
【2026年】長野県飯田市の名桜めぐり10選!樹齢数百年の一本桜が家族を迎える春の旅
長野県の南信州エリアには、樹齢300年を超える古桜や樹形の美しい名桜が数多く残されており、「一本桜の宝庫」として全国的に注目されています。
飯田市周辺には、有名・無名あわせて100本を超えるとも言われる桜があります。見頃は例年3月下旬から4月上旬。ライトアップを実施している桜もあり、昼も夜も桜の魅力を楽しめます。
今回は、飯田市を代表する名桜10選をご紹介します。子供と一緒に、歴史ある桜をめぐる春の旅にでかけてみませんか。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
飯田市ってどんなまち?

長野県南部に位置する飯田市は、南信州エリアの中心都市です。名古屋からは車で約75分でアクセスできます。将来リニア中央新幹線が開通すれば、品川から約45分で行ける予定です。そのため、首都圏からの移住先としても注目を集めています。
穏やかな気候に恵まれ、りんごをはじめとする農産物がおいしいことでも知られています。城下町の歴史を持つまちなかには和菓子の老舗が点在しており、桜めぐりの合間に立ち寄るのもおすすめです。
また、飯田市は人口1万人あたりの焼肉店数が日本一とも言われる「焼肉のまち」。「飯田焼肉」として独自の食文化が根付いており、夜桜観賞のあとに焼肉を楽しむのも飯田ならではの過ごし方です。
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1.麻績の里舞台桜

旧座光寺小学校舞台校舎のそばに立つシダレザクラです。品種は「半八重紅彼岸枝垂れ桜」で、日本でここだけの新品種です。1枚の花に5〜10枚の花弁が、ばらばらに咲くのが特徴。ほかの桜では見られない、個性的な咲き方をします。
2005年に公募で名前が付けられ、翌2006年には「オミノサトブタイザクラ」として正式に品種登録されました。樹齢は約350年です。
■麻績の里舞台桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市座光寺2535
2.清秀桜

飯田市愛宕町の「愛宕神社」境内に立つ、エドヒガンザクラです。飯田市の天然記念物に指定されています。
仁治元年(1240年)に清秀法印がこの地に地蔵寺を建立した際に植えたと伝えられており、飯田市内でもっとも古い桜とされています。
花のひとつひとつは小ぶりですが、長い年月を経た幹や枝には独特の風格があります。樹齢は約770年です。
■清秀桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市愛宕町2781(愛宕神社境内)
3.長姫の江戸彼岸(安富桜)

飯田市美術博物館の庭に立つ長野県指定天然記念物のエドヒガンザクラで、「安富桜(やすとみざくら)」という別名でも親しまれています。これは、かつてこの土地が飯田藩主堀家の家老・安富家の屋敷内にあったことに由来します。
市内でもっとも大きな桜の木で、樹齢は約450年、樹高は約20m、幹周りは5.4mにもなります。傷がほとんどなく、根張りや枝ぶりが整った堂々とした姿が見どころです。
長姫のエドヒガン開花期間中に「安富桜名桜フェア」開催
長姫のエドヒガンの開花期間中、飯田市美術博物館で「安富桜名桜フェア」が開催されます。南信州の伝統菓子や季節の和菓子の販売のほか、飲み物の販売も行われます。
■長姫の江戸彼岸(安富桜)
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市追手町2-655-7(飯田市美術博物館内)
4.杵原学校の枝垂れ桜

国登録有形文化財に指定されている旧山本中学校杵原校舎の前に立つシダレザクラです。
歴史ある木造の校舎と、大きく枝を広げた桜の組み合わせは、多くの人が写真に収めに訪れる人気のスポットです。樹齢は約80年。
杵原学校で「杵原学校桜祭り」開催
杵原学校では、桜の見ごろの時期に「杵原学校桜祭り」が開催されます。夜の部は2026年4月1日(水)〜7日(火)で、時間は18:00〜20:00です。昼の部は2026年4月4日(土)、5日(日)の2日間で、時間は10:00〜15:00です。
夜の部では校舎の中から夜桜を眺めることができます。昼の部では教室での抹茶接待、校庭での屋台出店、北校舎の開放(校舎模型の見学)が楽しめます。詳細は山本地域づくり委員会(TEL 0265-25-2001)へお問い合わせください。
■杵原学校の枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市竹佐377-1(旧山本中学校杵原校舎前)
5.黄梅院の枝垂れ桜

