
【2026】まさに桃源郷!全国の「花桃」名所10選!見頃&見どころ&イベントも紹介
春になると、日本各地でやさしい彩りを見せてくれる桃の花。なかでも観賞用の「花桃」(ハナモモ)は、赤や白、桃色など華やかな花を咲かせ、まるで桃源郷のような景色をつくり出します。
本記事では、親子でおでかけしながら楽しめる全国の花桃スポットを紹介。ドライブで巡れる場所や散策できる名所、イベントが開催される公園など、春のおでかけにぴったりの場所を集めました。
※画像は過去の様子です。見頃は気候により変動しますのでご注意ください
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
花桃(ハナモモ)とは?

「花桃」(ハナモモ)は、花を観賞するために改良された桃の仲間です。
例年3月下旬から4月下旬に見頃を迎え、赤や白、桃色の花が咲きそろい、桃源郷のようなやさしい春の風景が広がります。
古くから親しまれてきた縁起のよい植物

桃は古くから縁起のよい植物とされ、特に中国では災いを除き、福を招くものと考えられてきました。
日本へ伝わったのは弥生時代。「古事記」には、イザナギが黄泉の国から逃げ帰る際、悪鬼に桃を投げつけて追い払ったという記述があり、桃が古くから人々の暮らしと深く関わってきたことがうかがえます。
その後、平安時代には3月3日(旧暦4月3日)に子供の健やかな成長を願う「桃の節句」が行われるようになり、節句を彩る花として桃の花が用いられるようになりました。
江戸時代に広まった観賞用の花桃

江戸時代には観賞用として品種改良が進み、現在でも多くの品種が残っています。
上へ伸びる「立ち性」、枝が柔らかく地面に向かって優雅に垂れ下がる「枝垂れ性」、ほうきを逆さにしたように枝が細かく直立してまとまる「ほうき立ち性」など、さまざまな樹形があります。
こうした違いに注目して見比べてみるのも、花桃の楽しみ方のひとつです。
桃の花との違いとは?

花桃と、果実を食べるために栽培される桃は植物学上の違いはありませんが、一般的には実を収穫するための桃(実桃)と、花を楽しむための桃(花桃)として区別されています。
■実桃の特徴
・果実を食べるために育てられる
・花は桃色で、花弁が一重のシンプルな花が多い
■花桃の特徴
・花を楽しむために育てられる
・花色は赤・白・桃色などがあり、一重咲きや八重咲きなど、さまざまな咲き方がある
それではここから、全国で花桃が楽しめるスポットをご紹介します。
【茨城県古河市】古河公方公園
花桃の見頃:例年3月中旬~4月上旬

茨城県古河市にある「古河公方(こがくぼう)公園」(古河総合公園)は、古河公方館跡や古河公方・足利義氏の墓所が残る歴史ある公園です。
江戸時代初期、古河藩主の土井利勝が薪不足対策として桃を植えさせたことが始まりとされ、1975年の開園を機に観賞用の花桃が植えられ、かつての桃林がよみがえりました。
春になると紅白の花桃が約1,800本咲き誇り、公園一帯がやさしい彩りに包まれます。
イベント情報:第50回古河桃まつり(2026年3月14日〜29日)

2026年3月14日(土)〜29日(日)には、「第50回古河桃まつり」が開催されます。期間中はメインステージでのイベントをはじめ、さまざまな催しが行われます。
また、期間中の土日祝には花桃のライトアップも実施。さらに、古河文学館2階では、「花桃アフタヌーンティー」が提供され、目でも舌でも春を感じられますよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:茨城県古河市鴻巣399-1
花桃の見頃:3月中旬~4月上旬
アクセス:【車】東北自動車道「久喜IC」「館林IC」から約30分
駐車場:あり
【群馬県みどり市】神戸駅
花桃の見頃:例年3月下旬~4月上旬

群馬県みどり市東町は、「花桃の里」として知られるエリアです。なかでも、わたらせ渓谷鐵道「神戸(ごうど)駅」周辺では、線路沿いに咲く花桃と列車の共演を楽しめます。
駅の花桃は、鉄道利用者を増やすことを目的として2000年(平成12年)に植えられたもの。2025年(令和7年)には老木61本が若木に更新されており、春になると花桃と列車が織りなす風景が広がります。

