」が開催されます。

熱海市固有種の「あたみ桜」は、インド原産の寒桜の一種で、明治時代にイタリア人によってもたらされました。沖縄の寒緋桜と並び、日本列島でもっとも早咲きの桜として知られ、河津桜より約1カ月早く咲くのが特徴です。昭和52年に熱海市の木に指定され、例年1カ月以上にわたって花を楽しむことができます。

銀座商店街近くの糸川遊歩道で開催される「糸川桜まつり」では、桜のライトアップのほか、桜茶やお茶のサービス、大道芸、剣舞、バンド演奏などが実施される予定です。夜間のライトアップは16:30〜23:00に行われ、幻想的な夜桜を楽しめます。

第82回熱海梅園梅まつり（2026年1月10日～3月8日）

画像：熱海市観光協会

「熱海梅園」では、2026年1月10日（土）から3月8日（日）まで「第82回熱海梅園梅まつり」が開催されます。

1886年（明治19年）に開園した熱海梅園は、日本でもっとも早咲きの梅で有名です。樹齢100年を超える梅の古木を含め、60品種・469本の梅が咲き誇ります。早咲き、中咲き、遅咲きと異なる品種が順番に開花するため、期間中は長く梅の花を楽しむことができます。

まつり期間中は足湯や土産店もオープンし、日によって熱海芸妓連演芸会や大道芸、歌謡ショー、甘酒無料サービスなどのイベントも実施されます。

また、園内の「澤田政廣記念美術館」では、2025年12月19日（金）から、貴重な国内外のコレクションを一度に鑑賞できる特別展「澤田政廣コレクションで世界旅行」も開催されています。

あたみ桜四季の道桜まつり（2026年1月下旬～2月中旬）

JR伊豆多賀駅から熱海高校まで約700メートル続く遊歩道「四季の道」では、1月下旬から2月中旬にかけて、「あたみ桜四季の道桜まつり」が開催されます。

西側約400メートルの斜面に約100本植えられた「あたみ桜」を、目の高さで楽しむことができます。道の途中にある展望台からは、相模湾に浮かぶ初島の絶景も眺められます。

会場には駐車場がないため、期間中の土曜日・日曜日には、長浜海浜公園内（うみえーる長浜）から無料送迎バスが約30分ごとに運行されます。

MOA美術館 名品展 国宝「紅白梅図屏風」（ 2026年1月30日～3月18日）

画像：MOA美術館

「MOA美術館」では、隣接する瑞雲郷梅園の見頃にあわせて、2026年1月30日（金）から3月18日（水）まで、美術館を代表する国宝3点が同時公開されます。なかでも「紅白梅図屏風」は、江戸時代の琳派を代表する尾形光琳の晩年の最高傑作として知られています。

国宝や重要文化財は年間展示期間が定められているため、「紅白梅図屏風」は毎年、梅の開花時季にだけ展示される特別な作品です。花びらを線書きしない梅花の描き方や蕾の配列、樹の幹にみられるたらし込み、水の文様など、細部までじっくりと鑑賞できる貴重な機会です。

駅からハイキング＆ウォーキングイベント 新春に巡る、熱海＆伊豆山（2026年1月5日～）

JR東日本による「駅からハイキング＆ウォーキングイベント 新春に巡る、熱海＆伊豆山」が2025年1月5日（月）から開催されます。新春も見どころ満載の熱海・伊豆山をめぐるコースで、家族で楽しくウォーキングができます。

早春の熱海では、桜と梅が同時に楽しめるほか、国宝の美術品鑑賞や初詣など、この時期ならではの楽しみが満載です。ぜひ親子で訪れて、熱海の早春を満喫してください。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。