飯田市江戸町の黄梅院本堂脇に立つ、飯田市天然記念物のシダレザクラです。ベニヒガン系の品種で、紅梅を思わせるような深い紅色の花が咲き、傘を広げたような整った樹形が印象的です。
樹齢は約350年。ライトアップも実施されており、昼とは異なる幻想的な表情を楽しめます。
■黄梅院の枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市江戸町3-251(黄梅院境内)
6.専照寺の枝垂れ桜

飯田市伝馬町の「専照寺」、本堂の正面に立つシダレザクラです。大きく広がった枝が釈迦如来の頭上をすっぽりと覆うように花を咲かせます。その神聖な佇まいに、思わず手を合わせたくなる方も多いそうです。
樹齢は約350年。ライトアップも実施されています。
■専照寺の枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市伝馬町2-9(専照寺境内)
7.阿弥陀寺の枝垂れ桜

飯田市丸山町の阿弥陀寺境内に立つ、シダレザクラです。千体仏観音堂を建立した際に、飯田藩主・脇坂候みずからが植えたと伝えられています。
飯田市天然記念物に指定されており、樹高は約11m、幹周りは約4.2mにもなります。門をくぐった瞬間に目の前に広がる、堂々とした樹形に圧倒されます。樹齢は約350年です。
■阿弥陀寺の枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市丸山町2丁目6728(阿弥陀寺境内)
8.増泉寺の天蓋枝垂れ桜

飯田市大瀬木の「増泉寺」、本堂と観音堂の中庭に立つシダレザクラです。
正面の門から眺めると、まるで天蓋のように境内全体を包み込み、枝先は地面に届くほど垂れ下がっています。また、門をくぐると桜の枝が目の高さまで広がり、間近で花を楽しむことができます。
夜はライトアップが行われ、昼間とはまた違う幻想的な雰囲気に包まれます。樹齢は約270年です。
■増泉寺の天蓋枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市大瀬木4066(増泉寺境内)
9.毛賀のくよとの枝垂れ桜

飯田城主が脇坂氏だった頃、付近に住む人々によって植えられた桜と伝えられています。
「くよと」とは供養塔のことで、飯田市毛賀にあるこの桜は、長年にわたり地域の人々の手で大切に守り続けられてきました。桜の根元には秋葉などの石碑と常夜灯が置かれており、今も地元の方々によって燈明が灯されています。樹齢は約350年です。
■毛賀のくよとの枝垂れ桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市毛賀670
10.石塚の桜

飯田市座光寺にある石塚一号古墳の、横穴式石室の上に根を張るシダレザクラです。真下から見上げると、枝が空に向かって広がります。垂れ下がった枝が古墳をやさしく包み込むような姿は見ごたえがあります。
麻績の里舞台桜のすぐそばにあるので、ぜひ一緒に訪れてみてください。樹齢は約250年です。
■石塚の桜
花の見頃(例年):3月下旬〜4月上旬
場所:長野県飯田市座光寺2555
夜桜ライトアップも楽しめます

ライトアップを実施している桜スポットもあり、夜桜めぐりも楽しめます。ライトアップの期間や時間はスポットによって異なるため、公式サイト「桜の開花情報 さくらさく」でご確認ください。
夜桜めぐりのあとは、飯田市名物の「飯田焼肉」もぜひお楽しみください。
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あわせて立ち寄りたい!和菓子めぐりとお土産
桜めぐりのお供に、まちなかの和菓子屋さんをめぐるのもおすすめです。
お土産や地域の特産品をお探しなら、「りんごの里」(長野県飯田市育良町1丁目2-1)や「なみきマーケット」(長野県飯田市本町1丁目15)などがあります。
訪れる際の注意
飯田市の名桜の多くは、個人所有または地域の文化遺産として守られています。所有者や周辺へのご配慮をお願いします。名桜を未来に残すために、樹木にふれたり、花を摘んだり、枝を折ったりしないでください。
駐車場やトイレ施設が整っていないスポットがほとんどのため、おでかけ前に必ずご確認ください。
樹齢数百年の名桜が静かに春を告げる飯田市へ、今年の春は家族でおでかけしてみませんか。
記事を書いた人

大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
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