
【2026】東京近郊の「だるま市」おすすめ10選|見どころ&日程ガイド
新しい年の開運を祈願して、縁起物のだるまを買い求める人々が集まる「だるま市」。2026年も、全国各地でだるま市が多数行われます。
そのなかから、東京近郊(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)で開催される「親子におすすめのだるま市」をピックアップ! おすすめポイントや見どころを紹介します。
各だるま市の「2026年の開催日・アクセス・混雑傾向」もまとめているので、行き先選びにお役立てください。にぎやかで楽しいだるま市に家族みんなで参加して、活気あふれる明るい1年にしましょう!
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「だるま市」とは

「だるま市」は、寺社を中心に、全国で開催される年中行事です。具体的な開催日は、地域や寺社によって異なります。
特に関東地方では、12月中旬~翌年1月に行われることが多く、神社の境内には縁起物である“だるま“を販売する露店が立ち並びます。
「だるま」とは?

禅宗の基礎を築いた僧侶・達磨大師(だるまだいし)に由来する「だるま」。達磨大師が座禅する姿を模して、木や竹、紙などの張り子で作られた「起き上がり小法師(こぼし)」という玩具が、現在のだるまといわれています。
長寿や末広など繁栄の意味を込め、鶴や亀、富士山を表現した顔模様も特徴のひとつ。
また倒れても何度でも起き上がることから、「七転び八起き」の縁起物として知られています。
だるまを購入したら…

だるまは、両目が白く、目が入っていない状態で販売されており、購入後に自分で目を入れるのが一般的です。
願いを込めて左右どちらか一方に目を入れ、家族の目につきやすい場所にお供えしましょう。
願いが叶ったらもう一方にも目を入れ、「お焚き上げ」に持っていきます。だるま市でお焚き上げを執り行っていることもありますよ。
2026年 東京近郊のだるま市一覧
2026年1月から3月に開催される神奈川県のおすすめだるま市をご紹介します。
【埼玉県熊谷市】埼玉厄除け開運大師・龍泉寺 だるま市(2026年1月1日~12日)

埼玉県熊谷市の「埼玉厄除け開運大師・龍泉寺」では、2026年1月1日~12日に「だるま市」が開催されます。1,200年以上の歴史をもち、県内で最も古い伝統行事として知られる人気の市です。

期間中は大小さまざまな縁起だるまの露店が並ぶほか、地元グルメの屋台やキッチンカーが登場する「お寺マルシェ」も実施。初詣と同時期のため正午前後は混雑しやすく、ゆっくり楽しみたい親子は時間をずらして訪れるのがおすすめです。
■埼玉厄除け開運大師・龍泉寺 だるま市
住所:埼玉県熊谷市三ヶ尻3712
開催日:2026年1月1日(木・祝)~12日(月・祝)
アクセス:
【車】関越自動車道「花園IC」から約9分
【電車】JR各線「籠原駅」から車で約5分/秩父鉄道秩父本線「明戸駅」から徒歩で約20分
※正月三が日(1月1日~3日)は、JR高崎線「籠原駅」南口から無料バスあり(各日8:00~18:00、20分間隔で運行)
【埼玉県本庄市】本庄高尾山だるま市(2026年1月2日)
埼玉県本庄市の「佛母寺・本庄高尾山」では、2026年も恒例の「本庄高尾山だるま市」が1月2日に開催されます。境内にはおよそ20軒の露店が並び、大小さまざまな縁起だるまや地元グルメが登場します。

購入しただるまに目入れを行い、護摩祈祷を受けられる「だるま開眼」も人気の行事です。新年の開運を願う家族連れでにぎわう伝統行事で、護摩の煙が立ちこめる荘厳な雰囲気も魅力。毎年親しまれている、地域の新春イベントです。
■本庄高尾山だるま市
住所:埼玉県本庄市千代田3-3-10
開催日:2026年1月2日(金)
アクセス:
【電車】JR高崎線「本庄駅」から徒歩約15分
※「高尾山」の「高」ははしごだか
【神奈川県伊勢原市】伊勢原大神宮 だるま市(2026年1月2日)