このほか、みどり市北部の東町小夜戸(さやど)・大畑(おおはた)地区には、花桃の一種「しだれ桃」が約2kmにわたって続く「花桃街道」と呼ばれる通りがあり、2,000本以上のしだれ桃が沿道を彩ります。
枝が柳のように垂れ下がるのが特徴で、赤や白、桃色などの花を咲かせ、一重咲きや八重咲きなどさまざまな咲き方を楽しめます。
4月1日(水)〜20日(月)の期間中は、連日18時〜21時にライトアップも行われるので、神戸駅の花桃とあわせて巡ってみるのもおすすめです。
イベント情報:小夜戸・大畑花桃街道 花桃まつり(2026年4月11日〜19日)

2026年4月11日(土)〜19日(日)には、「小夜戸・大畑花桃街道 花桃まつり」が開催されます。期間中はメイン会場周辺にキッチンカーが出店し、花桃を眺めながら食べ歩きも楽しめます。
会場周辺では送迎サービスも実施。駐車場〜メイン会場間を走るワゴン車のほか、花桃街道を巡る電動バス「花桃街道特別便」も運行されるため、気軽に花桃街道を散策できますよ。
■小夜戸・大畑花桃街道 花桃まつり
開催期間:2026年4月11日(土)〜19日(日)
開催時間:催しの内容によって異なる
開催場所:群馬県みどり市東町小夜戸
アクセス:
【車】北関東自動車道「太田藪塚IC」から約50分
【電車】わたらせ渓谷鐵道「花輪駅」から徒歩で約25分
駐車場:あり
■スポット概要&開花情報
所在地:群馬県みどり市東町神戸891
花桃の見頃:3月下旬~4月上旬
アクセス:【車】関越自動車道「嵐山小川IC」から約40分、「花園IC」から約35分
駐車場:あり(花桃まつり開催日と準備日(毎年4月上旬)は駐車場を閉鎖するため駐車できません)
【埼玉県八潮市】中川やしおフラワーパーク
花桃の見頃:例年3月中旬

埼玉県八潮市を流れる中川の河川敷にある「中川やしおフラワーパーク」は、約13,000平方メートルの広さを誇る公園です。
園内では季節ごとにさまざまな花が咲き、ボランティアの人々が日々花の手入れや清掃活動を行うことで、きれいな景観が保たれています。

3月中旬には、園内に植えられた約120本の花桃が見頃を迎え、あたり一面が鮮やかな桃色に染まります。同じ時期に咲く菜の花とのコントラストも美しく、花桃と菜の花が並んで咲く景色を楽しめるのも魅力です。
また、例年3月下旬には「花桃まつり」が開催され、模擬店や音楽イベントなどでにぎわいます。今年の開催はすでに終了していますが、花の見頃は1カ月ほど続くので、親子でゆったり花桃と菜の花の競演を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県八潮市大字木曽根2300-2
花桃の見頃:3月中旬〜4月中旬
アクセス:【電車】つくばエクスプレス「八潮駅」から東武バスに乗車、「中川やしおフラワーパーク入口」バス停で下車後すぐ
駐車場:あり
【埼玉県東秩父村】花桃の郷
花桃の見頃:例年3月下旬~4月上旬

埼玉県東秩父村は、「桃源郷」とも称される春の名所。春になると、山里の風景が鮮やかな桃色に染まります。

この景色は、荒廃した農地を活用するために地域住民が花桃を植え始めたことから広がったもの。現在も地区のボランティアが管理しており、村内のさまざまな場所で花桃を見ることができます。
なお、2026年は例年開催されている「花桃まつり」は行われませんが、花桃の時期にはのぼりが掲げられ、訪れる人を温かく迎えてくれます。春の花景色をゆったり楽しんでみてくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父郡東秩父村大内沢1118−1
花桃の見頃:3月下旬~4月上旬
アクセス:【車】関越自動車道「嵐山小川IC」から約40分、「花園IC」から約35分
駐車場:あり
【長野県阿智村】花桃の里
花桃の見頃:例年4月中旬~下旬

