
【2026北陸・甲信越】まさに天空の花畑!ニッコウキスゲの群生地8選 初夏の絶景がいよいよ見頃
ニッコウキスゲは、主に山地の湿原や高原に咲く黄色い可憐な花。鹿の食害などにより数が減り、群生地は貴重になってきています。
今回はそんなニッコウキスゲの名所を北陸・甲信越エリアからご紹介! 例年7月上旬から下旬にかけて見頃になるスポットが多く、早いところでは5月下旬から咲き始めます。
また、避暑地と呼ばれるような標高の高い場所に咲くため、暑い日のおでかけにもぴったり。車やゴンドラリフトで登れるスポットもありますよ。歩きやすい靴や下準備をしっかりして、安全に楽しくおでかけしましょう♪
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
※画像は過去の様子であり、現状とは異なる場合があります。また見頃はその年の気候により変動しますのでご注意ください
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)とは?

別名ゼンテイカとも呼ばれるニッコウキスゲ(日光黄菅)は、初夏から盛夏にかけての代表的な高山植物です。黄色いラッパ状の花は、夏の登山者にとても人気があります。
朝になると太陽に向かって開花し、夜にはしぼんでしまうのが特徴のひとつ。一輪の花の寿命は一日限りですが、ひと株に5~7輪ほどの蕾をつけ、一日一輪ずつ順番に咲いていきます。群生地では、開花のピークを迎えると、黄色い絨毯のような景色が広がります。
また見頃のタイミングをはかるのが難しい花でもあります。当たり年と外れ年がはっきりしているともいわれ、ある年は一面に咲き誇り、翌年は数えるほどしか咲かないこともあります。
鹿の大好物!?
ニッコウキスゲは、ニホンジカの大好物で、群生地では鹿による食害が深刻化しています。そのため多くの群生地では、鹿の侵入を防ぐための柵が設置されるなどの保護活動が行われています。
成長が遅く、傷つくと回復に時間がかかる
ニッコウキスゲは種をまいてから咲くまでに約7年かかります。そのため、獣害や気候変動などで数が減ると簡単に増やすことができません。
美しい群生地を守るため、保護活動に理解を深め、おでかけした際も花を傷つけないよう注意しましょう。
ニッコウキスゲを見に行く前にここをチェック!

ニッコウキスゲの群生地は、湿原や高原といった自然豊かな場所にあります。
駐車場から歩いてすぐの観光スポットや、ハイキングを楽しみながらアクセスする場所など、スポットごとに環境が異なるため、事前にしっかりリサーチをして適した装備ででかけましょう。
服装のポイント

ここでは、ハイキングが必要なケースを想定した服装の例をご紹介します。
●服装:虫刺されやケガ防止、ヤマビル対策のため、季節を問わず長袖・長ズボンが安心。日差し対策の帽子もお忘れなく。
●雨具:天候が変わりやすいためレインウェアを携帯しましょう。上下セパレートタイプが◎
●防寒具:平地より気温が低いため、コンパクトになるフリースなどが必要です。
●靴:履き慣れたスニーカーかトレッキングシューズが必要。滑りにくく防水性が高いと安心です。
●リュックサック:両手が空くリュックタイプなど。
あると便利&安心な持ち物

群生地までハイキングをしてアクセスするのであれば、飲み物や軽食(チョコレート、ナッツバーなど)はもちろん、タオルや軍手も持っていくと安心。
虫よけスプレーや虫刺されの薬、日焼け止め、絆創膏や消毒薬のほか、場所によっては熊鈴や熊よけスプレー、ヒル対策グッズなども用意しておくといいですね。
また、ゴミを持ち帰るためのビニール袋は必ず持参しましょう。
その他の注意点

ニッコウキスゲの群生地へでかける前に、下記もチェックしておきましょう。
●トイレ情報を知っておく
多くの群生地では、トイレは駐車場や登山口のビジターセンターなどにしかありません。広大な湿原の中にはないことがほとんどです。おでかけ前に場所を確認し、散策を始める前に済ませておくと安心です。
●マイカー規制やバスの運行状況に注意
見頃の時期は、自然保護や交通渋滞緩和のため、自家用車の乗り入れが規制される場所もあります。その場合は、麓の駐車場に車を停め、シャトルバスに乗り換えます。
路線バスも季節運行だったり本数が少なかったりするので、必ず公式サイトで最新の交通情報を確認してくださいね。
●開花状況の確認を
鹿による食害や気候変動で、開花状況が大きく変動します。事前に地元の観光協会などで確認してからでかけましょう。
それではここから、甲信越エリアにあるニッコウキスゲの名所をご紹介します。
【福井県勝山市】JAM福井勝山マウンテンリゾート(旧スキージャム勝山)

「福井県立恐竜博物館」から車で約10分、白山連峰の山なみを望む標高約800mの高原に広がる「JAM福井勝山マウンテンリゾート」。
グリーンシーズンは芝そり体験や水遊びなど子供が大喜びするアクティビティが充実した高原リゾートになり、例年5月下旬から6月中旬にかけて正面ゲレンデのリフト沿いに幅10m・長さ200mにわたって約1万株のニッコウキスゲが咲き誇ります。