神奈川県伊勢原市の「伊勢原大神宮」では、2026年1月2日に毎年恒例の「だるま市」が開かれます。境内や参道には職人が絵付けした伝統工芸品「相州だるま」の露店が並び、家内安全や商売繁盛を願う参拝客でにぎわいます。

購入時に響く「ヨヨヨイ」と火打ち石の音は、伊勢原のお正月ならではの風物詩。大小さまざまな相州だるまを見比べながら選べるのも魅力です。初詣とあわせて楽しめる、新春らしい活気に満ちた行事です。
■伊勢原大神宮 だるま市
住所:神奈川県伊勢原市伊勢原3-8-1
開催日:2026年1月2日(金)
アクセス:
【車】小田原厚木道路「厚木西IC」から約15分
【電車】小田急小田原線「伊勢原駅」北口から徒歩約10分
【埼玉県川越市】喜多院 初大師だるま市(2026年1月3日)

埼玉県川越市の「喜多院」では、2026年1月3日に恒例の「初大師だるま市」が開催されます。境内には色や表情の異なるだるまが並び、初詣と縁日を兼ねた新春らしい活気に包まれます。

厄除や家内安全などの護摩祈願も行われ、多くの家族連れが一年の無事息災を願って参拝します。例年10時〜16時は混雑しやすいため、ゆっくり楽しみたい場合は早めの時間帯の訪問がおすすめ。交通規制が行われるため、公共交通機関の利用が安心です。
■喜多院 初大師だるま市
住所:埼玉県川越市小仙波町1-20-1
開催日:2026年1月3日(土)
アクセス:
【車】関越自動車道「川越IC」より約15分/圏央道・川島ICより約19分
【電車】
・東武東上線・JR各線「川越駅」から徒歩約20分
・東武東上線「川越市駅」から徒歩約18分
・西武新宿線「本川越駅」から徒歩約15分
※だるま市当日は交通規制あり。公共交通機関の利用推奨
【神奈川県相模原市】溝のだるま市(2026年1月12日)

神奈川県相模原市の上溝商店街では、2026年1月12日に「溝のだるま市」が開催されます。伝統行事として親しまれ、境内では「相州だるま」や「高崎だるま」など大小さまざまなだるまが並びます。

願いが成就しただるまを供養するお焚き上げ法要も行われ、迫力ある炎を見守れるのも特徴。露店やフリーマーケットなどの催しもあり、家族で楽しめるにぎやかな新春イベントです。混雑を避けたい場合は、お昼以降の訪問がゆっくり見やすくおすすめです。
■溝のだるま市
住所:神奈川県相模原市中央区上溝6-2-10
開催日:2026年1月12日(月・祝)
アクセス:
【電車】JR相模線「上溝駅」から徒歩約10分
【埼玉県坂戸市】長溪山永源寺 だるま市(2026年1月10日)

埼玉県坂戸市の「長溪山永源寺」では、2026年1月10日に毎年恒例の「だるま市」が開催されます。本堂前にずらりと並ぶだるまは壮観で、大小さまざまな縁起物を見比べながら選べるのが魅力。

だるま購入後は一躰500円で開眼祈願も受け付けており、新しい一年の願掛けに訪れる家族でにぎわいます。境内には露店も並び、会場敷地内には無料駐車場があるため車でもアクセスしやすい点が特徴。日没前に終了するため、暖かい時間帯の来場がおすすめです。
■長溪山永源寺 だるま市
住所:埼玉県坂戸市仲町12-69
開催日:2026年1月10日(土)
アクセス:
【車】関越自動車道「坂戸・鶴ヶ島IC」坂戸方面出口から約5分
【電車】東武東上線「坂戸駅」北口から徒歩約10分
【東京都青梅市】青梅だるま市(2026年1月12日)

東京都青梅市では、2026年1月12日にJR青梅駅前で「青梅だるま市」が開催されます。約40店のだるま店と200店ほどの露店が旧青梅街道沿いに並び、街道一帯が活気に満ちる新年恒例の行事です。