長野県阿智村にある「花桃の里」は、日本一の桃源郷とも称される花桃の名所。1本の木に赤・白・桃色の花を咲かせる「三色花桃」を中心に、阿智村全体では約10,000本の花桃が植えられています。
桜のあとに見頃を迎えるため、桜とあわせて長く春の花を楽しめるのも魅力です。
はなもも街道
花桃の見頃:例年4月上旬~下旬

伊那谷と木曽谷を結ぶ国道256号線は「はなもも街道」と呼ばれ、約40kmにわたって沿道に約5,000本の花桃が植えられています。
中央自動車道「園原IC」からほど近く、春限定のドライブコースとしても人気です。
昼神温泉郷
花桃の見頃:4月上旬~中旬

散策しながら花桃を楽しむ場合は、「昼神温泉郷」(見頃:4月上旬~中旬)周辺がおすすめ。阿知川沿いや朝市広場周辺を中心に、約200本の花桃が咲き誇ります。
なお、公共駐車場は約100台と少ないため、昼神温泉で花桃を鑑賞する場合は宿泊利用がおすすめです。日帰りの場合は、旅館の有料駐車場の利用も検討してみてくださいね。
イベント情報:花桃まつり(2026年4月15日〜5月5日を予定)

2026年4月15日(水)〜5月5日(火・祝)には、花桃の里エリアで「花桃まつり」の開催が予定されています。約4kmの道のりに約5,000本の花桃が植えられ、色とりどりの花が咲き誇る圧巻の景色を楽しめます。
このほか出店の詳細などは公式サイトで順次公開されるので、こまめにチェックしてみてください。
■花桃まつり
開催期間:2026年4月15日(水)〜5月5日(火)
開催時間:確認中
開催場所:長野県下伊那郡阿智村智里
アクセス:【車】中央自動車道「園原IC」からすぐ
駐車場:あり
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県下伊那郡阿智村智里
花桃の見頃:4月中旬~4月下旬
アクセス:【車】中央自動車道「園原IC」からすぐ
駐車場:あり
【長野県駒ヶ根市】花桃の里
花桃の見頃:例年4月初旬~下旬

西に中央アルプス、東に南アルプスの雄大な山々に囲まれた、長野県南部の駒ヶ根市。
中央自動車道「駒ヶ根IC」から車で約20分ほど走ると、百々目木川(どどめきがわ)沿いに広がる「花桃の里」が現れます。

川沿いには約830本の花桃が植えられ、1本の木に赤・白・桃色の花を咲かせる「三色花桃」も見られます。
川のせせらぎや鳥の声に耳を傾けながら、色とりどりの花桃が彩る景色を楽しんでみてくださいね。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県駒ヶ根市中沢 6295-1
花桃の見頃:4月初旬~下旬
アクセス:【車】中央自動車道「駒ヶ根IC」から約20分
駐車場:あり
【長野県上田市】信州武石余里一里 花桃の里
花桃の見頃:例年4月中旬~5月上旬

長野県上田市武石余里にある「花桃の里」では、花咲かじいさんクラブが育てた約2,000本の花桃が、約4kmにわたって咲き連なります。地元では「世界で一番きれいな2週間」とも称される、春の名所です。
満開の時期には花桃の里入口からマイカーの自主規制が行われるため、「一万歩駐車場」に車を停め、シャトルバスでアクセスします。里内は車の通行がないため、小さな子供連れでも安心して散策できますよ。

さらに、花桃を眺めながら歩ける散策コースも整備されています。
山畑に咲く花桃を間近に見られる「ホドガイコース(約0.3km)」、高台から花桃を見下ろせる「中央農道コース(約1.2km)」などがあり、ペースにあわせて散策を楽しめます。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県上田市武石余里
花桃の見頃:4月中旬~5月上旬
アクセス:【車】上信越道「上田IC」から約40分
駐車場:あり
【福島県福島市】花見山公園
花桃の見頃:例年3月下旬~4月中旬

福島県福島市にある「花見山公園」は、写真家の故・秋山庄太郎氏が毎年のように訪れ「福島に桃源郷あり」と称賛したことで知られる公園です。
現在では全国から多くの人が訪れる、福島県を代表する花の名所として親しまれています。