山吹色の花がゲレンデに咲き広がる景色はとても新鮮。リフトに乗って、初夏の風を感じながら花畑を眺めるのも気持ちがいいですよ。
敷地内には、ふわふわ遊具や芝そり、パークゴルフ、パラグライダーなどアクティビティが充実しているほか、日帰り温泉もあり、家族みんなで思い出に残る時間を過ごせます。
■スポット概要&開花情報
所在地:福井県勝山市170-70
例年の見頃:6月上旬
アクセス:【車】中部縦貫自動車道「勝山IC」から約20分
【電車】えちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山駅」からタクシーで約20分
駐車場:あり
【石川県白山市】白山高山植物園オープンガーデン

富士山・立山と並ぶ“日本三霊山”のひとつ・白山(はくさん)を望む、「白山高山植物園」。標高約800mの斜面に広がり、白山の植生を再現している植物園で、花畑が見頃になる例年6月上旬から7月上旬の1カ月間だけ開園します。
白山より雪解けが早いためひと足早く高山植物が咲き始め、例年6月中旬からはニッコウキスゲが見頃に。

ほかにも、シモツケソウ、ハナチダケサシ、タカネマツムシソウなど約50種類・10万株の可憐な花々が、白山の雄大な景色を背景に咲き誇ります。
入園には保全協力金500円が必要ですが、高校生以下は無料なのがうれしいポイント。
大汝峰(おおなんじがみね)、御前峰(ごぜんがみね)、別山(べっさん)を一望できる景色も必見です。
■スポット概要&開花情報
所在地:石川県白山市白峰
例年の見頃:6月中旬~7月上旬
開園期間:2026年6月6日(土)~7月5日(日)
アクセス:【車】北陸自動車道「白山IC」から約70分
【電車】JR「金沢駅」から日帰りバスツアー利用が便利(白山市公式観光サイトで要詳細確認)
駐車場:2026年は利用不可(指定場所からの無料シャトル送迎を利用)
【新潟県阿賀町】たきがしら湿原

新潟県阿賀町の山あいに広がる「たきがしら湿原」は、全国でも数例しかない水田跡に人工的に造られた珍しい湿原です。
春から秋にかけてザゼンソウ、ミズバショウなど多彩な湿性植物が次々と花を咲かせ、季節ごとに表情を変える自然景観が魅力。

例年5月下旬~6月下旬にかけて、湿原一面に鮮やかな黄色のニッコウキスゲが咲き誇り、多くの写真愛好家が訪れます。
遊歩道が整備されているため、親子で気軽に散策しながら湿原植物やトンボ、野鳥などの生き物を間近で観察できるのが魅力。ガイドによる案内(要予約)も利用できるので、初めての人でも安心してじっくり楽しめます。
■スポット概要&開花情報
所在地:新潟県東蒲原郡阿賀町七名乙3267-1
例年の見頃:5月下旬~ 6月下旬
アクセス:【車】磐越自動車道「津川IC」から約40分
駐車場:あり
【新潟県湯沢町】三国山

新潟県と群馬県の県境に位置する三国山は、登山口が国道17号線沿いにあり、日帰りで山頂を目指せる人気の山です。
登山コースの難易度は初級者向けですが、往復3時間~4時間半ほどかかるため、体力のある小学生以上におすすめ。

春から夏にかけては、御阪三社神社(三国権現)から山頂までの登山道をさまざまな高山植物が彩り、例年7月中旬〜下旬にはニッコウキスゲの大群落が見頃を迎えます。
緑の草原に広がる黄色の花畑は圧巻のひとことで、山歩きの疲れが一気に吹き飛ぶほどの絶景! 親子でやり遂げた達成感とともに、忘れられない夏の思い出になるはずです。
■スポット概要&開花情報
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町(三国峠登山口)
例年の見頃:7月中旬~下旬
アクセス:【車】関越自動車道「湯沢IC」から国道17号線経由で約30分(三国トンネル新潟側手前の登山口駐車場)
【電車】JR上越線「越後湯沢駅」からバスに乗車、「浅貝」バス停で下車後、登山口まで徒歩で約50分
駐車場:あり
【新潟県佐渡市】大野亀(トビシマカンゾウ)

佐渡島北部の外海府海岸にそびえる「大野亀」は、標高167mの一枚岩が日本海に突き出した圧巻の景勝地です。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」2つ星にも選ばれたこの巨岩の周辺一帯に、例年5月下旬~6月上旬になると約50万株・100万本ものトビシマカンゾウが咲き誇ります。