夕方以降は特ににぎわいますが、祝日開催のため日中からの混雑も予想されます。会場内の住吉神社では「納だるま」のお焚き上げも行われ、1年間の願いに感謝して奉納することができます。昭和レトロなまち歩きが楽しめる青梅宿とあわせて訪れるのもおすすめです。
■青梅だるま市
住所:東京都青梅市本町・住江町・仲町
開催日:2026年1月12日(月・祝)
アクセス:
【電車】JR青梅線「青梅駅」から徒歩約2分
【車】圏央道・青梅ICから約15分
【神奈川県川崎市】麻生不動院 だるま市(2026年1月28日)

川崎市の「麻生不動院」では、2026年1月28日に毎年恒例の「だるま市」が行われます。境内と周辺道路には約250店の露店が並び、火打ち石で無病息災を祈願する“初不動”ならではの雰囲気が魅力です。

だるまを購入すると、その年の家族の健康を願って火打ち石を打ってもらえるほか、本堂では護摩法要も実施。例年11〜13時頃は大変混み合うため、混雑を避けたい親子は時間帯をずらすのがおすすめです。「関東納めのだるま市」として親しまれる歴史ある行事に、家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
■麻生不動院 だるま市
住所:神奈川県川崎市麻生区下麻生1-21-10
開催日:2026年1月28日(水)
アクセス:
【電車】小田急線「新百合ヶ丘駅」からバス約15分→「大谷」下車徒歩約8分
【電車】小田急線「柿生駅」からバス約10分→「麻生不動入口」下車徒歩約5分
【埼玉県加須市】騎西だるま市(2026年2月1日)

埼玉県加須市の「玉敷神社」では、2026年2月1日に毎年恒例の「騎西だるま市」が開催されます。参道にはだるま店や露店が並び、威勢のよい掛け声が響く活気ある行事で、家族でお気に入りのだるまを選ぶ楽しさがあります。

当日は11時から初春祭、13時30分からは国指定重要無形民俗文化財「玉敷神社神楽」が奉納され、地域ならではの文化にも触れられるのが魅力。購入しただるまへの文字入れにも対応しており、新年の願いを込めるのにぴったりです。地元で長く親しまれる伝統行事に足を運んでみてはいかがでしょうか。
■騎西だるま市
住所:埼玉県加須市騎西552(玉敷神社)
開催日:2026年2月1日(日)
アクセス:
【電車】東武伊勢崎線「加須駅」北口から朝日バス(鴻巣駅・免許センター行き)乗車、「騎西1丁目」下車徒歩約7分/JR高崎線「鴻巣駅」から朝日バス(加須車庫行き)乗車、「騎西1丁目」下車徒歩約8分
【車】東北自動車道「加須IC」から約15分/圏央道・白岡菖蒲ICから約20分
【東京都調布市】厄除元三大師大祭・だるま市(2026年3月3日~4日)

東京都調布市の「深大寺」では、2026年3月3日・4日に「厄除元三大師大祭・だるま市」が行われます。日本三大だるま市のひとつとして知られ、境内には大小100軒を超える縁起だるま店が並び、両日とも朝から多くの参拝者でにぎわいます。

名物の「だるま目入れ所」では僧侶がだるまの左目に梵字「阿」を入れて開眼してくれ、納めだるまには「吽」を記す深大寺ならではの作法を体験できます。13時45分からの「お練り行列」も見応えがあり、家族で訪れたい伝統行事です。
■深大寺 厄除元三大師大祭・だるま市
住所:東京都調布市深大寺元町5-15-1
開催日:2026年3月3日(火)・4日(水)
アクセス:
【電車】京王線・相模原線「調布駅」から京王バス乗車、「深大寺小学校」下車徒歩約5分(終点「深大寺」下車の場合は徒歩約1分)/京王線「つつじヶ丘駅」から京王バス乗車、「深大寺」下車徒歩約3分/JR「吉祥寺駅」「三鷹駅」から小田急バス乗車、「深大寺」下車徒歩約3分
【車】期間中は境内周辺が混雑。公共交通機関推奨
2026年も東京近郊では個性豊かなだるま市が多数開催されます。
本記事の開催日一覧をぜひ活用して、家族に合っただるま市を見つけてみてください。
※本記事は例年の開催内容をもとにしています。最新情報と異なる場合がありますので、詳細は公式サイト等でご確認ください
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いこーよとりっぷ編集部
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