天気の良い日には吾妻連峰や安達太良連峰を望め、花見山の山頂からは咲き誇る花々の向こうに福島市街地を一望できるのも魅力です。
また、「ふくしま花案内人」による案内も行われており、花の見どころなどを教えてもらいながら散策できます。同行案内を希望する場合は、花見山公園前観光案内所(ログハウス)で受け付けています。
■スポット概要&開花情報
所在地:福島県福島市渡利
花桃の見頃:3月下旬~4月中旬
アクセス:
【車】東北自動車道「福島飯坂IC」から約30分
【電車】JR「福島駅」から臨時バス「花見山号」を利用
駐車場:あり(花見山の開花シーズンは交通規制を実施。福島駅周辺の有料駐車場またはマイカー臨時駐車場〈あぶくま親水公園〉を利用)
【福島県福島市】花やしき公園
花桃の見頃:例年4月上旬~中旬

福島県福島市にある「花やしき公園」は、花桃やレンギョウなど多くの花木が彩る花の名所です。
春になると園内は色とりどりの花に包まれ、やさしい景色が広がります。

この地域ではかつて養蚕(ようさん)が盛んでしたが、衰退とともに桑畑が放置されるようになりました。荒れ地になるのを防ごうと地元の人たちが花桃を植え始めたことがきっかけで、現在では約7,000本の花木が咲く花の公園として親しまれています。
そんな地元の人たちの想いが込められた花々の景色を、親子でゆったり楽しんでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要&開花情報
所在地:福島市飯野町字東鎮石内(しんしゃくうち)地内
花桃の見頃:4月上旬~4月中旬
アクセス:【車】東北自動車道「福島西IC」から約30分
駐車場:あり
【山梨県笛吹市】駒沢農園
花桃の見頃:例年4月上旬~中旬

山梨県笛吹市にある「駒沢農園」では、農園の方のご厚意により、春の時期限定で花桃や菜の花が咲く景色を一般開放しています。
農園は2カ所に分かれており、往復15分ほどで散策できます。期間限定でお花見売店も開かれ、お土産などをチェックするのも楽しみのひとつです。

中央自動車道「釈迦堂PA」から専用の階段を上って訪れることもでき、気軽に立ち寄れるのも魅力。
釈迦堂遺跡博物館の近くにあり、甲府盆地を見渡す景色も楽しめるため、あわせて訪れてみるのもおすすめです。
■スポット概要&開花情報
所在地:山梨県笛吹市一宮町千米寺
花桃の見頃:3月下旬~4月上旬
アクセス:【車】中央自動車道「釈迦堂PA」から約10分
駐車場:あり
花桃に劣らぬ美しさで人々を魅了する「桃の花」の名所もチェック!
ここまでは、お庭や公園を彩る観賞用の「花桃」を紹介しましたが、夏に旬を迎える「実桃」の花も、春に見頃を迎えます。
桃の名産地と知られる山梨県は、富士山や南アルプスといった雄大な山々との共演を楽しめる「桃の花」の名所。春の締めくくりにぴったりな、清々しい景色を親子で堪能しませんか?
【山梨県韮崎市】新府桃源郷
桃の花の見頃:例年4月上旬~中旬

山梨県韮崎市の北西部に広がる「新府(しんぷ)桃源郷」は、果実を収穫するための桃畑が約60ヘクタールに広がり、春には桃の花が咲き誇る景色で知られるスポットです。
山梨県内でも比較的開花が遅いエリアのため、ほかの桃の花を見逃してしまった場合でも楽しめるのがうれしいポイント。四方には富士山や八ヶ岳、茅ヶ岳、南アルプスなどの山々が広がり、桃の花と雄大な山の景色と一緒に眺められます。
赤や白、桃色の花が咲きそろう花桃の景色は、春のおでかけにぴったり! ドライブや散策を楽しみながら、親子でお気に入りの花桃スポットを見つけてみてくださいね。
記事を書いた人

わかめ
ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディナを演奏する子育て主婦です。人前に出るとすぐにお腹が痛くなります。
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