トビシマカンゾウはニッコウキスゲの変種といわれており、山形県酒田市の飛島(とびしま)と、佐渡島に自生する貴重な固有の植物。ニッコウキスゲより花が大きく草丈も高いのが特徴で、黄色のじゅうたんが広がる風景は一度は見てみたい絶景です。
大野亀はニッコウキスゲの仲間の群落として日本最大級の名所で、見頃になると全国から多くの旅人やカメラマンが海を渡って訪れます。
イベント情報:佐渡カンゾウWEEK・郷土芸能披露(例年5月末~6月中旬)

例年5月末~6月中旬の期間には、毎年「佐渡カンゾウWEEK」を開催。期間中は大野亀周辺でトビシマカンゾウの群落を自由に観賞でき、地元の人たちによる海府太鼓、鬼太鼓、佐渡民謡などが楽しめます(2026年は終了)。
毎年、見頃のピーク時期は佐渡汽船や宿が混雑するため、早めの予約がおすすめです。
■スポット概要&開花情報
所在地:新潟県佐渡市願
例年の見頃:5月下旬~6月上旬
アクセス:【車】両津港から車で約55分、小木港から車で約110分
【バス】両津港から新潟交通佐渡「内海府線」で「大野亀」バス停で下車後、徒歩で約1分(土日祝日は前日17時までに要予約)
駐車場:あり
【長野県小諸市】高峰高原

標高2,000mの雲の上のお花畑へおでかけしてみませんか?長野県小諸市の「高峰高原」は市街地から車で約45分、東京・新宿から直行バスで約3時間と、アクセスしやすい絶景スポットです。
例年7月上旬になると一帯がニッコウキスゲの鮮やかな黄色で埋め尽くされ、高原に夏が訪れます。青い空とどこまでも続く緑の山々、そして黄色い花のコントラストは絵画のような美しさ!

「高峰高原ビジターセンター」に車を停めて、すぐに散策を始められるのもうれしいポイント。同じ時期にはハクサンシャクナゲやハクサンフウロなど、さまざまな高山植物が可憐な花を咲かせます。
散策のあとにカフェでソフトクリームを食べるのも、子供にとっては最高の時間ですよ♪
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県小諸市高峰高原
例年の見頃:7月上旬~8月上旬
アクセス:【車】上信越自動車道「小諸IC」から約45分
【電車】JR北陸新幹線「佐久平駅」からバスで約50分/「新宿バスタ」から直行バスで約3時間
駐車場:あり(高峰高原ビジターセンター駐車場など)
【長野県諏訪市】霧ヶ峰高原 霧ヶ峰自然保護センター・車山肩・富士見台

長野県の霧ヶ峰高原にはニッコウキスゲの群生地が点在し、かつては一面が橙色に囲まれていた場所。近年ニホンジカの食害に対して、保護活動が続けられています。
網フェンスや電気柵などで食害を防ぎ、2000年代以前とくらべると範囲は狭まったものの、今も見事な花畑が広がっています。
2026年現在、ニッコウキスゲが観賞できるのは、「ビーナスライン」のドライブを楽しみながらアクセスできる「霧ヶ峰自然保護センター園地」や、「車山肩」「富士見台」付近です。

ニッコウキスゲを観察したあとは、「車山高原」にも立ち寄るのもおすすめ。2本のリフトを乗り継ぎ、空中散歩を楽しみながら標高1,925mの車山山頂を目指しましょう。
山頂からの360度の大パノラマは、まさに圧巻のひとこと! 八ヶ岳や南アルプス、富士山までも見渡せる壮大な景色に、きっと親子で感動するはずです。
なだらかな遊歩道が整備されているので、体力に自信がない子供でも、高原の爽やかな空気を感じながらのんびりハイキングを楽しめますよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県諏訪市四賀霧ヶ峰7718
例年の見頃:7月上旬~下旬
アクセス:【車】中央自動車道「諏訪IC」から40~50分
駐車場:あり
【長野県山ノ内町】志賀高原 東館山高山植物園

長野県の志賀高原にある「東館山高山植物園」は、夏でも涼しく、たくさんの高山植物に出会える“天空の花畑”です。
標高2,000mの位置にありますが、ゴンドラで手軽にアクセスできるのが魅力。麓の発哺(ほっぽ)温泉から「東館山ゴンドラリフト」に乗り、山頂まで約7分間の空中散歩が楽しめます。
満開の時期には山の斜面を黄色く染めるニッコウキスゲの大群落が眼下に広がり、まるで黄色い絨毯の上を進んでいるかのよう。子供もきっと釘付けになるはずです。

山頂の植物園では、ニッコウキスゲはもちろん、コバイケイソウ、シガアヤメなど、貴重な高山植物たちが迎えてくれます。整備された遊歩道を歩きながら、親子でゆっくり自然観察を楽しみましょう!
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県下高井郡山ノ内町志賀高原東館山
例年の見頃:7月下旬~8月上旬
アクセス:【車】上信越自動車道「信州中野IC」から約50分
【電車】長野電鉄「湯田中駅」からバスで約40分
駐車場:あり
青空に映える黄色いニッコウキスゲ。夏休み期間と見頃が重なるスポットもあるので、ぜひ親子旅の候補に加えてみてくださいね。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
- ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。